おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

多元家庭

2015-10-02 13:16:30 | チャンピオンズ

得勝者プログラム二回目です。
この回は男女の特質を認識して、
お互いを受け入れ尊重し合うことを学ぶというのが、
学習目標でした。

でした?過去形?
そうです。
実は今回から日本でいう文科省から、
得勝者協会の方に指導が入り、
カリキュラムの変更を余儀なくされました。

「男女」と表記されていたところが、
すべて「私たち」とか「みんな」という風に書き換えられました。

男女の特質の違いを知り尊重するというところも
一人一人のそれぞれの違いを知り尊重するというように。

台湾では、
2013年に同性婚やパートナーシップを含む
多元的な家庭のあり方を法定化しようという草案
「多元成家草案」が出され、
それに基づいて、
民法改正案が立法院(日本の国会にあたるもの)に
提案されましたが、
その時には、まだ反対議員が多く、
第一審議までしか進みませんでした。
(第三審議まで進まないと法制化されないようです)

また、この時に主にクリスチャンが中心となって、
10万人にも及ぶ大規模な抗議デモが行われました。

ところが、私は知らなかったのですが、
やはり民法の一部の変更があったようです。
公教育の場においても、
男女の区別をしないことと、
性的マイノリティーを認めていくことを
確認したようです。

というわけで、
得勝者プログラムの内容も
大幅に改正されることになりました。

今年6月末にはアメリカ全州で同性婚が認められたので、
もう、この流れは止められないでしょう。
また新しい台北市長は、
同性婚についても将来的には認めていく考えのようです。
台湾も近いうちに全面的に法改正されていくのでしょう。

でも、学校でも男女特質の違いについて
教えられないということになると、
何だかかえって不自然なような気がしてなりません。

男女の違いなどは存在しない、
すべて個性の違いなのだと言ってしまって
果たしていいのでしょうか。

男性と女性、
やはり異なる特質を持っていると思うのです。
それを知らないが故に、
いろいろな誤解やすれ違いが
発生するのではないでしょうか。
少なくとも私は結婚を通してそれを
体験的に知っています。

何だか考えてしまいます。
この得勝者プログラムを
教会が学校に提供していく意義が、
少なからず失われてしまったのではないかと、
そんな気もします。

う~ん、あと4回残っています。
どこがどう変わってしまったのか、
まずは一通り見てみないと。 

コメント
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