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社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

ニュース紹介

2016-05-04 19:33:53 | ネット媒体

 今回は前回の告知通り論考は休みなので、ニュース紹介のみと致します。
 今回より、一部ニュースの冒頭に星印で私なりの評価を示します。白星☆は良い評価、黒星★は悪い評価です。星の数が多いほど度合いが高くなります。


・父親への傷害容疑で51歳の女逮捕「少し認める」 2016年4月29日11時8分
http://www.nikkansports.com/general/news/1639228.html

 岐阜南署は29日、同居する父親に暴行しけがさせたとして、傷害の疑いで岐阜市、無職井川由美子容疑者(51)を逮捕した。父親は搬送先の病院で死亡。同署は詳しい経緯を調べる。

 逮捕容疑は27日午後6時ごろ、自宅で父親の無職正春さん(84)を押し倒すなどして頭にけがさせた疑い。由美子容疑者は「少し認める」と話している。

 岐阜南署によると、由美子容疑者は兄(55)と正春さんとの3人暮らし。由美子容疑者が28日午前に「父親の様子がおかしい」と119番し、病院には「家族の間でけんかがあった」と説明したという。(共同)


★★★
・30~40代男の「ミドル脂臭」 加齢臭より苦手な女性が多い 2016.04.29 15:59
http://www.news-postseven.com/archives/20160429_406535.html

 性にまつわる最新事情を伝える本誌の特集「死ぬまでセックス」は、7年にわたる歴史の中で数々の興味深い情報を提供してきた。その中でも、30~40代熟女の生々しい性の本音に迫る座談会は「死ぬまでSEX」の大人気企画。今回は官能小説家として活躍する、蒼井凛花、大泉りか、深志美由紀(みゆきみゆき)の3氏に、「シニア男性とのセックス」について語り合ってもらった。

■大泉りか/東京都出身。2004年に自伝的小説『ファック・ミー・テンダー』(講談社)でデビュー。以後、官能小説やライトノベルで活躍

■深志美由紀/2001年に集英社コバルトノベル大賞佳作を受賞しデビュー。2010年に『花鳥籠』で第1回団鬼六賞優秀作を受賞

■蒼井凜花/北海道出身。CA、モデル、六本木のクラブママを経て、2010年に『夜間飛行』(二見文庫)でデビュー。最新刊に『ときめきフライト』(同)

 大泉:今のオジサンって見た目も感覚も若いし、60代は恋愛対象として全然平気。

 深志:私も。もともとファザコンの気があるから、20代の頃から一回り以上年上の男性とつき合うことが多かった。だから今は50代、60代がちょうどいい。

 蒼井:私はストライクゾーンが広いから。年下、年上、男女関係なく(笑い)。でも、男性なら年下より年上の人とつき合うほうが好きかな。年上の男性は人生経験が豊富だから、包容力があって、身を任せても安心感がある。

 大泉:その点、30代、40代はまだ子供。いまだにアニメとか、ビックリマンシールの話をしてるんだから。

 深志:日本ではバブル期が唯一、レディファーストが浸透した時代だっていわれてるよね。だから女性を大切に扱ってくれるのは、圧倒的に50代、60代の人たち。

 蒼井:女性のためにスッとドアを開けてくれたりとか。

 大泉:セックスに関してもそう。私のアソコを見て、「ありがたや」って拝んでくれる(笑い)。

 深志:逆に若い男はネットの無修正動画を見慣れてるから、女性は下の毛を処理してて当たり前って感覚で、自然なのを見ると引いちゃうというか……。「毛深いね」って言われてムッときたこともあるわ。


・飼い猫に暴行して焼却、殺害する動画を公開した女が炎上!その動機と現状は 2016.04.28
http://tanteiwatch.com/53016

 飼い猫を虐殺する行為をFacebookに公開していた、兵庫県神戸市に在住の女性が発見されて、炎上騒動に発展した。

 動画では、女性が猫をつかんで逆さ吊りにしている。「今から燃やされる、生きたまま」、「目が腫れて足も折られて今からもう死にます、お疲れさまでーす」。そして、猫を窯に入れて焼却する様子を撮影。当初、猫は窯から顔を出していたが、女性は上から強引に蓋をかぶせた。猫は必死に逃げようとして横からの脱出を試みたが、横の蓋も閉められてしまった。

 途中で女性が蓋を開けると、猫は勢いよく飛び出そうとした。だが、猫が窯から顔を出した状態のまま、逃げられないように、女性は上から蓋を強く押し付けた。「猫は死んでしまうー、ねぇー苦しい、お疲れさまでーす」。これらの行為に及ぶ間、女性は他人の名前などを挙げながら楽しそうに歌い続けた。

 過去の虐待行為を示唆する発言もあった。「柴犬も死んだし、私にボコボコに殴られて。アメリカン・ショートヘアも苦しんで死んだし」。本人曰く、以前にも別の猫を殺したそうだ。そのことを女性が告白する場面では、窯の中で焼却されている猫の鳴き声が聞こえてくる。これに続いて、「どこまで殺せる?えーと、人間まで」と女性は述べた。

 焼却後に窯の蓋を開けて、中身を撮影した動画もあった。また、女性は各種の動画にて、意味不明な言葉を連発している。例えば、猫を逆さ吊りにした場面では、「これで阪神淡路と東日本が固定された」などと述べていた。自身の顔写真や氏名及び住所なども、画像や動画で公開していた。

 当サイトでは、女性の在住地域を管轄する警察署に連絡を取った。このたびの問題がネット上で話題になって以降、人々からの通報が署に殺到しているそうだ。副署長によると、本件に関しては兵庫県の警察本部を中心に、捜査が進められているという。動画の詳細に関しても、既に把握しているとのことである。

 猫を虐待する動画等には、他のペットが映っている。それらにも新たに危害が及ぶ可能性はないかと尋ねたところ、女性は入院中であると副署長は明かした。焼却された猫は、元夫と一緒に住んでいた時から飼われていたという。その猫を虐待することで、彼の関心を引こうとしたというのが、殺害行為に及んだ動機だったようだ。

 現時点までに、他の家庭のペットや野良猫に対する虐待等は、確認されていないという。今後、女性が再び同様の行為に及ばないように、厳重な指導等も含めて対応していくとのことだった。

金子明日香(先川明日香)。


・マックに覚醒剤350万円分忘れる 所持罪で起訴の女 2016年4月30日05時04分
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W4GQ8J4WPTIL00K.html

 覚醒剤を所持していたとして、大阪府警は住所不定無職の上田歩(あゆみ)容疑者(40)を覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕した。マクドナルドの店舗に覚醒剤約50グラム(末端価格約350万円相当)を置き忘れ、容疑が浮かんだという。捜査関係者への取材でわかった。大阪地検は26日に同法違反(営利目的所持)の罪で起訴した。

 捜査関係者によると、上田容疑者は4月初旬、大阪市北区のマクドナルドの店舗で、個室トイレに覚醒剤が入ったポーチを置き忘れ、店側が「忘れ物がある」と府警に連絡。駆けつけた曽根崎署員が中身を確認して店員から状況を聴いていたところ、上田容疑者がポーチを取りに戻って来たという。府警は所持量の多さから、密売していた可能性がないか調べている。



・泣けば済むのかよ?!「女性はズルい」と思うこと4選 2016.05.01 07:03
http://woman.mynavi.jp/article/160501-62/

男性には思いつかないような策略で、自分にとってメリットのある環境を創りあげる「ズルい女」。今回は「女性はズルい」と感じた経験を、社会人の男性に聞いてみました。

<女性はズルいと思うこと>

■ぶりっ子は世渡り上手!?

・「声色を変えて上司や先輩に擦り寄りおごってもらったりしてること」(24歳/その他/その他)

・「かわいければほとんどのことは大抵許される」(32歳/金融・証券/営業職)

・「のらりくらりと仕事の依頼を交わしつつ、上司の機嫌を取っている姿を見たとき」(35歳/商社・卸/事務系専門職)

本来であれば自立した大人として「かわいい女の子」の要素は捨てなければならないところを、あえてかわいくふるまって男性の機嫌を取る女性も。いわゆるぶりっ子と言われる人たちですが、笑顔の裏の計算高さに男性は女性のズルさを感じるようです。

■涙は女の武器

・「とりあえず泣けば済むと思っている」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「涙を流せば基本的に許される、または減刑されるところ」(31歳/その他/その他)

仕事でもプライベートでも、自分がおもしろくないことがあったらすぐに泣くのは避けたほうがいいかもしれません。涙を流し、感情的になればそれ以上責められないのは確かですが、根本的な解決にはいたらない可能性があります。

■まちがったレディファースト

・「同じ失敗をしても、男性上司の対応がやさしい」(28歳/電力・ガス・石油/事務系専門職)

・「おごられるのがあたりまえと思っている人がまだいる」(35歳/建設・土木/その他)

女性であることを理由に、男性にやさしくしてもらって当然だと考えている人もいるでしょう。ですが男女平等が叫ばれる現代、そんなときばかり「男性は女性にやさしくするべき」という理屈は通りません。レディファーストの意味をはきちがえると、扱いにくい女性だと思われてしまうかもしれません。

■認められた制度ではあるけれど

・「女性をあげてあげないと、社会的に抹殺されやすい点」(31歳/その他/その他)

・「ズル休みに生理などの性別上の理由を使っている場合」(36歳/情報・IT/技術職)

生理休暇に産休、育休、復帰後の時短勤務。確かに国が認めた制度であることにまちがいはありません。ですが、その制度を維持していくためには、多くの人の協力や犠牲があることも事実。感謝の気持ちは常に持っていたいものですね。

<まとめ>

女性の社会進出が進むにつれて、男女平等の社会になってきました。ですがその一方で、男性からすれば理不尽な「女性優遇」があることも事実なのかもしれません。過剰なまでに「女」を武器にするのは、男性からの不評をかってしまうことも。特に仕事の場では、過剰な「女性アピール」をしないようにしたいですね。

(ファナティック)



・ベッキー、あざとい手紙作戦が裏目…自分勝手で川谷の妻の気持ちを考えず、復帰絶望的に 2016.05.03 17:30 ビジネスジャーナル
http://dailynewsonline.jp/article/1124607/

 不倫騒動で活動休止状態にあるタレント・ベッキーが、第一報を報じた「週刊文春」(文藝春秋)へ直筆の手紙を届けたことが話題になっている。

 1月の釈明会見では質疑応答に一切応じずそのまま活動を休止したベッキーだが、不倫相手であるロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音は出演するライブなどで、さまざまな問題発言を残してきた。文春の取材にも「“謝れ、謝れ”と言われるのが…違うのかなって」などと持論を展開し、その言動が世間の不評を買ってきた。

 そして騒動から3カ月。レギュラー番組やスポンサーなどすべてを失ったベッキーが綴った手紙が、4月27日発売の文春に掲載されている。そこには「川谷さんへの気持ちはもうありません。文春さんで奥様が話された記事を読み、そこで初めて奥様のお気持ちを知り、自分の気持ちの整理がつきました」などと綴られているが、今回の行動を批判する声も多い。

 たとえば、テレビ番組『白熱ライブ ビビット』(TBS系)内でテリー伊藤は「ベッキーね、我慢がないね。奥さんとの距離なんか近づける必要はない。近づけようとするのは、ベッキーの自分の中の整理です。テレビ局に起用されるまで我慢していればいいんですよ」と批判。さらにオリエンタルラジオ・中田敦彦は「手紙ってプライベートに奥さんに渡すとか、文春に渡すためのものであって、それが間接的に伝わっていることも狙っているところが、僕はあざとく感じちゃう」と厳しい意見を述べた。

「今は何もしないのが川谷の奥さんへの一番の配慮だと思いますが、ベッキーのキャラ的にも、性格的にも、じっとしているのは“恐怖”なのではないでしょうか。 普段から直筆の手紙を書いていたというほどマメですから、とにかく自分の意思を何か形にしたいのでしょう。謝罪の意の示し方もちょっと勘違いしていますし、今後さらに怒りを買ってしまう可能性も高い。復帰は絶望的な状況になりつつあります」(テレビ局関係者)

「川谷の奥さんの気持ちを考えない行動が、完全に裏目に出た」(芸能事務所関係者)と、そのあざとさだけが際立った今回の手紙作戦。今までベッキーを擁護してきたタレントも、その行動に疑問を感じ始めているが、直筆の手紙の次にはどのような行動に出るのか。行動すればするほど、仕事復帰が遠のいていく。
 (文=編集部)


・山陽道 渋滞停止の車列で多重衝突 山口市の親子3人死亡
毎日新聞2016年5月4日 14時13分(最終更新 5月4日 14時46分)
http://mainichi.jp/articles/20160504/k00/00e/040/197000c

 3日午後9時40分ごろ、山口県下松(くだまつ)市山田の山陽道下り線下松サービスエリア(SA、下松市)−徳山東インターチェンジ(山口県周南市)間で、渋滞で停止していた車列に中型トラックが突っ込み、計7台が関係する多重衝突事故が起きた。

 同県警高速隊によると、トラックが最初に追突した乗用車に乗っていた山口市阿知須(あじす)の中井麻美さん(37)と息子の秀悟(しゅうご)さん(13)、娘の麻穏(まおん)さん(9)の3人が搬送先の病院で死亡した。運転席にいた父親は重傷で集中治療室に入っており、3歳の息子もけがをした。

 この他、別の車に乗っていた3人もけがをし、トラックを運転していた女性も軽傷。高速隊は女性から当時の状況を聞いている。

 事故は下松SAの西約2キロにあるトンネルの入り口付近で発生した。同日午後6時半ごろ、数キロ西の下り線でオートバイが転倒する単独事故があり、渋滞ができていた。約3時間後に通行止めが解除された直後、この多重衝突事故が起きた。

【杉山雄飛、真栄平研】


・車暴走 歩行者はね7人重軽傷 運転の男逮捕 神戸
毎日新聞2016年5月3日 12時10分(最終更新 5月3日 16時01分)
http://mainichi.jp/articles/20160503/k00/00e/040/133000c

 3日午前11時5分ごろ、神戸市中央区のJR三ノ宮駅の北側交差点で乗用車が暴走し、歩行者数人をはねたと110番通報があった。神戸市消防局によると、10代から40代の男女5人がはねられ、重軽傷を負った。うち14歳の女性と44歳の女性の母親が重傷。

 兵庫県警は、車を運転していた神戸市中央区港島中町の無職、澤井国一容疑者(63)を自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕した。澤井容疑者と、同乗していた息子(22)も軽傷を負った。

 現場は神戸市中心部の繁華街で、連休で多くの観光客らでにぎわっていた。【矢澤秀範】

<一言コメント>
同じ事故でも男なら即逮捕で名前も報道され、女だと逮捕もされず事情を聞いているで済まされるのか。


国連女子差別撤廃条約はフェミニズムの国際的司令塔、国連そのものの存在価値を疑え

2016-03-23 20:58:58 | ネット媒体

 国連の女子差別撤廃条約(CEDAW)と聞いて、どのくらいの人が認知出来るだろうか。本ブログの常連読者なら誰でも知っているとは思うが、一般大衆にどのくらい認知されているかというと、かなり認知度は低いのではないだろうか。だかたとえ認知度は低くても、それが国民生活に与えている影響は計り知れない。国民が知らないところで、次々と社会環境を変えてしまう恐ろしい勢力と言えるだろう。

 本ブログのタイトルの補足欄にもあるように、男女共同参画は国連の女子差別撤廃条約(以下、本条約)を基盤として行われている。本条約は世界各国のフェミニストが集まって作られたもの、従って本条約に従って活動する勢力は即ちフェミニズム勢力である。また本条約に関する委員会は定期的に会合を開き、そこで各国のフェミ汚染状況を把握し、各国に対し指示を出す。

 しかし、この会合に集まる連中も当然フェミニストなので、常に女性は不利な状況に置かれているという立場でしか物を言わない。そのため、実態とはかけ離れた間違った情報が委員会に伝わり、女性差別が解消されていないと判断される。当然男性が不利になっている状況などは話にも上がらない。

 こうした状況に自民党の片山さつき参院議員が異議を唱えている。彼女はまず国連そのものについて、「透明性・客観性が担保された完全無欠の機関であると妄信すること自体が間違い。その体質は、利害や思惑が激突する世界各国の国会と変わらない」と指摘、更に本条約に関しても、慰安婦問題への日本政府の取り組みを批判したり、皇位継承権が男系男子のみと定めた皇室典範についても難癖を付けていたなどと、本条約の欺瞞を指摘している。

 これまで、本条約を批判するような記事が発信されたことはほとんど聞かない。僅かに雑誌「正論」等で稀に論考が掲載される程度だった。そのため、国民の多くは、本条約の欺瞞どころか存在すら知らない。従って、女性専用車両などの社会のあらゆる女性専用化に対しても、それらが全て本条約から端を発しているということに気付かず、闇雲に鉄道会社に抗議したり、男女共同参画を推進するなら女性専用はおかしい、などといった言動が乱立し、的確な批判が出来ないという手詰まりに陥ってしまう。

 焦点が定まらない批判は混乱を招くだけで却って敵に塩を送る結果になりかねない。かといってマスコミもフェミ全面支持の立場がほとんどなので、なかなか情報を得るのは難しい。しかし、例えば国会議員や管理職の女性比率が少ないから増やすべきだと主張する一方で、女性専用の施設は次々と作り上げる。本当に男女平等を目指すなら女性専用を新規に創設するなどもっての外の筈なのに、何故それが堂々とまかり通るのか、そこから男女平等という概念はフェミの単なる方便に過ぎないという結論が導き出される。このように、現状を見渡して、それらがどんな理屈に基づいて存在するのか、どう考えれば辻褄が合うのか見出す必要があると思う。また本ブログのコメント欄にも、鋭い分析をした投稿が数多く見られるので、それらも参考にしながら考えて欲しい。私自身もこれらのコメントは非常に参考になるのでこの場を借りて改めて御礼申し上げたい。


・国連の透明性、客観性を疑え 女子差別撤廃委の“異常”さ 片山さつき議員 2016.03.19
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160319/plt1603191530001-n1.htm

 国連女子差別撤廃委員会の“異常”さが際立っている。7日発表した最終見解で、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意などを批判しただけでなく、最終見解案では、皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性への差別だとして、皇室典範の改正を求める勧告まで盛り込んでいたのだ。前参院外交防衛委員長である自民党の片山さつき参院議員に聞いた。

 「国連を、透明性・客観性が担保された完全無欠の機関であると妄信すること自体が間違い。その体質は、利害や思惑が激突する世界各国の国会と変わらない」

 片山氏は、こう言い切った。

 それにしても女子差別撤廃委員会の対応はひどい。日本政府の慰安婦問題への取り組みを不十分だと指摘したうえで、日韓合意を「被害者を中心に据えたアプローチを採用していない」などと批判したのだ。

 さらに、日本の国柄や歴史・伝統を無視して、皇室典範にまで難クセをつけてきた。日本側が強く抗議し、最終見解から記述は消えていた。

 片山氏は「日本ほど国際的に貢献している国はない。私も財務官僚時代、ロシアその他の最貧国の債務繰り延べ問題などに取り組んだ。日本は多くの国から感謝されている。ところが、国連は違う。特に、潘基文(パン・ギムン)事務総長が今年末で任期満了となるため、『次の人事』を見越した政局で動いている」と語った。

 国連が慰安婦問題などで一方的になる背景として、反日・左派団体の長年にわたる組織的活動や、反日国の暗躍を指摘する声もある。日本の国益を守るべき外務省は後手後手だった。

 片山氏は「慰安婦問題は、朝日新聞が1980年代、吉田清治氏の事実無根の証言を報道して広がった。実に30年以上、日本は汚名を着せられてきた。これを国内の反日勢力が利用し、日本と日本人に大きな負の遺産を強いてきた」という。

 ただ、2012年末に第2次安倍晋三政権が成立し、慰安婦問題の解明や名誉回復に乗り出している。片山氏は続ける。

 「ようやく、多くの日本人が歴史の真実に気付き、まともな日本のあり方を求めるようになった。慰安婦は決して性奴隷ではない。政治家は国連や世界に真実を発信して、子孫が誇るべき日本を残す義務がある。これまで作られた不名誉が大きいが、最後まであきらめません」 (ジャーナリスト・安積明子)


・女性差別問題で批判を受けた日本、国連の中国籍委員に矛先 2016-03-20 14:31:15
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2016-03/20/content_38049979.htm

 国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)が国際女性デーの3月8日に発表した「最終見解」が、日本政府の反発を呼んでいる。「女子差別撤廃条約」の実施状況の審査に当たる同委員会は2009年、日本に対する「勧告」を出していた。今年の「最終見解」は、「勧告が十分に実行されていない」と日本を厳しく批判するものだった。

 日本の官僚の中にはこの劣勢に対し、審査の背後に別の動機があると主張する人も現れている。「読売新聞」英語版には、「報告書は、偏った考え方の団体や個人の話に依拠して作成された」と疑う政府関係者の話が匿名で引用されている。「委員会から脱退するべきだ」と主張する強硬派の政府高官もいるという。矛先は、中国出身委員の鄒暁巧女士にも向けられた。鄒女士が報告書作成に大きな影響を与えたというのである。

 「日本側の主張には道理がない」。「環球時報」記者の取材を15日受けた鄒女士は、委員会の専門家23人は独立した身分を持っており、政府の代表者ではないと指摘する。「私は、日本の審議のための報告者を担当した。最終見解における日本の問題に関する観点や提案はすべて、委員会全体が討論して採用した。個別の専門家の意見ではなく、委員会全体の意見であることは明らかだ」。鄒女士によると、委員会の最終見解では、日本の女性の地位をめぐる様々な問題が扱われている。女性に対する暴力、強姦の定義の狭さなど、多岐にわたるその報告内容は、個別の委員の一存によって通るものではない。

 国際連合人権高等弁務官事務所の報道担当のリズ・スロッセル氏も「環球時報」記者に対し、CEDAWは独立した機構であり、特定の国の立場や観点を代表するものとは言えないと指摘した。委員会の報告が代表しているのは委員会全体の観点であり、これと委員個人の観点とを関係づけることはできない。

 日本側の不満の背景について、鄒女士は、日本政府と韓国が昨年末に慰安婦問題についての合意を達成したことで、日本側としては、国連のいかなる機関にも慰安婦問題については触れてほしくないという思いがある可能性があると指摘する。「彼らの主観にはそう映っているのかもしれないが、慰安婦問題が存在しているのは事実で、解決が得られていないのは確かだ」。鄒女士によると、安倍政権からはここ2年、慰安婦問題をめぐる否定的な声が漏れ続けてきた。日本の公的な人物が、政府関係者を含め、慰安婦の不利になるようなことを言ったり、慰安婦を侮辱するような発言をする傾向も強まっており、委員会がこれに着目することとなった。

 女性の権益の問題に専門家として長年携わってきた鄒女士は、日本政府がここ2年、女性の地位向上のために少なからぬ努力をしたことを評価している。だが全体としてまだ大きな改善の余地があり、今回の委員会の最終見解での取り扱いと提案とにつながった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月20日


<その他の話題>
・中学校教諭の女、清涼飲料を箱ごと盗む 容疑で逮捕 愛媛 2016.3.20 21:11
http://www.sankei.com/west/news/160320/wst1603200064-n1.html

 愛媛県警新居浜署は20日、スーパーで清涼飲料水を箱ごと万引したとして、窃盗の疑いで愛媛県新居浜市立中教諭、鈴木佳代容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は20日午前11時ごろ、市内のスーパーで1・5リットルペットボトル8本入りの箱と、睡眠改善薬3箱を盗んだ疑い。

 同署によると、睡眠改善薬が無くなったことに気付いた店員が防犯カメラを確認したところ、鈴木容疑者とみられる女が清涼飲料水を箱ごとカートに載せて持ち出す様子が写っていた。女はその後店内に戻り、同じ清涼飲料水を1箱購入したという。

 スーパーからの通報を受けて、署員が市内のコンビニで鈴木容疑者を発見。車内には清涼飲料水入りの2箱があり、かばんから睡眠改善薬の中身だけが見つかった。


・「子を産めない人は寄付を」 「2人以上」発言の校長 2016年3月12日18時55分
http://www.asahi.com/articles/ASJ3D4SV1J3DPTIL008.html

 大阪市鶴見区の市立茨田北(まったきた)中学校の2月末の全校集会で「女性にとって最も大切なことは、子どもを2人以上産むこと。仕事でキャリアを積むこと以上に価値がある」などと発言した寺井寿男校長(61)が12日、朝日新聞の取材に応じ「人口が減るなかで、日本がなくならないためには女性が子どもを産むしかない。間違った発言とは思わない」と述べた。

「キャリア積む以上の価値」 全校集会の発言要旨
「女性は2人以上産むことが大切」中学校長、全校集会で

 発言は今月初め、市教育委員会への匿名の電話で発覚。市教委は不適切な発言として処分を検討している。これに対し、寺井校長は「生徒や保護者から直接おかしいという声は届いていない。私の発言で傷ついた生徒がいたなら真意をきちんと説明する」と述べた。

 出産や子育てへの価値観が多様化し、キャリアを求めたり望んでも子どもを産めなかったりする女性がいることは認め「出産を強いているわけではない。子育てが楽しいということを伝えたかった」と話した。

 一方で、少子高齢化や不安定な年金制度などの課題を指摘し「男女が協力して子どもを育てるのが社会への恩返し。子どもが産めず、育てられない人はその分施設などに寄付すればいい」と主張した。

 また、寺井校長は全校集会で「子育てのあと、大学で学び専門職に就けばいい」とも発言していた。これについては「出産や子育て後も学び直しはできる。女性がキャリアアップで不利にならないようにするべきだ」と話した。

 寺井校長は1981年に市立中学の教員として採用され、市立小・中学校の校長を歴任。2015年3月に定年退職したが、同4月に再任用された。(石原孝、長野佑介)

     ◇

■「公人として配慮を欠いた発言」

 関西大の赤尾勝己教授(教育学)の話 人生をどう生きるかは個人個人で考えることで、他人が指図するべきことではない。社会には結婚をしたくてもできない人もいるし、夫婦になっても子どもを産まないという選択肢もある。今回の発言は、多様な生き方を否定するような発言だ。特に公人であり、生徒と向き合う校長がこのような画一的・硬直的な発言をしたことは、配慮を欠いた発言と言わざるをえない。


・婦人警官2人で暴力被害の虚偽申告、19日間不当勾留された男性へ都に賠償命令
http://www.sankei.com/affairs/news/160318/afr1603180030-n1.html
<交通違反取り締まりで「警察官の違法捜査」認定 都に240万円賠償命令 東京地裁 2016.3.18

17:08>

 警視庁の警察官による交通違反取り締まりに抗議したところ、容疑を捏造(ねつぞう)され不当に逮捕・勾留されたとして、東京都新宿区の飲食店経営、二本松進さん(67)が都などに計約900万円の賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。松村徹裁判長は「逮捕・勾留は違法捜査だった」と認定し、都に240万円の支払いを命じた。

 判決などによると、二本松さんは平成19年、妻の運転する車で食材仕入れのために築地市場を訪れ、駐車禁止エリアに約20秒間駐車。警視庁築地署の女性警察官2人が取り締まりを行おうとした。二本松さんが「車内には妻がおり、すぐ発車できる。他にも放置車両がたくさんある」と抗議すると、女性警察官は「暴行を受けた」と無線で応援を呼び、二本松さんは公務執行妨害の現行犯で逮捕。その後、公務執行妨害と傷害の容疑で19日間勾留され、最終的に不起訴(起訴猶予)となった。

 松村裁判長は「暴行を受けたとする警察官の供述には変遷や齟齬がある。目撃者4人も『暴行はなかった』と証言している。暴行があったと認定できない」とし、「逮捕や勾留は違法だった」とした。

 判決後に東京都内で会見した二本松さんは「反論された女性警察官はかっとして、暴行をでっちあげたのだと思う。小さい事件だが、証拠を捏造してでもメンツを守ろうとする捜査当局の姿勢が現れた事件だ。公務員は適切に業務を果たしてほしい」と話した。


・「不倫はしていない」の手紙攻勢が報じられたベッキーさんに再び批判の山「これで終わったね」 2016/3/23 12:00
http://www.buzznews.jp/?p=2054650

 バッシングが収まらない川谷絵音氏とベッキーさんの不倫騒動ですが、強気発言で多くの人に不快感を与えた川谷絵音氏に続き、今度はベッキーさんが「手紙」で炎上しています。

 これは3月22日に週刊女性が「仕事関係者100人にお詫びの手紙」を送っているとして取り上げたのがきっかけですが、そこには「川谷さんと不倫をしていません。本当に友達なんです」と不倫を否定する内容が記されているとしてこれが批判を浴びる形で話題が広がっています。

 ベッキーさんの不倫を報じた週刊文春は二人がホテルの部屋で一緒に過ごしている写真や密着している写真を掲載していたことから、深い関係ではないという主張が通る段階ではないため、ベッキーさんが未だに「不倫をしていません」と言い張っているとすれば呆れるほかない、と感じる人が多いという点が理由のひとつ。

 そしてもうひとつがおとなしく謹慎しているのかと思いきや早期復帰を裏で画策しているようだとしてその計算高さに眉をひそめている人が多いという点で、この記事に対して寄せられているニュースのコメントを見てもこんな書き込みが並んでいます。

「不倫してないは通用しないと思ったほうが良い」
「最後まで自分が認めず被害者面ではますます失望」
「これで完全に終わったね」
「不倫じゃないって主張するなら復帰は諦めたほうがいい」
「友達なら離婚届の提出を待ちわびたりしないと思う」

 ベッキーさんの手紙攻勢については宮川大輔さんや近藤春菜さんが手紙を受け取っていることを明らかにしている他、「不倫していない」という内容の手紙をベッキーさんが書いていることについても週刊女性だけではなく、3月19日にはzakzakも伝えており、テレビ局の実力派プロデューサーへの手紙の中で「不倫はしてないという言い訳」を綴っていたとされています。

 このように手紙に関する報道が相次いでいることもベッキーさんが「不倫していない」という主張を今も繰り返しているという情報の信憑性を高めており、批判の声が再び高まる要因となっています。

 強気発言が多くの著名人からも呆れられている川谷絵音氏に続いてベッキーさんも今回の手紙騒動で見放されつつあると言え、「似た者同士のバカップル」といった評価を下す人が増えているようです。一部ではベッキーさんの夏前復帰が囁かれているとも報じられていますが、ネットを見る限りそうした空気はほとんど見られていません。


フェミニズム蔓延の日本死ね、女性は仕事優先の社会に未来はない

2016-03-09 16:46:38 | ネット媒体

 今回は話題を3点ほど取り上げ簡単に説明したい。

 まず、「保育園落ちた日本死ね」という個人ブログが物議を醸している件。そもそも個人ブログが何故ここまで話題になるのか、必ず火付け役がいる筈だ。それはフェミに汚染されたマスコミではなかろうか。しかもこの個人ブログそのものもサクラである可能性がある。だいたい、常に待機児童が存在するという事態を業と作りあげて保育園や保育士を増やし、女性の職場を広げていこうというフェミニズムの魂胆が丸見えだ。田舎では閉園する保育園もあるし、そもそも少子化が進んでいるのだから、いつまでも保育園が足らないというトリックはいつまでも使えない。

 次に、なでしこジャパンが五輪代表を逃した件。集団のまとめ役となる澤穂希が引退したことにより、結束力がなくなってしまったことなどを要因として挙げているが、それ以前に、選手が佐々木監督を呼び捨てにしたりなど、選手個々の人格の問題があるのではないだろうか。監督の意識はW杯で優勝した時と変らないわけだから、変化があったとすれば選手である。メンバーも変り、監督を尊敬出来ない選手が増えてきたということではないだろうか。また、主将の宮間と若手との間に信頼関係が築けていなかったという点も、既に集団としての秩序が失われていたということではないだろうか。これも個人の尊重と言いながら実態はフェミニズムの勝手主義が影響しているということなのか。

 最後に、広島の中3自殺の問題。万引きをしたという濡れ衣を着せられて高校への推薦が得られなかったことを苦に自殺という痛ましい事件だ。学校側のデータ管理が杜撰と言われても仕方ないだろう。しかもこんなのは氷山の一角で、例えば科目毎の成績表なども他人の成績と入れ替わって高校側に通知され、そのために合否の結果が変ってしまったという例も過去に幾らでも存在するのではないかと思えてしまう。

 まさに社会は荒廃している。


・【保育園落ちたブログ】共産も便乗? 吉良氏「わが家も認可園落ちた」ツイッター書き込み 「収入面から入園は困難」との声も 2016.3.9 05:00
http://www.sankei.com/politics/news/160309/plt1603090005-n1.html

 「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログに関連し、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターに「わが家にも認可保育園に入れないとの通知が区から届きました」と書き込み、国会周辺で抗議行動にも参加した。与党内からは「収入面から入園が極めて困難なことを分かりながら申請したのではないか」(自民党幹部)といぶかる声が出ている。

 吉良氏は昨年10月に男児を出産し、今年2月に公務に復帰。都内の認可保育所に男児を預けられず、5日の抗議行動では共産党の田村智子参院議員と「保育園落ちたの私だ」と書かれたプラカードを掲げた。

 参院議員は年約2134万円の歳費が支出され、吉良氏の夫も東京都目黒区議。吉良氏の事務所は産経新聞の取材に「子供のことを考え認可保育園に申請した」としている。

 一方、共産党の穀田恵二国対委員長は8日の記者会見で、匿名ブログについて、「アベノミクスの誤りは極めて明確だ」と述べ、安倍晋三政権の政策と絡めて対応を批判した。


・【保育園落ちたブログ】安倍首相、社民・福島氏に激怒 「福島委員が政権にいたときより受け皿増やしている」2016.3.7 17:53
http://www.sankei.com/politics/news/160307/plt1603070027-n1.html

 安倍晋三首相は7日の参院予算委員会で、「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログをめぐり、社民党の福島瑞穂氏と激論を交わした。

 福島氏はブログについて「この声をどう聞くか」と首相にジャブ。自身が子供の保育園や学童クラブ探しに苦労した経験を披露し、「もうすぐ4月だが、保育園に子供を預けて4月から仕事を再開したい女性が、(保育園に入れられず)戻ってこれない現状もある。これは本当に悲痛な叫びだ。政策の失敗だ」と首相に迫った。

 首相は「政策の失敗というが、失敗ではなくて、福島委員が政権におられたときよりも(保育所の受け皿を)20万人、40万人増やしている」と色をなし、民主党と社民党などの連立政権時代に比べて対策を講じていると強調した。

 そのうえで首相は「どの政権でもこうした状況をなくしていくことは同じだ。その方向に向かってわれわれも一生懸命頑張っているところだ」と述べた。


・なでしこ澤引退で分裂敗退 宮間と若手に溝/連載上[2016年3月8日10時0分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1613924.html

<女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選:日本6-1ベトナム>◇7日◇金鳥スタ <凋落なでしこ(上)>

 女子日本代表なでしこジャパンが、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選で敗退し、4大会連続の五輪出場を逃した。ベトナムを6-1で下して意地の初勝利を挙げたが、出場2枠がオーストラリアと中国で確定。女子が五輪出場を逃すのは00年シドニー大会以来16年ぶりとなった。昨季限りで現役引退した澤穂希さん(37)を大黒柱に、11年W杯ドイツ大会で初優勝するなど栄光の時代を築いたなでしこに何が起きたのか。「凋落なでしこ」と題し、衰退の理由を3回連載で探る。

 思えば、あの時から敗退の予兆はあった。昨年末、監督の佐々木の耳に澤引退の一報が舞い込んだ。「リオ五輪で勇退」という臆測もあり、思わず漏らした。「誤算。リオに連れていくつもりだった」。迎えた最終予選。「ポスト澤」として昨年のW杯カナダ大会でブレークした宇津木(モンペリエ)は体調不良で選外。川村も中国戦で痛恨のバックパスミスを犯した。

 プレー以上に大きかったのは、精神的支柱が抜けた穴だった。澤は、主将の宮間と若手選手の間を埋められる無二の存在。宮間はピッチ上の指揮官として、時に佐々木の要求すら突き返すほど気が強く、自分にも他人にもスキを与えない。ある若手は苦笑いする。「厳しすぎ。みんな萎縮しちゃって、何も宮間さんには言えませんよ」。反対に、宮間からすれば「甘すぎる」となる。溝は深かった。

 そこで潤滑油として働いていたのが澤だった。11年W杯優勝を契機に宮間へ主将を引き継いだ後、自宅に招いて手料理を振る舞い「私がみんなとの間に入るから。あやは好きなように引っ張って」と背中に手を回した。15年W杯ではベンチからチーム全体を見渡し、練習でサブ組から激しく突き上げた。佐々木と負傷離脱寸前だった岩渕の話し合いも取り持ち、正確な意思疎通にも一役買っていた。

 その存在を失ってから初めての大会。澤から10番を受け継いだ大儀見は気負いすぎたのか、連日、取材エリアでチームメートへの苦言を呈するようになった。4日中国戦に敗れた後は「ピッチに立つ以前の問題」と泣き、怒りの矛先を仲間に向けた。ところが、これらの手厳しい言葉はチーム内で1度も発していなかった。ある選手は、いつも報道を通じて伝わる大儀見の批判に首をかしげる。「話す場所が違うでしょ」と。

 FIFA年間女子最優秀選手賞に、W杯MVPと得点王。「苦しい時は私の背中を見て」とまで言ったレジェンドは代えの利かない存在だった。澤がいないところでは、ミスした選手に陰で詰め寄る選手も出てきたという。「みんなの前で謝罪してよ。気が済まないから」。頂点からの、必然の瓦解(がかい)だった。

 シドニー五輪に出場できず、絶対に逃せないアテネ五輪の最終予選。澤は手術が必要なほどの右膝負傷を押して強行出場した。ストレスでじんましんが出ながらも体を張り、2大会ぶりの五輪に導いた。そこから続いた出場が途絶え、露呈した「澤ロス」の深刻さ。次の世界大会は19年W杯フランス大会。3年半後に克服できるのか、極めて難しい宿題が残された。(敬称略)【木下淳、鎌田直秀】


・なでしこ佐々木監督「俺をバカにしている」 ロンドン五輪後に求心力急降下
なでしこジャパン五輪消滅
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/08/kiji/K20160308012177850.html

 【なでしこ落日(1)】11年W杯ドイツ大会を制するなど、圧倒的な強さを誇ったチームが余儀なくされた再建。「なでしこ落日」と題した全5回の緊急連載で、チーム内外にあった問題点を検証する。 

 転落の始まりは、4年前にさかのぼる。12年ロンドン五輪。選手も指揮官も、そのメンバーで戦う最後の大会と信じ、死力を尽くして戦った。初の銀メダル獲得に沸いたが、その直後に状況は暗転。同五輪で勇退するはずの佐々木監督が一転、残留となった。そこから不協和音が流れ始めた。

 選手と監督の微妙な距離感は、大きな溝に変わった。互いに歩み寄ることができず、指揮官は選手と一線を引く。「冷たい」「もっと見てほしいのに」と選手が訴えても、指揮官は「おまえらは俺から何を言われても聞かないだろ」と吐き捨てたこともあった。11年W杯ドイツ大会では東日本大震災などの映像を見せるなど、女心の分かるモチベーターだった指揮官の求心力は急降下。かつて「ノリさん」と慕われた指揮官は「選手が“ノリオ”と呼ぶ。リスペクトがない」「俺をバカにしている」などと話し、冷戦状態に陥っていた。

 意思疎通も欠如していた。ある主力は「外される理由を言ってくれるだけで違う」と言う。多くの若手を試すため、指揮官がメンバーを入れ替えることは仕方ない。だが、最大の功労者である澤さんにも、選考漏れの続いた1年間、その説明は一切なかった。今予選も「ベストコンディションではなかった」と説明されて選考外となった安藤の状態も問題なかったという声もある。

 「選考が謎すぎる。本当に戦えるの?」と主力がつぶやく中での直前合宿。25人から20人へメンバーを絞り込んだ際は宿舎でのメンバー発表は行われず、落選者にだけ通知された。その5人を知らない20人がいきなり見送りをさせられるなど一体感を欠いた。

 9年続いた佐々木体制。4―4―2に固執した戦術は、アジア諸国にまで研究し尽くされていた。メンバーも戦術も変わらない“マンネリ化”が招いた悲劇。その根底には選手と指揮官との溝があった。(特別取材班)  【リオ五輪アジア最終予選】 
[ 2016年3月8日 09:35 ]


・【広島中3自殺】教室前の廊下で「万引ありますね」…2年間も資料修正せず、別の生徒の万引記録 非常識の数々 2016.3.9 05:10
http://www.sankei.com/west/news/160309/wst1603090017-n1.html

 広島県府中町立中3年の男子生徒(15)=当時=が昨年12月8日、自宅で自殺した問題で、1年生当時の生徒指導の会議で、配布された資料にある生徒の万引記録が誤っていることに気付いていたが、資料の内容を保存しているサーバーでの修正作業をしていなかったことが8日分かった。同校には万引などの行為があった際、校長推薦を認めないルールがあった。生徒と両親、学校側との三者懇談はこの資料に基づいて進められており、ずさんな管理態勢に非難が集まりそうだ。

■「間違った資料」のまま進路指導…保護者との三者懇談の当日、生徒は出席せず自宅で自殺

 8日夜に会見した高杉良知教育長と学校長によると、生徒が1年生の時に万引をしたことがあるとの誤った記録を理由に志望校の推薦を出せないとの話を、学校側が三者懇談で両親に伝える予定だった。生徒は三者懇談の当日に亡くなった。万引の記録は自殺後の調査で別の生徒のものと判明した。

 会見での説明によると、今回の進路指導では、サーバーに残っていた、誤った内容の資料がそのまま使われていた。

 生徒は公立高校を第1志望とし、受験するために校長の推薦が必要な私立高校を第2志望にしていた。

 担任教諭は、教室前の廊下で、生徒に対し「万引がありますね」と聞き、「えっ」との反応があった。さらに「3年の時ではなく、1年の時だよ」と確認すると、生徒は間をおいて「あっ、はい」と答えたという。

 担任は生徒が否定したと認識せず、12月に入り、推薦できない旨を両親に伝えたかどうか生徒に確認。8日の三者懇談で両親と会ったが、生徒は姿を見せず、同日夕、自宅で自殺しているのを父親が見つけた。

 自殺した男子生徒の両親は、代理人弁護士を通じ「ずさんなデータ管理、間違った進路指導がなければ、わが子が命を絶つことは決してなかった」とのコメントを出した。


・【広島中3自殺】泣きじゃくる母親「自慢の息子でした」保護者会出席 「(男子生徒に)謝れ」同級生や保護者ら怒り 2016.3.9 08:02
http://www.sankei.com/west/news/160309/wst1603090029-n1.html

 昨年12月に自殺していた広島県府中町の町立中3年の男子生徒(15)の同級生らからは8日、突然知らされた事実に驚きと怒りの声が上がった。「自殺とは知らなかった」「亡くなった翌日の全校集会で心臓の病気と聞いていたのに…」。同日夜の保護者会では「(男子生徒に)謝れ」と怒声も響いた。

「礼儀正しく明るい子」

 男子生徒と同じ陸上部で、先輩だった高1の女子生徒(16)は「礼儀正しくて、明るい子だった。みんなとも仲が良く、自殺するような子ではなかった。信じられない」と絶句。非行歴が誤っていたとされることについて「自殺した後に事実関係を確認しても意味がない。なんで最初からしていなかったのか」と、声を荒らげた。

 学校によると、体育館で開かれた保護者会には約450人が出席。出席者によると、学校側は責任を認め謝罪した。保護者からは「なぜ亡くなったのか」など次々と疑問の声が上がった。

 保護者会には、亡くなった男子生徒の両親も出席。母親は「勉強もできて、何でもがんばる自慢の息子でした」と述べた。最初は冷静だったが、泣きじゃくる時もあったという。

 2年生の長男がいる女性(46)は「本当に誠意をもって謝罪している感じではなく、参加した保護者はみな怒っていた」と声を震わせた。男子生徒と同じ学年の長男がいる男性(47)は「先生が生徒の言葉に耳を傾けていれば防げたはずだ。親身に調べればよかった」と厳しく批判した。

 遺族の代理人弁護士は取材に「(男子生徒の家族は)大きな出来事で、どう対処していいのか整理ができていない様子だ。第三者委員会の報告を待ち、対応を検討したい」と話した。生徒の自宅には、花を手にした親族とみられる男性らが訪ね「話せることはない」と言葉少なだった。


<その他の話題>
・女子中学生が小学校を爆破予告 2016.3.8 18:32
http://www.sankei.com/affairs/news/160308/afr1603080041-n1.html

 今月3日に浜松市役所ホームページ(HP)に爆破予告があった威力業務妨害事件で、浜松中央署と県警捜査1課などは7日、書き込みを行った県西部に住む女子中学生を特定し、任意で事情聴取していることを明らかにした。調べに対し、女子中学生は「むしゃくしゃしてやった」と関与を認めているという。

 同課によると、女子中学生は3日午後4時40分ごろ、自身のスマートフォンを使って、市役所HPの「市長へのご意見箱」に「浜松市小学校全域に爆発物を置いた。平成28年3月8日午前11時に爆発します」などと爆破予告を入力。市内の小学校115校に対して不審物の見回りなどの警戒をさせ、市教育委員会の業務を妨害した。


・「100歳になりたくない…」99歳女性が自殺か 2016.3.8 20:44
http://www.sanspo.com/geino/news/20160308/tro16030820440009-n1.html
 
 7日午後6時50分ごろ、神戸市須磨区須磨浦通の砂浜で、友人と散歩していた男子大学生(22)から「海に人のようなものが浮いている」と近くの交番に通報があった。兵庫県警須磨署員が駆けつけ、砂浜から2メートル南の海上に浮かんでいた高齢女性の遺体を発見。同県尼崎市内の女性(99)と確認された。

 同署によると、女性は1人暮らし。生前、隣の市に住む家族に「100歳になるまで生きるのが嫌だ。周りに人がいなくて寂しいのが嫌」と漏らしていたといい、同署は自殺した可能性が高いとみて調べている。


・日本を目の敵にした国連女子差別撤廃条約、国連への資金提供は不条理、民間団体が声明
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160308/plt16030821270028-n1.html
<「日本たたきの国際機関に大金出すのは不条理」民間団体訴え 2016.3.8 21:27>

 有識者らでつくる保守系民間団体「慰安婦の真実国民運動」(加瀬英明代表)は8日、安倍晋三首相と岸田文雄外相宛てに、国連女子差別撤廃委員会の日本に関する最終見解に強く反論すべきだとする要望書を提出した。記者会見した同委員会幹事の藤原信勝拓殖大客員教授は「怒り心頭だ。日本がいかに足蹴にされているか」と語り、同委員会を厳しく批判した。


ヤフーコメント欄等、ネットでのフェミ工作員による世論誘導に惑わされるな

2016-01-27 22:35:38 | ネット媒体

 ネット世論には工作員がいるので注意が必要、というのは以前から言われていることだが、更に注意が必要なのは、そのネット世論を提供している側も結託して工作員に加勢している場合があるということだ。

 私の経験則で言うと、例えば2chは投稿者のコメントがそのまま反映され、手を加えられることもない。従って概ね公平と言えるだろう。J-Castニュースのコメント欄は承認式なので、掲載されないコメントも存在する。しかし意見対立がある場合に一方の意見のみを優先的に掲載するということもどうやらないようだ。従ってこれも概ね公平と考えていいだろう。

 しかし、これがヤフーのコメント欄となると状況が違う。一旦表示されても、そのコメントが削除されたりということは日常的にあるようだ。それも個人情報を記載するなどの一般的な投稿規則に反しているからではなく、特定の方向性を持つ意見を排除しているようだ。

 ではどんな性質のコメントが対象になるかというと、まさに本ブログのようなフェミ批判やそれに結びつくコメントが対象になる。しかもその仕掛けが巧みで、一方的に削除してしまうという方法だけとは限らない。

 ヤフーのコメント欄の場合は、そのコメントに対する賛否を問う評価も出来る仕組みになっているので、フェミ批判のコメントの信頼性を消失させる狙いで、業と大量に反対投票をするという方法もある。勿論、ヤフーコメント管理側が行っているのか、別の工作員連中が行っているのかは外見上区別は付かない。しかし管理側と工作員が結託しているのではないかと思える経験は過去に何度もある。

 そもそも、ニュースをヤフーのトップページに掲載するのは明らかにヤフー管理側が行っている。ではどのニュースを選び、それもどの時間帯に、更にどれくらいの時間掲載するのか、その判断基準はどこにあるのか。ここに既にフェミニズムに有利になるようなバイアスがかかっている。

 例えば、妊娠を理由に職場で降格されたという女性が雇用主を相手取った裁判で勝訴したというような、フェミ的なニュースは最優先でヤフーはトップに掲載する。そして掲載時間も長いのが一般的だ。こうしたニュースの場合はフェミ工作員が女性優位のコメントを書き連ねた上で賛成投票をする。逆にフェミ批判のコメントにはフェミ工作員が大量に反対投票をする。従って、まさにフェミ独壇場のコメント欄となるケースが多い。

 しかし、時として、フェミの思惑通りにはならず、例えばフェミ批判の意見も一定の支持を得る場合がある。そうした場合は、ヤフー管理側がニュースをトップページから早々に降ろして別のニュースに差し替えてしまう。これはトップページを日頃から注意深く見ていないと判らない。

 また、ヤフーのコメント欄は次第に複雑化していて、現在では親コメントが一定の基準で羅列され、その親コメントに対してそれぞれ子コメントを投稿するツリー形式の構造になっている。そして表示形式も、規定値ではニュースと親コメント上位3件を同時表示させるものになっているので、自ずと親コメント上位3件及びそこにぶら下がる子コメントが最も多く読者の目に入ることになる。従って、工作員もこれらのコメントに多数の投稿や投票をして世論操作を日々画策している。

 では親コメント上位3件はどんな基準で選ばれるのか。これはヤフーが定義する「共感順」と呼ばれる指標で選ばれるのだが、単純に賛成票と反対票との差分とかではなく、簡単に言えばヤフーの独断で選ばれる。ニュース発信間もない頃はコメントの数も少ないので、上位3件が頻繁に入れ替わる。投稿したばかりのコメントがいきなりトップに来ることもある。今でもこの詳しい仕様は謎である。しかも「共感順」という言葉をコメント欄に書き込むことが出来ないというから、益々怪しい。

 ヤフーにはフェイスブックやツイッターと連動したコメント欄もある。ツイッターの場合は関連ツイートをそのまま表示させるだけなので、ヤフーの管理ではないから、削除されることはないが、フェイスブックとの連動コメントは、どうも管理そのものはヤフーが行っているらしい。これについては、私が書いたフェミ批判コメントが削除(厳密には非表示)されることが頻繁にある。特に本ブログのリンクを書き加えれば100%削除される。

 更に、巨大な組織が工作活動する場合には、ヤフー管理も結託しているように感じる。工作活動はほとんどの場合フェミ支持の方向へ誘導するように工作活動が行われるので、私が書くようなコメントには大量に反対投票が付く。しかしそれだけにとどまらず、活動組織とヤフーが結託しているなどの指摘を書いたりすると、コメントそのものが削除されることもある。つい2日前の甲斐智陽と土屋アンナの法廷闘争のニュースでは、コメント欄の投稿もフェイスブックの投稿も相次いで削除された。因みにこのニュースのコメント欄では、土屋援護と甲斐批判のコメントが大量に投稿され、賛成多数という状況になっている。しかし日が経つにつれて関連ニュースの一部で逆方向のコメントもある程度の支持を集めているようだ。

 ところで工作活動をする巨大組織とは何かが気になるところだが、ネット情報によれば電通が絡んでいるという。また以前にも、大塚家具の父娘闘争や塩村文夏の都議会野次のニュースの時も暗躍したらしい。勿論何れもヤフーのコメント欄からの情報なので、真実かどうかは判らない。但しこれらのニュースに共通するのは、女が優勢で男が劣勢という、いかにもフェミが喜びそうな構図だ。

 何れにせよ、マスコミというのは国民を思想的にある方向へ誘導しようという目的で報道しているという認識が必要だ。ネットだから公平とは限らない。特にフェミ関連の話題で女性ばかり支援するコメントが大量発生しているような場合は、組織的な工作員の存在を疑った方がいいだろう。


従軍慰安婦、日本軍の関与認めた政府がもたらす世界情勢への影響

2015-12-30 19:45:54 | ネット媒体

 従軍慰安婦は存在した、日本軍の関与があった。年の瀬の28日、衝撃的なニュースが日本中、いや世界中を駆け巡った。日韓両国の間で、従軍慰安婦に関する最終合意が両国外相間で交わされた。「最終かつ不可逆的に」とされたこの合意だが、その内容は日本国民は勿論、韓国国民も納得のいくものではないようだ。

 合意内容の概要は引用のニュース記事にもあるように、以下の通りである。

日韓外相会談の合意内容(骨子)

・慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認。今後、互いに非難や批判を控える

・日本政府は、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた慰安婦問題の責任を痛感

・安倍晋三首相は心からおわびと反省の気持ちを表明

・韓国政府が元慰安婦を支援する財団を設立し、日本政府の予算で10億円程度を拠出

・韓国政府は在韓国日本大使館前の少女像への日本政府の懸念を認知し、適切な解決に努力

 ここで注目すべき点は、従軍慰安婦に関して軍の関与の有無が争点の一つであったのだが、今回政府として軍の関与を認めてしまったということだ。元々は朝日新聞の捏造記事が発端であった事実無根であるはずの問題を政府が認めてしまったというから驚きだ。これは痴漢をでっちあげられた男性が濡れ衣を着せられたまま嘘の自白をしてしまい有罪になったというのと同じだ。こんなことを認めてしまえば、日本国は未来永劫、汚名を着せられることになる。

 そして、在韓国日本大使館前の少女像に関し、適切な解決に努力という極めて曖昧な表現になっているということだ。勿論日本側としては少女像の撤去を求め、それを10億円拠出の条件としているが、韓国側は撤去するとは言ってないとして、早くも矛盾が生じている。

 更に、従軍慰安婦を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産として韓国が登録申請する動きに関しても、日本側は申請しないものと解釈しているのに対し、韓国側は合意とは無関係(つまり申請もあり得る)と反論している。これも矛盾している。

 そもそもこの外相会談には正式な文書は存在せず、両国の外相が共同会見を行ったのみだ。従って曖昧な部分は後から幾らでも手の裏を返すことが可能だ。合意内容の一覧を見れば判るように、日本側のすべきことは明確であるのに対し、韓国側のすべきことは明確ではない。これは交渉として最も下手な事例である。

 以上のような状況では、明らかに日本が貧乏くじを引かされただけということになってしまうのだが、実はそうではなく、長期的視点で見れば韓国への負担の方が重いだろうという保守論客の意見もある。

 簡単に言うと以下の通りだ。まず韓国政府自体が国内の市民団体の勢いを抑えられなくなっていて、それが慰安婦問題を大きくしている要因だという。しかし今回の合意によって、韓国政府としては今後一切、日本に謝罪や賠償を求めることは出来なくなる。つまり慰安婦という外交カードが使えなくなってしまった。

 しかし市民団体の勢力があまりに強く、例えば現状でも慰安婦像の撤去どころか、今後も米国はじめ世界各国にどんどん増やして東京のど真ん中にも像を建てるなどと勢いづいている。そんな状況では韓国政府はとても市民団体を鎮圧出来ず、その結果国内全体から不信感をますます強められ、また経済事情の悪化も重なって、国家そのものが衰退、崩壊してしまうだろうという理屈だ。また今回の会談は裏で米国が操っているということも、韓国にとっては監視されているという重圧があるという。

 ともあれ、本件についてはまだ続報が出てくるだろうから、あまり深い考察はしない方がいいかも知れない。しかし少なくとも、日本が慰安婦に関して軍の関与があったと世界に発信してしまったのだから、あとはせいぜいどんな関与の仕方だったのかの弁解に終始することになるのではないだろうか。例えば街角の女性を無理矢理連れ去って慰安婦にしたのか(*1)、或いは軍の一部の幹部が女衒(ぜげん)と呼ばれる売春婦のブローカーと連携していただけなのか、何れにしても、国際社会から批判を浴びることになるだろう。しかし、この当時は赤線が合法だったのと同様、世界的に売春は行われていたのだから、日本だけが批判されるというのもおかしな話だ。これについては、橋下徹大阪市長が以前、慰安婦発言に関して物議を醸した時にも指摘している。

(*1)こうした強制連行を日本政府は否定していて、今回の合意でも揺らいでいないと考えるのが妥当だが、国際社会は既に韓国による世界的な広報活動に影響されているので、あたかも今回の合意で強制連行を日本が認めたと解釈されてしまう可能性もある。

(今年の論考はこれで終りです。当初は本日分は休載を考えていましたが、大きなニュースがあったため取り上げました。お付き合いくださいましてありがとうございました。皆さんよいお年を。)


・日韓慰安婦問題合意 外相会談「最終かつ不可逆的に」解決
毎日新聞2015年12月28日 21時26分(最終更新 12月29日 02時28分)
http://mainichi.jp/articles/20151229/k00/00m/010/175000c

10億円共同財団を設立 安倍首相「反省とおわび」

 【ソウル小田中大、大貫智子】岸田文雄外相は28日、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相とソウルの韓国外務省で会談し、慰安婦問題での妥結を確認した。韓国政府が新たに設立する財団に日本政府が10億円程度を支出して、両政府で元慰安婦の支援を行うことで一致し、日本側は「責任を痛感している」と表明した。両外相は慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決」されることで合意。日韓関係は歴史的転換点を迎えた。

 外相会談は約1時間20分間にわたり行われた。日本側は韓国側が慰安婦問題を今後蒸し返すことがないとの確約を得ることを最重要視しており、両外相は会談後の共同記者発表で「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」と明言。尹氏は「岸田氏とともに至難であった交渉にピリオドを打ち、妥結宣言ができることをうれしく思う」と述べ、最終決着であるとの認識を重ねて示した。

 両政府は発表後、「日韓両外相共同記者発表」と題する文書を出した。岸田氏は青瓦台(大統領府)を訪れて、朴槿恵(パク・クネ)大統領を表敬。朴大統領は「協議の結果が両国全てに意味あるものとして受け入れられるよう期待する」と述べて合意を歓迎した。

 合意によると、韓国側が設立する財団は、日本側が政府予算10億円程度を支出し、韓国側は拠出しない。1995年に日本政府主導で設立して、元慰安婦支援を実施した財団法人「アジア女性基金」(2007年解散)が韓国側の元慰安婦支援団体の反発などで成果を上げられなかった経緯から、日韓両国が関与する仕組みとした。

 岸田氏は元慰安婦への支援について記者団に「全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための措置」「医療サービスの提供、健康管理、療養看病のための支援」などと説明した。元慰安婦に対する支援金や、アジア女性基金のフォローアップ事業として政府が現在行っている医療・福祉支援が柱になるとみられる。

 韓国側が重視した「法的責任」では、日本側は65年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を崩さなかったが、岸田氏は共同記者発表で、日本政府の責任に言及し「安倍晋三首相は改めて心からおわびと反省の気持ちを表明する」と述べた。

 両外相は国連など国際社会で慰安婦問題について互いに非難や批判を控えることでも一致。世界記憶遺産で慰安婦関連資料の登録を目指す韓国側の動きが念頭にあり、岸田氏は記者団に「合意の趣旨に鑑み、韓国が申請に加わることはないと認識している」と語った。

 日本側が求めていたソウルの日本大使館前に設置された少女像の撤去について、尹氏は共同記者発表で「関連団体との協議を行うことなどを通じて適切に解決されるよう努力する」と説明。岸田氏は記者団に「適切な移転がなされるだろう」と述べた。

 安倍首相は合意後、首相官邸で記者団に「我々は従来、反省とおわびの気持ちを表明してきた。その思いに今後も揺るぎはない」と強調し、「日韓両国が力を合わせて新しい時代を切り開いていくきっかけとしたい」と述べた。

日韓外相会談の合意内容(骨子)

・慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認。今後、互いに非難や批判を控える

・日本政府は、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた慰安婦問題の責任を痛感

・安倍晋三首相は心からおわびと反省の気持ちを表明

・韓国政府が元慰安婦を支援する財団を設立し、日本政府の予算で10億円程度を拠出

・韓国政府は在韓国日本大使館前の少女像への日本政府の懸念を認知し、適切な解決に努力


・【「慰安婦」日韓合意】韓国、記憶遺産申請への不参加は「事実無根」 外務省報道官が強調…早くも齟齬露呈 2015.12.30 07:03
http://www.sankei.com/world/news/151230/wor1512300018-n1.html

 【ソウル=藤本欣也】 慰安婦問題の最終決着をうたった日韓の合意を受け、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に慰安婦問題の関連資料の登録を申請する動きに韓国が加わらないとの日本政府の認識について、韓国外務省報道官は29日の定例記者会見で、「事実無根」だと否定し、日本との間で合意した事実はないと強調した。合意に対する日韓の認識の齟齬(そご)が早々に露呈した形だ。

 報道官は、記憶遺産申請について「韓国内の民間団体が主導して進めている」と説明。ただ、この団体は政府から委託され活動している。

 岸田文雄外相は28日、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相との共同記者発表後、記者団に記憶遺産申請について「今回の合意の趣旨にかんがみ、韓国が加わることはないと認識している」と説明していた。


・慰安婦像の移転、日韓で認識に食い違い=韓国ネット「移転を受け入れれば大きな傷に」「どちらの言っていることが正しいんだ?何か隠している」 2015年12月29日(火) 11時50分
http://www.recordchina.co.jp/a126056.html
 
 2015年12月28日、韓国・ニュース1は、岸田文雄外相が28日、「在韓国日本大使館前の少女像は適切な移転がなされると認識している」と明らかにしたことを伝えた。

 岸田外相は28日、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と従軍慰安婦問題妥結のため両国間の合意事項を発表した後、日本の記者に向けてこのように述べた。一方、韓国政府は「関連団体との協議を行うということであって、撤去を明示的に約束したわけではない」とする立場だ。これは岸田外相の発言とは距離がある内容で、両国はすでに会談の内容についての意見の相違を示している。

 この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

 「少女像移転は政府が関与することではない。韓国政府が何を言っても無駄だ。慰安婦と国民に聞いてみろ!」
 「どちらの言っていることが正しいんだ?会談の過程を公開しなかったこと自体おかしい。何か隠している」

 「韓国政府はもう何もしないでくれ。能力以上のことをしようとしたら問題が起きる」
 「ちゃんと被害者のことを思って交渉したのか疑わしい」
 「少女像を強制的に移すような間違った条件を受け入れたら、歴史的に大きな傷として残るだろう」

 「全くどうしようもない政府だ。この国の国民であることが恥ずかしい。誰のための合意だ?そもそも、これは合意か?」
 「屈辱外交もいいかげんにしてくれ。こんな条件なら国民の劣等感を育て、自尊心まで失うことになる」

 「少女像は必ず守らなければならない」
 「結局妥結したみたいだが、どんな会談をしたらあんな結果が出て来るんだ?」
 「こんな条件をのむんだったら、交渉しない方が良かった」(翻訳・編集/三田)


碧志摩メグ、良田胡蝶、アニメキャラをフェミニズムが攻撃する背景

2015-12-09 20:57:17 | ネット媒体

 今回もアニメ少女キャラにフェミニズムが難癖を付けて撤廃させた問題について解説したい。

 志摩市「碧志摩メグ」、美濃加茂市「良田胡蝶」、何れもフェミニズムからの圧力を受けて撤廃に追い込まれたキャラである。キャラ自体は存続するものの、碧志摩メグについては志摩市が公認を撤回、良田胡蝶についてはこれを中央に描いたイベント宣伝ポスターが廃止され、図柄が全面的に変更になった。

1.「性的で不快」ならば男女の営みも否定、即ち人類そのものの否定

 フェミの言い分は何れも共通していて、「性的で不快」という極めて曖昧で説得力のないものだ。そもそも男女は性欲を意識してこそ惹かれあうもので、性的だからだめだというなら、人類の存在そのものが否定されることになる。従って、性的で不快と批判するなら、まずはフェミニスト自身がこの世から姿を消して手本を見せることから始めるべきではないだろうか。

2.胸を強調していけないなら胸の大きい人は街も歩けない

 では、これらのキャラが社会通念上、常軌を逸したデザインなのか今一度冷静に考えてみよう。何れも性器を露出したりといった露骨なデザインにはなっていない。胸を強調しているとフェミは主張するが、何を根拠に強調と言えるのか。それにそもそも強調してはいけないのか。もしいけないとしたら、初めから胸の大きい人は街も歩けないことになってしまう。つまり、「性的で不快」という理由はそもそも成立しないのだ。

 それに、アニメというのは元々現実よりも体の部位を誇張して描くのは日常的であるということを留意しておかなければいけない。

3.フェミが関与していればマスコミは必ず取り上げる

 碧志摩メグについては、現実の海女とかけ離れたイメージを与えるというのもフェミが批判する材料にしている。しかしだからといって現実の海女を忠実に再現し、例えば年配の女性をデザインしたらそれで人気が出るだろうか。宣伝するからには人を惹きつけるものが求められる。だから若い女性を想定してデザインしたわけだ。もし現実に若い女性の海女がいたならば、それは碧志摩メグに近い風貌になっていただろう。それを海女という職業を差別しているなどというのはこじつけも甚だしい。

 また、中日新聞では12月6日付紙面に碧志摩メグ騒動に関する特集記事を掲載している。勿論この手の記事がフェミに都合のいい書き方になっているのは言うまでもない。例えば実際の海女を集めた説明会では、問題ありと回答した海女は3割に過ぎず、残りの7割は問題ないと回答している。しかしこのことは記事には掲載されていない。また反対署名も従来の直筆法で約300人分を提出したことは掲載されているが、この他に電子署名が反対側、賛成側双方から提出されたことは掲載されていない。この特集記事に関しては、読者からの意見募集も行っているので、恐らく良田胡蝶の特集と同時に読者意見も発表するものと予想する。勿論意見の取捨選択は新聞社の独断と偏見で行う。

 更にこれらの活動は現役の海女が中心になって行ったとされているが、実際にはフェミ団体が大きく関与している。それは以下のようなサイトが存在するだけでも明らかだ。

・碧志摩メグを批判するフェミ女性団体のサイト
http://ashitashoujo.com/post/130033155492/kenkai

 そしてこれ以外でも、新聞記事に公認撤回のニュースが掲載されたり、NHKなどのマスコミで報道された状況を考えれば、明らかにフェミが関与していることが判る。フェミが絡まなければそもそもマスコミは取り上げないから、騒動にすらならないのだ。

4.良田胡蝶はもともとアニメのキャラで巨乳の設定

 一方、良田胡蝶については、もともと農業をテーマにした「のうりん」というアニメの登場人物の1人で、巨乳の少女という設定だ。従って、そのキャラクターをそのまま宣伝ポスターの図柄として採用したに過ぎない。しかもこの美濃加茂市のイベントは今回が初めてではなく、昨年の9月から始まり、2ヶ月毎にポスターのデザインを変えているという。毎回「のうりん」の登場人物を宣伝ポスターとして採用し、今回はたまたま良田胡蝶が選ばれただけだ。つまり、あの巨乳少女が宣伝ポスターのために作られたわけではないのだ。従って、経緯を知っている者であれば、何事もなく受け入れられるはずである。勿論地元の人達からも何ら批判は出なかった。

5.街頭ポスターは目立たない場所に一箇所だけ

 ところが、公式ツイッターでポスターが公開されると、詳細な事情を知らず、また町中の至る所にこのポスターが貼ってあると勘違いした遠隔地に住む女性を中心とする者達が騒ぎ出し、マスコミも便乗してフェミ的視点で報道し始めた。その結果、事なかれ主義の自治体が、五月蝿い連中だから仕方ないとあっさり屈服してしまったという結果である。実際にはポスターは公共の場としてはJR美濃太田駅前に貼られていただけで、しかも人通りの少ない目立たない場所だったという。

6.フェミニズムは巨乳差別

 勿論、フェミ側からすれば、経緯がどうだろうがあのような巨乳は許されないと主張するだろう。しかし、だったら貧乳の少女ならいいのかということになる。仕方なく急遽変更されたポスターには貧乳の少女が中心になり、その奥に農作業服を着た登場人物が4人描かれている。その中の1人に良田胡蝶もいるのだが、今のところ批判はないようだ。しかし相変わらず巨乳であることには変わりない。従って、フェミ的視点は、巨乳差別をしていることになる。

 女性の表現に難癖を付けるフェミ連中に一貫性などない。ただ自分が不快に感じるからというだけだ。しかしそれを全ての人が主張したらどうなるか。例えば難癖を付けるフェミ連中の存在が不快だと思っている人は沢山いるだろう。だからフェミ連中を抹殺出来るとでもいうのか。出来るのなら今すぐにでも実行したいところだ。それだけフェミ連中は反社会的勢力と言えるだろう。

 では何故フェミがアニメのキャラに難癖を付けるのか。理由は性犯罪の厳罰化や児童ポルノ法規制強化と同じで、男性の性欲撲滅が根本になっている。男性が性関心を持つこと自体が連中は気に食わない。従って男性の欲求を全て排除して苦しめてやろうという邪悪な魂胆があるのだ。

7.マスコミの全面的支援で増長するフェミ

 更に、こうした騒動に対するマスコミの報道姿勢も看過出来ない。一部のネットメディアを除く殆どのマスコミ(特に大手)もフェミと一心同体のようなものだから、例えば美濃加茂市やその観光協会への取材姿勢も、ポスターのデザインに問題があると決め付けた態度で取材していたに違いない。あのままポスターを放置していいのか、既に商店街に配布した分はどうするつもりなのか、一つ残らず根絶させなければ反省したことにはならないなど、徹底的に追い詰めたと考えられる。逆に、ポスターをそのまま存続すべきという要請には美濃加茂市は一切無視である。つまり最終的な方針決定は勢力の強い側であるフェミ側の主張が優先されてしまうわけだ。言うなればマスコミとタッグを組んだ極悪同盟に脅されたからポスターのデザインを変えますというのと同じだ。

8.アニメファンの増加は現実女性の質の低下が原因

 フェミニズムは女のエゴの集合体である。そこには正義など微塵もない。人が産まれ育ち、結婚して子供を作り、世代を受け継いでいく、この当たり前の自然法則がフェミニズムによって破壊されている。連中は結婚もしないし子供も産まない、そして世間の女性を無制限にわがままになるようにけしかける。だから昨今の女性は男女交際もろくに出来ず、すぐに嫌になったといって勝手に別れて新しい彼氏を探す。だからストーカーされたり殺される女性も増えていく。また最初から女性の質が悪いことを見越している男性達は女性とは関わらず、草食系になることを余儀なくされる。そしてアニメなどに関心が向いていく。つまり、アニメがここまで隆盛した背景には、フェミニズムによる女性の質の低下が大きく関係しているのだ。

 そうしたアニメ隆盛の原因である、いわばアニメの女性より質の低いフェミ女達が、アニメの女性キャラの胸が大きいなどと文句が言える道理があるだろうか。文句を言う前に女は結婚して男の精神的安定、性的安定に努めよと言いたい。

 

・岐阜)ポスター問題 「ネット社会の理解不足」指摘も 2015年12月3日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/ASHD25DJXHD2OHGB00T.html

 アニメキャラクターを使った美濃加茂市観光協会のポスターにインターネット上で批判が相次いだ問題。このアニメとの連携は昨年も行われ、地域活性化につながると好評だった。ネットでの批判に、地元では困惑の声が広がるが、専門家はネット社会への理解不足を指摘する。

 「苦情はない。客が増えるなど、まちの活性化に役立っている」。美濃加茂市内でそば店を営む樋口守男さん(66)はこう話す。ポスターで告知していたアニメと連携したスタンプラリー企画の協力店の一つ。協力店で買い物をしてスタンプを集めると、アニメ関連のグッズがもらえる企画だ。

 昨年9月~今年2月に3度開催し、樋口さんの店には新たな客が約350人来たという。樋口さんは「埼玉や北海道、韓国から来た人もいた。昨年も同じようなチラシだったのに、どうして今回だけ問題になるのか」と首をひねる。

 ログイン前の続きポスターはテレビアニメ「のうりん」に登場する少女のキャラクターを使い、胸元が強調されたデザイン。原作のライトノベルの舞台のモデルが、美濃加茂市の県立加茂農林高校だったことから採用された。

 協会は11月4日、公式ツイッターにポスターを投稿。下旬になって「不愉快」「セクハラ」との批判が続出した。「どうして胸元が大きく開いた服を着せて顔を赤らめる必要があるのか」との書き込みもあった。普段は1桁台のことも多いリツイートが、2日夕に1800を超えた。

 11月29日、協会は協力店以外では唯一掲示していたJR美濃太田駅からポスターを撤去した。協会の担当者は「批判は真摯(しんし)に受け止めたい」としたうえで、「美濃加茂は若い世代の観光客が集まる地域ではない。昨年は問題になることもなく、観光の起爆剤になっていた」と戸惑う。

 ツイッターにも、批判的な声ばかりでなく、「『のうりん』を通じての地域活性化を応援します」「何ら問題とは思えない」との投稿も一定数ある。

■「ネットは沸騰する」 専門家が指摘

 ネットなど情報モラルに詳しい岐阜聖徳学園大の石原一彦教授は「法的な問題は一切ない」とし、「この画像がネット上に出回った時の反響と結果を(協会が)予想しなくてはいけなかった。一瞬で沸騰するネット社会への理解が不足していた」と指摘する。

 11月、三重県志摩市の公認キャラクターに海女たちが反発し、市が公認を撤回した騒動があった。石原教授は、この直後だったことも美濃加茂で批判が集まった要因の一つとみる。ただ、「海女さんという当事者がいて、街おこしのために作られたキャラ。既存のキャラを使った美濃加茂とは異なる」とも言う。

 若者のネット活用に詳しい岐阜大総合情報メディアセンターの村瀬康一郎教授によると、最近のネット社会の特徴として「傍観者なのに『傷つく人がいるだろう』と自分を正義の立場に置き、当事者のように他人を攻撃する」傾向があるという。また、反撃されにくい公的機関や大企業が対象になりやすいという。

 今回の問題はそうした特徴に当てはまる。村瀬教授は「他人を許容しない社会になりつつあり、ネットには極端にそれが表に出る」と話す。ただ、今回のポスターについては「女性の性を強調したと言われても仕方がないのでは。攻撃される材料をつくらないことが大切だ」と語った。(連勝一郎、山岸玲)


・胸元強調キャラ、主役退く 観光協会ポスター新デザイン 2015年12月7日19時51分
http://www.asahi.com/articles/ASHD75QZ8HD7OHGB00X.html
 
 胸元が強調されたアニメの少女キャラクターを使ったスタンプラリーのポスターに批判が相次いだ問題で、岐阜県の美濃加茂市観光協会は7日、新たなポスターのデザインを発表した。

 問題のキャラクターは同市の県立加茂農林高校をモデルにしたテレビアニメ「のうりん」に登場していた。協会は、ポスターのデザインを作り直し、このアニメの別のキャラクターをメインに据え、中央に置いた。以前にスタンプラリーのパンフレットなどで使われたことがあるという。

 協会は新ポスターを500枚印刷。8日に、開催中のスタンプラリーの協力店21店に20枚ずつ配る。問題となった旧ポスターは回収する。担当者は「スタンプラリーは人気なので続けたい」と話している。

 この問題は7日、市議会12月定例会の一般質問でも取り上げられ、市の伊藤秀樹・産業振興部長は「ポスターを見て不快な印象を受けた方がいたことは配慮が足りなかったと反省している」と答弁した。


・アニメ「のうりん」でも萌えキャラ批判 巨乳強調は「セクハラだ」「人権侵害だ」 2015/11/30 18:43
http://www.j-cast.com/2015/11/30251926.html?p=all

 ライトノベルが原作の人気アニメ「のうりん」は岐阜県美濃加茂市が舞台になっている。市がキャラをスタンプラリーのポスターに起用したところ、「見苦しい」「セクハラだ」「人権侵害だ」などと批判を浴び、抗議の電話が市に入るようになった。

 巨乳を強調しすぎている、キャラが淫らな表情をしている、というのが理由だ。萌えキャラを巡っては、三重県志摩市の17歳の海女さん「碧志摩メグ」が批判を受けて市が公認を取り消す騒動が起きた。今回もそれと似た構図だ。
 
■市はアニメ制作のロケハン段階から協力をしてきた

 「のうりん」は県立の農業高校が舞台の、農業に青春を掛ける高校生たちの学園ラブコメディー作品だ。TVアニメは14 年1月から3月まで放送された。市はアニメ制作に協力体制を取り、ロケハンから付き合った。放送終了後はアニメ制作会社とコラボし、数々のイベントで「のうりん」のキャラクターを使ってきた。

 作者の白鳥士郎さんも近隣の出身ということもあり、市を頻繁に訪れては観光案内所の一日所長に就任するなど応援してきた。

 スタンプラリーのポスターは14年9月から約2か月ごとに更新されている。女性キャラクターを起用しているのが特徴で、1枚目が「木下林檎」、そして「中沢農」、「群雲りく」と続き、15年11月7日からの4枚目は「良田胡蝶」を使った。「良田」は畜産を専攻する2年生でキャラの中では一番の巨乳という設定だ。

 市の観光協会によると、ポスターが「不快だ!」などとネット上で批判が始まったのは15年11月28日ごろから。「いきなり」だったという。観光協会の公式ツイッターには、

“「これセクハラですよね、完全に。市の観光協会の企画でこれは、怖いです」
「このイラストは、女性の目から見て不愉快きわまりないです。観光する気になど金輪際なれません」

 といったコメントが寄せられた。掲示板やツイッターなどでも、

“「普通に可愛い女の子が微笑んでる絵がメインなら問題ないのに、乳放り出して発情中みたいな絵をポスターのど真ん中に使う理由が分からない」
 「人権侵害だ」

 といった批判が出た。電話やメールでの抗議も複数市に寄せられている。一方で、なぜこんな絵柄で大騒ぎする必要があるのか、といった意見も出ている。

■「観光に来る気もないノイジーマイノリティに負けないで下さい」

 観光協会のツイッターには1000ものリツイートがあるが、

“「自分はこの企画もポスターも支持します。アニサカの成功を見ても、美濃加茂(岐阜)とのうりんとの友好な関係は明らかです。どうか、県外の、観光に来る気もないノイジーマイノリティに負けないで下さい」
 「クレーマーたちに深い考えはありません。ただただ幼稚に感情的に非難し『恫喝』してるわけですから、そんな連中に惑わされて、『ことなかれ主義』で撤回すればかえって悪いイメージが広がってしまいます」

など応援メッセージもあり、反対派との論争が展開されている。

 観光協会によれば、これまで「のうりん」のキャラを使ったポスターや看板をいくつも作ってきたが批判は無く、これまで来なかった20代30代のアニメファンの男性や女性が観光に訪れるようになった。さらに、台湾、香港といった海外から訪れる人も増え、経済効果が上がっているのだという。そして、萌えキャラで問題となった「碧志摩メグ」と「良田」は状況が違うようだ、と見ている。「メグ」は海女さんら地元住民から反対されたが、「良田」のポスターは公開してから約1か月間、地元民に批判されたことはない。そのため、批判の多くは地元以外の人たちではないか、と観光協会では分析している。今後どのような対応をするかについては、

“「まだ具体的にどうするかは決まっていませんが、ご批判を真摯に受け止め、なるべく多くの方に受け入れてもらえるような対応を図ってまいりたいと思います」

と話している。


フェミニズムの脅迫に屈した美濃加茂市のアニメ使用ポスター、「のうりん、『良田胡蝶』」

2015-12-02 22:32:22 | ネット媒体

 志摩市の「碧志摩(あおしま)メグ」に続き、またも美少女キャラがフェミの脅迫に屈する結果となった。詳細は引用のニュース記事を読んで頂ければ判ると思うが、仕掛人はフェミニズムであることは想像に難くない。こうした一部の偏見女の見識だけで世の中が動かされることは極めて不当であり、改めてフェミニズム撲滅に向けて国民は立ち上がらなければいけない。

 今回の美濃加茂市の美少女キャラ「良田胡蝶」の件と比較して、志摩市の「碧志摩メグ」の件も併せて報道されているニュースもあるが、報道では現役の海女が中心になって反対運動を繰り広げたことになっている。しかし実際にはその背後にフェミニズムが控えていたことは言うまでない。(*1)

(*1)碧志摩メグ公認撤回、アニメも規制するフェミニズムの暴挙は児童ポルノ規制拡張の布石
http://blog.goo.ne.jp/grk39587/e/3cd8f6f7b671e2a448681ea3670d8f41

 そもそも、セクハラという概念がフェミニズムによる女性の独裁権力であって、「セクハラではない」という男性の意識は無視される。本来なら双方の意識を考慮しなければいけないはずなのだが、フェミニズムは自分だけが絶対的で、異論を全てねじ伏せる。こんな女性権力の暴挙を許していいはずがない。

 一方、別の話題として、交通事故を起こした25歳の女性が無罪になったという話題にも注目したい。無罪になったのは女だからと考えるのは、本ブログの支持者であれば誰でもそう思うであろう。


・襟元開いて大きなおっぱい強調しすぎ!美濃加茂市のポスターに賛否 2015/12/ 2 15:34
http://www.j-cast.com/tv/2015/12/02252079.html

 市が作成した女性の襟元が大きく開いたアニメのキャラクターのポスターに賛否が巻き起こっている。岐阜県美濃加茂市が11月7日(2015年)から開催している地域活性化のスタンプラリーの告知ポスターに、美濃加茂市を舞台に実在する農林学校をモデルにしたアニメの女性キャラクターを採用したのだが、襟元が大きく開き胸が強調されていると批判が出ているのだ。

■駅などからは撤去

 ポスターを美濃加茂市観光協会がツイッターに投稿すると、「セクハラですよ」「これはアウトでしょう」といった否定的な意見、「美濃加茂市を盛り上げることは良いこと。頑張って」という賛成意見が寄せられたが、市の担当者がJR美濃太田駅に掲示してあったポスターを撤去したため騒ぎが広がった。撤去理由について、「ご批判があり、公共の場ということで慎重を期して外させていただいた」という。

 コラムニストの犬山紙子「別にいいかなとは思うんですけど、もうちょっと襟元を閉じた方がいい。胸を強調しすぎていると思いますねえ」

 タレントの大沢あかね「私は何でもかんでもこういうキャラクタ―を使うのは批判的なんです。クールジャパンの一環だからと言って、こういうキャラクターが多いですよね。じゃあ、子どもが見たらどうなのと思うし、みんなが見るものだからある程度親しみやすいものにして欲しいです」

 たしかに、大人向けのアニメをそのまま市の観光ポスターというのもいかがなものか。


・胸元強調アニメポスター批判相次ぎ撤去 岐阜・美濃加茂 2015年12月1日08時59分
http://www.asahi.com/articles/ASHCZ63VMHCZOHGB015.html

 アニメキャラクターを使った岐阜県美濃加茂市観光協会のポスターをめぐり、「セクハラ」などの批判が相次ぎ、協会が駅から撤去していたことが分かった。担当者は取材に「刺激的な図柄で、批判を真摯(しんし)に受け止めた」と話した。

 ポスターは、テレビアニメ「のうりん」に登場する少女のキャラクターを使い、胸元が強調されたデザインとなっている。原作のライトノベルの舞台のモデルが、美濃加茂市の県立加茂農林高校だったことから、採用された。

 協会はファンを呼び込むため、アニメと連携したスタンプラリーを企画。11月4日、公式ツイッターにポスターを投稿すると、下旬ごろから「女性の目から見て不愉快」「会社に貼ったらセクハラ」との批判が続出。同月29日、唯一掲示していたJR美濃太田駅(同市)からポスターを撤去した。

 昨年度も「のうりん」の別のキャラクターを使ったスタンプラリーを行い、国内外から観光客を集めたという。協会の担当者は「騒ぎになるとは思わなかった」と話している。今後、ポスターは使用しないという。

 キャラクターを起用した街おこしを巡っては、三重県志摩市が公認していた海女の萌(も)えキャラ「碧志摩(あおしま)メグ」に対し、「性を強調する描き方だ」などと海女たちが反発。同市に公認撤回を求める署名が提出され、市は11月、公認を撤回している。(山岸玲)


・胸元を強調したポスターが不適切 美濃加茂市によるアニメ「のうりん」のコラボに批判の声
キャラクターのキービジュアルを使用。セクシーな格好をしており、人目に触れるポスターには不適切だとする反応が現れています。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1511/30/news129.html

 美濃加茂市(岐阜県)の観光協会がアニメ「のうりん」とコラボして実施しているスタンプラリーのポスターに対して、Twitter上で批判の声があがっています。巨乳という設定の「良田胡蝶」の胸元が強調された画像を大きく掲載しており、「行政が用意したポスターと知ってびっくりした」「セクハラになるのではないか」などの反応が現れています。

 「のうりん」は美濃加茂市をモデルに、農業高校の学生たちの生活を描いた作品。同市はコラボによるPR活動を頻繁に行っており、2014年に行われた献血キャンペーンのポスターには、スタンプラリーと同様のイラストが使用されています。

 観光協会に電話取材したところ、スタンプラリーのポスターをTwitter上に投稿したのは11月の初めで、Web上で批判の声が寄せられるようになったのは28日ごろから。実際には駅前にしか貼られていないにもかかわらず、一部では街中に貼られていると誤解している人もいるとのこと。スタンプラリー自体は2014年から4回にわたって行っており、ポスターには各キャラクターのキービジュアルを掲載しています。同作にはセクシーなシーンもあるものの、作品全体として見ればPRに使用しても問題ないという認識だそうです。

 駅前のポスターは、すでに自粛として撤去されています。ポスターの図柄、スタンプラリーの企画内容の変更など、その他の対応については現在、検討中です。


・難病の3歳長女死亡、母親に無罪判決 大阪地裁 2015年11月30日19時19分
http://www.asahi.com/articles/ASHCZ4V34HCZPTIL01F.html

 大阪府茨木市で昨年6月、両親が難病の3歳長女を衰弱死させたとして起訴された事件の裁判員裁判で、大阪地裁の小倉哲浩(あきひろ)裁判長は30日、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親(20)=当時19歳=に無罪(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。死因は低栄養による衰弱と認定しつつ、母親が栄養が足りていない状態と認識していたとまではいえないと判断した。

 母親は夫の岸本友希(ゆうき)被告(23)=同罪で起訴=と昨年4月以降、筋力が弱く飲食が困難な「先天性ミオパチー」を患う長女紗弥音(さやね)ちゃんに十分栄養を与えず、医者に見せるなどの保護責任を怠り、自宅で衰弱死させたとして起訴された。

 判決はまず、死亡時の長女の体重が8キロと同じ年齢層の子どもに比べて非常に軽く、遺体の状況からも死因は栄養不足による衰弱と考えるのが合理的と指摘。そのうえで、栄養不良状態を母親が当時認識していたかどうかを検討した。

 体重が死亡前8カ月で3キロ減った点について判決は、身長は順調に伸び、運動能力の明らかな低下もなかったとして、毎日接する母親は体重減に気づきにくかったと評価。長女が生タマネギを口にしていた点も、前後の食事がはっきりせず空腹状態が続いていたことを示す証拠とはいえないと検察側主張を退けた。

 さらに、母親は当時未成年で、専門家の助言や知識も得ておらず、ミオパチーの子を育てるうえでの意識や理解が不十分だった可能性があると指摘。母親側の「毎日食事を与えていたが口にしない日もあった」とする主張も踏まえ、意図的に保護を怠ったとまでは認められないと結論づけた。(阿部峻介)


碧志摩メグ公認撤回、アニメも規制するフェミニズムの暴挙は児童ポルノ規制拡張の布石

2015-11-11 20:18:16 | ネット媒体

 海女さんを題材にしたキャラクター、「碧志摩メグ」がフェミニストの圧力により志摩市の公認から追放された。ネット調査では8割以上、海女さんの間でも7割が問題なしと考えているにもかかわらず、一部の偏見フェミニストの主張がまかり通る不条理な結末となった。性的な印象を強調しているというのが連中の主張だが、そもそも性的のどこが悪いのか、性がなければ人類は滅亡してしまう。性に対する根本的な評価からそもそも問い直さなければいけないのではないだろうか。

 碧志摩メグについては本ブログでも以前取り上げたことがある。その段階で既にフェミニストが暗躍しているだろうということは予想がついていた。そして何れはその圧力に捻じ伏せられるだろうとも予測していた。まさにフェミニズムの権力を見せ付けられた結果だと言えよう。勿論そうした権力に正義などなく、集団的な圧力と、「性的」、「女性蔑視」といった伝家の宝刀のような言葉さえ根拠もなく並べ立てれば世の中を自在に操れる。しかしそこには何ら国民のためになる要素は含まれず、害毒しかもたらさない。つまりフェミニズムは暴力団よりも反社会的な勢力と言えるだろう。

 今回、署名活動などの実働部隊はニュース記事にもあるように、とある海女さんの母娘となっているが、この背後にフェミ組織が控えていることは政治的社会的雰囲気を感じ取っている人なら誰でも予想が付くだろう。そもそも志摩市が反対意見を受けて、海女さんに対する説明会を開いたりなど丁寧な対応をするだろうか。反対署名を約300人分集めたというが、一般人の力で果たしてそれだけの署名が集められるだろうか。よく考えれば、フェミ組織がなければ実現出来ないことばかりだ。

 勿論ニュース記事にはフェミの存在は出て来ない。全ては一般人及び現役の海女さんが中心となって反対の声を上げ、世論が賛同し自治体を動かしたという美談にしたいのだろう。ここにもフェミの姑息さが表れている。自分達の権力を国民に知られないように、あたかも市民の純粋な活動だけで行われたということにしたいのだ。

 種明かしをすれば恐らく、男女共同参画局などのフェミ権力組織から志摩市長宛てに電話などで、碧志摩メグを公認から外せ、といった指令でもあったのだろう。しかしそれを公にはしたくないから、実働部隊を使った活動も並行したということではないだろうか。

 マスコミもフェミの奴隷のようなものだ。フェミの権力は判っていても批判的な記事は書けない。従って誤魔化しにも余念がない。例えば、現役の海女さんの3割が撤回を求めた、とは書いても、7割が存続を求めた、とは書かない。また撤回を喜ぶ住民の声は載せても、撤回に異議を唱える声は載せない。更には、今回の件では見かけなかったが、よく有識者の見解として賛否を載せる場合があるが、そうした場合でもフェミに都合のいい意見しか載せない。「有識者」の言葉に騙されてはいけないのだ。

 女性専用車両に幾ら反対しても絶対になくならない。逆に男性専用車両は絶対に作られない。これもフェミニズムの権力が横たわっているからである。全てはフェミニズムの自己満足だけの世界であり、それは決して女性の味方でも何でもない。1人でも多くの人がフェミニズムに対する害毒意識を持って欲しい。

 今回の件、フェミ側の心理を代弁すれば、「ざまあみろ男ども」、ということなのだろう。しかし、それで一般女性から高く評価されるのかどうか疑問である。そこで、良識ある一般庶民の方々は、老若男女問わず、志摩市に対して、何故撤回したのか、デザイナーを擁護するのが市の立場ではないのか、どこが性的なのかわからない単なるいいがかりだ、7割の容認意見を無視してたった3割の反対意見で撤回するのか、など様々な視点で抗議のメールや電話などをどんどん行って欲しい。勿論それで市が簡単に動くわけではないが、いかにフェミニズムの視点が偏見に満ちた反社会的なものなのかということを市に再認識させることは重要なことだと思う。市職員といっても、渋々フェミに賛同させられている者も多いはず。彼らがいつまでもフェミの奴隷に成り下がるだけでは市政も不健全になるだけ。多くの市民はフェミニズムの撲滅を望んでいるということを実際に行動に移して伝えていかなければならない。


・女性蔑視だと批判される萌えキャラ碧志摩メグ / 調査で大多数が「女性蔑視ではない」と思ってる事が判明! 2015.08.31 03:00
http://getnews.jp/archives/1113016

三重県志摩市の公認萌えキャラクター、碧志摩メグをご存知だろうか。キュートで可愛らしい美人キャラクターとして誕生した彼女だが、ここにきて問題が発生している。「女性蔑視だ!」という声が、海女や地元の女性たちから出ており、「これはひどい!!」と怒り心頭なのだ。

・女性蔑視なのか?
そこで今回、200人の老若男女に「志摩公認萌えキャラ「碧志摩メグ」を見て女性蔑視だと感じますか?」というアンケート調査を実施。全国の人はどのように感じているのか、調べてみた。その結果をランキング形式で発表しようと思う。

・志摩公認萌えキャラ「碧志摩メグ」を見て女性蔑視だと感じますか?
1位 普通だと思う (54.5%)
2位 すごく良いと思う (17.5%)
3位 良いと思う (12.5%)
4位 女性蔑視だと思う (9.5%)
5位 ひどい女性蔑視だと思う (6%)

・女性蔑視かどうかだけで集計
女性蔑視ではない (81.5%)
女性蔑視だと思う (15.5%)

・女性蔑視ではない
全国の人たちにアンケートをとった結果、大多数の人たちが「女性蔑視ではない」と感じていることが判明。「すごく良いと思う」と感じている人も多く、少なくとも三重県志摩市のイメージアップになっていることは間違いない。

碧志摩メグが気に入った人は、LINEスタンプやグッズも販売されているようなので、公式サイトをチェックしてみてはいかが? 皆さんは、碧志摩メグは女性蔑視なキャラクターに見えるだろうか?

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/08/30/ama-megu/


・三重県志摩市の海女「萌えキャラ」は女性蔑視 「サミット」開催時に海外首脳に見せられない?? 2015/8/ 7 19:15
http://www.j-cast.com/2015/08/07242285.html?p=all

  三重県志摩市には「碧志摩(青島)メグ」という海女をモチーフにした市公認の萌えキャラクターがいる。2016年5月26日から5月27日にかけて行われる第42回先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」の盛り上げにも一役買っているのだが、この「碧志摩メグ」を市の公認から外そうという署名運動が起こっている。

  地元の女性らが発起人になっていて、キャラの裾がはだけ足を露出していてイヤらしく、これは女性蔑視であり、海女の文化やイメージを損なうものである、という理由を挙げている。ましてや海外の首脳の目に触れさせるなどもってのほかだ、というのだ。

「碧志摩メグ」のデザインに賛否

15年6月末から公認から外すための署名活動が始まる

  14年10月30日に記者会見でイラストを公表、市の公認になった事を発表し、同時に名前を公募した。2000の応募があり、「碧志摩メグ」に決定した。身長158センチ、体重46キロの17歳。サラリーマンの家庭に生まれ育ったが、海女の名人のおばあちゃんを尊敬していて、将来は日本一の海女になれるよう努力をしている。ボーイフレンドは募集中だ、といった設定だ。

  市の観光戦略室によると、15年春ごろから抗議のメールや文書が届くようになり、直接市役所を訪れて公認をやめるよう訴えられた。母親が海女だというある女性は、若い女性の体だけをアピールしているようなもので、子供に見せられないし、海女という職業や文化の誤解につながる、と主張した。「伊勢志摩サミット」を控えているのに各国首脳にこんなキャラがあるのを知られるのは恥ずかしい、といった抗議を繰り返し、15年6月末から母親と一緒に発起人となり公認から外すための署名活動を始めた。

  15年8月13日に公認の撤回を求めた170~200人分の反対署名が市長と市議会議長に提出される予定だそうだ。市には海女さんをモチーフにしたゆるキャラ「しまこさん」がいて、こちらは「万人に愛されるキャラ」で、「碧志摩メグ」は主に若い層にアピールするために採用している。

“「若者がこれまで知らなかった海女文化について少しでも興味を持ってもらえるようになったら、というのが狙いです。アニメキャラというのは全ての人に受け入れられるというものではないのかもしれませんが、新しい視点でPRに役立てられればと考えました」

と担当者は話している。

「ごくまっとうなキャラデザだと思うが・・・」

  実は「碧志摩メグ」の人気は急上昇中だ。ツイッターのフォロワーは1200近くになっている。無料通話アプリ「LINE」のスタンプは、2週間で10か国計約1万5000人が購入した。サミット開催を歓迎する文字をあしらった「碧志摩メグ」ポスター第二弾が市の市観光協会で無料配布され、観光協会によると大好評だった。15年8月7日は昼過ぎまでに100枚が出た。子供からお年寄りまで貰いに来ているという。

  志摩市で起こったゆるキャラ騒動にネットでは、

“「ごくまっとうなキャラデザだと思うが・・・」
 「自分が理解できないものはすべて気持ち悪い、みたいな人っているよね」

などと「碧志摩メグ」の何が悪いのか、首を傾げる人が多い。「碧志摩メグ」のツイッターではこの騒動を報じた新聞の写真が掲載されていて、フォロワーたちは、

“「批判しかできない人に負けないで頑張ってください 応援しています」
 「海女という職業の『大変さ』と、それでもやり続けている『海女の魅力』を伝え、『海女になりたい』という声が若い世代から聞こえてくれば素晴らしいことだと思います。 そして今、それが出来るのが『碧志摩メグちゃん』だと思います。 頑張ってください」
 「とってもいいと思うよ」

などといった応援コメントが付いている。


・海女の萌えキャラ「碧志摩メグ」(志摩市公認)は海女を「侮辱」しているのか? 片岡 英彦 2015年08月08日 14:02
http://blogos.com/article/127220/
(リンクのみ)


・碧志摩メグ、志摩市が公認撤回 「あまりにも海女のイメージとかけ離れていた」2015年11月05日 19時38分
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/05/aoshima-megu-unofficial_n_8477178.html

 三重県志摩市の公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」に「性的な部分を過剰に強調していて不快だ」とする批判が出ていた問題で、同市は11月5日、公認撤回を決めたと発表した。キャラクターの作者が市に公認撤回を申し出ていたという。産経WESTなどが報じた。

 碧志摩メグは、志摩市が観光や海女文化を国内外へPRしようと、2014年11月に公開された。作者は、四日市市のイベント会社「マウスビーチ」を運営する浜口喜博さん。17歳の女の子で、身長158センチ、体重46キロ、将来の夢は「日本一の海女」になること、という設定だった。

 しかし、海女姿のキャラクターの前裾がはだけていることなどから、地元住民から「女性蔑視。不快感を与える」として反対の署名活動が起きた。8月には公認撤回や使用停止などを求めて、現役海女を含む309人分の署名が市に提出されていた。

■「海女さんの約3割が公認に反対」

 NHKニュースによると、キャラクターの生みの親である浜口さんは「デザインを変更せず、民間の力だけで伊勢志摩を応援できる環境を作るため、市の公認の撤回を申し出た」と説明。大口秀和市長は「海女さんの代表者との話し合いでは、約3割が公認に反対だった。少なくとも海女さんには応援していただきたいが、現状ではそうでないことを考慮し、申し出を承認した」と会見でコメントした。

 署名活動を進めた志摩市の海女の山本文子さん(66)と夫の泰稔さん(68)は、「志摩市には海女の後継者が増えるようなPRはしてほしいが、今回のキャラクターはあまりにも海女のイメージとかけ離れていた。公認が撤回されて本当にうれしいです」と話していたという。

 碧志摩メグは今後、志摩市の公式サイトなどから「公認」の文字を削除。「伊勢志摩海女萌えキャラクター」として、民間ベースで活用するという。


・志摩市の海女キャラ・メグちゃん 公認撤回で飛躍の可能性も 2015.11.07 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20151107_362565.html

 三重県志摩市が海女さんをイメージしたキャラクターの公認を撤回した。理由は市民の一部から「性的な部分を過剰に強調している」と指摘されたことなどがあるという。三重出身の大人力コラムニストの石原壮一郎氏がこの騒動を考える。

 * * *

 たしかに、こんなにかわいくて色っぽい海女さんはいないでしょう。でも、それはそれでいいんじゃないでしょうか。熊本に行けば二本足で歩く頭のでかいクマがいると思っている人はいないし、亀有に行けば破天荒なお巡りさんがいると思っている人もいません。それぞれ「架空の存在」として、熊本県や警察を身近に感じさせてくれています。

 三重県志摩市は11月5日、海女さんをイメージした市の公認キャラクターの「碧志摩(あおしま)メグ」について、作者の浜口喜博さんからの申し出を承認し、公認を撤回することを発表しました。メグちゃんは今後、民間の立場で活動していく予定だとか。

 今年の初めごろ、東京で行なわれた三重県をPRする集まりで志摩市役所の方と名刺交換をしたら、数日後、碧志摩メグちゃんのポスターが届きました。そうことをしてもらった経験は、あまりありません。志摩市が、いかにメグちゃんを大事にかわいがっているかを深く感じました。以来、ポスターを事務所の冷蔵庫に貼って、応援し続けています。

 彼女が志摩市の公認キャラクターになったのは、2014年12月。ところが、今年の夏ごろに、現役の海女さんを含む一部の市民から、「海女を侮辱している」といった声が上がります。8月には、公認撤回を求める署名が市に提出されました。

 いろんな見方や考え方があるので、どんなキャラクターにせよ、市民全員の支持を得ることはできないでしょう。しかも「性的な部分を過剰に強調している」と言われたら、批判したほうが賢そうに見えるという空気も生まれます。来年5月には志摩市が「伊勢志摩サミット」の会場になることも、とりあえず自粛というムードを高めたかもしれません。あくまで噂ですが、政治方面のややこしい背景があるとも地元ではささやかれています。

 市は当初は「公認を外すつもりはない」と言っていて、お役所らしからぬ気骨のある対応に、ひそかに拍手を送っていました。しかし、反対の声の高まりを受けて、9月末に作者もまじえて海女の代表との話し合いの場を持ったところ、約3割が公認取り消しを求めたとか。ということは、7割は「まあ、べつにええんと違う」と思っているわけですね。地元の新聞が行なったアンケートでも、デザインについてや市が公認したことについて、「問題ない」というメグちゃんを支持する回答はどちらも約7割でした。

 もちろん、3割の反発は小さくはありません。しかし、とくに反対しているわけではない人が7割もいるし、はからずも騒動の報道によってメグちゃんの知名度や認知度は大きく上がりました。作者から「公認撤回」を申し出て、市もそれを了承するという流れは、あっちの顔もこっちの顔も立てつつ、メグちゃんをさらに飛躍させる可能性を広げたという意味で、ひじょうに美しい大人の落としどころだと言えるでしょう。

 作者の浜口さんは、公認撤回を申し出た理由について「公認が重荷になってしまった。より動きやすくしたかった」と説明しています。メグちゃんにしかできないことは、たくさんあるはず。「民間人」の立場で、さらにどんどんがんばってもらいたいものです。

 ちなみに、三重県の伊賀市で、伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会公認キャラクターを務める「伊賀嵐マイ」ちゃんも、同じ浜口さんの作品。メグちゃんとは“親友”で、公式Twitterによると11月3日にもいっしょにランチを楽しんだようです。マイちゃんも、メグちゃんに負けず劣らずの巨乳で萌え系のキャラですが、現役の忍者の方は今はいないこともあってか、とくに批判の声はありません。志摩市から山をいくつも超えた伊賀市で、早くも設置された伊勢志摩サミット対応の7カ国語の案内板などで活躍しています。

 志摩市公認の海女さんキャラといえば、「しまこさん」も忘れてはいけません。メグちゃんよりずっと先輩で、真赤な唇がチャームポイント。見方によっては、大人の女の色気に満ちています。メグちゃんが市の公認を「卒業」したことについて、どう思っているのでしょうか。「メグちゃんの分まで私ががんばらなきゃ!」なのか「私も色っぽすぎるって批判されたらどうしよう」なのか……。

 メグちゃんとマイちゃんとしまこさんが、伊勢志摩サミットに向けてどんな活躍を見せてくれるのか。今後もそれぞれの動向から目が離せません。ま、うっかり目を離しても不都合はなさそうですけど、ともあれ、応援する気持ちはずっと持ち続けたいと思います。


・公認の海女キャラ「碧志摩メグ」撤回求める 「胸を強調し過ぎ」と批判 2015.8.15 17:02
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/150815/cpd1508151702001-n1.htm

 三重県志摩市が観光PRのために公認した海女のキャラクター「碧志摩メグ」が「性的な部分を過剰に強調していて不快だ」として、現役の海女や市民たちが13日までに公認撤回を求める309人分の署名を市と市議会に提出した。

 市によると、碧志摩メグは、県内のイベント企画会社が「地域おこしのため、キャラクターを作りたい」と提案し、市が受け入れて昨年11月にデザインを公開。約2千件の応募から名前を決定し、公認していた。

 祖母に憧れて海女を目指す17歳の少女との設定で、海女独特の磯着と水中眼鏡を着用。ただ着衣が一部はだけ、膝から下があらわになっている。

 既にポスターなどが掲示され、海女たちから「胸を強調し過ぎ。性を売り物にしているような印象を与える」「県の無形民俗文化財である海女文化を理解しているとは思えず、不愉快」との批判が出ている。

 海女の山本文子さん(65)と娘の主婦、宇坪伊佐子さん(39)が発起人となり、6月下旬から署名活動を展開していた。

 市観光戦略室の担当者は「署名を精査するが、現段階で公認を撤回する方針はない」とし、キャラクターを考案したイベント企画会社の代表取締役浜口喜博さん(39)は「議論を重ね、制作した。批判は受け止め、今後の参考にする」と話している。


<その他の話題>
・「男性で得をした」と思うこと、「女性で得をした」と思うこと 2015.11.10 12:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/151110/lif15111012300006-n5.html

 社会においても、家庭においても、昔と比べて男女の垣根が低くなった昨今。しかし当然ながら、身体面や精神面、そして社会的役割などにおいて、根本的な男女差がなくなるわけではない。そんななか、男性は男性であることの、女性は女性であることの「生きやすさ」や「生きにくさ」を感じることは、あるのだろうか。株式会社オウチーノは、20~69歳の男女864名を対象に、「『男女』に関するアンケート調査」を行なった。

 男性、女性それぞれに「『世の中、男性に対して不公平』と思うことはありますか?」「『世の中、女性に対して不公平』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は53.1%が「世の中、男性に対して不公平」と思っており、女性は56.1%が「世の中、女性に対して不公平」と思っていることが分かった。

 一方、男性、女性それぞれに「『男性で得をした』と思うことはありますか?」、「『女性で得をした』と思うことはありますか?」という質問をすると、女性は64.3%が「女性で得をした」と思ったことがあると回答したのに対し、男性は「男性で得をした」と思ったことがあると回答したのは、わずか33.4%だった。

■男性/女性ともに半数以上が「世の中、男性/女性に対して不公平!」と回答

 男性、女性それぞれに「『世の中、男性に対して不公平』と思うことはありますか?」、「『世の中、女性に対して不公平』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は「世の中、男性に対して不公平」と思うことが「多々ある」と回答した人が22.5%、「たまにある」が30.6%、「あまりない」が25.3%、「全くない」が21.6%だった。

 一方、女性は、「世の中、女性に対して不公平」と思うことが「多々ある」と回答した人が24.9%、「たまにある」が31.2%、「あまりない」が31.9%、「全くない」が12.0%だった。男女ともに半数以上が、異性と比べて「不公平」と感じていることが分かった。

 男性が「世の中、男性に対して不公平」と感じている理由として最も多かったのは、「女性の方がサービス面で優遇されているから」だった。次に多かったのは「女性は女性専用車両があるから」、そして「男だからと言って求められるものが大きいから」が続いた。

 一方、女性が「世の中、女性に対して不公平」と感じている理由として最も多かったのは、「家事・子育ての負担が大きいから」だった。次いで「男性との給与格差があるから」、そして「男性と比べて昇進しづらいから」が続いた。他には「結婚・出産・子育てと仕事の両立が難しいから」なども挙がった。

■最も「不公平」と感じる点、男性は「仕事」、女性は「家事」

 さらに、「特にどういった面で『不公平』と感じますか?」という質問をしたところ、男性で最も多かったのが「仕事」で28.4%、次に「サービス面」が27.5%、そして「社会的役割」が16.2%だった。「仕事」を選んだ理由としては、「きつい仕事を任されるから」(40歳/男性)や、「要求される責任が重いから」(60歳/男性)、「女性管理職の登用など、数値目標ありきになっているから」(40歳/男性)などが挙がった。

 「サービス面」を選んだ理由としては、「女性のみを優遇するサービスが多いから」(28歳/男性)、「男性専用車両もあるべきだと思うから」(50歳/男性)などが、「社会的役割」を選んだ理由としては、「一般的に女性以上に責任を問われるから」(53歳/男性)、「男性が外で働いて、家族を養うことが当然と思われているから」(60歳/男性)などが挙がった。

 一方、女性は、最も多かったのが「家事」で43.2%、次に「仕事」が36.6%、そして「育児」と「収入面」が同率で30.0%だった。「家事」を選んだ理由としては、「女性がやって当然と考えられているから」(40歳/女性)、「男性よりも女性の方が負担が大きいから」(50歳/女性)、「共働きが当たり前になったにもかかわらず、家事は妻がやるものという考えは変わらないから」(45歳/女性)などが挙がった。

 「仕事」に関しては、「能力ややる気があっても認めてもらえず、昇進の機会が少ないから」(67歳/女性)、「同じ仕事をしていても、男性の方が給料がいいから」(38歳/女性)、「女性だとなめられるから」(46歳/女性)、「女性というだけで仕事の求人が少ないから」(31歳/女性)などが挙がった。

 「育児」については、「女性がするのが当たり前とされ、男性はほとんど協力しないケースが多いから」(43歳/女性)、「共働きにもかかわらず、育児はほぼ妻が担っている。夫はいいとこどり育児しかやらないから」(45歳/女性)などが、「収入面」については、「女性の方が収入が少ないと思うから」(31歳/女性)、「同じ内容の仕事でも、男性より給料が安いから」(48歳/女性)などが挙がった。

■女性は64.3%が「女性は得!」と回答!一方男性で「男性は得!」と回答したのはわずか33.4%

 男性には「『男性で得をした』と思うことはありますか?」、女性には「『女性で得をした』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は「男性で得をした」と思うことが「多々ある」と回答した人は8.3%、「たまにある」が25.1%、「あまりない」が35.0%、「全くない」が31.6%だった。

 一方女性は、「女性で得をした」と思うことが「多々ある」が17.6%、「たまにある」が46.7%、「あまりない」が24.9%、「全くない」が10.8%だった。女性は64.3%が「女性で得をした」と思っているのに対し、男性は「男性で得をした」と思っている人がわずか33.4%にとどまった。

 男性が「男性で得をした」と思う理由として多く挙がったのは、「トイレが楽だから」、「体力・筋力があるから」、「仕事の面で優位だから」だった。一方女性が「女性で得をした」と思う理由としては、「女性限定のサービスや割引があるから」が突出して多く、次に「力仕事をしないですむから」、「奢ってもらえるから・多めに払ってもらえるから」、「優しくしてもらえるから」が続いた。
 
■最も「得」だと感じる点、男性は「仕事」、女性は「サービス面」

 最後に、「特にどういった面で『得をした』と感じますか?」という質問をした。男性が最も多く選択したのは「仕事」で31.9%、次に「身体面」が22.9%、そして「収入面」が21.5%だった。「仕事」を選んだ理由としては、「会社勤めでは、昇進、給与すべてで女性より有利だから」(46歳/男性)、「選べる職業が多いから」(65歳/男性)、「重要な案件を任されるから」(58歳/男性)、「仕事に集中できるから」(32歳/男性)などが挙がった。

 「身体面」に関しては、「生理がなく、更年期障害が起こりにくいから」(65歳/女性)、「力が強いから」(35歳/男性)などが、「収入面」に関しては、「男性の方が、収入が高い傾向があるから」(57歳/男性)、「昇進、昇給の機会を、同期の女性より多くもらえたから」(58歳/男性)などが挙がった。

 一方、女性は「サービス面」が最も多く32.4%、次に「服装・髪型・ケア・メイク」が22.7%、そして「支出面」が12.2%だった。「サービス面」を選んだ理由としては、「レディースデーなどの割引があるから」(28歳/女性)、「スイーツが無料だったりするから」(32歳/女性)などが挙がった。

 「服装・髪型・ケア・メイク」に関しては、「髪型や服装で様々なおしゃれが楽しめるから」(42歳/女性)、「化けることができるから」(29歳/女性)などが、「支出面」では「奢ってもらえるから」(27歳/女性)、「レディースデーや女子会プランなどで、割引されたりするから」(22歳/女性)などが挙がった。

 今回の調査から、異性と比べて不公平だと感じている人の割合は、男女で大差がないことが分かった。また、「仕事」に関しては、観点は異なるが、男女ともに異性と比べて不公平だと感じている人が多かった。

 働く女性が増えたとは言え、すべての男女が全く同じ働き方をすることは難しい。例えば女性は出産・子育てによって、大半の場合、仕事のブランクが発生する。よって管理職の男女比率はまだまだ乖離がある。それは女性から見れば昇進の機会が少ないと映り、男性から見れば重労働と映ることもある。そのなかで、両者にとって働きやすい環境をどう整えていくか、は今の日本企業・組織の課題だろう。

 もう1つ特筆すべきは、「家事」や「育児」は、女性は不公平だと感じている人が多い一方で、男性は得をしていると自覚している人が少ないことだ。例えば「サービス面」は、男性が不公平だと感じている一方で、女性は得をしていると自覚している人が多い。

 また「収入面」も、女性が不公平だと感じている一方で、男性は得をしていると自覚している人が多い。家事・育児に関しては、まだまだ「女性がやって当然」と考えている男性が多いのだろうか。それとも、男性はやっているつもりでも、女性からはやっていないと判断されてしまっているのだろうか。男女の異なる視点が反映された、興味深い結果となった。

■調査概要

 ・有効回答 20~69歳の男女864名

 ・調査方法 インターネットによるアンケート調査

 ・調査期間 2015年7月17日~7月22日


数々のフェミニストの言動からフェミニズムの本音を見抜け

2015-10-28 19:25:16 | ネット媒体

 今回も以前本ブログでも取り上げた三重県志摩市の海女さんキャラ「碧志摩メグ」を巡りフェミニズムが難癖を付けている話題についての記事を紹介したい。この記事はフェミニズムの二重基準(ダブルスタンダード)などフェミの矛盾した主張を指摘するなど批判的に語っている点で注目すべきものと言えるだろう。

 フェミニズムは男性そのものの存在を否定している。男尊女卑、男社会、というのも男性を偏見視しているからこそ出てくる発想であり、本当に男女の対等を求めるのであればまずはフェミニズムを撲滅しなければならない。フェミニズムは女性の欲望を無制限に拡大し、男性を弾圧し撲滅すのが目的だ。こうした連中の本音を見抜くことが、的確なフェミ批判へ結びつくということに心掛けたい。


・フェミニストが萌えキャラに目くじらをたてる理由とは・・・~香山リカvs碧志摩メグ?~ 2015/10/23
http://asread.info/archives/2548/

■リカちゃんがメグちゃんに文句を言っている件

 みなさん、「碧志摩メグ」ちゃんをご記憶でしょうか。志摩市公認の、海女さんをモチーフにした萌えキャラです。このメグちゃんが海女さんへの「職業蔑視」、或いは「女性蔑視」であるとして騒がれた……というのがぼくが以前に書いた記事の概要でした。テレビなどでも採り挙げられたので、ご覧になった方も多いかと存じます。
 ただ、ぼく自身はこの件については、何とはなしに落着した気でおりました。と言うのも志摩市が先月30日、市内の海女らと意見交換しており、それを見る限り「あぁ、やっぱり本件は海女さんと言うよりは、当事者でも何でもないフェミニストが大袈裟に騒いだだけなんだな」としか思えなかったからです。
 詳しくはtogetter「てんたま(tentama_go)さんによる志摩市と海女さんとの意見交換会まとめ*1」を見ていただきたいのですが、そこでは

"
「女性蔑視という表現は議論どころか話題にさえ上がっていない。(中略)海女さんとしては自分達の仕事をバカにされたと主張される方が一部みえるというだけ」
"
"
「自分達をこんな風な漫画のキャラクターにされてバカにされたと言う方が一部みえるだけで、海女さんの中にも(碧志摩メグ)いいよねという方も実はいっぱいいる。外部では市と海女の対立してるような雰囲気にみえるようだが、決してそうじゃない」
"
 といった報告がなされていました。
 事実、本件については「明日少女隊」という今一、正体不明なグループ(第4世代若手フェミニストによる社会派アートグループ、だそうです……)が、言っては悪いですが後乗りで乱入してくるなど、「外野が大騒ぎしてるだけ」という印象が、どうしても強いのです。
 が、ここへ来て意外な人物が本件に「参戦」してきました。
 精神科医の香山リカ先生です。
 9月22日付の『東京新聞』の「香山リカ ふわっとライフ」において、彼女はいわゆる萌え系のご当地キャラを採り挙げ、

"
もちろんほとんどの人は「これは架空のキャラクター」と分かって見ていると思うが、ごく少数でも「幼い女の子を見て、色っぽいなと感じてもいいのだ」「どんなふうに見ても笑顔で受け入れてくれる、それが少女なんだ」と勘違いしてしまう人がいるのではないか。
"
"
少女が性犯罪の被害にあう事件がしばしば報道されるが、そのたびに「この加害者は、萌えキャラを見ているうちに、少女を性の対象だと考えるようになったのではないか」とドキリとする。
"
 と語っていたのです。メグちゃん本人を名指ししているわけではないのですが(時期的に恐らく意識はなされていたでしょうし)、萌え系の地域振興キャラをとっかかりとした、萌え文化に対する苦言であることには、変わりはありません。
 しかし、この発言にどれだけ理があるかとなると、それは怪しいと言わざるを得ません。
 何しろ萌えキャラがこの十年で爆発的な増加をしているのに比べ、少女への性犯罪がそれほど増えているとは、どうにも思えませんから。
 もっとも、こうした萌えキャラへのバッシングはずっと続いてきたことであり、今更の話題ではあります。しかし香山リカ先生の「参戦」は、やはりオタク層にしてみれば、いささか衝撃的ではありました。
 何しろ、この「香山リカ」という名前はそもそも、あの着せ替え人形「リカちゃん」の名前から来ていて、彼女自身が萌えキャラを出自にしていると言えなくもないのですから。
 そう、つまりこれは言わば、メグちゃんとリカちゃんのバトルというわけです。
 また、リカちゃん先生が左派寄りの文化人であることは周知ですが、同時にかつては『週刊ファミ通』に連載を持つなど、ゲームオタクとしてのイメージが強い方だったのです。
 例えば1989年、いわゆる宮崎事件を受けて出された『Mの世代 ぼくらとミヤザキ君』において、彼女はTVゲームが偏見を持たれていることにフンガイし、

"
もっと図に乗りやすい人は、「TVゲームをしすぎると現実とゲームの世界の区別がつかなくなる」と言ったり、
"
 などと語っていました。
 そんなリカちゃん先生が、どうしてオタクの敵になってしまったのでしょう?
 今回の彼女の主張は「萌えキャラを見すぎると現実と萌えの世界の区別がつかなくなる」という、言わばかつての彼女の逆を行くものなのではないでしょうか?

■メグちゃんよりリカちゃんの方が女性の自由を認めていない件

 いえ。
 残念ですが、ぼくは実のところ、驚くに値するお話ではないと思います。
 そもそもフェミニズムには、「国家権力なり何なりの超越的な力が人々に悪しき価値観を刷り込み、人々はそれに盲従している。それを覆さねばならない」という世界観があり、男性が少女に性的関心を持つこと自体が、彼女らにとっては「あってはならない、作られた価値観」なのですから。彼女の主張の因果が転倒しているように見える(「ロリコンだから萌えキャラを好む」ではなく「萌えキャラがロリコンを生む」ように考えている)のも、つまりはそういうわけです。
 そもそもそうした「巨大な陰謀」を想定しない限り、ジェンダーフリーなどの理念は生まれ得ないわけです。フェミニストたちは「ジェンダーの自由を求めているだけだ」と強弁しますが、実際には「あるべきジェンダーフリー(否、ジェンダーレス)社会」へと人々を誘導しようというベクトルが強烈に存在していることは、彼女らの言動を見ていれば明らかでしょう。
 実のところリカちゃん先生については、左派の印象は強いもののフェミニストのイメージは、それほどにはありませんでした。また、いつもの繰り返しになりますが、オタク界の上層部には左派寄りの人々が多く、フェミニストたちと親和的なため、こうした発言をする女性文化人が出る度、「彼女はフェミニストではない」といった、言わば「尻尾切り」発言をする方が出てきます。しかし著作を見て行くと、やはり彼女はフェミニストである、と結論づけざるを得ないようです。
 例えば2005年(丁度「ジェンダーフリー“バッシング”」の盛んだった時期ですね)における彼女の著作『いまどきの「常識」』を見ると、保守派の「ジェンダー重視教育」では「男らしい女性」が寛大に扱われないと批判し、「多様な性」のあり方を認めることの重要性を説いています。ところがその数ページ後では、女性たちの早婚や出産願望を「保守化」と嘆き、「男受け」と「自分磨き(社会進出とほぼ同義です)」が両立しないのは自立している女性を敬遠する男性が悪いのだ、などと腐し出すのですから、読んでいるこちらはびっくりです*2。
 同年の『結婚がこわい』を見ても、女子学生たちに就職を勧めるも強い抵抗を示される、という箇所があります。「しつこく言っていたらついにゼミに来なくなった女子学生さえいた。」とのことですからこれは相当なもので、どう見ても多様性を歯牙にもかけず、ジェンダーのあり方を他者に押しつけようとしているのは、彼女の方であるように思えます。
 先に挙げた「明日少女隊」はメグちゃんの「ボーイフレンド募集中」という設定に噛みついていたのですが、こうした心性もフェミニスト共通のものですね*3。
 フェミニストの論理は、残念なことに常に「フェミニズムは正しい」という大前提に透徹され、それを疑うことがないところに成り立っているのです。

 さて、ではフェミニストはやはり「オタクの味方」ではないのでしょうか。
 例えばオタク界の左派寄りの人々は、上野千鶴子さんについて、盛んに「オタクの味方」であると主張しておりました。
 しかし彼女もまた、ポルノ否定派であることは明白です。上野さんは確かに近年、妙にオタクに接近していて、近著『女ぎらい』でも萌えオタを肯定するようなことを言っているのですが、同じ本で同時に、「売買春は強姦の一種だ」などとも書いているのですから。しかしこうした彼女のダブルスタンダードについて、彼らが危惧しているのは、見たことがありません*4。
 オタク界の左派寄りの人々は一体全体どうしたわけか「フェミニストはリベラルだからぼくたちの自由を認めてくれるはずだ」と信じ続けますが、それはあまりにも楽天的な見方ではないかと思います(それ以前の問題として、彼ら自身が政敵の自由を一切認めない人々であるように、ぼくには思われるのですが)。
 ネット上で、とあるフェミニストが秀逸なことを言っていました。記憶に依るので細かい部分に違いがあるかも知れませんが、「萌えキャラからは、オタクのチンポが見えて不快だ」という主旨の発言をしていたのです。
 ある意味、「萌えキャラ」というのは「女性への(男性の、そして女性の)性的視点を純化させた存在」とも言えましょう。
 例えば「プリキュア」が女児たちのアイドルであると同時に萌えキャラでもあるように、またフェミニストたちの中にも『セーラームーン』のファンが多いように、女性、そしてフェミニストたちも恐らく萌えキャラを見て「可愛い」とは思う。しかしそこに作り手の陰がふと垣間見え、そしてそれが(『プリキュア』や『セーラームーン』の作り手たちとは異なり、例えば「萌えオタ」などという)不快なものであった場合、それはたちどころにネガティブな存在に変わる。
 となると、「ただしイケメンに限る」という流行語*5もある通り、(上に挙げた『プリキュア』などの一般性を獲得した例外事例を除くならば)オタクの陰の見えすぎる「萌え絵」というものには女性にとって嫌悪感を催させがちな性質が、元々あるのです。そこにフェミニズム的な理念が乗っかったとしたら、いよいよ否定的にならざるを得ない。
 「萌えキャラ」をフェミニストが否定するのはもう、『赤旗』が自衛隊を否定することくらい、自明のことだったのです。
 ぼくたちはそのことを、しっかり心に留めておきましょう。

*1 http://togetter.com/li/881082
 ただしこれは(会合そのものはもちろん公式とは言え)匿名の方の報告を個人でまとめたものであることは、お断りしておきます。
*2 同書では『何も、科学で「生物学的性差だ」と証明されたものまでを、「いや、これは後天的に形成された文化的性差だ、だから認めるわけにはいかない」と否定するのがジェンダーフリーではないはずだ。』 と書かれていますが、まさにこの時期、ジョン・マネーのジェンダー後天説が否定されたにもかかわらず、フェミニストたちはそのごり押しを続けていたのです。
*3 彼女らのサイト(http://ashitashoujo.com/post/130033155492/kenkai)には『碧志摩メグは、17歳という未成年の設定でありながら、胸や太ももなどの表現に顕著な性的誇張表現がなされており、「ボーイフレンド募集中」と性的に手に入る可能性のある存在として描かれています。これらのキャラクターの表現と設定は、女性の性的モノ化(sexual objectification: 人格が尊重されず、性的なモノ(道具)のように表現されたり扱われること)であり、これを行政が公認し、利用することは問題ではないでしょうか。』 とあります。女性の皆さん、ボーイフレンドを募集することはあなたの人格が尊重されず、性的なモノのように表現されたり扱われることにつながるのです。そのような振る舞いは厳に慎みましょうね。
*4 言うまでもなくポルノは「売買春記録物」なのですから、売買春がNGならポルノもNGです。フェミニストがいわゆる「本番」行為がなければOKといった考えを示すとも考えにくいですし。しかし彼らはこうした事実を指摘されても、「上野さんは売買春を否定しているだけで、ポルノ擁護派だ」などと言い続けるのです。
*5 一時期、いわゆる「非モテ」の男たちの間で流行った言葉。女性に、例えば「今日はキレイだね」と同じことを言ってもイケメンならばOK、ブサメンならNGだ、との嘆きを端的に表した言葉です。むろん、「女性側にも選ぶ権利はある」ということ自体は当たり前なのですが、それが表に対して表明されると一転して、男性への攻撃という側面をも、持ってしまいます。本件は「萌え絵」に、「それに萌えているブサメンのオタク」の陰を見て取って、嫌悪感を表明したフェミニストの引き起こした騒動、と言ってしまっていいでしょう。


<その他の話題>
・「夫が専業主夫」ケースの離婚 母親が圧倒的に有利と弁護士 2015.10.27 11:00
http://www.news-postseven.com/archives/20151027_359066.html

 専業主婦ならぬ、専業主夫。男性が家の仕事をこなすケースが最近増えているというがそこには複雑な問題もある。真木よう子(33才)も元俳優の片山怜雄氏(33才)との結婚生活に7年足らずでピリオドを打ったが、収入的にヒモ状態の父親がいるよりはシン

 専業主婦ならぬ、専業主夫。男性が家の仕事をこなすケースが最近増えているというがそこには複雑な問題もある。真木よう子(33才)も元俳優の片山怜雄氏(33才)との結婚生活に7年足らずでピリオドを打ったが、収入的にヒモ状態の父親がいるよりはシングルマザーのほうがいいと判断した、とも報じられている。実際、専業主夫をしている人は、その状況をどう感じているのだろうか。

 会社員だったA男さん(43才)は、両親が共働きの寂しさで1才の息子に笑顔が消えたと感じ、「幼い頃は親がそばにいるべき」と、離職に踏み切った。

「妻は勤務医を続けたいと言うし、収入も高かったので、ぼくが辞めたんです。主夫になることは妻も了承していたはずなのに、今では“私が家族を食わしてやっているのよ”というオーラ全開。ちょっとでも物が散らばっていると、“なんで掃除しないの? 今日は何してたの?”ですから。ぼくだって仕事を続けたかったのに辞めて、ママ友との関係も頑張っているのに。なぜ“いつもありがとう”って、言えないのか…」

 B男さんも続ける。

「実は私は妻の友人が家に遊びに来た時には、会社員のフリをしているんです。妻はあまり私の状況を周りに話してないんですよね…。でもそれって私の存在を否定していますよね。そんなこともあって、夫婦げんかは前より増えましたよ。妻の方でも周囲に言えないような“主夫”というポジションにいる私にイライラしてるんでしょう」

 B男さんはストレス発散と社会とのつながりを求めてパソコン教室で講師のアルバイトを始めたが、これが、「私のサラリーじゃ満足できないの?」とかえって妻を刺激してしまい、ますます険悪に。「幸せになるための主夫の選択は正しかったのか」と、自問自答する毎日だという。

 ここまで専業主夫の苦悩を読み、ハッとした人も多いことだろう。そう、女性とはダブルスタンダードなのだ。

 妻が自ら一家の大黒柱として働くのを覚悟したにもかかわらず、旧来の価値観で時に夫に「男だったら――」と男性らしさを求めてしまい、専業主夫として生きていくと決めた夫を困らせる。しかも、いざ離婚となったら「母親」の立場で親権も主張する。

 夫が専業主夫のケースの離婚に関する、離婚問題に詳しい田村勇人弁護士は、親権について夫の分の悪さを指摘する。

「親権については監護の継続性が重視され、子供が幼い場合は母親が圧倒的に有利。それは妊娠10か月という期間の差や、母乳で育てていれば一緒にいたとされることも大きな判断材料となります。

 ですが、育児を一任されてきた主夫が監護の継続性を主張すれば、勝ち取れる可能性もなくはない。ただ“専業主婦”と“専業主夫”を比べると親権を取るハードルは高いし、“専業主夫”は“専業主婦”よりずっと頑張らないといけません」

 だが皮肉なことに、子供にとって母親の存在がいかに大きいか、身に染みているのも主夫だったりするのだ。家庭科の教員免許を持つ「主夫芸人」の中村シュフさん(36才)が呟く。

「結局、自分の感情よりも子供の幸せをどうとるか。毎日そばにいて、看病するのがぼくでも、病気になると子供は“パパありがとう”より、“ママはなんでいないの”って、言いますから。今回の件は、何をもって大人は子の幸せを願うのかを考えるきっかけとなる深い問題だと思います」

※女性セブン2015年11月5日号


・結婚、出産、子育てを支援=人口減対策で-厚労白書
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015102700223&g=soc

 厚生労働省は27日の閣議に、2015年度版厚生労働白書を報告した。人口減少社会の到来を踏まえ、少子化克服のためには(1)若者の雇用の安定(2)妊娠から子育てまでの相談・支援体制の充実(3)長時間労働の是正-が必要と指摘。これらの施策を強化することで「若者の結婚、出産、子育ての希望実現に総力を挙げて取り組む」と強調した。
 白書によると、国立社会保障・人口問題研究所が18~34歳の未婚男女を対象に行ったアンケートなどでは、結婚を望む人は男女とも9割近い一方で、生涯未婚率は男性で20%まで上昇。結婚している夫婦が持ちたい子どもの数は平均2.42人なのに対し、実際に持つ予定の数は同2.07人と、希望と現実に乖離(かいり)がある。
 総務省や厚労省の調査では、30代後半の男性が結婚している割合は、正規職員で72%なのに対し、非正規職員では34%にとどまる。若者世代が出産・子育てに前向きになれるために必要なこととしては「安定した雇用と収入」「安心できる保育や出産・小児医療サービス」「長時間労働などの働き方の見直し」と答える人が多かった。 (2015/10/27-10:23)


・2015年厚生労働白書 男性の「生涯未婚率」、2035年に29%に 10/27 13:29
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00306778.html

人口減少社会の課題が、2015年の厚生労働白書で指摘された。
27日に発表された白書では、50歳の時点で一度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」は、現在は、男性が20.1%、女性が10.6%だが、2035年には、男性は29.0%、女性は、19.2%と予測されている。
厚労省は、「これまでの未婚化、晩婚化の流れが変わらなければ、さらに上昇する」と指摘している。


・「集団で襲われた」ウソの強姦被害通報…容疑で20歳の女逮捕 姫路 2015.10.27 07:59
http://www.sankei.com/west/news/151027/wst1510270012-n1.html

 兵庫県警網干署などは26日、偽計業務妨害容疑で、同県姫路市広畑区東新町の飲食店店員の女(20)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。

 逮捕容疑は、9月28日午前2時ごろ、同署員に対し、集団で襲われたと嘘の通報をし、勤務中の署員の業務を妨害したとしている。

 女は、通報の約2時間前に同市内の路上で後ろから近づいてきた男に近くに止めてあった車の中に連れ込まれ、約30分間にわたり3人の男から乱暴を受けたなどと被害を申告していた。

 同署によると、女の自宅マンションの防犯カメラの映像から、女が自宅にいたことが判明。証言にも曖昧な部分があったことなどから、詳しく調べたところ、虚偽通報が発覚した。