A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

モッズのゴッドファーザー本領発揮~ポール・ウェラー「22ドリームス」

2008年07月08日 23時45分25秒 | ロッケンロール万歳!
ポール・ウェラーがもう50歳。永遠のモッズ少年だと思っていた彼も今やベテラン中年ロッカーだ。その事実に愕然とする。私も歳を取るはずだ。
50歳を記念して、ということはないだろうが、ソロ9作目になるニュー・アルバムがリリースされた。同期のボノやボブ・ゲルドフに比べて、政治的な面でクローズアップされることは少ないが、ミュージシャンズ・ミュージシャンとしての憧れ度は前者二人には負けない。ゲストにオアシスやブラー、オーシャン・カラー・シーンのメンバーを迎え70分を超える濃厚な世界を展開している。
若さ溢れるザ・ジャムやお洒落度満点のスタイル・カウンシルの時代を経てソロ活動を始めたポール・ウェラーは自らのルーツであるソウル&ファンクの渋い世界を追求してきた。その集大成が「22ドリームス」と名づけられたこのアルバムである。さながらコンセプト・アルバムのようにストーリー性のある万華鏡のようなサウンドが展開される。
サマーソニックで来日するそうだが、セックス・ピストルズやディーヴォも参戦する今年のサマソニ、元パンク少年~現在メタボ中年の心をときめかすラインナップである。

あの頃は
三つ釦スーツ
が欲しかった

パンクスは髪を乱雑に扱っていた割にはハゲが少ない気がする。



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世界を癒すピアノマン~ダニエル・パウター「アンダー・ザ・レーダー」

2008年07月08日 00時35分46秒 | こんな音楽も聴くんです
正直言って殆ど興味のないアーティスト。ただ、ワーナー・ミュージックがR.E.M.に続く"ブロガー様先行試聴会"を開くから応募したら当たったので出かけてみた。
会議室は前回と同じだったが、今回は各自にヘッドフォンが用意され、それを使っての試聴だった。出席者はR.E.M.の時より多く25人くらい。中には評論家も交じっていたようでワーナーの担当者と親しげに挨拶をしている。
ダニエル・パウターは「バッド・デイ~ついてない日の応援歌」という曲が2年前に大ヒットしたが、、私の中では「ユア・ビューティフル」をヒットさせたジェームス・ブラントとごっちゃになっており、いまいちアーティスト・イメージが沸かない。バイオによると敬愛するアーティストとしてプリンス、ニック・ドレイク、スティービー・ワンダー、ビートルズの名前が挙がっている。ニック・ドレイクがこんなビッグ・ネームと並んで書かれていることが不思議だ。
アルバムは全10曲40分の収録。如何にも泣かせます、といった美しいメロディーで貫かれている。歌詞がまた女々しい。♪僕を受け入れてくれ♪、♪寂しい、君がそばにいないから♪、♪お願い、僕をあきらめないで♪。対訳を眺めているとまるでさだまさしか南こうせつか小田和正である。なよなよしたメロドラマティックな歌世界。こういうのがウケるんだろうな、今の時代。
昔はこの手の音が苦手だったが、今の私は割とすんなりと受け入れられる。私も年齢を経て丸くなったかな。
アルバムは8月20日日本先行発売、ボーナストラック2曲追加収録。一応告知しておかないとワーナーさんに悪いから。

女々しいと
嫌っていたのは
過去のこと

R.E.M.の時はTシャツが貰えたのでお土産を期待したら今回は何もなかった。残念。



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