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雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

中央公会堂

2015年12月11日 | レトロビル内訪


鉄骨煉瓦造
地上3階地下1階建



各種の講演
会合などが催される施設



中之島公会堂は通称



岩本栄之助の寄付によって
造営が始まった
日本有数の公会堂建築物



平成11年から約4年の月日を修繕に費やし
蘇ったネオ・ルネッサンス様式



舞台ホールも
さながら異国へ迷い込んだかのよう



今もなお
輝き続ける建造物



時折
訪れ撮影したくなる

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船場ビルデイング

2015年05月26日 | レトロビル内訪
竣工時の姿のままのビル



オフィスと住宅をあわせもつ
ユニークで革新的なビルとして登場した



トラックや荷馬車などを引き込めるように
設計されたビルの入り口は
大変珍しい



ビル内部に
吹き抜けの構造がある



吹き抜け部分に天井は無く
直接太陽光も入り込んでくるし
雨も降ってくる



戦災にも耐え



今日まで
大正時代のロマンを残している



1階の床は木材



至るところ
味わいのあるビルである

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大阪農林会館

2015年04月16日 | レトロビル内訪
三菱商事大阪支店として
三菱地所が設計し建築されたビル



農林会館と呼ばれるようになったのは



昭和24年に
株式会社大阪農林会館に売却されたためである



農林省資材調整事務所として
20年ほど利用されたが



昭和47年よりは
貸ビルへと移行している



古いビルならではの
味わいのある内部



多くの店が入店しており



気軽に内部散策できる



味わいのあるビル
減少し続けているが
このビルはいつまでも
残していってほしいと願う

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大阪中央公会堂

2015年04月10日 | レトロビル内訪


株式仲買人
岩本栄之助の寄贈により
財団法人公会堂建設事務所が設立され
建設計画が始まった



海外視察をした岩本は
アメリカの
富豪たちによる
慈善事業や寄付の習慣に強い印象を受けたことで
寄進を思い立ったとか



辰野金吾
片岡安が
設計をしている



鉄骨煉瓦造地上3階
地下1階建



ネオ・ルネッサンス様式を基調とした造り



平成14年には
国の重要文化財に指定



老朽化に伴う
耐震工事も行われ
現在では
音楽祭など数々のイベントに利用されている



館内ガイドツアーも行われており



気軽に
当時の風景に浸ることが出来るだろう

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ダイビル

2014年05月15日 | レトロビル内訪
大阪ビルヂング
それを略称して、大ビル→ダイビル



大正14年に
中之島の地に
このビルは建築された



ネオ・ロマネスク様式の名建築



大規模な事務所ビルとしてオープンしている



こちらのビル
老朽化から平成21年に解体となったが



当時の面影を残したまま
地上22階のビルへと建て替えられたもの



低層部は8階層までは
旧ビルと同じ階層でレンガ造り
外装に使っているレンガの約8割
石材の装飾品は
可能な限り再利用されたもの



往年の姿を思い出させられる



ダイビル本館として
第二の生が始まった

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新荒川ビル

2013年09月02日 | レトロビル内訪
都会の
立体的な空間を
最も意識したと



そう思わずにはいられないビル



ビルの立地は
新なにわ筋と
千日前通りが交差する
汐見橋交差の南東の角



目の前には



阪神高速15号堺線の
高架が走っている



阪神高速線は
東から南へと
カーブしており



そのカーブに沿うように
このビルも
バームクーヘンを半分に切ったような
構造をしている



建築が始まったのは
1969年
阪神高速15号堺線は1970年開通



目の前で湾曲した高架が作られるのを見ながら
この建物は建築されたらしい
湾曲した分
間取りや配管に無駄が多すぎると評されるが
見るには面白い建物である

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大阪市中央公会堂

2013年08月05日 | レトロビル内訪
北浜の風雲児
そう呼ばれた一人の男が



明治42年の渡米実業団に参加し
アメリカの
公共施設の立派さや



富豪たちによる
慈善事業や
寄付の習慣に驚かされ



帰国後に
遺産と私財を寄付したことから



大阪市中央公会堂は
建築が行われることとなった



日本有数の
公会堂建築物として
平成14年
重要文化財に指定されている



ネオ・ルネッサンス様式を基調とし
バロック的な壮大さを持ち併せている
と、評されるこの建物



豪華な造りは



見る者の目を奪う

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大阪農林会館

2013年08月02日 | レトロビル内訪
またもやこの空間に迷い込む



三菱地所が
昭和5年に完成させたビル



モダニズム



装飾はあるが
最小限に留められ



機能美が優先される



まるで
船舶の艦内に迷込んだかのような
錯覚に陥る



迷い込んだ先には
シャッターを押したくなる空間が広がる



とにかく撮影が面白い



再度
このビルに内訪した

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船場ビル

2013年07月31日 | レトロビル内訪
今では当たり前になっているが



オフィスビルと
住宅が



一つのビルに混在するのは



大正時代においては
大変珍しい建築様式だった



ビルの中央部には
細く天を仰ぎ見ることのできる空間が広がる



ビルの中にあって
公園に居る気分にさせられる



大正時代の雰囲気を
余すところなく残すこのビルは
太平洋戦争の空襲で焼け落ちることなく



今日まで
竣工時のままの姿を留め



訪れるたびに
懐かしい感慨に浸らせてくれる

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伏見ビル

2013年07月29日 | レトロビル内訪
当初は澤野ビルヂングと呼ばれ



ホテルとして建築されたこの建物



入口の花壇が独特の風景を醸し出している



元々がホテルだけあって
簡便な間取りであり



白い壁と
古いガラス窓
そして
配管が魅力的に映える



現在はテナントビルとして利用されており



ホテルであった当時の面影は
残されていないが



ビルの内部は
不思議な温かみがある



窓から優雅に外を眺めて過ごすのが
似合うビルである

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新井ビル

2013年07月26日 | レトロビル内訪
現在は
有名洋菓子店
五感旬菓子が営業しており



洋菓子店のイメージが先行するが



このビルは
元々、報徳銀行大阪支店



そういう知識を持って
ビルの内装を眺めれば



なるほど
銀行らしく見えてくるから不思議



店内を見下ろすように
回廊があるのは
当時の銀行のポピュラーな設計



銀行は
戦前の金融恐慌で倒産



その後は証券会社として営業



今日では
上記のごとく
有名洋菓子店



時代の遍歴を
このビルも見てきたことだろう
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芝川ビル

2013年07月24日 | レトロビル内訪
江戸時代に
唐物貿易の豪商として知られた
芝川家



時代の変動を読み切って
唐物貿易業を見限り
不動産業へと転身するのだが



その4代目が
芝川又四郎



彼が家長を務める年間に発生した関東大震災



震災を目の当りにし
それまで
煉瓦造2階建洋館と
日本家屋
土蔵
で構成されていた屋敷を



鉄筋コンクリートのビルへと建て替えた



それが芝川ビル



現在はテナントビルとして
雑貨、飲食、洋菓子店などが入居



モダンな内装が一際美しい

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細野ビルヂング

2013年07月22日 | レトロビル内訪
戦前からの雄姿を留めるビル



地下鉄
西長堀駅からほど近い
西区の区役所の並びに
このビルは建っている



名前のとおり
こちらは土木建築業を営んでいた
細野組の本社ビルであったが



戦後はテナントビルとして活躍



現在はアート展示関係へスペースを開放し
各種展示会などが催されている



ビル内は独特の造り



撮影はできなかったが
このビル
柱の間隔
柱の厚さ
階層ごとのデザインの差など



遠近法を多用し



平面的な空間を広く感じさせるトリックアート的な構造となっている



ビルの面白さ
ここに極まれり
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青山ビル

2013年07月17日 | レトロビル内訪
元々は個人の邸宅というから
内部は少し複雑な造り



落成当時は3階建の建物であり
地下室も備えていた



イタリア製ステンドグラスや
ガラス窓が特徴的なビルで



戦後はGHQ将校の施設としても使用されていたそうで



戦後復権後
変換され
減殺のような賃貸ビルとして営業



4階・5階が増築されたのは
その頃だという



スパニッシュ風建築物ということで



柱の処理も鮮やか



今回の写真では紹介していないが
この建物は蔦に覆われており
その蔦は甲子園の蔦の株分である

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泉布観

2013年06月19日 | レトロビル内訪
ここ数年
老朽化から
公開中止になっていた泉布観



3年ぶりの公開ということで
公開3日間
連日の行列となった



明治4年
造幣局の応接所として設計された建物で
現存する
大阪市最古の洋館



泉布観とは
「泉布」=貨幣
「観」=館
つまり、貨幣の館という意



明治天皇が命名したと伝えられている



公開されたのは
ちょうど桜の咲くころ



国の重要文化財にも指定された建物で
老朽化が激しかったことから
ふるさと納税の寄付金を財源として修理補修
ようやくの公開となった



Thomas James Watersが設計した建物



完成の翌年には
明治天皇も
3度も僥倖



白い漆喰塗りの壁が
南国を連想させる

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