JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

私の晩はいつ?

2010年04月03日 | a-c

春の嵐もなんとか通り過ぎ、今週末はまずまずのお天気だそうで、明日は自転車散歩で桜の様子でも見に行ってこようと思っています。

二週間ほど前からMさんのお店に四十代後半の男性アルバイトが深夜担当として働き始められました。以前は地元の優良企業といわれた職場に長年お務めだったそうですが、以前優良企業というその「以前」が問題で、けっきょく経営不振からのリストラという地方にはありがちな事で職を無くされたそうです。
さりとて現状その歳での再就職はなかなか難しく、とりあえずはMさんのお店でのアルバイトということになったのですが
「SSさん、どうです?身体的にきつくありません?」
「ええ、なんとか馴れてきましたけど、やっぱり深夜はかってが違いますねぇ。」
やはり長年身体に染みついた生活リズムを変えるということは大変なようです。

そういえば、私の生活リズムも今週から少し変わってきて戸惑っています。
え?勤務が深夜になったのかって?
いやいや、そんなんじゃなくて、朝食時間が15分早まったのです。
「な~~~んだ」って、あなた、そう言いますが朝の15分差はけっこう大きいんですよ。(笑)

その原因はNHKの朝ドラにあります。
今回の新番組編成で朝ドラの時間が15分早まったじゃないですか、これが、我が家の朝時間を全て15分ずつ切り上げる事になったわけで
「べつにドラマを見る時間が変わっただけで、全部の時間を変えなくても・・・・」
と、異議も唱えてみたのですが、家人は『時間』よりも朝の一連の『流れ』を重視したようです。おかげで、そうじゃなくても少ないであろう私の睡眠時間が15分も切り詰められるという・・・・・・・
「チッ、NHKめ、ろくでもない事しやがって」(笑)
とはいえ、いままでは最後まで見ずに家を出た朝ドラを最後までしっかり見られるようになった私は、「来週はどんな展開になるんだろ」と、どこかで楽しみにもしているわけですけどね。

今回の朝ドラは漫画家水木しげる氏の奥様、武良布枝さんが書かれた、妻の目から夫婦の半生を振り返ったという原作をドラマ化したものですが、見始めればなかなか面白いんであります。(笑)

水木しげると言えば、まさに大器晩成、雑誌デビューを果たしたのは42才、しかもかの『ガロ』ですからねぇ、『テレビくん』で講談社児童漫画賞を受賞してからはイッパシの収入も得られたそうですが、奥様の苦労は察しがつこうてなもんです。

・・・・・んんん?そうですよねぇ、四十、五十なんて人生すでに終わったような気になってますけど、水木しげる氏を思えばさに非ずでしょうか。SSさんももちろん私も「これからこれから」ですよ。頑張りましょ、ね。
「大機晩成!これはまさに我々に証明を託された言葉だぁ!!!!」
「ところでバブ君。あなたの晩は、六十からかい?七十からかい?」
「・・・・・・・・・・!?」

さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントです。

我がブログを長く見ていただいている包容力あるお方は感じておられると思いますが、私はブライアントが大好きです。(笑)
明るくて「イエィイエィ」なのにとってもブルース感溢れるというか、「今日もそんな気分で一日を過ごしたい」ってな感じになるんですよねぇブライアントを聴くと

一曲目「LITTLE SUSIE」から、そんな雰囲気をまともに感じられます。ボビー・ティモンズじゃなくても手拍子したくなるって(笑)
彼のノリは薄っぺらじゃないところが良いんでありまして、このアルバムもまた「良きかな」です。

LITTLE SUSIE / RAY BRYANT
1959年12月10日, 1960年1月19日録音
RAY BRYANT(p) TOMMY BRYANT(b) EDDIE LOCKE(ds) GUS JOHNSON(ds)

1.LITTLE SUSIE
2.BY MYSELF
3.BLUES FOR NORINE
4.MOON-FACED,STARRY-EYED
5.BIG BUDDY
6.WILLOW WEEP FOR ME
7.GREENSLEEVES
8.SO IN LOVE
9.IF I CAN JUST MAKE IT
10.MISTY