宮崎県の東国原知事は28日、建設業者らとの懇談会で「徴兵制があってしかるべきだ。」と述べた。記者団に真意を問われた知事は発言を撤回せず、「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期があった方がいい」と説明した。
マスコミは、一度はヒーローに祭り上げた東国原知事の発言だけに、一応批判的なスタンスは取りながらも深く突っ込もうとはしない。しかし、仮に自民党系の知事であったならば、大問題になったであろうことは想像に難くない。
埼玉県知事の「自衛隊は毎日人殺しの訓練をしているが、県の職員は県民の役に立つ仕事をしている。」などという とんでも発言もマスコミはスルーした様に、相手によって扱いが異なるのにはいつも疑問を禁じえない。でも、今回はこのことは置いておく。
問題の東国原知事の発言ですが、よく読むといわゆる「徴兵制」の言葉だけが独り歩きしていて内容は単に「道徳や倫理観」「社会のモラル」を学ぶ場として、強制的に社会生活をさせる意味で「徴兵制」の言葉を使っているに過ぎない。彼の「徴兵制」には国防のあるべき姿や思想は全く感じられないのだ。
こういう徴兵制はナンセンスだと私は思う。道徳や倫理観、社会生活のモラルなんかは、本来 学校や家庭が教えるものであって、軍隊が教えるものではない。教育機関ではないのだ。第一、道徳や倫理観、社会生活のモラルが無くて我慢が出来ず、他者の批判ばかりしている今の一部の若者に武器を持たせたら危なくって仕方が無いだろう。
では徴兵制ではなく、どうやってモラル等を身につけさせるか・・・。過去のいいものも悪いものも全て否定する事から始まった戦後教育。過去についても、良いものは引継ぎ継承してゆく事が必要だったのではないでしょうか。
戦後教育開始から60年以上が経過して、教師も親も全てが戦後教育を受けてきた世代になりました。つまり、これらの克服にもそれなりの時間が掛かるということになるのだろう。
ならば、とりあえず何をすべきか。あまり関係ないようだが、TVニュースの放送時間を減らす事ではないだろうか。毎日決められた時間ニュースを流さなければならないので、大きな事件の無い日には大した事件でもない事を全国ニュースで垂れ流している。しかも、少々左翼がかった色を付けて。
しつけと暴力をゴッチャ混ぜ、指導・教育と暴力をゴッチャ混ぜにした報道で、家庭・教育現場がどれだけ萎縮していることだろうか。せめて、報ずる側でよく内容を吟味して十把ひとからげに「暴力」として報じるのは止めてほしいものだ。





