社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

姑息な言葉選びで権力拡大を狙うフェミニズム -女は産む機械-

2007-01-31 17:54:43 | 家庭、教育

 柳沢伯夫厚生労働大臣が少子化対策の講演会で、「女は産む機械」などと発言したことに端を発する一連の騒動が波紋を広げている。

 もっとも、波紋を広げているのはマスコミとフェミニズム信奉者が中心で、その他大勢は一時的な不快感はあったものの、既に「もう許してやれば」といった声が女性の間からも出始めている。

 こうした「失言騒動」というのは過去にも存在するが、それらのほとんどはフェミニズムが意図的に悪質な解釈をして男性を攻撃するという手口だ。

 本質的に、この柳沢氏の言葉が不適切かどうかというのは、実際の講演会を最初から聞いている人でなければわからないはずだ。そこには独特の雰囲気がある。それを言葉の一部分だけ切り取って批判するのは、極めて姑息なやり口と言えるだろう。相撲で言えば立会いの変化技、野球で言えば隠し玉といったところだろう。

 それにしても、今回の騒動に関して社民党の福島瑞穂参院議員や辻元清美衆院議員などの野党のフェミ議員の行動を見ると、改めてフェミニズムが独裁的で利己主義的かが垣間見える。

 例えば、福島氏は昨日民主党の小沢一郎衆院議員や国民新党の綿貫民輔衆院議員らと共に事前連絡なしで首相官邸に乗り込み、柳沢氏の大臣辞任を強く求めた。

 その後のインタビューで福島氏は、「『誤解を与えた』という認識でいる官房長官がいることが問題」と応対した官房長官をも非難した。

 ここに見られる福島氏の思想は、相手の意識など関係ない、自分がどう思うかが全ての基準なのだ、という極めて独裁的なものだ。こんな人物が果たして集団の中で調和していけると思えるだろうか。

 また、辻元氏は昨日の通常国会の代表質問で、「全ての女性を代表して柳沢大臣の辞任を求めます」、「欧米ではとっくに罷免ですよ」、など柳沢氏に対してまくし立てた。

 ここに見られる辻元氏の思想は、全ての女性が自分に味方してくれている、フェミ先進国である欧米こそが理想的な社会なのだという自己陶酔に陥っているものだ。こうした自意識過剰な人物も、集団の中で調和は維持出来ないだろう。

 昨日は他にも、霞ヶ関の厚労省前で女性団体が「産む、産まないは女性が決める」などと書かれたプラカードを掲げて抗議活動を行った。(*1)

(*1)「子どもは工業製品か」厚労省前で女性団体抗議
http://www.chunichi.co.jp/flash/2007013001000458.html

 ここでも、「産む、産まないは女性が決める」という身勝手を主張している。ここに見られる思想も、全てにおいて女性に権限があるのだというエゴイズムを主張しているに過ぎない。

 このように、フェミニズムが如何に独裁的で悪質な概念であるか、今回の一連の騒動で読み取れるだろう。連中の目的は初めから女性権力を拡大することであって、柳沢氏への攻撃はその一環に過ぎないということを国民は認識しなければならないのだ。

 柳沢氏に対する辞任論は与党内からも噴出している。特に参議院選挙を控えている議員や出世競争も絡んでいるため事情は複雑である。しかし意地汚い女の暴挙に屈服していたのでは、とても「美しい国」を創造することは出来ない。安倍総理の判断は如何に。


<関連ニュース>
<柳沢厚労相>辞任論拡大「参院選前に早く辞めた方が…」
1月31日14時48分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000071-mai-pol&kz=pol