昨晩もまた飲み過ぎてしまいました。(笑)
コースはお決まりのもの、S君をさそって寿司屋でビール、日本酒、後は「ラガブー(ラガヴーリン)飲みてぇだろ?」と甘い言葉でいつものバーに引っ張り込んでシングル・モルトにバーボンとそんなとこです。
本人はそれほど飲んでいないような気がしていたのですが、酔っぱらってましたねぇ、1時半頃自宅に着いたのですけど、いつもは必ずはいる風呂をパスしてバタンキュー、今朝になってシャワーを浴びていると、「やだやだ、酔っぱらいは・・・・・」と皮肉混じり言葉もいっしょに浴びてしまいました。
バーに新参者が居たものですから写真を撮ろうとしたのですが、まさに酔っぱらっていた証のようにブレブレであります。
これって「起き上がり小法師」ですよねぇ。だけど私の知っている「起き上がり小法師」からするとほっそりとして、お顔もおカメさんのようでじつに女性っぽい。いったい何処の民芸品なのでしょうか?
我が家に現物がなかったので、ネットショップの写真を拝借しました。
やっぱり私が最も馴染みがあるお姿は、福島県会津地方のそれです。
今から約400年前、当時の藩主だった蒲生公が無役の藩士にこれを作らせ正月に売り出したのが始まりだそうでして、今でも毎年1月10日に行われる十日市という初市で売られているのだとか。その十日市で家族の数+1個の「起き上がり小法師」を買って、一年間神棚などに飾るんだそうで、「転んでも転んでも起き上がる」七転び八起きの精神で一年頑張りますから見守っていてくださいってな事なんでしょうかね。
ちなみに最近は青色のもあるそうで、青が水難から、赤が火事などから家族を守るという意味合いがあるとのことですよ。
まぁ、ママのところの新参者は「私みたいな大酒飲みが飲み過ぎて倒れないように」ってな、お守りみたいなものかな。
それにしても、誕生日を過ぎてからというもの、酒のまわりが早くなったように思うのは気のせいでしょうか?
「バブちゃん、今日は何か食べてきたの?」
ママはいつも心配してくれますが、昨晩も
「うん、寿司屋でタコの握り一個食べてきた。」
「あら珍しい、今日は食べたんだね」
握り一個食べたからと驚かれるような飲み方は、そろそろ卒業した方が良いかもしれません。
「ようし、これからは少し食べて飲むようにするぞ!」
「それより先に、飲む量を減らせば」
「う~~~ん、それは無理」
さて、今日の一枚は、チャールス・ロイドです。
このアルバムも一時ジャズ喫茶で大流行だったように思います。ロイドといえば「ポスト・コルトレーンの逸材」といわれた男(私はけしてそうは思っていませんでしたが...笑)。たしかに朗々と吹き上げる組曲「FOREST FLOWER」は秀逸ではありますし、キース・ジャレットのピアノも悪くない。
ただし、人気のあったアルバムだけに誰かから文句を言われそうですが、私はそれほど好んで聴く一枚ではないのです。
何故なんでしょうか?
おそらくは、脳みそを絞り上げるような興奮を覚えないから・・・じつに分かりにくい表現ですね。う~~~~ん、そうだなぁ・・・聴き終わった後に私自身の達成感がない、これもひどい表現だ・・・・・え~~~い、ともかくもう少しズドーンとお茶目な方が、私は好きなんだと思います。(笑)
それでも、ロイド・ファンだけでなく、キース・ファンも必聴の一枚であることはたしかでしょう。
FOREST FLOWER / CHARLES LLOYD
1966年9月18日録音
CHARLES LLOYD(ts,fl) KEITH JARRETT(p) CECIL McBEE(b) JACK DeJOHNETTE(ds)
1.FOREST FLOWER - SUNRISE
2.FOREST FLOWER - SUNSET
3.SURCERY
4.SONG OF HER
5.EAST OF THE SUN
コルトレーンの後継者とは一度も思わないロイドですが、私にとってこのアルバムはとても重い。
それまでJAZZに対して持っていた規律を、フリーのスタイルを使わずに壊したアルバムでありました。
この一曲が聞きたいの一曲にするべき曲が最初の2曲で、でも何処かでアルバムをコメントしている記憶があります。
私にとってJAZZを本当に身近なものにさせたアルバムであります。
そういった方は、多くいらっしゃるのだと思います。
私があまり聴かないのは、キース・ジャレットを聴かないのと同じく、一時、ジャズ喫茶で聴かされすぎたからかもしれません。
ともかく、思い出のアルバムというのは誰にでもあるもので、その事は大切にしたいですよね。