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ハローお馬ちゃん

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強さへの敬意

2011-11-14 | 大相撲

 日曜日から、今年の納めの場所である九州場所が始まりました。またも場所前に弟子への暴力やその親方の死去といったネガティヴな話題が先行して残念な限りです。

 私は、毎場所終了時にその場所を振り返る記事を書いています。それは私が相撲が好きで、力士達への敬意を抱いているから。八百長と言われようが、暴力体質と叩かれようがそれは変わることはありません。

 何故、そのような敬意を抱くようになったのかというと、私が中学生の頃にさかのぼる事になります。同じクラスの体格がでかい奴があまりにもムカついたので喧嘩をしたのですが、そいつの体格がとにかくでかかったのです。それも、ブヨブヨのデブではなくスポーツもやる筋肉質のでかい奴でした。

 私も、身長は結構あった方なのですが、掛かっていってもとにかく動かない。ビクともしないというのが感想なのです。腰にしがみつこうが動かない。殴っていってもビクともしないのだからどうしようもない。もうその段階で戦意喪失状態で、どちらが正しいとか関係なく、2・3発殴られるととにかく参ったして謝りまくった記憶があります。

 そういうレベルでそれぐらい強いのだから、相撲取りはどれほど強いのやら。多分、関取レベルが土俵にガッチリと親指で踏みしめたならば、素人では押しても引いても動かないのではないでしょうか。

 筒井康隆さんの作品に「走る取的」という作品があり、幕下以下のいわゆる関取ではない下っ端力士が無礼なサラリーマンを追いかけ続けて殺すという内容(映画の「激突」ですね)なのですが、他の方以上に空想を超えたリアリティを持った恐怖を私は感じました。

 親方が竹刀で弟子を叩く・・・どこが暴力なの? これぐらいで堪える様な鍛え方してないんだけど。力士の強さ分かってんの。 ・・・世間がどれだけ叩こうが、常人を越えた強さの力士がぶつかり合う相撲には私は敬意を持ち続けてることでしょう。

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さよなら古きよき相撲

2011-07-20 | 大相撲

 大関魁皇の引退がする事になった。今場所3勝7敗となって決意した。38歳で戦後最年長の大関だった。初土俵は1988年春場所で、若貴兄弟や曙らと同期。土俵生活は23年にわたった。大関在位65場所は千代大海と並び歴代1位。通算1047勝の通算勝ち星や幕内勝ち星など多くの歴代最多記録を更新した。優勝5回。

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 ベテランで中高年ファンに馴染みがある上に、野球賭博問題で琴光喜が解雇された後は横綱大関で唯一の日本人力士だったこともあり、ここ1~2年の土俵上での魁皇人気は凄かった。最近での彼の実力以上に。

 もちろん、本当に彼は強かった。ここ最近の星取りだけ見て批判だけするのは大間違いな事は承知しているつもりです。彼の人間性の良すぎな面もあったり、同期のライバルが強すぎて出世が遅かったのが悔やまれる。

 そういったことの全てを考えた上でも、やはり引退は5年は遅かったような気がしています。いくら近年はけががあったとしても、かど番も13度はやはり問題で大関の権威を落としてしまったと思う。

 また、かど番を脱出する時も、千代大海と共に8~9勝で計算したように勝ち越しをしていく姿は、心ある相撲ファンに諦めを感じさせるに十分でした。八百長問題で騒がれた際も、マスコミに名前は挙がりませんでしたが、多くの相撲ファンの心中には彼らの勝ち越しに疑念を持った人も多かったでしょう。

 今場所は体力の衰えが特に目立ち、序盤には普通の突き押しで腰が砕けて突き倒される醜態を晒し、あと1勝に迫った記録も懸念された。何とか新記録も達成したことで引退を決意となったのは見ている側にも納得感しか無い。それほど今場所は酷かったのだ。こんな事を書いたら、非難される方もおられるでしょうが、通算勝ち星の新記録は更新すべきだったかには私は懐疑的な気持ちしかない。

 今場所は、同じく人気者の高見盛も連日一方的な相撲続きで2勝8敗と既に負け越しています。来場所十両に落ちたとしても、もう一度幕内復帰を狙えるような相撲内容とは思えませんので、決断の時は近いと思います。

 あの問題発覚後の始めての本場所は、日本人が愛してきたこういった曖昧さや鷹揚さとの別れの時でもあるのでしょう。そして、新しい相撲が生まれていく。

コメント (2)
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