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Tokyo Flashback P.S.F. 発売記念
~Psychedelic Speed Freaks~
生悦住英夫氏追悼ライブ
開場 15:30 / 開演 16:00
料金 予約3000円 / 当日3500円 (ドリンク別)
ライブ:
灰野敬二+今井和雄
マヘルシャラルハシュバズ
Ché-SHIZU
馬頭將器+荻野和夫 (The Silence, ex.Ghost)
三浦真樹+横山玲
成田宗弘 (High Rise)
川島誠
à qui avec Gabriel
ヒグチケイコ with ルイス稲毛
長谷川静男
.es
冷泉
平野剛
生悦住英夫氏追悼ライブ。
*入場料はご遺族へのお見舞金となります。
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6月11日(日)〜18日(日)南青山ここからでModern Music / P.S.F.Recordsの軌跡というアート展が開催された。P.S.F.レコードの200タイトルを超えるCDやLPのジャケット、発行していた雑誌G-Modern、チラシやフライヤーが集められ、2017年2月27日に死去した生悦住英夫氏の仕事を俯瞰できる展示だった。
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6月24日(土)にはDOMMUNEで特集番組が生配信された。
土曜緊急配信!生悦住英夫追悼番組
●19:00~21:00 「P.S.F. Records Presents アンダーグラウンド・リアリティー」〜明大前モダーンミュージック33年史
(2014年3/5の番組アーカイヴを追悼再配信)
出演:生悦住英夫(PSF records社長)、今井和雄、工藤冬里、成田宗弘、冷泉、佐藤宗盛(デーモンズ)、mempis(デーモンズ)、お肉袋さん(コミケS)
●21:00~24:00 生悦住英夫追悼番組「P.S.F. Records Presents アンダーグラウンド開拓史」 〜モダーンミュージックの歴史を検証する
TALK:今井和雄(マージナルコンソート、今井和雄トリオ)、宇田川岳夫(FRINGE CULTURE)、成田宗弘(HIGH RISE、GREEN FLAMES)、ALAN CUMMINGS(WIRE)、馬頭將器(ex Ghost、 The Silence)、宇川直宏(DOMMUNE)
LIVE:今井和雄、成田宗弘、馬頭將器
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そしてPSFレコード最後のリリースとなる『Tokyo Flashback P.S.F.~Psychedelic Speed Freaks~』レコ発ライヴ当日。満員御礼、これほどいっぱいのスーパーデラックスも珍しい。6時間に亘って13組の出演者が約20分づつ演奏するマラソンイベント。二組を除きソロとデュオ中心にした演奏は地下音楽に留まらぬ幅広さを体現したユニークなイベントとなった。
⇒【Disc Review】極私的東京地下音楽シーン回想録〜『V.A. / Tokyo Flashback P.S.F. 〜Psychedelic Speed Freaks〜』
⇒JazzTokyo CD/DVD Disks #1408 『V.A. / Tokyo Flashback P.S.F. 〜Psychedelic Speed Freaks〜』~鳴り続ける運命にあるサイケデリックの輪廻転生
●à qui avec Gabriel
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photo by Takeo Udagawa
アコーディオンの弾き語り。黒衣装と黒いアコーディオン「ガブリエル」のリエゾンに眩惑され、例えばアストル・ピアソラがマレーネ・ディートリッヒの伴奏をしたら、などと夢想してしまう。
●.es
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橋本孝之の演奏は観る機会が多いが、saraとのデュオ.esのライヴは東京では年に数えるほどしか無い。ハーモニカの授乳音とサックスのベルから滴る羊歯植物の翠が、saraの包容力の羊水に包まれて鮮度を高める。
●平野剛
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ピアノ、ピアニカ、ウインドチャイムによるメロディアスな演奏。ドビュッシーやサティを思わせるリリシズムが、打鍵のタイミングの微妙なゆらぎにより、ソフトドラッグのような軽い酩酊感を帯びる。
⇒平野剛 Go Hirano@フクモリ マーチエキュート神田万世橋店 2015.11.25(wed)
●長谷川静男
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あぶらだこのVoでもある長谷川ヒロトモと、アコースティックベースを自在に操る内田静男のデュオ。ヒロトモはウクレレを弓で弾く軋みと弦を弾く打音で有機的なノイズ演奏。内田のベースは三つのペダルで変幻し、空間を塗り替えるマジックを発揮する。
●ヒグチケイコ with ルイス稲毛
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鍵盤に襲いかかる蜘蛛女のようなヒグチのパフォーマンスには情念の怖さを感じずにはいられないが、稲毛のベースが守り神のような安定感を加味し、異世界のキャバレーミュージックとして成立する。
●maher shalal hash baz
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総勢10数人の編成で、ハンドクラップを通奏し「イケエズミさん」と連呼する曲や三拍子のリフ曲など三曲を披露。チェロ、ユーフォニウム、バスーンといった中低音域アコースティック楽器が視覚的にも魅力的。工藤冬里の炸裂ギターが耳と心に刺さる。
⇒工藤冬里@阿佐ヶ谷ハーネス 2015.1.12(mon)
●川島誠
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PSFの最後のアーティスト。身体の底から絞り出すサックスが川島の周りの空気に厚みを加える。膝をついて地面に向けたブローは地獄の霊への鎮魂歌か?演奏とは自分の生き方を示す為の手段であり方法であり実証であることが、音源を聞くだけでなく直に観たとき実感できる。
⇒川島誠 アルトサックス ソロ+近藤秀秋(ゲスト)@明大前キッドアイラックホール 2016.12.13 (tue)
●Reizen
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ギター一本のみの演奏。暗い照明のステージに座り込むReizenの姿は、傍らの電子時計の文字の明かりの影になる。かすかな低音の暫次投射がゆっくり音量を増し地響きのようなひとり集団投射へと導かれる強迫的なサウンドスケープを描く。
●三浦真樹+横山玲
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裸のラリーズや不失者といったJAPROCKの地下水脈を伝える二人のギターとベースのデュオ。FUZZというエフェクターの有効性が遺憾なく発揮されるクロスプレイにPSFのロック/ブルースサイドの真髄が貫かれている。
●馬頭將器+荻野和夫
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Ghostの吟遊詩人によるフォーキーな演奏。リチュアルフォークと呼んでもいい。牧歌的で静謐な音世界に潜む魂の震えを伝える瑞々しい歌声は、中世世俗音楽の伝統を継承する。
●成田宗弘
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PSFの原点HIGH RISEの核心をなすノンストップギターソロ20分。最早フレーズや運指を語る必要も無く、アンプとPAから流れ出る音の飛沫を全身で浴びるだけでPsychedelic Speed Freakの世界に参画できるイニシエーション。
⇒ボーカロイドはサイケデリックなスピード狂の夢を見るか?~ハイライズとグリーン・フレームス
●Ché-SHIZU
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向井千惠の二胡と歌は地下音楽の自由度の象徴として我が道を行く。参画する3人のメンバーがその枠を拡大し、悲喜交々の感情の波を聴き手の心に巻き起こす。スーパーボールを地面に叩き付けるパフォーマンスは彼らもまた闘士であることの表明であろう。
⇒シェシズ/タコ@渋谷Last Waltz 2015.10.10(sat)
●灰野敬二+今井和雄
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灰野と今井の初共演は2006年2月6日中野Plan Bだが、その時灰野はパーカッションだったので、ギター同士では初共演。導入の「浜千鳥」のソロ歌唱に続き、アンプのノイズを引き裂く今井の硬質な音と深い残響に拡散する灰野の音が絡み合う。誰かがゴジラ対キングギドラと形容したが、両者の間に産まれた共感の嵐がイベントの精神の継続を約束するように思えた。
出来るなら
生きてるうちに
聴いてほしい
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⇒モダーンミュージック開店25周年記念ライヴへ行ったよ(2005年11月22日)