日大アメフト部の廃部が決定した。寮内での違法薬物による逮捕者が複数名出たほかに、同事件での学校側の対応に世論の風当たりも強いこと、それに2018年に同部ではコーチ・監督による悪質タックルの指示で長期の活動停止処分を受けての今回だけに、廃部もやむなしとの意見が強い。
日大アメフト部は、日本の大学アメフトを語るときに外せないほどの存在。特に戦後から1980年代にかけてはショットガンフォーメーションを武器に、毎年のように関東を制し、こちらも毎年のように関西を制した関学と甲子園ボウルで日本一を争うのが常だった。アメフト自体が競技として広がっていったことや、日大アメフト部のあまりにも厳しい指導が問題になった時期もあったりしましたが、近年は毎年優勝はしなくとも常に優勝争いに絡むトップクラスの存在として活動を続けていた。
昔から、甲子園ボウルとかを見ていた者としては、正直に言うとたまらなく寂しいし残念だと思う。しかし、廃部以外にあるのかと問われれば廃部しかないだろうなとも思う。
何年かしたら、どうせ復活するのだろうと思われているのかもしれません。大学自体の規模はあまりにも大きく、今現在致命的な経営危機にあるわけではありませんから、多分 署名集めとかやって部活動自体は復活することでしょう。
しかし、今から数年の空白期間の間にアメフトの有望選手は早慶や法政などの有名かつ強豪校に流れていくでしょうし、過去の栄光はあっても有望選手が入学してくるのも難しい状況で、今のような毎年のように優勝を狙えるチームに戻るのは至難の業というしかなさそう。一つの時代が終わった…のかな?