社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

碧志摩メグ公認撤回、アニメも規制するフェミニズムの暴挙は児童ポルノ規制拡張の布石

2015-11-11 20:18:16 | ネット媒体

 海女さんを題材にしたキャラクター、「碧志摩メグ」がフェミニストの圧力により志摩市の公認から追放された。ネット調査では8割以上、海女さんの間でも7割が問題なしと考えているにもかかわらず、一部の偏見フェミニストの主張がまかり通る不条理な結末となった。性的な印象を強調しているというのが連中の主張だが、そもそも性的のどこが悪いのか、性がなければ人類は滅亡してしまう。性に対する根本的な評価からそもそも問い直さなければいけないのではないだろうか。

 碧志摩メグについては本ブログでも以前取り上げたことがある。その段階で既にフェミニストが暗躍しているだろうということは予想がついていた。そして何れはその圧力に捻じ伏せられるだろうとも予測していた。まさにフェミニズムの権力を見せ付けられた結果だと言えよう。勿論そうした権力に正義などなく、集団的な圧力と、「性的」、「女性蔑視」といった伝家の宝刀のような言葉さえ根拠もなく並べ立てれば世の中を自在に操れる。しかしそこには何ら国民のためになる要素は含まれず、害毒しかもたらさない。つまりフェミニズムは暴力団よりも反社会的な勢力と言えるだろう。

 今回、署名活動などの実働部隊はニュース記事にもあるように、とある海女さんの母娘となっているが、この背後にフェミ組織が控えていることは政治的社会的雰囲気を感じ取っている人なら誰でも予想が付くだろう。そもそも志摩市が反対意見を受けて、海女さんに対する説明会を開いたりなど丁寧な対応をするだろうか。反対署名を約300人分集めたというが、一般人の力で果たしてそれだけの署名が集められるだろうか。よく考えれば、フェミ組織がなければ実現出来ないことばかりだ。

 勿論ニュース記事にはフェミの存在は出て来ない。全ては一般人及び現役の海女さんが中心となって反対の声を上げ、世論が賛同し自治体を動かしたという美談にしたいのだろう。ここにもフェミの姑息さが表れている。自分達の権力を国民に知られないように、あたかも市民の純粋な活動だけで行われたということにしたいのだ。

 種明かしをすれば恐らく、男女共同参画局などのフェミ権力組織から志摩市長宛てに電話などで、碧志摩メグを公認から外せ、といった指令でもあったのだろう。しかしそれを公にはしたくないから、実働部隊を使った活動も並行したということではないだろうか。

 マスコミもフェミの奴隷のようなものだ。フェミの権力は判っていても批判的な記事は書けない。従って誤魔化しにも余念がない。例えば、現役の海女さんの3割が撤回を求めた、とは書いても、7割が存続を求めた、とは書かない。また撤回を喜ぶ住民の声は載せても、撤回に異議を唱える声は載せない。更には、今回の件では見かけなかったが、よく有識者の見解として賛否を載せる場合があるが、そうした場合でもフェミに都合のいい意見しか載せない。「有識者」の言葉に騙されてはいけないのだ。

 女性専用車両に幾ら反対しても絶対になくならない。逆に男性専用車両は絶対に作られない。これもフェミニズムの権力が横たわっているからである。全てはフェミニズムの自己満足だけの世界であり、それは決して女性の味方でも何でもない。1人でも多くの人がフェミニズムに対する害毒意識を持って欲しい。

 今回の件、フェミ側の心理を代弁すれば、「ざまあみろ男ども」、ということなのだろう。しかし、それで一般女性から高く評価されるのかどうか疑問である。そこで、良識ある一般庶民の方々は、老若男女問わず、志摩市に対して、何故撤回したのか、デザイナーを擁護するのが市の立場ではないのか、どこが性的なのかわからない単なるいいがかりだ、7割の容認意見を無視してたった3割の反対意見で撤回するのか、など様々な視点で抗議のメールや電話などをどんどん行って欲しい。勿論それで市が簡単に動くわけではないが、いかにフェミニズムの視点が偏見に満ちた反社会的なものなのかということを市に再認識させることは重要なことだと思う。市職員といっても、渋々フェミに賛同させられている者も多いはず。彼らがいつまでもフェミの奴隷に成り下がるだけでは市政も不健全になるだけ。多くの市民はフェミニズムの撲滅を望んでいるということを実際に行動に移して伝えていかなければならない。


・女性蔑視だと批判される萌えキャラ碧志摩メグ / 調査で大多数が「女性蔑視ではない」と思ってる事が判明! 2015.08.31 03:00
http://getnews.jp/archives/1113016

三重県志摩市の公認萌えキャラクター、碧志摩メグをご存知だろうか。キュートで可愛らしい美人キャラクターとして誕生した彼女だが、ここにきて問題が発生している。「女性蔑視だ!」という声が、海女や地元の女性たちから出ており、「これはひどい!!」と怒り心頭なのだ。

・女性蔑視なのか?
そこで今回、200人の老若男女に「志摩公認萌えキャラ「碧志摩メグ」を見て女性蔑視だと感じますか?」というアンケート調査を実施。全国の人はどのように感じているのか、調べてみた。その結果をランキング形式で発表しようと思う。

・志摩公認萌えキャラ「碧志摩メグ」を見て女性蔑視だと感じますか?
1位 普通だと思う (54.5%)
2位 すごく良いと思う (17.5%)
3位 良いと思う (12.5%)
4位 女性蔑視だと思う (9.5%)
5位 ひどい女性蔑視だと思う (6%)

・女性蔑視かどうかだけで集計
女性蔑視ではない (81.5%)
女性蔑視だと思う (15.5%)

・女性蔑視ではない
全国の人たちにアンケートをとった結果、大多数の人たちが「女性蔑視ではない」と感じていることが判明。「すごく良いと思う」と感じている人も多く、少なくとも三重県志摩市のイメージアップになっていることは間違いない。

碧志摩メグが気に入った人は、LINEスタンプやグッズも販売されているようなので、公式サイトをチェックしてみてはいかが? 皆さんは、碧志摩メグは女性蔑視なキャラクターに見えるだろうか?

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/08/30/ama-megu/


・三重県志摩市の海女「萌えキャラ」は女性蔑視 「サミット」開催時に海外首脳に見せられない?? 2015/8/ 7 19:15
http://www.j-cast.com/2015/08/07242285.html?p=all

  三重県志摩市には「碧志摩(青島)メグ」という海女をモチーフにした市公認の萌えキャラクターがいる。2016年5月26日から5月27日にかけて行われる第42回先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」の盛り上げにも一役買っているのだが、この「碧志摩メグ」を市の公認から外そうという署名運動が起こっている。

  地元の女性らが発起人になっていて、キャラの裾がはだけ足を露出していてイヤらしく、これは女性蔑視であり、海女の文化やイメージを損なうものである、という理由を挙げている。ましてや海外の首脳の目に触れさせるなどもってのほかだ、というのだ。

「碧志摩メグ」のデザインに賛否

15年6月末から公認から外すための署名活動が始まる

  14年10月30日に記者会見でイラストを公表、市の公認になった事を発表し、同時に名前を公募した。2000の応募があり、「碧志摩メグ」に決定した。身長158センチ、体重46キロの17歳。サラリーマンの家庭に生まれ育ったが、海女の名人のおばあちゃんを尊敬していて、将来は日本一の海女になれるよう努力をしている。ボーイフレンドは募集中だ、といった設定だ。

  市の観光戦略室によると、15年春ごろから抗議のメールや文書が届くようになり、直接市役所を訪れて公認をやめるよう訴えられた。母親が海女だというある女性は、若い女性の体だけをアピールしているようなもので、子供に見せられないし、海女という職業や文化の誤解につながる、と主張した。「伊勢志摩サミット」を控えているのに各国首脳にこんなキャラがあるのを知られるのは恥ずかしい、といった抗議を繰り返し、15年6月末から母親と一緒に発起人となり公認から外すための署名活動を始めた。

  15年8月13日に公認の撤回を求めた170~200人分の反対署名が市長と市議会議長に提出される予定だそうだ。市には海女さんをモチーフにしたゆるキャラ「しまこさん」がいて、こちらは「万人に愛されるキャラ」で、「碧志摩メグ」は主に若い層にアピールするために採用している。

“「若者がこれまで知らなかった海女文化について少しでも興味を持ってもらえるようになったら、というのが狙いです。アニメキャラというのは全ての人に受け入れられるというものではないのかもしれませんが、新しい視点でPRに役立てられればと考えました」

と担当者は話している。

「ごくまっとうなキャラデザだと思うが・・・」

  実は「碧志摩メグ」の人気は急上昇中だ。ツイッターのフォロワーは1200近くになっている。無料通話アプリ「LINE」のスタンプは、2週間で10か国計約1万5000人が購入した。サミット開催を歓迎する文字をあしらった「碧志摩メグ」ポスター第二弾が市の市観光協会で無料配布され、観光協会によると大好評だった。15年8月7日は昼過ぎまでに100枚が出た。子供からお年寄りまで貰いに来ているという。

  志摩市で起こったゆるキャラ騒動にネットでは、

“「ごくまっとうなキャラデザだと思うが・・・」
 「自分が理解できないものはすべて気持ち悪い、みたいな人っているよね」

などと「碧志摩メグ」の何が悪いのか、首を傾げる人が多い。「碧志摩メグ」のツイッターではこの騒動を報じた新聞の写真が掲載されていて、フォロワーたちは、

“「批判しかできない人に負けないで頑張ってください 応援しています」
 「海女という職業の『大変さ』と、それでもやり続けている『海女の魅力』を伝え、『海女になりたい』という声が若い世代から聞こえてくれば素晴らしいことだと思います。 そして今、それが出来るのが『碧志摩メグちゃん』だと思います。 頑張ってください」
 「とってもいいと思うよ」

などといった応援コメントが付いている。


・海女の萌えキャラ「碧志摩メグ」(志摩市公認)は海女を「侮辱」しているのか? 片岡 英彦 2015年08月08日 14:02
http://blogos.com/article/127220/
(リンクのみ)


・碧志摩メグ、志摩市が公認撤回 「あまりにも海女のイメージとかけ離れていた」2015年11月05日 19時38分
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/05/aoshima-megu-unofficial_n_8477178.html

 三重県志摩市の公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」に「性的な部分を過剰に強調していて不快だ」とする批判が出ていた問題で、同市は11月5日、公認撤回を決めたと発表した。キャラクターの作者が市に公認撤回を申し出ていたという。産経WESTなどが報じた。

 碧志摩メグは、志摩市が観光や海女文化を国内外へPRしようと、2014年11月に公開された。作者は、四日市市のイベント会社「マウスビーチ」を運営する浜口喜博さん。17歳の女の子で、身長158センチ、体重46キロ、将来の夢は「日本一の海女」になること、という設定だった。

 しかし、海女姿のキャラクターの前裾がはだけていることなどから、地元住民から「女性蔑視。不快感を与える」として反対の署名活動が起きた。8月には公認撤回や使用停止などを求めて、現役海女を含む309人分の署名が市に提出されていた。

■「海女さんの約3割が公認に反対」

 NHKニュースによると、キャラクターの生みの親である浜口さんは「デザインを変更せず、民間の力だけで伊勢志摩を応援できる環境を作るため、市の公認の撤回を申し出た」と説明。大口秀和市長は「海女さんの代表者との話し合いでは、約3割が公認に反対だった。少なくとも海女さんには応援していただきたいが、現状ではそうでないことを考慮し、申し出を承認した」と会見でコメントした。

 署名活動を進めた志摩市の海女の山本文子さん(66)と夫の泰稔さん(68)は、「志摩市には海女の後継者が増えるようなPRはしてほしいが、今回のキャラクターはあまりにも海女のイメージとかけ離れていた。公認が撤回されて本当にうれしいです」と話していたという。

 碧志摩メグは今後、志摩市の公式サイトなどから「公認」の文字を削除。「伊勢志摩海女萌えキャラクター」として、民間ベースで活用するという。


・志摩市の海女キャラ・メグちゃん 公認撤回で飛躍の可能性も 2015.11.07 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20151107_362565.html

 三重県志摩市が海女さんをイメージしたキャラクターの公認を撤回した。理由は市民の一部から「性的な部分を過剰に強調している」と指摘されたことなどがあるという。三重出身の大人力コラムニストの石原壮一郎氏がこの騒動を考える。

 * * *

 たしかに、こんなにかわいくて色っぽい海女さんはいないでしょう。でも、それはそれでいいんじゃないでしょうか。熊本に行けば二本足で歩く頭のでかいクマがいると思っている人はいないし、亀有に行けば破天荒なお巡りさんがいると思っている人もいません。それぞれ「架空の存在」として、熊本県や警察を身近に感じさせてくれています。

 三重県志摩市は11月5日、海女さんをイメージした市の公認キャラクターの「碧志摩(あおしま)メグ」について、作者の浜口喜博さんからの申し出を承認し、公認を撤回することを発表しました。メグちゃんは今後、民間の立場で活動していく予定だとか。

 今年の初めごろ、東京で行なわれた三重県をPRする集まりで志摩市役所の方と名刺交換をしたら、数日後、碧志摩メグちゃんのポスターが届きました。そうことをしてもらった経験は、あまりありません。志摩市が、いかにメグちゃんを大事にかわいがっているかを深く感じました。以来、ポスターを事務所の冷蔵庫に貼って、応援し続けています。

 彼女が志摩市の公認キャラクターになったのは、2014年12月。ところが、今年の夏ごろに、現役の海女さんを含む一部の市民から、「海女を侮辱している」といった声が上がります。8月には、公認撤回を求める署名が市に提出されました。

 いろんな見方や考え方があるので、どんなキャラクターにせよ、市民全員の支持を得ることはできないでしょう。しかも「性的な部分を過剰に強調している」と言われたら、批判したほうが賢そうに見えるという空気も生まれます。来年5月には志摩市が「伊勢志摩サミット」の会場になることも、とりあえず自粛というムードを高めたかもしれません。あくまで噂ですが、政治方面のややこしい背景があるとも地元ではささやかれています。

 市は当初は「公認を外すつもりはない」と言っていて、お役所らしからぬ気骨のある対応に、ひそかに拍手を送っていました。しかし、反対の声の高まりを受けて、9月末に作者もまじえて海女の代表との話し合いの場を持ったところ、約3割が公認取り消しを求めたとか。ということは、7割は「まあ、べつにええんと違う」と思っているわけですね。地元の新聞が行なったアンケートでも、デザインについてや市が公認したことについて、「問題ない」というメグちゃんを支持する回答はどちらも約7割でした。

 もちろん、3割の反発は小さくはありません。しかし、とくに反対しているわけではない人が7割もいるし、はからずも騒動の報道によってメグちゃんの知名度や認知度は大きく上がりました。作者から「公認撤回」を申し出て、市もそれを了承するという流れは、あっちの顔もこっちの顔も立てつつ、メグちゃんをさらに飛躍させる可能性を広げたという意味で、ひじょうに美しい大人の落としどころだと言えるでしょう。

 作者の浜口さんは、公認撤回を申し出た理由について「公認が重荷になってしまった。より動きやすくしたかった」と説明しています。メグちゃんにしかできないことは、たくさんあるはず。「民間人」の立場で、さらにどんどんがんばってもらいたいものです。

 ちなみに、三重県の伊賀市で、伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会公認キャラクターを務める「伊賀嵐マイ」ちゃんも、同じ浜口さんの作品。メグちゃんとは“親友”で、公式Twitterによると11月3日にもいっしょにランチを楽しんだようです。マイちゃんも、メグちゃんに負けず劣らずの巨乳で萌え系のキャラですが、現役の忍者の方は今はいないこともあってか、とくに批判の声はありません。志摩市から山をいくつも超えた伊賀市で、早くも設置された伊勢志摩サミット対応の7カ国語の案内板などで活躍しています。

 志摩市公認の海女さんキャラといえば、「しまこさん」も忘れてはいけません。メグちゃんよりずっと先輩で、真赤な唇がチャームポイント。見方によっては、大人の女の色気に満ちています。メグちゃんが市の公認を「卒業」したことについて、どう思っているのでしょうか。「メグちゃんの分まで私ががんばらなきゃ!」なのか「私も色っぽすぎるって批判されたらどうしよう」なのか……。

 メグちゃんとマイちゃんとしまこさんが、伊勢志摩サミットに向けてどんな活躍を見せてくれるのか。今後もそれぞれの動向から目が離せません。ま、うっかり目を離しても不都合はなさそうですけど、ともあれ、応援する気持ちはずっと持ち続けたいと思います。


・公認の海女キャラ「碧志摩メグ」撤回求める 「胸を強調し過ぎ」と批判 2015.8.15 17:02
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/150815/cpd1508151702001-n1.htm

 三重県志摩市が観光PRのために公認した海女のキャラクター「碧志摩メグ」が「性的な部分を過剰に強調していて不快だ」として、現役の海女や市民たちが13日までに公認撤回を求める309人分の署名を市と市議会に提出した。

 市によると、碧志摩メグは、県内のイベント企画会社が「地域おこしのため、キャラクターを作りたい」と提案し、市が受け入れて昨年11月にデザインを公開。約2千件の応募から名前を決定し、公認していた。

 祖母に憧れて海女を目指す17歳の少女との設定で、海女独特の磯着と水中眼鏡を着用。ただ着衣が一部はだけ、膝から下があらわになっている。

 既にポスターなどが掲示され、海女たちから「胸を強調し過ぎ。性を売り物にしているような印象を与える」「県の無形民俗文化財である海女文化を理解しているとは思えず、不愉快」との批判が出ている。

 海女の山本文子さん(65)と娘の主婦、宇坪伊佐子さん(39)が発起人となり、6月下旬から署名活動を展開していた。

 市観光戦略室の担当者は「署名を精査するが、現段階で公認を撤回する方針はない」とし、キャラクターを考案したイベント企画会社の代表取締役浜口喜博さん(39)は「議論を重ね、制作した。批判は受け止め、今後の参考にする」と話している。


<その他の話題>
・「男性で得をした」と思うこと、「女性で得をした」と思うこと 2015.11.10 12:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/151110/lif15111012300006-n5.html

 社会においても、家庭においても、昔と比べて男女の垣根が低くなった昨今。しかし当然ながら、身体面や精神面、そして社会的役割などにおいて、根本的な男女差がなくなるわけではない。そんななか、男性は男性であることの、女性は女性であることの「生きやすさ」や「生きにくさ」を感じることは、あるのだろうか。株式会社オウチーノは、20~69歳の男女864名を対象に、「『男女』に関するアンケート調査」を行なった。

 男性、女性それぞれに「『世の中、男性に対して不公平』と思うことはありますか?」「『世の中、女性に対して不公平』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は53.1%が「世の中、男性に対して不公平」と思っており、女性は56.1%が「世の中、女性に対して不公平」と思っていることが分かった。

 一方、男性、女性それぞれに「『男性で得をした』と思うことはありますか?」、「『女性で得をした』と思うことはありますか?」という質問をすると、女性は64.3%が「女性で得をした」と思ったことがあると回答したのに対し、男性は「男性で得をした」と思ったことがあると回答したのは、わずか33.4%だった。

■男性/女性ともに半数以上が「世の中、男性/女性に対して不公平!」と回答

 男性、女性それぞれに「『世の中、男性に対して不公平』と思うことはありますか?」、「『世の中、女性に対して不公平』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は「世の中、男性に対して不公平」と思うことが「多々ある」と回答した人が22.5%、「たまにある」が30.6%、「あまりない」が25.3%、「全くない」が21.6%だった。

 一方、女性は、「世の中、女性に対して不公平」と思うことが「多々ある」と回答した人が24.9%、「たまにある」が31.2%、「あまりない」が31.9%、「全くない」が12.0%だった。男女ともに半数以上が、異性と比べて「不公平」と感じていることが分かった。

 男性が「世の中、男性に対して不公平」と感じている理由として最も多かったのは、「女性の方がサービス面で優遇されているから」だった。次に多かったのは「女性は女性専用車両があるから」、そして「男だからと言って求められるものが大きいから」が続いた。

 一方、女性が「世の中、女性に対して不公平」と感じている理由として最も多かったのは、「家事・子育ての負担が大きいから」だった。次いで「男性との給与格差があるから」、そして「男性と比べて昇進しづらいから」が続いた。他には「結婚・出産・子育てと仕事の両立が難しいから」なども挙がった。

■最も「不公平」と感じる点、男性は「仕事」、女性は「家事」

 さらに、「特にどういった面で『不公平』と感じますか?」という質問をしたところ、男性で最も多かったのが「仕事」で28.4%、次に「サービス面」が27.5%、そして「社会的役割」が16.2%だった。「仕事」を選んだ理由としては、「きつい仕事を任されるから」(40歳/男性)や、「要求される責任が重いから」(60歳/男性)、「女性管理職の登用など、数値目標ありきになっているから」(40歳/男性)などが挙がった。

 「サービス面」を選んだ理由としては、「女性のみを優遇するサービスが多いから」(28歳/男性)、「男性専用車両もあるべきだと思うから」(50歳/男性)などが、「社会的役割」を選んだ理由としては、「一般的に女性以上に責任を問われるから」(53歳/男性)、「男性が外で働いて、家族を養うことが当然と思われているから」(60歳/男性)などが挙がった。

 一方、女性は、最も多かったのが「家事」で43.2%、次に「仕事」が36.6%、そして「育児」と「収入面」が同率で30.0%だった。「家事」を選んだ理由としては、「女性がやって当然と考えられているから」(40歳/女性)、「男性よりも女性の方が負担が大きいから」(50歳/女性)、「共働きが当たり前になったにもかかわらず、家事は妻がやるものという考えは変わらないから」(45歳/女性)などが挙がった。

 「仕事」に関しては、「能力ややる気があっても認めてもらえず、昇進の機会が少ないから」(67歳/女性)、「同じ仕事をしていても、男性の方が給料がいいから」(38歳/女性)、「女性だとなめられるから」(46歳/女性)、「女性というだけで仕事の求人が少ないから」(31歳/女性)などが挙がった。

 「育児」については、「女性がするのが当たり前とされ、男性はほとんど協力しないケースが多いから」(43歳/女性)、「共働きにもかかわらず、育児はほぼ妻が担っている。夫はいいとこどり育児しかやらないから」(45歳/女性)などが、「収入面」については、「女性の方が収入が少ないと思うから」(31歳/女性)、「同じ内容の仕事でも、男性より給料が安いから」(48歳/女性)などが挙がった。

■女性は64.3%が「女性は得!」と回答!一方男性で「男性は得!」と回答したのはわずか33.4%

 男性には「『男性で得をした』と思うことはありますか?」、女性には「『女性で得をした』と思うことはありますか?」という質問をした結果、男性は「男性で得をした」と思うことが「多々ある」と回答した人は8.3%、「たまにある」が25.1%、「あまりない」が35.0%、「全くない」が31.6%だった。

 一方女性は、「女性で得をした」と思うことが「多々ある」が17.6%、「たまにある」が46.7%、「あまりない」が24.9%、「全くない」が10.8%だった。女性は64.3%が「女性で得をした」と思っているのに対し、男性は「男性で得をした」と思っている人がわずか33.4%にとどまった。

 男性が「男性で得をした」と思う理由として多く挙がったのは、「トイレが楽だから」、「体力・筋力があるから」、「仕事の面で優位だから」だった。一方女性が「女性で得をした」と思う理由としては、「女性限定のサービスや割引があるから」が突出して多く、次に「力仕事をしないですむから」、「奢ってもらえるから・多めに払ってもらえるから」、「優しくしてもらえるから」が続いた。
 
■最も「得」だと感じる点、男性は「仕事」、女性は「サービス面」

 最後に、「特にどういった面で『得をした』と感じますか?」という質問をした。男性が最も多く選択したのは「仕事」で31.9%、次に「身体面」が22.9%、そして「収入面」が21.5%だった。「仕事」を選んだ理由としては、「会社勤めでは、昇進、給与すべてで女性より有利だから」(46歳/男性)、「選べる職業が多いから」(65歳/男性)、「重要な案件を任されるから」(58歳/男性)、「仕事に集中できるから」(32歳/男性)などが挙がった。

 「身体面」に関しては、「生理がなく、更年期障害が起こりにくいから」(65歳/女性)、「力が強いから」(35歳/男性)などが、「収入面」に関しては、「男性の方が、収入が高い傾向があるから」(57歳/男性)、「昇進、昇給の機会を、同期の女性より多くもらえたから」(58歳/男性)などが挙がった。

 一方、女性は「サービス面」が最も多く32.4%、次に「服装・髪型・ケア・メイク」が22.7%、そして「支出面」が12.2%だった。「サービス面」を選んだ理由としては、「レディースデーなどの割引があるから」(28歳/女性)、「スイーツが無料だったりするから」(32歳/女性)などが挙がった。

 「服装・髪型・ケア・メイク」に関しては、「髪型や服装で様々なおしゃれが楽しめるから」(42歳/女性)、「化けることができるから」(29歳/女性)などが、「支出面」では「奢ってもらえるから」(27歳/女性)、「レディースデーや女子会プランなどで、割引されたりするから」(22歳/女性)などが挙がった。

 今回の調査から、異性と比べて不公平だと感じている人の割合は、男女で大差がないことが分かった。また、「仕事」に関しては、観点は異なるが、男女ともに異性と比べて不公平だと感じている人が多かった。

 働く女性が増えたとは言え、すべての男女が全く同じ働き方をすることは難しい。例えば女性は出産・子育てによって、大半の場合、仕事のブランクが発生する。よって管理職の男女比率はまだまだ乖離がある。それは女性から見れば昇進の機会が少ないと映り、男性から見れば重労働と映ることもある。そのなかで、両者にとって働きやすい環境をどう整えていくか、は今の日本企業・組織の課題だろう。

 もう1つ特筆すべきは、「家事」や「育児」は、女性は不公平だと感じている人が多い一方で、男性は得をしていると自覚している人が少ないことだ。例えば「サービス面」は、男性が不公平だと感じている一方で、女性は得をしていると自覚している人が多い。

 また「収入面」も、女性が不公平だと感じている一方で、男性は得をしていると自覚している人が多い。家事・育児に関しては、まだまだ「女性がやって当然」と考えている男性が多いのだろうか。それとも、男性はやっているつもりでも、女性からはやっていないと判断されてしまっているのだろうか。男女の異なる視点が反映された、興味深い結果となった。

■調査概要

 ・有効回答 20~69歳の男女864名

 ・調査方法 インターネットによるアンケート調査

 ・調査期間 2015年7月17日~7月22日



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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-11-12 10:12:45
http://livedoor.blogimg.jp/kikuyamegane_sunroad/imgs/7/e/7ef0eac5.jpg


おもしろいものを見つけました
これ、よくクソフェミからクレームが付かなかったなあ(笑)
返信する
あぁ情けない・・・ (流れ者)
2015-11-12 12:35:34
結局、市はフェミの圧力に屈しましたか。鉄道会社・マスゴミに続いて、公的機関も・・・事なかれ主義の税金泥棒共が、悪しき前例を作ってしまいました。これでフェミは益々勢い付くでしょうね。

というか、「海女母娘が主導」って事になってたんですね。因縁をつけてきたのは、市民ですらない、無関係の「女性様団体」の筈でしたが?姑息な工作ですね┐(´-`)┌沖縄の基地問題でサヨクが使っている、あの茶番劇【プロ市民を「現地住民」として扱い、「現地の声・民意」として報じ、視聴者を騙す】そのもの。フェミはサヨクの文化破壊担当ですから、背乗り・成りすましはお手の物。大好きな「圧力」も沢山掛けたのでしょう。非公開での「協議」もあったようですしね。たった3割(300人)の反対で中止とか、有り得ませんよ。現に、以前記事にされた、ネットでの中止反対署名では、その7倍以上の署名が集まった筈です。あくまで「正当な手段・民意によるもの」と捏造したいようですが、バレバレですよ。

そもそも「性的だ!!」と決めつけて叩いているのは、他でもない「無関係な女性様団体」であって、利用者でも視聴者でも住民でもありません。これはフェミが大嫌いな「価値観の押し付け」でしょ?矛盾してるじゃ・・・ああっ!そうか!フェミの理屈では「男→女は×でも女→男は合法」でしたね。「女は何をやっても許される。男は我慢してろ!」の所謂ダブスタ・ご都合主義の塊でしたものね。常識が通じないのを忘れてました(汗)すいませーん。

じゃあ性的な物がダメだというなら、美術館の裸婦絵も全部叩いて下さいね。年齢制限もなく、誰でも見られて、これよりずっと露出が多いですよ?フェミの理屈なら、これも叩かなきゃおかしいよね?さぁやってみせて下さいよ自称「女性の味方」さん♪

それにしても「明○少女隊」ってキモくて胡散臭い名前だなぁ。と思って調べたら、根っからの売国奴じゃないか。実態は上野○鶴子みたいなイカれフェミBBAの団体なんでしょ?それが「少女隊」とか痛いよなぁw「オ○ナ女子」といい、女性様の自己肯定・自己弁護力には感心しますね(呆)
返信する
ならば妻・母らが (チク・パソン)
2015-11-12 17:05:22
夫・息子のアニメグッズぉ没収・破棄するのぉ『アニハラ』、プラモデルの場合ゎ『プラハラ』でしょうね!!

特に前者ゎ息子が㊥学生になると同時にアニメぉ無理やり卒業させる時代錯誤母親の行為も含みますと思いますね
返信する
Unknown (Unknown)
2015-11-14 19:04:10
>共産党系官僚と共謀し“出生率の大低下=日本民族の絶滅”を推進する“赤い国賊”安倍晋三 ──安倍晋三が創った国民騙しの“欺瞞語”「希望出生率」

http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2015/10/21/101152

> 保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソ

http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/41760706.html

やっぱり信用できるような内閣ではありませんね。
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珍しく♂♀逆転現象 (チク・パソン)
2015-11-19 17:03:43
(流れ者)さん。

文字通り自衛官メインの婚活イベの料金が♂が千円に対し何と♀が一万円の所ぉ特集キタ~!!

それでも♂性に守られたい♀性に人気とか!!(ソース→NewSアンサー)
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パソンさん、笑っちゃいますねw (流れ者)
2015-11-20 14:04:23
はははw「男に守られたい」なんて考えは、「軟弱で隷属をよしとする古い女の考えだ!」って、フェミは糾弾していた癖にwww

じゃあ逆に男が女に「癒し・母性」を求めたら、受け入れられますか?「キモい妄想を押し付けるな!」とボロクソに叩かれるだけのにね(呆)

「同権だ!」「平等だ!」と散々喚いて男を馬鹿にしコケにし続けた癖に、都合のいい時だけ「か弱い女」である事を主張する。私はこのご都合主義が一番許せません。
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