ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

死んだ!第39回ATCカップ・彩湖道満トライアスロン大会

2024年08月11日 | 日々奮戦

【残念ながらまさかの「タイムオーバー」&「最終走者】

8月10日、外での運動は控えるようにという世間の声に逆らって真夏のトライアスロン、第39回ATCカップ・彩湖道満トライアスロン大会(スイム1.5km/バイク82km/ラン23.45km)に参戦して来た。
宮崎遠征(8/3〜7)の途中、富士登山競走の朝ギクったけどなんとかやり過ごしていた腰痛がひどくなって、出走どうかなと不安もあったのだけど、帰ってきたらすっかり大丈夫で調子も上々。唯一の不安は1500mのスイムの制限タイムが35分ということ。普通に泳げば大丈夫なのだけどちょっとチョンボしたらアウトだ(泳げるけど遅い)。バイクはこの数ヶ月今までからしたら考えられない程走り込んでいる。どのくらい頑張れるか楽しみで仕方ない。
と、まぁこんな感じで当日を迎えた。埼玉県戸田市の彩湖・道満グリーンパークが会場。いつもは同行してくれる妻は翌日の太極拳イベントの準備のため今回は珍しく1人参戦。ローカルな大会なので緊張感もなし。バイクラックに色々セットして受付。2kmほど歩いてスイムスタート地点へ。渋滞で到着が遅れた選手が結構いるとのことでスタートは15分遅れの8時45分。すでに暑い。ウエットスーツも暑い。



スタート地点からはスイムフィニッシュ地点が見えていて、岸に沿うより少し岸から離れ最短距離で行きたい(みんなが思うな)。彩湖の水はまずまず。選手が少ないのでバトルにもならずひたすら自分のペースで泳ぎ切る。希望タイムの30分ちょうど。Garminのデータを確認するとほぼイーブン。ホッとしたけどなんだか心臓がバクバクだ。橋を渡って数百メートル裸足で走らねばならない。これがきつかった。ウェットもなかなか脱げず一苦労。
さて、楽しみなバイク。1周10.25kmを8周回の82km。しかし、初めから心拍高く苦しくてペースが上げられない。


【練習の成果はほとんど感じられないという残念ぶり】

土手の上に出ると台風の影響か風が強い。追い風の時は思いっきり速度が上がるが向かい風との戦いがしんどい。いっとき調子が上がって来てノリノリになったが、暑さと共になのかパーフォーマンスは目に見えて低下。エイドでストップして氷水をかけてもらい息吹き返す。これを繰り返す。練習の成果をほぼ感じることなくバイクフィニッシュ。あーあ。いくら練習がわりの参戦だとは言え、ちょっとがっかり。
日焼け止めは塗っていはいたけど首の後ろが火照って痛みさえ感じる。とにかく暑い。なんだかランへの自信も揺らいでいる。
とにかく水をかぶってランスタート。なんとか走っているという感じだったが、時計を見ると5分半〜40秒ほどのペース。この条件では全く悪くない。次々と先行する選手をパス。後方から抜いてきた選手が1人いたが後ろにつけていい感じで進む。エイドではしっかり水分を口と頭・背中から補給。上位の選手は流石にみんないいペースであっという間に抜き去られる。ま、ぼちぼち行こう。と、しかしペースはエイド通過ごとに落ちていく。
4周回目、何度か抜きつ抜かれつしていた選手に、このままだと制限時間にひっかりますねぇと言われ(またはラスト周回に入れないかもと)、この時初めて「え、そんなに遅いのか」と気づいたという始末。
あぁ、ダメなのか。完走ならずになってしまうのか。暑い中の参戦で無理も禁物なので留守番の妻にはあんまり暑かったりダレるようなら途中で止めるからと言っておいたくせに、やめるタイミングが全然見つからない。苦しいくせに見つけようともしていなかったのか。
それでもこれでおしまいかと4周目を終えると、

どうします?やめますか?行きますか?
え、まだ行けるんですか?行ってもいいんですか?
あと5分で関門閉めますけど大丈夫ですよ。

っていうやりとりがスタッフの方とあって、ゴー。ずっと昔からお世話になっていた事務局長の青木さんから、「あの吉川直人がだらしねぇぞ!」と檄が飛ぶ(40代の頃はこの大会で結構いい順位で走っていた)。もう暑いは苦しいはで口を開くのも億劫で、、、苦笑するのみ。行ってきます。


【赤帽子の事務局長に叱咤されて最終回へ。余裕ゼロなのになぜか嬉しそう】

少し前に患者さんだった女性がご主人の応援で来場していて熱烈声援を下さった。おまけにちゃんとスイム、バイク、ランの動画(写真は動画からの切り出し)を撮ってくれて、感謝感謝(なんたっていつもの妻カメラマン不在だったし)。
この時点で最終ランナーかなと思っていたら、後方から2人、ヒタヒタと。頑張りましょうと声かけてスルスルと先行される。本当に最終走者決定。最後のエイドではあなたが最後だから好きなだけ氷水使っていいよって。
あと半周、でも力出ない。あと1km付近、バイクで大丈夫ですかぁと様子見に来て下さる方がいて、元気が出て大丈夫ですと。じゃ、伝えておきますねと。
さて、そうして恥ずかしながらの最終走者。もうとっくに片付けをする時間だったのに迷惑かけてしまった。


なんというか、タイムオーバーなんて考えもしていなかった。要綱に「競技時間6時間30分」ってちゃんと書いてあった。妻がいればストップがかかっていたかもだけど、なんせ自称「計算ナオちゃん」の計算には算数計算は含まれていないようだ。全然頭も回らなかったのだ。
という訳で、少し迷惑かけてしまいましたが、まさかコレクターとしては最高傑作品になるかな、本当に考えもしなかった「最終ランナー」獲得してしまったトライアスロンでした。最後のランに3時間09分もかかって合計6時間57分。堂々たる救いようのないTOVで終了。

コメント
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