久しぶりの青空、マスクは外せないもののMさんのお店まで散歩がてら気持ちよく歩いて行けました。
えっ?何故に歩いてかって?
昨晩は以前紹介した平子久江さんのコンサートを、Mさん、S君といっしょに聴きに出かけまして、終了後は食事会(・・・すいません飲み会でした。)Mさんの店に車を置いてきたというわけです。
途中、桜の様子を見ながら行ったのですが、開花まではまだまだ日にちが必要なようです。それでもほんの少しつぼみが膨らんできたようには思えるんですけどね。
まずは昨晩のコンサートの感想から、
マリンバを中心とした打楽器のみの演奏だったのですが、意外にも迫力がありました。
そもそも、マリンバという楽器を真剣に聴いたことがあっただろうか?と思い起こすと、小学校の時に体育館か何処かで一度だけ聴いただけで「シロフォンとマリンバって何処が違うんだ?」てなありさま。(もちろんヴィブラフォンは何度も聴いたことがあるんですよ、当然ジャズ演奏ですけど)
話を戻しましょう。一部はマリンバの独奏を中心とした構成、二十分ほどの休憩を挟んで二部は多種の打楽器とマリンバといった構成でした。
それにしても、平子さん本人が「ダイエットにはマリンバ演奏をお勧めします。」とおっしゃていたごとく、なんなんざんしょあの反復横飛びを延々と続けるような激しい演奏は。しかも開演中はほぼ休みなしですよ。卓球の福原愛だって、バトミントンのオグシオだって真似できないようなフットワーク・・・・「マリンバはスポーツだ!」おもわずそう叫んでしまいそうでした。(笑)
あれだけのフットワークから生み出されるメロディーは、時に優しく、時に激しく、心に響くものでありました。
特に、低音部のあのヴァイブとは明らかに違う響き、なかなかええもんですねぇ。
私がクラシックの曲名など知るわけもないので曲名は分かりませんが、アフリカの太鼓ジャンベとの掛け合いでやられた曲、あれえがったぁ・・・
ともかく、楽しい時間を過ごすことができました。平子さんも他のメンバーの方も本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
ただ、コンサートを企画した我が友人にあえて言わせていただくと、高校生が多く聴きに来ていたことは彼らにとって良い体験であったでしょうが、なにせ一般の客が少なすぎる。3000円を切る金額であれだけの演奏を聴ければ充分満足いくのだから、もっと泥臭くチケットを売っても良かったのではないか?もっとみんなに知らせる方法があったのではないか?次回への反省は多々あるように思います。
まぁ、それはそれとしてご苦労様でしたね。
さて、昨晩はマリンバに酔いしれましたので、今日の一枚は、ヴァイブ、ミルト・ジャクソンです。
私はM.J.Q.を離れた普段着のミルト・ジャクソンが好きです。(M.J.Q.が悪いという事じゃありませんよ)「OPUS DE JAZZ」にしても「MILT JACKSON QUARTET」「BAGS MEETS WES」「CHERRY」「THAT'S THE WAY IT IS 」などなど、ミルト・ジャクソンの本当の魅力が見えるように思います。
聴き所は「I REMEMBER CLIFFORD」ということになるのでしょうが、私はゴルゾンの音が少し邪魔に感じてしまったりして・・・でも良い演奏ですけど
だからというわけじゃありませんが、ホーンがお休みしている「ILL WIND」なんかわりと好きだったりします。
ともかくマリンバを使ったジャズ演奏というアルバムは持っておりませんので(あるのかなぁ?)今晩はヴァイブの音で一杯いただこうと思います。
BAGS' OPUS / MILT JACKSON
1959年12月12日録音
ART FARMER(tp) BENNY GOLSON(ts) MILT JACKSON(vib) TOMMY FRANAGAN(p) TOMMY POTER(b) CONNIE KAYY(ds)
1.ILL WIND
2.BLUES FOR DICHAAN
3.AFTERNOON IN PARIS
4.I REMEMBER CLIFFORD
5.THINKING OF YOU
6.WISPER NOT
おまけ、
桜のつぼみだけというのもなんですので、母が茶飲み友達にいただいてきた桜の写真をどうぞ(この桜は何桜だろ?)