十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

稲光

2008-10-25 | Weblog
古代、稲は雷光と交わって孕みそして実を生むと信じられていた。
雷が多い年は豊作だと言われてきたのは、男性が足繁く通うほど実を結ぶ
確率は高くなるというわけだろうか。科学的には、雷放電により空気中の
窒素が酸素と結合し、植物の栄養分となる硝酸態窒素が生成されるからだ。
雷に伴う雷雨は夏の乾いた大地に恵の雨となる。
古代人が雷と稲作の間に強い結びつきを見たとは驚きだ。

稲びかりして黒潮の生まれけり   みどり