JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

私もお酒で甘くなる?

2009年11月19日 | m-o

今日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。
昨晩0時をまわってから、Mさんと二人でお客様へのお届け係です。もちろんお届けだけで済まないのが例年のことで、なっなんと帰宅は朝の5時、本日は2時間という睡眠時間に二日酔い(正確には当日酔いですが)も重なって辛い一日でした。
まっこれも自業自得、今晩は早く寝よっと。

さっそく味わった今年のボージョレ・ヌーヴォーは、「ここ50年で最高のでき」なんだそうですが、私しゃワインの味などとんと分かりませんのでなんとも言えません。ただ、ヌーヴォーというと毎年そうであるように、フルーティーではあるものの私にはちょっくら水っぽいんでありまして、どちらかと言えばガツンとおも~~い赤がお好みの私には物足りなさがあります。
えっ?それじゃあまり進まなかったのかって
そりゃアンタ、「酒と名の付くものなら薄かろうが濃かろうが美味しくいただく」これ、私の信念ですから(笑)

そんなこんなで今朝、眠い目をこすりながら起きてくると、ヌーヴォーと同じく季節を告げる物が届いておりました。

『会津みしらず柿』です。
「おうおう、おまえは焼酎で何日酔いだい?」
てな、くだらないことを言うと
「柿はいいよねぇ、一回飲めば気が済むんだから、だれかさんみたいに毎日毎日じゃ甘くなるどころか腐っちまうてぇの」
たしかに我が体内のアセドアルデヒドは我が脳を犯していることは否定できません。
「でもほら、オレの場合、それで人間が円くなってるというか、人間味を増しているというか・・・・やっぱアルコールが味を出す決めてなんだなぁこれが」
「ほんと、あんたは幸せな人だわ」
あきらめとあきれが入り交じった空気の中、我がアルコール臭だけが虚しく漂っておりました。とさ。

さて、今日の一枚は、テテ・モントリューです。
このちょっとキンキンというピアノ音は、彼独特のものですよねぇ、でも、これが癖になるんだなぁ・・・・・
そんなこと言いながら、好きなわりにはターンテーブルに乗る頻度が少ないのは何故なんでしょ?(わかるかい!そんなこと)

「BLUES FOR NURIA」なんか聴くと、ちょっとモンクをイメージしたりして、でもモンクとはあきらかに違うんですよねぇ・・・なんなんざんしょ、この力強いのに流れるようなピアノ・・・・・
そうかぁ、この人のピアノは聴くたびに新鮮味があるんだなぁ、だから思い出したようにターンテーブルに乗っけるんだぁ・・・・

って、分かったような分からない事を言っていますが、テテとペーター・トルンクのオリジナル3曲をはじめ全曲素晴らしい出来だと私は思います。
それにしても曲を贈られたNURIAってぇ方はどんな方なんでしょ?
いいよなぁ、ピアノ弾ける人は・・・・・・・(笑)

PIANO FOR NURIA / TETE MONTOLIU
1968年2月2日録音
TETE MONTOLIU(p) PETER TRUNK(b) ALBERT HEATH (ds)

1.BLUES FOR NURIA
2.TRANQUILLOGY
3.ALONE TOGETHER
4.SPEAK LOW
5.VISCA L'AMPURDA
6.I SURRENDER, DEAR
7.STABLE MATES