戦ひの終らぬむくろ炎暑かな 古屋河童
「滝」10月号<佳作抄>
この一世紀の間、日本で、世界中でたくさんの戦いがあった。
第二次世界大戦後、63年を経た今もなお、海外には100万人以上の
戦没者の遺体が放置されていると言う。今年も終戦記念日には戦没者追悼式が
行われているが、遺族にとっては決して終ることのない「戦い」なのだ。
炎暑の中、放置されたままの「むくろ」がある限り、戦争は終っていないことを知る。
感情の抑制された作品に、河童さんの深い思いが伝わった。(Midori)
「滝」10月号<佳作抄>
この一世紀の間、日本で、世界中でたくさんの戦いがあった。
第二次世界大戦後、63年を経た今もなお、海外には100万人以上の
戦没者の遺体が放置されていると言う。今年も終戦記念日には戦没者追悼式が
行われているが、遺族にとっては決して終ることのない「戦い」なのだ。
炎暑の中、放置されたままの「むくろ」がある限り、戦争は終っていないことを知る。
感情の抑制された作品に、河童さんの深い思いが伝わった。(Midori)