雪だるま倶楽部

日々を離れ
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堀田家住宅

2010年05月21日 | 愛知散策
江戸時代中期に建築されたと伝えられている
豪商の屋敷
津島の堀田家住宅を訪れた

      

2反ほどの敷地を持ち
国の重要文化財にも指定されている

   

堀田家は武家の一門
寛政重修諸家譜なる書物がある

   

徳川家光の時代に編纂された
寛永諸家系図伝という
大名家
旗本から提出された記録に基づく家系図
その続編である

   

それによると
紀 長谷雄の子孫となっている
紀長谷雄と云われても解らないが
醍醐天皇の侍読を務めた人物で
最後の遣唐使では
副使に任命された人物と云えば何となく理解できる

   

所謂
平安貴族時代の重鎮の子孫という訳だ

  

その堀田家は
関ヶ原の戦い以降に
徳川家に仕えた家系
堀田正吉の時代の事である

       

母方が稲葉正成の先妻との間の子であったという記録が残っているから
稲葉氏の後妻
かの有名な
春日局の支援を受けたことだろう

       

改易などの憂目もみたが
幕末まで
家系を残した一族

       

主屋と3棟の土蔵
主屋は桁行7間半
梁間7間
切妻造重層桟瓦葺
という立派な旧家を
今日まで残している

      
コメント (16)
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