社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

モテル男とモテナイ男の格差問題 --「革命的非モテ同盟」--

2008-02-16 13:02:32 | 結婚、恋愛

 一昨日はバレンタインデー。本命チョコ、義理チョコ、そして最近は自分へのご褒美として自分用チョコ、更には男性から女性へ贈る逆チョコなど、次々と商業的戦略に乗せられている感があるが、必ずしもこの日を楽しみにしている人ばかりではない。

 同日のTBSラジオ「アクセス」では、「革命的非モテ同盟」という団体の人がゲスト出演し、モテル、モテナイは格差問題かどうかをテーマで取り上げていた。

・アクセス、バトルトーク
https://tbs954.jp/CGI/ac/btt/btt_talk.cgi
(ここから、「バックナンバー」を選択し、その後の画面から「2008年02月」を選択。更に、2008年02月14日「バレンタインデーに『革命的非モテ同盟』のメンバーと考える。モテるモテないは「格差問題だ」という主張に共感する?」を選択。)

 私はこの番組を聴いていないので詳細な内容はわからないのだが、「テーマ詳細」を選択すると「革命的非モテ同盟」の主張などがある程度わかる。

 また、この話題に関する聴取者からの意見が羅列されているが、その大半は格差が生じるのは当然で、モテナイのは自己責任という見方のようだ。

 だが、私はこうした聴取者の意見には強く抗議したい。普段からフリーターなど非正規雇用の増加によるワーキングプアなどの話題の時には格差問題を深刻に訴える向きがあるのに対し、モテルモテナイの話題となると安直に負け組の責任で片付けてしまう、そこに矛盾があるではないかと。これが世論の実態かと思うと実に情けなくなる。

 しかも、「非モテ」の主張ではバブル崩壊以後の失われた10年によって経済的な格差が生じ、それがモテルモテナイの格差を生み出す一因でもあると指摘しているのだ。つまり聴取者の多くの意見は、一般的な経済的格差問題も自己責任として片付けてしまえばいいという主張になる。

 ところで、もしこの「非モテ」が女性の集団だったら聴取者の反応はどうなっていただろうか。恐らく同情的な意見が多く寄せられたのではないだろうか。ここにも、同じ境遇でも男女で扱いが変る「格差」が存在すると思う。

 そもそも、モテナイ男性が発生する最大の原因は、結婚や恋愛に積極的でない女性が増加していることに起因する。女性の場合は男性より数が少ないため自然と恋愛に関しては優位な立場に立てる。恋愛したいと思えばすぐに男性が得られるといった環境にいるため、男性を粗末に扱う傾向が強くなってしまっているのだ。

 我々が家で水道の蛇口をひねれば当たり前の様に水が出てくる。従って我々は水の有難味というものを忘れてしまっている。しかしこれが砂漠地方に住む人から見たらどうだろう。水は大変貴重なものだという認識になるはずだ。それと同じで我々は今一度人と触れ合うことの大切さ、有難さというものを再確認する必要があるのではないだろうか。そして今現在、女性にモテナイと悩んでいる男性達が1人でも多く幸せになれるように女性が積極的に歩み寄って欲しいものだ。

 努力が足らないからモテナイ、これは全くの誤りである。モテルモテナイに努力は関係ない。誰でも努力はしているのだ。モテルモテナイの結果は単なるめぐり合わせであり、運の良し悪しに過ぎない。

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