【Landmark's Shadow】飾ってもらえなかった1枚
昨晩、夢中で本を読み耽る妻と息子の側で、ハリ天は黙々と写真プリントに励んでいた。
デジカメになって以来、好き勝手構わず撮りまくるもんだから写真の枚数だけは驚異的に増えている。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるっていうのは本当で、「数」がある部分を伸ばしてくれる。イメージしたような写真がなかなか撮れないって言っていても、あれこれ試して数打つうちに当たる。そんなことも増えてきた。
だけど、ただたくさん走り回りさえすれば強くなる、速くなるわけではないのと同じで、本当にこれという1枚を選び出すことも必要だ。最近特にそう感じ出した。
これもいい、あれもいいと言ってたくさんのお気に入りが生まれるのはいいけど、目移りして「この1枚」を選べなくなる。ま、いいかと「この1枚候補」として何となく残された数枚が一緒になって埋もれていく。
そんな訳で、昨晩はしっかりと「この1枚」達を選び出してプリントしたのだ。切り捨て切り捨て、最後に勝ち残ったチャンピオン達だ。自分が選者だし、自分の好みで勝ち残らせたのだからそりゃ気分は上々。
本日、それぞれ「この1枚」に選び出された5点が我が治療院の壁に飾られたのだった。