JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いでよ!ヒーロー!!

2009年07月11日 | j-l

今朝は、昨日遅くまで飲んでいたわりには思いの外早く目が覚めてしまい、7時には珈琲なんぞをたてておりました。そのくせ空アクビなんぞを繰り返して、蒸し暑い毎日は続くし、
「なんだかやる気が起きないなぁ・・・・」
「あんたのやる気がある時を一度見てみたい」
「・・・・・・」

え~~昨日7月10日は『ウルトラマンの日』だったんだそうでありまして、1966(昭和41)年の昨日、TBSテレビで『ウルトラマン』の放映が開始されたんだといいますから、なんと43年前ですかぁ・・・・・そりゃあ歳も取るはずだ。(笑)
昨夜はいつものバーでそんな話をしておりました。

『ウルトラQ』『ウルトラマン』といえば、まさに私あたりはドンピシャの世代なんでありますが、第一回放送を覚えているかといえば、全く記憶にございません。
なになに?
「『ウルトラマン』は7月17日に放送開始の予定であったが、その前に放送されていた『ウルトラQ』の最終話の内容が難解であるという理由で放送中止となり、穴埋めとして前日に杉並公会堂で開かれたウルトラマンの宣伝イベントの模様を「ウルトラマン前夜祭」として放映したのが最初。」
ほう、さようでございましたかぁ、大好きだった『ウルトラQ』の後番組ですから私が見逃すわけが無いんですがねぇ・・・・やっぱり記憶にありません。

考えてみれば、たしかに『ウルトラマン』は見ていたのに、内容はほとんど覚えていないような気がします。いや、むしろ『ウルトラQ』の印象のほうが強いような・・・・
しいて言えばバルタン星人????あっ!思い出しました。
たしか、遠足か何かの日だったと思いますけど、残ったお菓子を食べようとして、母に「いっぺんに食べちゃダメだよ!」と釘を刺され、寝床の枕元かなんかに置いて寝ようとしたときでした。
「あと10センチ・・・あと1センチ・・・・くぅ~~~もう少しダァ」
と、布団の中から腕を伸ばして、おかしギリギリの所で苦しむみたいな、そんな一人遊びをやった記憶があるんですよねぇ、じつはこれ、『ウルトラマン』のハヤタ隊員がベーターカプセル(ほら、ウルトラマンに変身するときに空にかざす万年筆みたいなやつ)を落として、取れそうで取れない、てな場面があったんですよ、それの真似をして遊んでたんですねぇ。デヘヘ、ボクちゃんかわいい(アホか)

でも、普段のごっこ遊びは『ウルトラマン』より忍者系やこうピストル(今あんまりピストルって言いませんよね)を使うような、例えばスパイとか、そんな系統が多かったような・・・・・っていうか、野球やら缶けりやらメンコやらそんなんほうが、ごっこ遊びより勝っていたんですかね。

「ウルトラマンの歳は18(ジュハッチ)。残念ながらウルトラマンは即席ラーメンを食べられない」これが私のウルトラマンに関する知識のすべてかもしれません。(笑)

ところで、
『ウルトラマン』の生みの親、故円谷英二氏は福島県須賀川市の出身。かの地の町興しに『ウルトラマン』は欠かせぬ存在であるようですが、『ウルトラマンの日』には何か催しでもあったんでしょうか?


興味のある方はこちらをどうぞ

同地に『ウルトラマン・ジュース』なる地場産リンゴを使用したジュースがございましてね。このウルトラマンを形取ったガラス瓶がなかなか愛らしいんであります。
その他にも『ウルトラマン・パン』やら『ウルトラマン・どら焼き』やら『ウルトラマン・クッキー』やらいろいろあるとは聞いてますが、現物は見たことも食したこともありません。(笑)

そうそう、以前紹介した
 ♪ ある日走ったそのあとで・・・・・
の、東京オリンピック、マラソン銅メダリスト円谷幸吉も同市の出身でありました。

って、おいおい、おまえは須賀川市の回し者か!(笑)

まっ、いずれにしても、親殺しに子殺し、逆恨みの火付け、無差別殺人・・・・・
『ウルトラマン』は無理としても「今こそ、現実的なヒーローが現れて欲しい」と、バブ君は思うのでありました。

さて、今日の一枚は、チャールス・ロイドです。
おそらくこの場にロイドが登場するのは、「FOREST FLOWER」以来2度目だと思います。
このキース・ジャレットも参加したカルテットは、活動期間が約3年半、さらに発売アルバムのほとんどが結成一年以内に集中している、というわりには一時ジャズ喫茶をにぎわしたカルテットでありました。
しかし、「FOREST FLOWER」を紹介したときにもたしか書いたと思いますが、私はそれほど熱を上げませんで、その根底にあるのは、音楽そのものの評価というより、「ポスト・コルトレーンの逸材」とのロイドへの評価に対する、そして、なにより大好きな(笑)キースへのつまらない反骨であったように思えます。

今日のアルバムは、旧ソビエト連邦エストニア共和国タリン市で開かれたインターナショナル・ジャズ・フェスティバルでのライブ盤ですが、たしか発売は同カルテット解散後だったように記憶しています。
ソビエト連邦と聞くと、どうにもジャズというイメージが湧かないかもしれませんけど、毎年ジャズフェスが開催されるほど盛んで、これはヨーロッパでのジャズの評価が大きく影響していたとも思われるわけです。そのジャズフェスに14回目にして始めてアメリカから乗り込んだのが、この時のチャールス・ロイド・カルテット。(インターナショナル・ジャズ・フェスティバルなのにね。笑)
そしてその演奏は、スタンディング・オベーションが鳴り止まなかったという、いわゆる「伝説のステージ」となったわけです。

まぁ、今になってつまらない反骨など無意味ですから、素直に聴いてみるんであります・・・・
私がこんな演奏を嫌いなわけないじゃありませんか、根本的に好みであることは、私を良く知るお方なら一発で分かります。
しかぁ~~し、ラスト・ナンバー「TRIBA DANCE」、ここでキースが「至上の愛」のフレーズを弾いている、これは「いいけど、ヤダ~~!!」
けっきょくはつまらぬ反骨を捨てられぬのでありました。(笑)

IN THE SOVIET UNION / CHARLES LLOYD
1967年5月14日録音
CHARLES LLOYD(ts,fl) KEITH JARRETT(p) RON McCLURE(b) JACK DeJOHNETTE(ds)

1.DAYS AND NIGHTS WAITING
2.SWEET GEORGIA BRIGHT
3.LOVE SONG TO A BABY
4.TRIBAL DANCE