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A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

世界を癒すピアノマン~ダニエル・パウター「アンダー・ザ・レーダー」

2008年07月08日 00時35分46秒 | こんな音楽も聴くんです
正直言って殆ど興味のないアーティスト。ただ、ワーナー・ミュージックがR.E.M.に続く"ブロガー様先行試聴会"を開くから応募したら当たったので出かけてみた。
会議室は前回と同じだったが、今回は各自にヘッドフォンが用意され、それを使っての試聴だった。出席者はR.E.M.の時より多く25人くらい。中には評論家も交じっていたようでワーナーの担当者と親しげに挨拶をしている。
ダニエル・パウターは「バッド・デイ~ついてない日の応援歌」という曲が2年前に大ヒットしたが、、私の中では「ユア・ビューティフル」をヒットさせたジェームス・ブラントとごっちゃになっており、いまいちアーティスト・イメージが沸かない。バイオによると敬愛するアーティストとしてプリンス、ニック・ドレイク、スティービー・ワンダー、ビートルズの名前が挙がっている。ニック・ドレイクがこんなビッグ・ネームと並んで書かれていることが不思議だ。
アルバムは全10曲40分の収録。如何にも泣かせます、といった美しいメロディーで貫かれている。歌詞がまた女々しい。♪僕を受け入れてくれ♪、♪寂しい、君がそばにいないから♪、♪お願い、僕をあきらめないで♪。対訳を眺めているとまるでさだまさしか南こうせつか小田和正である。なよなよしたメロドラマティックな歌世界。こういうのがウケるんだろうな、今の時代。
昔はこの手の音が苦手だったが、今の私は割とすんなりと受け入れられる。私も年齢を経て丸くなったかな。
アルバムは8月20日日本先行発売、ボーナストラック2曲追加収録。一応告知しておかないとワーナーさんに悪いから。

女々しいと
嫌っていたのは
過去のこと

R.E.M.の時はTシャツが貰えたのでお土産を期待したら今回は何もなかった。残念。



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コンビニの廃業

2008年07月05日 23時58分25秒 | ありきたりな日常
通勤途中にあったセブンイレブンが突然廃業した。ある朝なんか雰囲気が違うな、と思っていたら夕方には商品と看板など店飾の撤去が始まっており、その翌日には店内が見事に何もない状態に片付けられ、現在はシャッターを下ろして廃墟状態だ。
今まで1、2度しか利用していないから何の感慨もない筈だが、通勤時のランドマークにしていたので何となく虚しい。前日まで煌煌と蛍光灯をつけ商品に溢れていたのに。閉店の挨拶も何処にもないから夜逃げ同然の廃業だったのかもしれない。それにしても流石フランチャイズ店、撤去の素早いのには驚いた。
全国で見れば一日何百という店舗が閉店しているのだろう。流通業界の厳しさを痛感する。

廃業の
早さにものの
あはれかな

その一方で何百という新店舗が開業しているのだろうが。



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ロマンポルシェ。ゆらゆら帝国+1@新宿LOFT 2008.7.4 (fri)

2008年07月05日 01時53分33秒 | 素晴らしき変態音楽
ロマンポルシェ。のデビュー10周年ライヴ・ファイナル「更正するにはもう遅い」10周年はこれまでだ!、にゲストでHair Stylisticsとゆらゆら帝国が出演する。これは行くしかないでしょう。お互い随分前からの知り合いらしいが対バンするのは初めてとのこと。
チケットは当然前売でSOLD OUT。ぎゅうぎゅうで見えないかと心配だったが、幸いにも一番奥の後ろの方でステージがよく見える位置を確保出来た。
最初はヘアスタ。トレードマークの青に黄色のラインのアディダスを着た中原昌也氏がテーブル・ノイズを30分に亘り展開。最近の定番なのか脈動するノイズを徐々に変化させていく。後半にはコンタクト・マイクを使って絶叫も聴かせた。ふと思ったがヘアスタ名義の時と中原昌也名義の時とで何か違いがあるのだろうか。機会があれば聴いてみたい。
続いてゆら帝の登場。彼らにとっては東京でLOFTクラスのライヴハウスでやるのは久々だったに違いない。1曲目が「ドア」、2曲目が「砂のお城」で、昔の選曲で行くのかと思ったが、3曲目に「順番には逆らえない」で、いつもの選曲だと判る。例によって坂本氏のMCもなくロマンポルシェ。10周年おめでとうも、REMIX CDの告知もなく、ゆら帝らしいサイケなロックをたっぷり展開した60分だった。
<セットリスト>1.ドア 2.砂のお城 3.順番には逆らえない 4.できない 5.あえて抵抗しない 6.ドックンドール 7.すべるバー 8.つきぬけた 9.ロボットでした 10.時間
ゆら帝でロック的には満足したのでロマンポルシェ。はリラックスして観ることが出来た。彼らを観るのは初めてだったが、掟ポルシェ氏の家が5月30日に火事になったとのことで、火事の話に終始したライヴだった。途中で募金を募ったり、運良く焼けるのを逃れた日本刀のオークションをして1万円で売れたり、音楽よりも話が面白かった。4年前にリリースしたCDタイトルが「お家が火事だよ!ロマンポルシェ。」で予知能力があっただの、昔掟ポルシェ氏(本名高橋)が住んでいたマンションに現在は大場久美子さんが住んでいてうつ病で大変だとか、ウソかホントか判らない話のオンパレード。音楽的にはスーサイドや80'sエレポップやジャーマン・ニュー・ウェイヴの影響が色濃い本格派でヴォーカルとのアンバランスが面白い。

家が火事
そのネタだけで
一時間

私が現在興味あるバンドを3つも一緒に観られた貴重なイベントだった。



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弄繰り回された音たち~ゆらゆら帝国「REMIX 2005-2008」

2008年07月03日 23時41分54秒 | 素晴らしき変態音楽
これは面白いCDだ。ゆらゆら帝国がアルバム「Sweet Spot」と「空洞です」及びその間にリリースしたシングル曲のリミックスを集めた2枚組。
私はクラブ・ミュージックに殆ど関心がない人間なので、リミックスといえばスティーヴ・ライヒやピエール・アンリなど現代音楽やゴングなどプログレのもの以外は、今まで積極的に聴いてこなかった。
ゆらゆら帝国の「ソフトに死んでいる」(「Sweet Spot」収録)のリミックス12インチがクラブでウケているという話は雑誌などで読んで知っており意外な感じがしていた。
「Sweet Spot」以降のゆら帝はロック的なビート感が希薄になりサウンド的には前衛性を増してきた。レコーディングも音を重ねて厚くしていくのではなく、逆に音を引き算し、曲の本質を明らかにしていくような方法論を取ってきた。
そんな彼らの姿勢がはっきり表れたのがこのリミックス・アルバムだと思う。散々聴いてきた曲たちが全く別の表情を見せてくれる歓び。音を足したり引いたり好き勝手に弄っているのだ。クラブ・シーンを意識したわけではないと思う。このアルバムでゆら帝は自らの音の要素を執拗に解体し再構築して自ら楽しんでいる。私にはノイやクラスター、アシュラ・テンペルなどのジャーマン・ロックやエイフェックス・ツインやオウテカのようなテクノの方法論に近い気がする。
これを聴いていると昔私が自分で作った音源をエフェクターを通して聴いて楽しんでいたことを思い出す。

リミックス
音を苛めて
快感だ

まあ深く考えず奇抜なビートに身を任せていればいいのだが。



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封印された30年の重み~映画ルー・リード「ベルリン」

2008年07月02日 23時56分15秒 | ロッケンロール万歳!
ルー・リードが1973年にリリースした3rdソロ・アルバム「ベルリン」はプレスからは高い評価を得たが商業的には失敗し、ライヴで演奏される機会もなく封印されたままだった。それから33年の年月を経た2006年冬ニューヨークでその伝説が遂に再現された。そのライヴの模様を「バスキア」の監督ジュリアン・シュナーベルが収録したロック・ドキュメンタリー映画の試写会へ行ってきた。
1942年生まれだから当時60歳半ばだったルーの顔には深い年輪が刻まれている。ギターは盟友のスティーヴ・ハンター。愛の暗い側面、嫉妬、怒り、喪失感をテーマにした、あまり起伏のないアルバムだから、ライヴも淡々と進む。ところどころにアルバムの主人公キャロラインを模した映像が挿まれるが音楽とうまくシンクロしていて心地よい。心地よすぎて一瞬眠ってしまったくらいだ。
どうしてもヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影を未だにルーに追い求めてしまうのだが、その佇まいはあの時代のニューヨークを生き抜いてきた風格に溢れており、イメージを裏切らない映画だった。一般公開は9月下旬とのこと。

ルー・リード
スターリング・モリソン
ジョン・ケイル

モーリン・タッカーも忘れてはいけない。


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渚にて@渋谷O-Nest 2008.6.30 (mon)

2008年07月01日 23時32分34秒 | 素晴らしき変態音楽
渚にての新作「よすが」のレコ発ライヴ。といっても柴山シンジ氏のソロ・ライヴである。実は3月に竹田雅子さんとの間に双子の女の子が生まれたのだ。おめでと~。現在3ヶ月、渚にてのパートナーでもある雅子さんは子育てに忙しくライヴなどやっている場合ではないので、今回は柴山氏のソロになった訳だ。
対バンはヴァイオリン入りの4人組ザ・フライング・ポストマンと、兄弟デュオ(g&b)のキセルという和み系バンドだった。キセルは今度イースタン・ユースと競演するという。何だかミスマッチな不思議な組み合わせ。
両バンドのほのぼのとした演奏の後、渚にてのセッティング。ステージ中央にバスドラが置かれる。柴山氏はいつものアロハ姿にストラトキャスター。東京では初のソロということで気合が入っていたのだろう、ギターの音も鋭くラウドだ。「花とおなじ」でスタート。バスドラを踏みながら歌うのかと思ったら、ところどころ盛り上がったところでパーカッション的に使うだけだった。ギターの音はシャープだけどヴォーカルは持ち前のまろやかさ。ギター・ソロになるといきなりファズを踏んでノイジーなプレイを聴かす。柴山氏のアヴァンギャルド精神を見た気がした。
当然、柴山氏がリードを歌う曲しか演奏できないが、朴訥とした語りを含めて80分のライヴに充分満足した。"パンク版"渚にて、という印象だった。これはこれで素晴らしい。

双子ちゃん
家で待ってて
パパ東京

丁度この日O-Westでは山本精一氏がPARAというバンドで出演しており、昼間ばったり出会って出産祝いを貰ったそうだ。



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いい加減にしろ!カメラマン

2008年07月01日 01時07分27秒 | どーでもいいけど
渚にてのライヴを観てきた。素晴らしいライヴだったのでレビューは後日書くが、ひとつ非常に憤慨することがあった。
何処の雑誌の取材か知らないが、ライヴ写真撮影のカメラマンが一人入っていた。ベスト・ポジションから撮影するために演奏中観客をかき分けて移動するのはまだ良しとしよう。一人汗かき撮影しているのは見ていて気の毒なほどだった。しかし許せないことがある。この日は前座も含めてアコースティック系のバンドが出演し、繊細な起伏に満ちた演奏を展開した。その演奏中に件のカメラマン氏、のべつまくなしに"カシャッカシャッ"とシャッターを押し捲りなのである。その音が非常に耳障りで演奏に集中出来なかった。せめて静かなパートでは撮影を自粛するくらいのマナーは守って欲しいものである。撮影を許可したライヴハウス側も、アコースティック系のライヴだということは判っているのだから事前に注意しておくことくらいして欲しい。それとも頭3曲のみ撮影可能と区切るとか。
この日のO-Nestクラスの中途半端な大きさのライヴハウスだと客席とステージがくっついている。カメラマンは客席の中から撮影せざるを得ない。観客はお金を払って演奏を聴きに来ているのである。観客が楽しめるよう極力配慮するのが主催者の務めではないのか。それともあの大きなシャッター音が気にならないほど観客の耳が悪いとタカを括っているのだろうか。
演奏が素晴らしかっただけに欲求不満の溜まるライヴだった。

カメラマン
人の演奏
聴きなさい

それにしてもデジカメ一眼レフはシャッター音を消すことは出来ないのだろうか。コンパクトカメラなら出来るのに。

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