今年の日本テレビの巨人戦中継が、24日の対阪神戦を最後に打ち切られた。この試合の視聴率は、わずか5%台だった。フジテレビ系では、8月に早々に打ち切られている。WBCでの日本の優勝とその高視聴率から、野球人気は健在だと言われていたのだが・・・。
しかし今年の巨人戦中継は、序盤の快進撃の中でも思うような視聴率にはならなかった。「勝ちさえすれば、視聴率は上がるはずだ。」という思いは見事に外れたのだ。サッカーにおける「日本代表」と「Jリーグ」の差と同じなのだろうか。
今日の日ハムの満員の球場や、阪神の動員数などから、「野球そのものの人気は落ちていない、巨人人気だけが落ちただけだ。」という声もある。私はそうは思わない。やはり、野球人気は落ちている。そして、その復活には巨人人気の復活以外しかないと思うのだ。では、その巨人人気凋落の理由について考えてみたい。
(1)短期的な理由
6月以降は、全く優勝争いに絡めなかったので、シーズンの盛り上がりが無かった。
スーパースターの選手が、FAを取得したらメジャーリーグへ行ってしまう。これでは・・・。
高橋由・阿部・上原の故障、二岡もパッとしない。生え抜きではないが、小久保まで故障で長期離脱。予想に反して、イ・スンヨプただ一人が打ちまくってチームを支えた。彼は、打率・打点・本塁打・勝負強さともに申し分無い大活躍で、フォアザチームの精神も十分だ。
しかし、メジャー志向を公言し、1年契約の選手である。そして、これは差別の意味で書いているのではない事を前置きしておきますが、プロとして日本よりレベルの低い韓国の選手一人のみが奮闘し、日本人選手が無様な姿を晒しているのを正視できないという面もあるのではないだろうか。
- 交流戦の増加によって、セ・パ両リーグの差が無くなった事。
交流戦が毎年かなり行われる事によって、昔は「セリーグは巨人のファン、パリーグは南海」とか各リーグごとにファンがいた。6チームに1チームのファンだったのが、セ・パの差が無くなってチームが増えて希薄化した。これは、Jリーグと同じ。
(2)長期的な理由
公園でキャッチボールすら出来なくなった。また、野球が出来るほど友達が集まって野球をする事が無くなった。やらないから、興味を持てない。
今年こそ、高校野球は何十年に一度の大熱戦で盛り上がったが、最近は10年に一度ぐらいのもので、視聴率もかなり低い。都市対抗野球はもっと酷い。だから、スター選手が登場しない。
その数少ないスター選手が巨人に入団しないのだから、巨人に人気が出るわけが無いだろう。
大きなものについて挙げてみました。このままでは、Jリーグのようにこじんまりとなってしまうだろう。TV中継も、CSやBSが中心になる。そうなれば、選手のサラリーーも低くなるだろうし、国民的な人気ももはや望み薄だと思わざるを得ない。
「まだまだ人気がある」などと、寝ぼけた事を言っていないで、一日も早くJリーグのたどってきた道を分析して対策を採ってほしいのですが・・・。