気温はともかく、昨日のような強風がないぶん、今日は穏やかな天候でした。
今日の話題は、昨日の『レジ袋有料化』といったエコ話に通じるものがあるのですが、日曜版朝日新聞be『サザエさんをさがして』の話題でして・・・・
またかいとお思いでしょうけど、日曜の午前に読むにはピッタリの毎回じつに懐かしい思いをさせてくれる面白い記事なんですよ。
今回は「リンゴ箱のわら縄」という記事。
昨日のレジ袋同様、昔リンゴは発泡スチロールや段ボール箱には入っておりませんで、木箱にいっぱい詰まったもみ殻に埋もれ、しかも箱はわら縄でしっかり亀甲に・・・違います違います、きちんと梱包してあったのであります。
我が家にも昔は、親戚や父の知人からリンゴが届くことがありましたからよく覚えています。
嬉しくて梱包を開こうと、いさんでそのまま畳に持ち込むと(とても重かったのに、そういう時には力が出るんですよね。笑)、母が慌てて飛んできて
「なにしてんだ!父ちゃん帰ってから!そんなとこに持ってきたら畳が切れちゃうべ!」
なんてね。
それでもまだうらめしそうにしていると
「しかたねぇ、開けんだったらおもてで開けなよ」
ってね。
もみ殻に手を突っ込んで、この手ですくい上げてやったリンゴの可愛かったこと綺麗だったこと(笑)
思えば味も、品種改良がより進んだ現代のものよりかなり酸っぱかったんでしょうけど、美味しかったですねぇ・・・・
やがて木箱は段ボール箱にとって代わられ、「同じ時期に荷造り用のわら縄も身近ではなくなった」(昭和の懐かしい風物を紹介するサイト、EMITの運営管理者、朱夏さん)。いまでは保冷箱や緩衝材の主力は発泡スチロール製だ。 <中略> だが、ここにきて、わら縄、もみ殻の知恵は、再評価の気運が高まる。
これもまさにエコ気運でありましょうか。
「包装材は荷を解けば、全てゴミになる。ゴミをつくって、もうけたところで、どうなる?」
とは、川口市で梱包資材を製造・販売するワタコンの会長、渡辺徳治さん。
そんな問いかけに、足かけ4年を費やし開発されたのが、使用済み段ボール等に網状に切り込みを入れシワを寄せた緩衝材をつくる製造機なんだそうで、その緩衝材は私も見たことあります。
記事は、
わら縄、もみ殻を知らない世代にも、こんな心意気だけは伝わってほしい。
と〆られておりましたが、まさにその通りですよね。
昨日の『レジ袋有料化』同様、「昔の知恵に学びつつ新たな工夫をする」これなんだろうなぁ
昔の人は聞知(ぶんち)するなし。[昔之人無聞知]
「古い人たちはなんにもわかっちゃいない。これは親を馬鹿にした子の言いぐさだ。」
周公の言葉を聞き、
古人の徳を稽(かんが)えよ。[稽我古人之徳]
「いにしえの聖人たちの徳を考えよ。そこには範とすべきことが残らずある。」
召公の教えに学ぶ、でしょうかね。
さて、今日の一枚は、久々のエルビン・ジョーンズです。
THE ULTIMATE
ブルーノートでの一作目「PUTTIN' IT TOGETHER」二作目「THE ULTIMATE」が、フォーマットはロリンズ、サウンドはコルトレーンといった感じであったのが、三作目のこのアルバムではフロントを3管に増やしたあたりに、どちらからも離れた独自性を出そうという、エルビンの野心が見え隠れするように思えます。そして、その成果は確実に現れている一枚に仕上がっていると思います。なにしろ、エルビンのドラムとキャンディトのコンガの存在感が半端じゃありません。(笑)
さらにコールマン、アダムス、ファレル・・・これもインタープレーというのかどうかは知りませんが凄い。
エルビンの力を感じさせる一枚だと思います。
ちなみにジャケットにいっしょに写っているのは奥様のケイコさんかな?この人マネージャーとしてもそうとう苦労したと聞いてます。
それにしても、ケイコさんにしても、ウエイン・ショーターのミヤコさんにしても、アート・ブレイキーの奥さんにしても、小野のヨウコさんみたいな性格じゃないのか、それとも私が興味がないせいなのか、その後どうしていらっしゃるかはつゆ知らず、
ケイコ・ジョーンズさんはお元気なんでしょうねぇ
ミヤコさんは曲まで作ってもらったのに別れてしまいましたしねぇ
ブレイキーの奥さんだったという日本人なんて名前すら知りませんから
まっ芸能記者でもないからいいか(笑)
POLY-CURRENTS / ELVIN JONES
1969年9月26日録音
ELVIN JONES(ds) GEORGE COLEMAN(ts) JOE FARRELL(ts,b-fl,fl,eng-h) PEPPER ADAMS(bs) WILBUR LITTLE(b) CANDIDO CAMERO(conga) FRED TOMPKINS (fl)
1.AGENDA
2.AGAPPE LOVE
3.MR.JONES
4.YES
5.WHEW
追伸、
『サザエさんをさがして』で紹介されていた朱夏さんが運営されているサイト「EMIT」を覗いてみました。
いやぁこれがまたなかなか興味深いサイトでありまして、よろしかったらみなさんもご覧になってみて下さい。
http://www.emitefil.com/
サザエさんつながりで、同サイトの60・70年代TVドラマ「サザエさん」を見てみたら、
♪ サザエさん サザエさん サザエさんってどんなひと?
そりゃもう美人で しとやかで・・ ♪
という歌詞が、
「そうそう、♪ お魚くわえたどら猫 追っかけて・・・ ♪ってあれより、こっちの歌詞のほうが俺には印象的なんだけど・・・・そっかぁ、アニメじゃなくて江利チエミの実写版の主題歌だったんだぁ」
ではあらためて
♪ サーザエさん サザエさん サザエさんって どんな人?
そーりゃ もう 美人で (そりゃもうっ) しとやかでぇ
朗らか過ぎて 上品で 親孝行で 親切で
「かつお!わかめ!こらぁ!待て~!」
そそっかしいのが タマに傷 消え入りそうに うなだれて
モジモジ 真っ赤な モジモジ 真っ赤な サ~ザエさん ♪ (大笑い)