JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

お題目に酔いながら

2009年12月05日 | j-l

朝あれだけ晴れていた空が、黒い雲に浸食されつつあります。午後から雨という天気予報はダテじゃないようですねぇ。

ここ4日間ほどいったい何をしていたのか?
じつはPCが風邪を召されまして、インフルエンザほどの重症ではなかったのですが、復旧に取りかかる時間が無くしばらくほったらかし、
「いっそこのまま新しいPCおば・・・・」
不況がそれを許しちゃくれません。(笑) ともかく昨晩やっと復旧を果たしました。
しかしまぁ、風呂の温水器は壊れるわ、CDデッキの調子が悪くなるわ、PCは風邪をひくわと、なんとも淋しい一週間で、さらにその間に仲間内の忘年会もあったりして・・・・淋しい忙しい淋しい忙しい、しかも金は無し、まさにこれぞ年末ですかね。

その今年初の忘年会ですが、仲間内も仲間内、S君とMA君、それに私という3人だけの忘年会で、「S君となら別に忘年会じゃなくても飲んでんじゃねぇ」ってぇはなしですけど、まっそこは『忘年会』というお題目が大切なわけですな。
場所もいつもの街を離れ、我が田舎町最大の歓楽街(最大といってもたかがしれてますけどね)へと繰り出したのでありました。

「さて、一次会は何処にしょう」
最初から計画もなしの忘年会、これが我々らしいところ、するとS君が
「いまさら鮟鱇鍋ってぇのも芸がない、今日は河豚なんてぇのはいかがなもんかねぇ」
「おいおい、言っておくけど、わしゃ金がねぇよ。」と私。
「心配するなって、MA君がいるから、ね。」
するとMA君が
「ここならけっこうリーズナブルだし、うちの会合でも使ったことあるから大丈夫だよ。」
「おいおい、あ~たは、河豚なんてぇ高級魚を、あたりまえのように口にしているんかい」
と我がやっかみ。
てなことで、河豚料理店の暖簾をくぐりました。(笑)

お通しは生牡蠣にあん胆、
「あたしゃこれだけでじゅうぶんだよぉ・・・(涙)」(もちろん私です。)
実際、これだけでゴンゴウ(五合)はいけます。(笑)

テッサ、てっちり、唐揚げ・・・・・・酒がすすまぬわけがありません。
飲みましたねぇ、えっ?いつものことだろうって?いやいや、それ以上に飲みましたねぇ(笑)
しかも、高校時代から知っている気の置けぬ仲間三人ですから、酔わないほうがおかしいってなもんですよ。
「ようし!次行くぞう!!!」

ここからは、飲んでるんだか、歌ってるんだか、騒いでるんだか、S君秘蔵のマッカランをさらに体内に補給して、宴は最高潮へと達したのでありましたとさ、チャンチャン。

でも、思いましたねぇ、毎年毎年、まわるお店の件数は徐々に減ってくるわ、帰る時間は早くなるわ、酒の量も確実に減ってきているような・・・やっぱ歳には勝てねぇってかぁ(笑)
ともかく、楽しい夜でした。S君、MA君、ありがとね。

さて、今日の一枚は、エリック・クロスです。
「SKY SHADOW」の時には触れませんでしたが、感覚で押し切ってくるエリックの音色は嫌いじゃありません。ただ、どうしてもエレクトリックなサウンドが加わってくると「私的に許せない」みたいな意固地さもあったりして、「悪いのチック・コリアだぁ」ってわけの分からないことを心で叫ぶ私が・・・じつに許せない(笑)

素直に聴くべきですねぇ、
エリックというのは、感覚が前面に出る一方で、じつにクールな感じもします。というか、演奏に緊張感があるっていうのかなぁ、それが魅力なんでしょう。
それは盲目であるがゆえの集中力にあるのか、それとも、ハンデなど関係のない彼自身の繊細な心にあるのか・・・・?普段は冗談好きな明るい人なんだそうですけどね。

ともかく、エレピはさておき、コリアにしてもエリックにしても、この頃の若きジャズメンはみょうに尖ってますよねぇ、私なんざぁ、彼らより若いにもかかわらず、お尻をツンツンと突かれてせかされているようにも感じてしまいます。
でも、その後聴き続けるパワーは私にはありませんでしたけどね。

TO HEAR IS TO SEE ! / ERIC KLOSS
1969年7月22日録音
ERIC KLOSS(as,ts) CHICK COREA(e-p,p) DAVE HOLLAND(b) JACK DEJOHNETTE(ds)

1.TO HEAR IS TO SEE
2.THE KINGDOM WITHIN
3.STONE GROOVE
4.CHILDREN OF THE MORNING
5.CYNARA

追伸、S君へのお詫び
いつもいつも写真を使わせていただいて申し訳ございません。
今回はあえて、ブレブレ、ノリノリの写真を使わせていただきました。お店の女の子とのツーショットも考えたのですが・・・・・・
まっ、これなら良いですよね。
え?それが余計だって?まぁまぁ(笑)