大相撲名古屋場所は白鵬が14勝1敗で優勝を飾りました。10日目には4人が1敗で並ぶという大混戦の名古屋場所も意地で抜け出した横綱の強さを感じました。
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白鵬は、先場所よもやの逆転を許したが今場所は最後まで強さを見せ付けた。初日・2日目と少し時間が掛かる相撲だったために解説者から衰えたと言われてしまうが、相撲内容的には敗れた1番も含めて危なげない優勝でした。11日目の照ノ富士戦は、相手の強さを感じる一番でしたが1枚上手を生かして勝ちきった。これが事実上の優勝決定戦だった。
照ノ富士は11勝4敗だったものの、相撲内容はもはや横綱相撲。敗れたのは全て横綱・大関戦のみ、相手十分でも相手は攻め切れずに結局照ノ富士の十分になって勝利。下位力士に対する安定感も特筆ものでもあり、大関昇進は通過点になるだろうと先場所書いたのですが、その通りの内容。但し、立会いがイマイチで相手十分になる相撲が多く、負けた相撲はそこから脚攻めを絡められて敗れた。そこが課題。
鶴竜は12勝3敗で千秋楽まで優勝争いを持ち込む事ができた。照ノ富士戦と白鵬戦は横綱らしい相撲でしたが、他の相撲は安定感も感じずとても優勝争いが出来るような内容ではありませんでした。来場所以降の照ノ富士の更なる躍進も考えると、優勝どころかかなり厳しい状況になるだろう。 日馬富士は手術した肘を、初日に強打して休場。とことんついてない。
逸ノ城は4勝11敗。上手を取れば負けないというのが彼だったのですが、相手も簡単に許すはずがないので厳しいというのが現状。今場所は特に寄られた時の粘り腰が無く、負けを重ねてしまいました。どこか身体でも悪かったのだろうか。正念場だ。
稀勢の里は10勝も、またもや照ノ富士には完全に力でねじ伏せられた。優勝争いすら出来なくなってきたというのが現状。琴奨菊は1勝3敗から千秋楽に変化して何とか勝ち越した。結婚したご祝儀みたいな勝ち越しで、今後に期待は持ち辛い。
今場所限りで旭天鵬が引退。十両陥落が確定的なためのもの。幕内在位99場所だっただけに惜しかったが、十両に落ちたとしても今の彼では2場所引退が伸びるだけなのでいい区切りだと思います。初日の相撲で、あまりにも細くなった脚を見てこれはやばいと感じました・・・。若の里も今場所限り。強い体で長く相撲を取ってきましたが、十両もレベルが上がってきて厳しくなった。二人ともお疲れ様でした。
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今場所も名古屋で久々の15日間満員御礼。優勝争いも終盤戦までもつれたので盛り上がりました。相撲内容も、土俵際の逆転が多くスリリングな相撲が多かったように思います。
今場所で文句を言う事があるとするならば、事実上の優勝決定戦の白鵬・照ノ富士戦が11日目だったこと。これだけだ。来場所以降は、13日目以降になるのは間違いないのでこういう不満は無くなるだろう。
来場所はいよいよ白鵬と照ノ富士の一騎打ちの優勝争い。力と力の激突に今からワクワクする。