晩夏光背中の砂を払ひけり 小林邦子
「滝」10月号<滝集>
晩夏の太陽が輝いている海辺だろうか・・・
砂浜に寝転がれば、さまざまな記憶が蘇ってきたのだろう。
真夏のきらめきもいくらか褪せた光の中、過去を払拭するかのように、
背中の砂を払っている作者の姿を思った。
何かを諦め、何かに解放された思いが、少しわかる気がした。(Midori)
「滝」10月号<滝集>
晩夏の太陽が輝いている海辺だろうか・・・
砂浜に寝転がれば、さまざまな記憶が蘇ってきたのだろう。
真夏のきらめきもいくらか褪せた光の中、過去を払拭するかのように、
背中の砂を払っている作者の姿を思った。
何かを諦め、何かに解放された思いが、少しわかる気がした。(Midori)