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意味合いが変わっても

2025-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

 休みが多いGWなのでふとカレンダーを見てみると、4月29日が「昭和の日」となっている。そのように変わってから何年も過ぎていると思うのですが、実際にカレンダーを見てその字を見るとなんだかなあと思う。私の人生の1/3以上はこの日が天皇誕生日で、みどりの日がそのあとの名になった。今年で昭和100年というのが少しだけ話題になったが、GWの休みを減らさないように何となく休みを作ったり動かしたりというのは、個人的にはあまりいい感情はもっていない。

 第二次世界大戦が終わり、日本の祝日も天皇制に関わるものについて多くが廃止された。それでも、国の成り立ちに関わるような意味を持つ祝日については、何とかして残そうと過去の人々は必死に動いた。もちろん、連合国の占領下なので彼らの理解を得られるような理由付けが絶対的な条件だった。

 明治天皇の誕生日を明治節といい、四大節として特に祝う祝日だった。日本としてはどうしても残したい日であったが、当然それは許されるものではない。だが、新憲法の公布日を11/3にするという荒業で、名前は変わるが祝日として残すことには成功した。だから、公布から半年後の施行日が5/3という中途半端な日になったという説には一定の説得力がある。なぜなら、吉田首相を始めとする人々の明治節という名前の復活請願まで行われていたからだ。国民の中ではまだまだ明治を懐かしむ人々も多かったということだろう。

 日本の建国の日として、神武天皇が即位したとされる日を紀元節として祝っていた。もちろん、戦後に廃止されたのですが、これは講和条約で独立も果たし東京五輪も開催したあとの1966年に祝日として戻っている。四大節は全て祝日として戻ったわけだ。

 あと新嘗祭という五穀の収穫を祝う祝日があったのだが、戦後の祝日から国家神道の影響を払しょくするという方針で祝日を選定しなおす過程で「勤労感謝の日」となったものだ。欧米での近い日に「感謝祭」が行われており、連合国からの理解も得やすかったというのもあったのだろう。

 いろいろな考えや思い・歴史を持った祝日も、最近では休みを増やすための粗製乱造ともいえる祝日も多くなったように思う。ただの休みではなく、その意味合いを感じられる祝日であってほしいと思います。

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