れいのごとく昨晩もS君の甘い誘いに乗ってフラフラと夜の街に消えてしまった私、せいぜい午前様は週に一回くらいに止めないと季節の変わり目に体調を崩す結果になりそうですので、反省して今晩は自宅でゆっくりバーボンでもいただくことにします。(そんなら休肝日にしろ!)
ちなみに昨晩のコースはといいますと、まずは小料理屋で「ツブの刺身」「どんこの胆」などなどをつまみながら『ぬる燗』をキュッといきまして、一人ならいつものバーへしけ込むところを同級生4人の飲み会でしたので、カラオケ有りの女性も若干いーのてなお店で『竹鶴』をロックでグビグビといただき、嫌いなカラオケも3曲ほど唸り(ふつうはこれを嫌いとは言わないようですが....笑)ついでにお嬢様の手を握りながら手相を見ちゃったりして・・・んんんんん。
いつものパターンだとこのあたりで「ボクちゃん帰る」と言い出すS君が、昨晩は何故かもう一軒行くと言いだし、S君が『マッカランの18年』をボトルキープしているというお店へ、またもロックでガッパガパ。ここでついにS君は帰ると申されるので彼を見送った私はいつものバーで『ハーパー』のロックをチピッといただいて〆という・・・・・・これだけ飲めば酔わないほうがおかしいわけで、それでも帰宅後ひとっ風呂浴びてバタンキュー、まさに「それでいいのかおとっさぁん」であります。
根っからの酒飲みで知られた古今亭志ん生師匠が
「酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔色をみない。貧乏人も金持ちも同じように酔わせてくれるんだ。「あいつは酔わせないよ」てなこと言わねぇとこがいいじゃねぇかい。乞食にも厭な顔をしぬぇからなぁ。」
なんておっしゃっておりましたが、まさにその通り、私のようなゲスな人間でも酒の神バッカスは見捨てることなく酔わせてくれる、ありがたいじゃござんせんか。
もちろん反省はしていますよ。
でもね酒に逃げるのは良くありませんが、バッカスからの贈り物を堪能して酔っぱらうことは、精神衛生上じつによろしいわけでして「これがなかったら私ゃぁ生きていけやせんよ」と居直りつつ、これからも酔っぱらいを続けるのでありましょうね、私は。(笑)
酒の力を借りて女性をおとしめたり、酔いに任せて他人に迷惑をかけたり、これは平等に酔いをプレゼントしてくれる酒に対して失礼なことですら、酒飲みたる者がやっちゃいけません。・・・・いや、めったにやっちゃいけません。(笑)
酔いに感謝しつつ最後の一滴まで味わい、酒の神の慈悲に身を任す・・・あ~あ、なんと素晴らしきかな、世に『酒教』があったなら、私は第一の信奉者として身を捧げるでありましょう。(お~~い、まだ酔っぱらってんのかぁ~~~~)
世の中で、一番の常識知らずが官僚諸氏で、一番の嘘つきが政治家なら、そんなみなさんも酒のようにあまた平等に尽くす心が欲しいもの、私は「官僚も政治家も良き酒であれ!」と叫ばずにはいられない・・・・・・って、なんじゃそりゃ
え~~本日は「よくもまぁ毎日毎日酒飲んで、ブログに綴る話も『酒話』ばっかじゃないの」と称される方々に「私が何故に酒を飲むのか」について、全て『酒教教徒』としての修行であるという、簡単ではありますが言い訳にもならない言い訳を述べさせていただきました。
ご静聴ありがとうございましたぁ。
さて、今日の一枚は、ディジー・ガレスピーです。おそらくは私が彼のアルバムを取り上げたのは初めてではないかと思います。
このレコードもしばらく聴かずに放置されていた一枚でありまして、ガレスピー云々というよりは二人のソニーを目的に「DUETS」とともに入手した一枚でした。
久しぶりに聴いてみると、悪くありませんねぇ。
「THE ETERNAL TRIANGLE」でのロリンズとスティットのテナー・バトルはなかなか聴き応えがあります。どちらがロリンズでどちらがスティットか聴き分ける楽しみもあったりして、ぜひみなさんもやってみてはいかがでしょうか。
「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」でのガレスピーのボーカル(?)は、ちょっといかがなものかとも思えますが、二人のソニーを格上として引っ張るあたりはさすがといったところでしょう。
これもほったらかしにするには少々もったいない一枚だったと感じています。
SONNY SIDE UP / DIZZY GILLESPIE
1957年12月19日録音
DIZZY GILLESPIE(tp) SONNY STITT(ts) SONNY ROLLINS(ts) RAY BRYANT(p) TOMMY BRYANT(b) CHARLIE PERSIP(ds)
1.ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
2.THE ETERNAL TRIANGLE
3.AFTER HOURS
4.I KNOW THAT YOU KNOW