JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

避難生活 Vol.2

2011年03月23日 | y-その他

今朝また少々強い余震が地元を襲ったようです。心配です。
といっても、今は「なるようにしかならん」と居直るしかないんですけどね。

毎日憂鬱な気分で(居心地はいいんですよ)過ごす避難生活も今日で何日目でしょう?曜日の感覚すら曖昧になりつつあります。
いやいや、地元に残った人たちは、地震、津波、原発、なにより風評被害にさらされ困窮している時じゃござんせんか、私がそんな事じゃイカンですよね。

そんな雨の昨日、母の入れ歯洗浄剤を買ってくるからと理由を付けて、またも徘徊をしてきました。
そんでね、雨で薄暗い道を傘をさして歩いていると、なんていうかなぁ、臭いがするというか、頬に当たる風が囁くというか、一種のデジャブー?それとも違うか、ともかく何かをモンヤリと感じたのです。
「なんだろこの感覚?」
そして、踏切にさしかかった時でした。
カーン、カーン、カーン、カーン・・・・・・・
「あっ!」
分かりました。
高校を卒業して独り川崎にアパートを借り、始めての夕飯をどうするかと歩いたあの街の感覚、あれです。
高校時代から下宿生活だったとはいえ、その頃は友人もおりましたしバイトもありました。しかし、大学登校前となると友人もまだおらず、なんとなく寂しかったんでしょうねぇ・・・・・あの感覚が蘇ったような気がしたのです。

被災以来「前向きに行こう」との思いとは裏腹に、心はどうしても後ろ向きになってしまう、これはどうしようもないことです。
だけどね、そんとき思ったわけですよ。つまり、たいした夢は無かったけど新たな出発に希望と不安を感じていたあの時と同じ感覚が今あるなら、まさに後は前へ進むだけなんじゃないかって、その時の寂しさはけして後ろ向きのものじゃなくて前へ進む武者震いのようなものだったはずだってね。(お~~ネガティブだ。笑)

本職はまだこれからどうなるか不明ですが、Mさんのお店は、政府のお偉いさんから本部へ早い再開を促されているといった事情もあり、今週末には何らかの行動をとらなくてはいけなくなりそうです。いよいよ私も災害現場へ復帰する必要性がでるかもしれません。
となれば、益々後ろ向きじゃいけませんよね。
明るく進むしかないっしょ

てなことで、今日一日、義兄のコレクションである落語のCDを聞きまくりました。(笑)
いやぁ~~~ジャズもイイけど落語もイイ!
人間泣くより笑えですよ、ねぇ、私なんぞより不幸な人は山ほどいるわけで、ネガティブ、ネガティブ、ちょっとした不幸なんて笑い飛ばしてしまいましょう!

まずは近々に、Mさんのお店で現場復帰することを目標に、
「地震がなんだ!津波がなんだ!放射能がなんだ!風評がなんだ!!!!」
バブは不死鳥のごとく復活してみせますよぉ。

追伸、
でも、来週から復帰できるかどうかは、Mさん任せという・・・・情けない。それにいつまた弱音を吐くかもしれません。その時は是非ともみな様には叱咤激励下さいますようお願いいたします。
おっと、もう一つ、チャリンコお誘いひじょうにありがたいのですが、旨い酒は不死鳥バブが飛び立ってからあらためてということで・・・すいやせんね。



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