新型コロナ一色の日々が続いています。TVではPCR検査の話ばかりやっていますが、検査は検査であって根本的な解決策ではないと思います。医師が必要とする検査は迅速に出来る体制にするのは大切ですが、それ以上についてはどうなのだろうという気もします。
政府もTVに流されたのか、先日は歯科でPCR検査を受けられるようになんてニュースがありましたが、院内感染する場所が増えるだけだし歯科医も逆に歯の患者が寄り付かなくなるのでやらないでしょうに。
コロナ関連で言えば、重篤な患者への人工呼吸器の使用が言及される事も多い。実は私は人工呼吸器についてあまり知りませんでした。まず、酸素マスクと人工呼吸器は全く違う別物だという事。人工呼吸器は機械で呼吸をさせたり補助したりするもので、酸素マスクは自発的の呼吸が出来ている。重篤さのレベルが違うのです。
それから、人工呼吸器の使用には医師や看護師などのみなさんが管理し続けなければならないという事。機器の設定等も症状の推移に合わせて調整も必要で、経験と知識がかなり重要。つまり、機械だけ製造できても一朝一夕には劇的に人工呼吸器の稼働数を増やすことは難しいという事なのです。だから、一般の外来診療は空いているというところもあるのに、「医療崩壊」と言われている訳。
そして、患者自身の側からしてもかなり辛いものになるのが、この人工呼吸器だというのも大切な事だそうです。TVでコメンテーター達が簡単に言う様なものでないのは間違いない。
だから、患者を増やせない。
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