森友学園で止めを刺せなかったからか、次は加計学園の獣医学部を四国の今治に開設する件についての追求が続いている。総理の意向だという文書が出てきて、文科省が否定しそれを前次官がそれを認める発言をしてメディアにも出演している。これのどこが問題なのかが私にはいまいちわからない。
前次官は、ずっと文科省で規制してきた獣医学部で、今回の今治の件も他の数か所の役所の調査なり依頼があってから通るべきだったと言っている。彼ら官僚はそうやって簡単に開設させないことで、既得権益として天下りを繰り返してきた。その天下りの責任で辞任した前次官が腹いせにマスコミや野党が乗ったのが現状。マスコミ的には今回の件が首相の指示なら、森友の件も首相の指示だろというロジックで細かい事象を執拗に報道しているのだろう。
だが、元々そういった規制に風穴を開けるのが規制緩和であり特区なのだから、堂々と政治で規制に穴をあけたとでも言えばよかった。ただ、開設する学校法人が首相の知人で痛い腹を探られないように、指示はしていないという事になったことで水掛け論が続いているのだと思う。
今回の件に問題があるのなら、その学校を開設することで大きな利益でも得られるか、学校側から首相に巨額の献金でもされているかだろうが、現状ではそのような報道は出ていない。調査を待ちたいところだ。ただ、私も愛媛県出身なので分かるが、本当にあの辺りは何もないところで普通の大学では学生は集まらない。医学部なり獣医学部のようなかなり特殊な学部でないというのはあって、自治体もそれを熱望していたのは事実です。
今回の件で、私が一番気になったのが、前次官が規制規制と言いつつ省庁たらいまわしを言っているのに、それが真っ当だといいそれを安倍政権が捻じ曲げたのだというマスコミの姿勢だ。ほんの数か月前に、天下り叩きでその次官を批判し辞職に追い込んだのも同じマスコミ。あまりの節操の無さには呆れるばかりです。
私は規制緩和論者ではなくて、省庁による規制も必要なものもあると思っています。タクシーの台数規制や、バス運行会社とかは台数過剰やダンピングを生んで事故も起きてしまっています。今回の一連の件も、じゃあ大学の開設や小学校の開設にどこまでの規制が必要なのかという議論もあっていい様な気がしています。





