JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ちょっと力入れました?

2008年11月16日 | a-c

今日は、昨夜遅くから降り出した雨が降るでもなくやむでもなく、一日中靄のかかったような空模様で、今週もお疲れモードの私には、ある意味、体を休めるのにピッタリの天候だったかもしれません。(寒くもありませんでしたし)

「明日あたりから寒くなってくるっていうから、あとで灯油買って来ておいてくれる。あっそれから、ついでに夕飯の買い物もしてきてね。」

いつもの指令ではありましたが、考えてみればダラダラ休日は最近のお決まり、夕食当番も毎回30分そこそこで切り抜ける始末で、少々手抜きをしていたようにも思います。今となっては『料理当番』も私にとっては一種の趣味とも言えるわけで、包丁を使うことも鍋を振ることもストレス解消に充分役立っていると感じています。
「よし、今週は少し手をかけるか」

となればまずは基本から、切れ味がすっかり落ちてしまった包丁5本を全て研ぎ始めました。
いやぁ、けっこうな運動になりました。汗は出るし疲れるし、料理人の方はこれを毎日やっていらっしゃるんでしょ、やっぱ凄いわ。(笑)

さぁて、いよいよ本題の料理でありますが、こういったときには『原点回避』いやいや『原点回帰』が重要でありまして、単純でありながら奥の深い料理・・・・・・・・・
家庭料理の定番「肉じゃが」しかも「おふくろの味」とは一手間違う「肉じゃが」を作ることに決定しました。(じつは、スーパーで皮付き豚バラブロックが安かった事もありましてね)

まずは皮付き豚バラに軽く塩胡椒して、皮目だけを油をひかずにフライパンで焼きます。これをちょっと大きめに切り分け(出来上がりはかなり縮みますから)弱火で小一時間ほど蒸します。
それとは別に皮がむける程度までジャガイモを茹で、まるのまま皮をむいておきます。

かつお昆布だしに、ミリン、酒、砂糖、濃い口醤油を加えタレを作ります。(ちょっと薄めに)このタレでまず豚肉を30分ほど煮て、そこにタカノツメ、丸ごとのジャガイモ、ざく切りの玉葱を加え、弱火で約2時間・・・・ウソウソ、いくらなんでもそこまで時間はかけられませんから圧力鍋を使って約10分、自然に圧を落としてから、蓋を取ってさらに約10分。「特製肉じゃが」の完成です。
ちなみに、その間に蒸し器、フライパン等々をきれいに洗って拭いて、つまり片付けておかないと二度と「肉じゃが」を作らせてもらえなくなりますからご用心を(笑)

こうしてできたのが『料理当番、本日の一品』であります。

もう一品は一尾50円まで値を下げた秋刀魚の「山河焼き」
これの作り方はいたって簡単で、秋刀魚を三枚におろし、包丁でたたきながら、生姜、ニンニク、長ネギ、大葉(いわゆる薬味系のものならなんでもOK)を投入、そこに味噌と少量の醤油を加え、平たく伸ばしてフライパンで焼けば出来上がり。

ついでにもう一品「キムチ納豆」です。
これは説明いらずですよね。本日は軽く塩もみした大根の葉も加えてみました。

さぁ、久しぶりに時間をかけて作ったバブの手料理、いかがでしょうか?
私はこれで日本酒5合いただきました。(笑)

さて、今日の一枚は、ジーン・アモンズです。
先ほどまで趣味部屋で聴いていた一枚なのですが、
以前「昔はジーン・アモンズをあまり好きじゃなかった」という話をしたことがありましたよね。なんていうかなぁ腹の中をくすぐられるというか、それも、くすぐったい一歩手前みたいなくすぐり方?そんな感じだったんですよねぇ。
それがあ~た、ボス・テナーがほろ酔いのおっさんにはじつに心地よい感じに変わってたりするんですよ。(笑)

このアルバムでも相変わらずの「ブァブァ~~~」が、私の腹の中でゾワゾワゾワっと動いてきます。さらには、ペッパー・アダムスのバリトンが、そこに追い打ちをかけてくるのでありまして・・・・・・
これからまた飲み直しを企んでいる私でありました。

BLUE GENE / GENE AMMONS
1958年5月2日録音
GENE AMMONS(ts) IDRESS SULIEMAN(tp) PEPPER ADAMS(bs) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ARTHUR TAYLOR(ds) RAY BARRETTO(conga)

1.BLUE GENE
2.SCAMPERIN'
3.BLUE GREENS 'N BEANS
4.HIP TIP