JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

今の緑は?

2009年07月12日 | g-i


九州南部では梅雨明け、季節は着実に進んでいるようです。とはいっても、このあたりでは鬱陶しい日々がまだまだ続きそうです。

そんな梅雨のまっただ中の日曜日、曇り空ながらなんとか天気は持ちそうですし、風もそこそこ爽やか、ならばやはり自転車に乗らないわけにはいかないでしょう。

昼食に冷やし中華を食べて・・・・・・

さすがに遠くまで出掛ける元気はありませんでした。しかし、近くにこんな公園があることを私はとても幸せに感じるわけでして、幾つかのこんもりとした山を丸ごと公園にしたここは、自転車&ウォーキングには最適、途中何度か水分とモク(もちろん携帯灰皿持参ですよ)の補充を繰り返しながら、約2時間、ウロウロしてきました。

それにしても面白いのは、水分を補充した瞬間にどっと増える汗の量ですねぇ、「ウムウム、ウン十年も身体に溜め込んだ悪魔を追い出す気分だ。」てなもんで、これがじつに心地よいのでありますよ。

春を過ぎ、この季節になると爽やかな緑というより、迫り来る恐ろしいまでの生命力を感じずにはいられません。

 みどりのいろは いろいろある
 たとえばはるは いろがろんがいに うつくしい
 それは みどりのいのちが いちばんいろだから
 いのちのいろは いいいろ
   (東田直樹 「みんなの知らない海の音」 いいみどり より)

春の緑がいちばん色なら、今の緑は何の色なんでしょ?
あれだけ若々しかった緑も、この季節になるとそれぞれが個性を主張し合い、縄張りを拡げんとするような野望を持った色へと変わってきます。
いずれ、赤色に、黄色に変わることは分かっていても、今はギラギラした緑を拡げることに邁進する・・・・生命とはかくも貪欲なものなのであります。
すなわち、それが生命力であり、それが生きるということなのです。

なぁ~~んちゃって、ちょっとだけ汗をかくと、生きている実感が湧いてきて、目に入る緑にもそんな思いを抱いたりなんかして・・・・
うん、やっぱり身体は動かしてなんぼですね。(笑)

さぁ、いい汗をかいたら、やっぱり楽しみは一杯のビールでありまして、帰宅後はビールを飲みながらの夕食当番です。
ということで、『料理当番、本日の一品』

準備中にビールを飲んでしまいましたので、ホンチャンはポン酒ということで、まずはどんこの煮付けです。

これは、どんこの煮付けを食べてくれない母のための、お得意の肉じゃがです。
ちょっと大量に作ったので、気が向いたら、先日「肉じゃがが食べたい」と言っていた中国人留学生Yさんに、持っていってあげようかと思っています。

もちろん、ビタミンも必要ですから、シーフード・サラダも作りました。

さて、今日の一枚は、レッド・ガーランドです。
プレスティッジには「GROOVY」を筆頭に、多くのアルバムを残しているガーランドですが、そんな中でこのアルバムあたりはかなりマイナーな一枚と言えるかもしれません。
でも、この時期のガーランドにハズレはありませんねぇ。まして、リラックスした彼はたまりません。ゴム鞠みたいに弾むあの独特なタッチは、まさに彼の魅力であり、それが最大に活かされていた時期であったのでしょう。

テーマ・ナンバー「RPJO」なんて、ドラムに合わせて適当にコードを弾いていたら出来ちゃったってんですから、いかに、この時期のガーランドがノリノリだったかが、分かろうってなもんです。

「GROOVY」だけでなく、プレスティッジのガーランドは、メジャー、マイナー問わず聴いておくべきかもしれませんね。

ROJO / RED GARLAND
1958年8月22日録音
RED GARLAND(p) GEORGE JOYNER(b) CHARLIE PERSIP(ds) RAY BARRETTO(cong)

1.ROJO
2.WE KISS IN A SHADOW
3.DARLING JE VOUS AIME BEAUCOUP
4.RALPH J.GLEASON BLUES
5.YOU BETTER GO NOW
6.Mr.WONDERFUL