日本時間の月曜早朝に、民主党のバイデン大統領が再選を目指すのを止めると表明した。バイデン大統領は、後継候補にハリス副大統領を指名した。
加齢による衰えを原因として、民主党内部からも撤退論が出ていた上に、ニューヨークタイムスといったお仲間のメディアからも公然と撤退論を唱えられる現状ではどうしようもないということなのだろう。先週でもトランプ前大統領が暗殺未遂にも毅然として強さをアピールしている裏で、コロナでダウンというのもあまりにも間が悪すぎた。
そもそも、今の任期ですらまともに勤められるのかを不安視されていたバイデン氏を大統領にしてしまったのを、更にまた4年とかは最初から無謀すぎた。それをトランプ氏に勝てる候補がいないからと指名寸前までいったのもどうかしている。だから、誰が民主党候補になろうとも勝ち目はないだろう。
ハリス副大統領自身にはあまり人気はなく、日本で言えば野党のヒステリックなあの議員たちみたいな感じなのだそう。バイデン大統領の撤退で、彼女以外だとバイデン・ハリスコンビで集めた選挙資金が他候補には使えなくなるので、ハリス氏を後継指名したという声さえあるぐらいなので、推して知るべし。ハリス氏のキャリア自体は、いわゆるリベラルが一番好きそうな立身出世ぶりなのだから、この不人気ぶりは彼女自身のこれまでやってきた発言や行動が問題だったに違いない。
何が何でも共和党候補が嫌だという人は誰が候補になろうとも投票するのだろうが、どうせ負けると思ったならばわざわざ投票にすら行かないので先の都知事選の様に思った以上の差になるかもしれません。逆にいえば、これで共和党候補が勝てなければ金輪際勝てないとも言えるので、結局のところ選挙は常に厳しい戦いだという事なのだろう。