自賛

数年前に初めてガンが見つかり、その治療で通院の際には大学生だった娘さんがいつも付き添ってくれていたという患者さんが来院中。今回、再びガン細胞が見つかり、週一回の抗がん剤治療に病院通い。しかし、すでに社会人となった娘さんに付き添ってもらうわけにはいかず、一人で電車を利用して通っている。自分でも今度はよくやっているなぁってささやかなんですけど、褒めているんですよ・・・と恥ずかしそうに小声でおっしゃった。

そうだそうだ、どんどん自分を褒めちゃいましょうよ。常日頃、何かと自分にご褒美を出すことばかり考えているハリ天は、自分を褒めてばかり。ちっちゃなことでは誰も褒めてくれないから、自分で褒めるしかないんですよ。笑いながらそんな話をしていたら、もの凄く喜ばれた。ビックリするほど嬉しがられた。あぁ良かったととてもいい笑顔を見せて下さった。ささやかな一コマながら、満足度高し。

いちいち人に言ったり、見せたりするようなものではない小さな物事や、全く個人的なコトに対しては、ごくごく当たり前のことだけど、他人は決して評価したりはしてくれない。でも確実に進歩があったり、変化を伴ったりするのだったら、唯一そのことを知っている自分が褒めてやらなきゃ、他に誰が褒めてくれるんですかい。

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ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい！