大相撲春場所は白鵬が14勝1敗で優勝しました。琴奨菊の綱獲りという話題で始まった場所は、琴奨菊こそ9日目以降崩れて8勝止まりも大関勢が最後まで優勝争いをしたので盛り上がりました。千秋楽の白鵬の変化には色々な意見はあると思うが、どんなことがあっても今場所だけは優勝するんだという覚悟はひしひしと伝わった。
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白鵬は、初日に先場所の終盤のような完敗を喫し、やはり故障か衰えてしまったのかと思わされました。序盤戦から中盤戦まで、これまで楽勝していた幕内勢相手でも苦戦続きだったので優勝は大関勢のものだと誰もが思ったものです。 しかし、11日目稀勢の里戦からは勝つ事だけに執念をみせた気迫の攻めが出て優勝を勝ち取った。もはや、昔のように余裕を持って優勝できるほどの力の差は無いのは、横綱本人が一番よく分かっているはず。叩かれようが非難されようが勝つという気持ちで何とかもぎ取った今回の優勝は、罵声を浴びながらの優勝インタビューで悔し泣きしていたが結果には満足した事だろう。
稀勢の里は、結果としては1差の13勝2敗ということでしたが、肝心の大一番で白鵬に破れ翌日も日馬富士に敗れて自力優勝が消えた時点で優勝は難しくなりました。白鵬戦ではまた彼の汚い立会いが出てしまって、仕切り直しで惨敗。13勝でまたぞろ来場所綱獲りなんて声が上がっていますが、2連敗のあとの対戦相手はは故障で万全でなかった力士続きだったのも事実。来場所も今場所ほど勝てるとは思えません。
琴奨菊は、8日目まで1敗で今場所も優勝して横綱昇進も・・・終わってみれば8勝止まりでした。9日目の稀勢の里戦で相手の変化で敗れたのが痛く、それ以降はまた先々場所の彼に戻ってしまった。
日馬富士はとにかく故障が痛々しかった。とにかく、押されると耐えられないので前に出るのみ。それでも9日目までは2敗で踏ん張りましたがそこまで。前に出るしかなかったのが、千秋楽の白鵬戦での変化で土俵外まで走った相撲になった理由だ。
照ノ富士は、先場所までの故障が癒えず、攻められたら辛抱できないという苦しい相撲が続いた。何とか8勝して、カド番を逃れるのが精一杯だった。今場所後も膝の手術をするそうですが、もうしばらくは力を出し切れない土俵が続きそうです。
豪栄道は先場所不戦勝1勝を含む4勝11敗でしたが、ご当所場所に奮起して12勝3敗の素晴らしい成績。千秋楽は、TVによると故障で力が出せない状態だったそうですが、今場所のの相撲こそが彼の相撲。
鶴竜は、何となく10勝はするも、負けそうな雰囲気の力士にそのまま力負けしている。その事がむしろ問題だと思う。
勢は10勝の活躍でしたが、相撲内容がいままでになく組んでも粘り強い相撲で場内を大いに沸かせました。正代は新入幕の先場所10勝で敢闘賞。今場所どうなるのか注目されましたが9勝。来場所は横綱大関との対戦があるので、本物かどうかはそこで決まる。
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千秋楽後の優勝インタビューで、白鵬が野次に切れそうになりながら悔し泣きした姿が話題になる事だろう。あっけない決着にがっかりしたのは確かだが、野次はいただけないとも思う。
それよりも何よりも感じたのは、今場所もあまりにも怪我をおして土俵に立つ力士が多いように感じることです。確かに、上位にいるような力士は多少の故障はあるのが普通なのは分かる。しかし、明らかに故障で全力を出せないような力士が出ることは痛々しくて見ていられない。 今場所のように優勝争いに大きく関わるような一番の対戦相手が、故障で押されたら踏ん張れないような力士だったら大いに興味をそがれます。本当に最近多い。