JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブ汁は潮風で濃度を増す?

2010年06月20日 | m-o

日本代表が頑張りましたねぇ、「勝たなきゃダメ」なんて方もいますが、平幕力士が横綱を土俵際まで追い詰めたくらいの価値ある試合ではなかったでしょうか。ただ、未だワールドカップ一得点というのがいささか気になりますけど、デンマーク戦はやってくれると信じています。頑張れ日本!

そんな試合から一夜明けた今日は、今年一番の暑さだったように思います。最高気温は夏日にやっと手が届いた程度だったのですが、それ以上に暑さを感じたのは、やはり体型のせいでしょうか?(笑)

そんな暑い中、前々からしつこく言われていた網戸の張り替えをしました。
「あ~~もっと涼しいうちにやってりゃよかった」
と言っても後の祭り、汗が目に入って痛いわ、蚊にくわれてかゆいわで無茶苦茶ですわいな。
五枚張り替えただけなので時間はそれほどかからなかったのですが、体力は一気に持って行かれました。せっかくの日曜日なのにねぇ・・・・・
シャワーを浴びて、これ以上何かを仰せつかってはかなわんと、すぐに家を抜け出しました。
向かったのは海、珍しくS君の自宅近くの海岸を歩いてきました。

 

何人かの太公望が釣り糸を垂らしておりましたが、暑くないんでしょうか?

カニのように波を浴びたら気持ちよさそうです。

これこれ、これが喰いたいやねぇ・・・・もちろん捕っちゃいけませんよ。

「あ~あ、ビール飲みてぇ・・・・・」
なんだかウニなんかを見ていたら、お腹が空いてしまいました。
「はやいとこ帰って、晩飯の仕度でもしよっと」

家に帰って開口一番
「シャワー浴びんねぇ!」
「えぇ?また浴びるの?いったいどこ行ってきたの?」
バブ汁、つまりデブの汗は潮風でさらに濃くなるのでありまして、行く前に浴びたシャワーなんぞ一昨日入った風呂みたいなもんで、何の役にも立っていません。
「う~~~ん、デブにとってエコは、成せぬ技か・・・・残念。」(なんじゃそりゃ)

そんなことで、シャワーでサッパリした後は、ビールを飲みながら『料理当番、本日の一品』作りに取りかかりました。

今日のメインは、朝のうちに仕込んで置いたロースト・ビーフならぬロースト豚です。
豚だからと若干火を通しすぎた感はありましたが、ヒレ肉で作ったロースト豚はそこそこのお味、チーズベースのこってりソースとおろし玉葱ベースのサッパリソース、どちらもビールにピッタリでござんした。

さて、今日の一枚は、マル・ウォルドロンです。
先日、「ソロピアノのコンサートで寝てしまった」という、ひじょうにマルには悪い事をしたお話しをしましたが、このエンヤ盤のメンバーであれば、寝ることはけしてなかったでしょうね。(笑)

70年代ヨーロッパの雄というと、ECMそしてエンヤ(enja)という二つのレーベルがやはり頭に浮かんでくるわけですが、ECMの第一作アルバムがマルであったことは以前お話ししました(「FREE AT LAST」)。しかし、その後ECMがマルの意図する方向と合致したかというと、そうとは言えなかったのだと思います。
そこでエンヤですが、その立ち上げの際もマルが重要なミュージシャンであったわけで、どちらにも大きく係わっていたマルという存在が、当時ヨーロッパではどんなものだったのか、ちと興味がありますよね。

そのマルが、ヨーロッパにおけるアバンギャルドの草分け的存在、マンフレート・ショーフ、それに「森と動物園」まではまだ少々間があるとはいえスティーブ・レイシーを従えてライブをやっている、これもまた面白いかな・・・みたいなアルバムです。(笑)

でも、聴いてみるとショーフ、レイシーがじゃじゃ馬だとすれば、これを上手くコントロールしているのは間違いなくマルであって、それは最もマルらしい事であると思ってしまうのでした。

HARD TALK / MAL WALDRON
1974年5月4日録音
MAL WALDRON(p) STEVE LACY(ss) MANFRED SCHOOF(cor) ISLA ECKINGER(b) ALLEN BLAIRMAN(ds)

1.SNAKE OUT
2.HARD TALK
3.RUSSIAN MELODY
4.HURRAY FOR HERBIE