クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-11 No.18

2009年11月19日 19時04分41秒 | Weblog
<DIVINE ART>
DDA 25076 \1980
「ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル」
ハチャトリアン:「仮面舞踏会」組曲(A.ドルハニアン編曲)
シューマン:謝肉祭Op.9
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
シドニー・スミス:ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(P.クレンゲル編曲)
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2008-2009年イングランド
カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ピアノのゴールドストー
ンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出
演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛された。当Divine
artにはソロの他クレモフと組んだピアノ・デュオの録音が多数あり、特に管弦
楽の名曲を編曲したものが評判となっている。最初の収録曲は、スケートの浅田
真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯
びたワルツに始まりますが、最後のギャロップなど酒場のピアノみたいで受ける
こと間違いなし。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバ
ム。

DDA 25077 \1980
「聖なる心と聖なる音楽」
-映画「セイクリッド・ハーツ」のためのサウンド・トラック
パレストリーナ:ミサ「来たれキリストの花嫁」、聖土曜日の哀歌
パレストリーナ、デ・ローレ:モテット集、
聖アグネスの祝日のための聖歌集
ムジカ・セレクタ&セレスチャル・セイレーン
録音:2009年4月
サラ・デュナント原作の映画《セイクリッド・ハーツ》(日本未公開)のサウンド
・トラックでパレストリーナのミサ曲ほか数々のモテットが収録。女声コーラス
にハープ、オルガン、ヴィオールが加わる。ムジカ・セレクタは1990年設立、
16世紀後半から17世紀前半にかけての宗教曲を専門とする。セレスチャル・セイ
レーンは2003年設立のアマチュア・コーラス・グループだが、素朴で衒いのない
歌唱はパレストリーナに相応しい。

DDH 27810 2枚組 \3960
グノー:歌劇《ファウスト》(イタリア語上演)
ジュリアーノ・ロマニョーリ(ファウスト)、
ジェンマ・ボシーニ(マルゲリータ)、
フェルナンド・アウトーリ(メフィストフェーレ)、
ジルダ・ティミッツ(ジーベル)、ナポレオーネ・リモンタ(ワグナー)、
A.パチーニ(ヴァレンティノ)、N.ガローネ(マルタ)
カルロ・サバーニョ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
録音:1920年ミラノ,ザ・グラモフォン・カンパニーによる
《ファウスト》のイタリア初演は1862年。この録音はそれから58年後の1920年ミ
ラノのザ・グラモフォン・カンパニーにて行われたスタジオ録音の一種である。
原盤はステファン・サットン・コレクションによるミント盤。録音に際してはい
かなる電気的増幅は施されていないとされ、今回のCD復刻では細心の注意をもっ
てリマスタリング。板起こしにありがちなノイズは最小限に留められている。
高音、低音に無理がなく、黄金期のミラノ・スカラ座の凄さが味わえる。

DDH 27811 2枚組 \3960
ピーター・ウォーロック作品集
-ジョン・ビショップ・コレクションによる78回転レコードから
(1)キャプリオル組曲
(2)弦楽セレナーデ
(3)キャプリオル組曲(シゲティによるVn,Pf版)
(4)弦楽セレナーデ
(5)キャプリオル組曲
(6)パーセル(ウォーロック編):幻想曲第3番
(7)パーセル(ウォーロック編):4声のファンタジア第9番
(8)しゃくしぎ
(9)
(CD2)
歌曲、声楽作品集
(キャプテン・スタットンの幻想、眠り、狐、わが故郷、ほか全35曲)
(1)A.バーナード指揮ロンドン室内管、1931年録音
(2)バルビローリ指揮NGS室内管、1928年録音
(3)J.シゲティ(Vn)、N.マガロフ、1936年録音
(4)(5)C.ランバート指揮C.ランバート弦楽オーケストラ、1937年録音
(6)パスキエ・トリオ、1935年録音
(7)グリラー弦楽四重奏団、1947年)
(8)ルネ・ソームズ(T)、Lグーセンス(E-Hr)、
エオリアン弦楽四重奏団、録音:1950年
(9)P.ドーソン(B)、ジョン・ゴス(Br)、J.アームストロング(Br)、
パリー・ジョーンズ(T)、P.ピアーズ(T)、ロイ・ヘンダーソン(Br)、
ジェラルド・ムーア(Pf)、他多数、1927-51年録音
イギリス音楽ファン必聴のCD登場。ピーター・ウォーロック(1894-1930)、本名
フィリップ・ヘセルステイン。19世紀から20世紀初めのイギリスで活躍したイギ
リス田園楽派の作曲家の一人。ディーリアスの友人、弟子としても知られてお
り、民謡を主な素材とした牧歌的な作品に隠れた人気がある。CD1にオーケスト
ラ、器楽作品、CD2に歌曲、声楽作品が収められている。代表作「カプリオール
組曲」だけでも3種の録音(うち一つはシゲティによるヴァイオリンとピアノの
版)が収録、バルビローリによる弦楽セレナーデもうれしい。CD2に彼が最も力を
入れた歌曲がこれだけまとめられているのは快挙としか言いようがない。録音は
1927-51年と文字通りの年代ものですべてモノラルだが、原盤の状態がよいのと、
リマスタリングで立体感のある処理(擬似ステレオではない)が施されているた
め驚くほど鮮やか、資料的価値を遥かに越えている。時にディーリアスのよう
に繊細で妖艶、また時にグレインジャーのように快活、豪放。この機会にウォー
ロックの再評価を!




<METIER>
MSV 28511 2枚組 \3700
「バッハ・プラス」
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
B.A.ツィンマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ハワード・スケンプトン:6つの形
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
サイモン・ホルト:フィート・オブ・クレイ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
ゲラルド・バリー:トリオルチック・ブルース
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
H.W.ヘンツェ:無伴奏チェロのためのセレナーデ
ウルリヒ・ハイネン(Vc)
録音:2008年9月、12月CBSOセンター,バーミンガム
バッハの無伴奏チェロの名曲の間に20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた
意欲作。ツィンマーマンの錯乱気味の狂気の世界はバッハとの間に激しいコント
ラストを作り、スケンプトン作品はバッハの様式を模倣しつつスウィンギーな
ジャズの要素を加えた粋な音楽。ヘイネンはサイモン・ラトルの招きでバーミン
ガム市響の首席を長らく勤める一方、現代音楽の紹介に力を入れている。

MSV 28510 \1850
「アウト・オブ・ザ・クール」
-イギリス現代のフルート作品集
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):冬の音楽
ロバート・サクストン(b.1953):クリスタレン
セシリア・マクドウォール(b.1951):月の踊り
アーサー・バターワース(b.1923):オーバード
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):夏の音楽
デイヴィッド・ヒース(b.1956):アウト・オブ・ザ・クール
ブライアン・ロック(b.1967):フルート・ソナタ
スーザン・ミラン(Fl)、
アンドリュー・ボール(Pf)
録音:2008年
重鎮ベネットを始め、決して前衛的ではなく、親しみやすさとモダニズムが程よ
くブレンドしたウェル・メイドな佳曲揃い。スーザン・ミランはロイヤル・フィ
ルの首席を勤めた後、ソリストとして多くの同時代の作曲家から信頼され作品を
献呈されている。CHANDOSレーベルに多数の録音があり、また山形由美の師匠の
一人でもある。

MSV 28513 \1850
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」
-オーボエとアンサンブルのための現代音楽
(1)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):オーボエ五重奏曲
(2)マイケル・フィニシー(b.1946):
グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム
(3)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):尖筆
(4)クリストファー・フォックス(b.1955):オーボエ五重奏曲
(5)ハワード・スケンプトン(b.1947):
ガーランド(オーボエと弦楽三重奏のための)
(6)マイケル・フィニシー(b.1946):この形ではない
(7)ジェームズ・クラーク(b.1957):オーボエ五重奏曲
クリストファー・レッドゲイト(Ob,E-Hr)
(1)(4)(7)クロイツァー四重奏団
(3)ジュリアン・ウォーバートン(Perc)
(5)R.レッドゲイト(Vn)、B.キャレイ(Va)、R.マイケル(Vc)
(6)アンサンブル・エクスポセ
録音:2003-2006年
イギリスの中堅からベテラン世代の作曲家によるオーボエをメインとした室内楽
曲集。フォックスのオーボエ五重奏曲はナイマンの流れを汲むようなミニマリズ
ムと民族音楽のクロスオーバー。フィニシーの中東音楽をデフォルメしたような
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」、クラークのパンクともノイ
ズ・ミュージックともつかない、終始ギリギリ、ギャーギャーと掻きむしるよう
な響きで満たされたオーボエ五重奏曲など、変化に富んだ内容。





<CELESTIAL HARMONIES>
13277 \1980
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調(ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36
ロジャー・ウッドワード(Pf)、
アレキサンダー弦楽四重奏団
ショパン:ピアノ協奏曲第2番のオーケストラ・パートを弦楽四重奏にした版はオ
ーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲された。ピアノが
現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これ
は新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほどである。
その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ
版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上の
ピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互い
の当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風
の異なる別次元の作曲家を思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接し
ており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見
事にリアリゼーションしている。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整され
た響きが冴え渡る。




<NMC>
NMC D140 \1980
「知られざるブリテン」
(1)《イリュミナシオン》(1939)
(コリン・マシューズ補作の追加された3曲付き、全12曲)
(2)ロンド・コンチェルタンテ(1930)-ピアノと弦楽のための
(3)デニス・ブレインの追憶に(1958)-4つのホルンと弦楽のための
(4)無題断片(1930)-弦楽のための
(5)変奏曲(1965)-ピアノのための
(6)クラリネット協奏曲のための楽章
(1942年頃)(第1・3楽章:コリン・マシューズによる補作)
(1)-(4)(6)トーマス・ツェートマイアー指揮ノーザン・シンフォニエッタ、
(1)サンドリーヌ・ピオー(Sop)、
(2)(5)ロルフ・ハインド(Pf)、
(3)マイケル・トンプソン(Hr)、リチャード・ワトキンス(Hr)、
ピーター・フランコウム(Hr)、クリス・グリフィス(Hr)
(6)マイケル・コリンズ(Cl)
ほとんどが世界初録音となるブリテンの珍しい作品集。草稿の段階で残されたも
のはマーラーの交響曲第10番でデリック・クックの補佐としてオーケストレー
ションを完成させたことで知られるコリン・マシューズが補作、管弦楽化してい
る。現在普及している《イルミナシオン》は10曲からなるが、後にブリテンが追
加しようと構想しスケッチを残していた3曲を新たに加えた完全全曲版。バロッ
クを中心に活躍、吉田秀和氏も絶賛の名歌手サンドリーヌ・ピオーが歌っていま
す。デニス・ブレインのための書かれた《デニス・ブレインの追憶に》は短いな
がらもオペラの一幕を思わせる気の利いた一品。ベニー・グッドマンを想定して
構想されながら未完に終わった《クラリネット協奏曲のための2つの楽章》、ほ
とんど完成間近だったピアノ協奏曲のロンド楽章ほか、ブリテン・ファン、イギ
リス音楽マニアは必聴!君の想像力が曲を更に完成させる!

NMC D157 2枚組 \3960
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(b1934):
歌劇「タヴァナー」(作曲者自身の台本による)
オリヴァー・ナッセン指揮
BBC交響楽団、ロンドン・ヴォイシズ、新ロンドン児童合唱団、
フレットワーク(ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル)、
マーティン・ヒル(T)、デヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、
フィオーナ・キム(MS)、マイケル・チャンス(C-T)、他
録音:1996年BBC
スコットランド北の海岸沖オークニー諸島に在住し、ひたすら幻想を追い求める
孤高の作曲家マクスウェル・デイヴィスの最初の歌劇が今、ここに初CD化。
1972年に作曲され、コヴェントガーデン王立歌劇場で初演後、1996年になってこ
の録音がなされ放送されたが、以来お蔵入りとなっていた貴重な音源である。
タイトルから察せられる通り、主人公はイギリスで16世紀半ばに活躍した作曲家
ジョン・タヴァナー。彼はほぼ教会つきの音楽家として活躍したが、ルター派の
スキャンダルに関わり投獄されたりするなど波乱の人生を送っている。そんな彼
の作品を引用(著名なアンサンブル、フレットワークも登場!)しながら、デイ
ヴィスは現代における信仰の危機をオーヴァー・ラップさせている。作風は表現
主義の手法で書かれ、時にベルクを思わせる。ルネサンスの宗教曲、世俗曲の様
式は現代風にデフォルメされている。オリヴァー・ナッセン率いる歌手陣、BBC
響の一糸乱れぬ緊張感あふれる演奏も聴きもの。




<LONDON SINFONIETTA>
SINF CD2-2009 \1680
The Jerwood Series 6
(1)ジェームズ・オルセン(b.1982):カメレオン協奏曲
(2)クリスティアン・メイソン(b.1984):
からみあった時間の中で、結びとめられた空間で
(3)ラリー・ゴーヴズ(b.1980):春の時
(4)クラウディア・モリター(b.1974):無題40[デスク・ライフ]
(5)ケネス・ヘスケス(b.1968):記録の詳細
ロンドン・シンフォニエッタ
(1)デヴィッド・ポルセリーン(指揮)
(2)バルダー・ブロンニマン(指揮)
(3)オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)C.グールド(Vn)、R.ハインド(Pf)、
(3)J.フレーザー(Sop)
録音:2005-2008年
1960-1980年代生まれのイギリスの若手から中堅世代の作曲家の作品を集めた。
前衛、ミニマル以後のイギリス作曲界を俯瞰するのに最適のCDで、この国で若い
世代を中心に才能豊かな作曲家が育ってきているのがわかる。1982年生まれの
オルセンは既にLSO、ベルリン響で作品が取り上げられている。彼の《カメレオ
ン協奏曲》は狭義の前衛を乗り越えた新しい作風で、デフォルメされたロック、
民族音楽、パンク、コミカルな身振りがスピーディに移り変わってゆく様はまさ
にカメレオン。メイソンの《時間にからんで、宇宙で結びとめられた》は電子音
響を室内オーケストラのためによる作品で中東風の音楽が大変抽象化された形
で取り入れられたロンドン・シンフォニエッタ創立40周年委嘱作品。ヘスケスの
《記録の詳細》は日本の古事記から霊感を得て作曲され、その色彩感には目を
見張らされる。彼らは現代音楽の様々な流派の手法を取り入れながら、結果的
にはどの流派にも属さない、非常にユニークな存在である。今、イギリス新世
代の作曲家たちが面白い!




<MARQUIS>
MAR81375 \1980
「バッハ・イン・トゥ・ザ・ウィンド」-吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集
前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
幻想曲とフーガ ト短調BWV542
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
もろびと声あげBWV729
キリストは死の絆につきたまえりBWV625
汝の御座の前にわれはいま進み出でBWV668
われらが神はかたき砦BWV720
いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659
小フーガ ト短調BWV578
モルデチャイ・レヒトマン(指揮・編曲)
モントリオール・フェスティバル・ウィンド・オーケストラ
録音:2007年
バッハのオルガン曲を管弦楽に編曲、演奏した例はストコフスキーがあるが、考
えてみると、オルガンの金属パイプに風を送って音を鳴らす構造は管弦楽より吹
奏楽に近いわけだし、実際、オルガンと吹奏楽の相性は抜群。各パートの対位法
的な差異もよりはっきりと浮き出てダイナミズムも圧倒的。木管アンサンブルの
部分の繊細な味わいはこの編曲ならではのものです。吹奏楽をやっている若人諸
君はもちろん、多くの方々に聴いて頂きたい一枚。

MAR 81409 \1980
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.49(第1番)
ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.66(第2番)
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン:
【ホン・スジン(Vn)、ホン・スキョン(Vc)、
イェンス・エルヴェキール(Pf)】
録音:2007年,デンマーク
韓国出身のホン姉妹にデンマークのエルヴェキールが1999年に結成したトリオ・
コン・ブリオ・コペンハーゲン。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで最高
位(1位なしの2位)を受賞以来各地のコンクールで絶賛される。最新録音は歌謡性
溢れるメンデルスゾーン。韓国に弦の名手が多いのはチョン・キョン・ファ以来
の伝統か。大らかに歌いつつ、情に流されず、無駄なくきりりとまとめ上げる手
腕はメンデルスゾーンをさながらブラームスのように聴かせる。




<CHESKY>
CHESKY 0302009 5枚組 \5750
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1:第3番「英雄」、第1番
CD2:レオノーレ序曲第3番、交響曲第2番、第5番
CD3:第4番、第7番、トルコ行進曲
CD4:第6番「田園」、第8番
CD5:第9番「合唱付」
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ルネ・レイボヴィッツ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1961年



<仏INA>
IMV078 6枚組 \6480
Festival Aix-en-Provence
CD:1 & 2
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(Fiordiligi)
ナン・メリマン(Dorabella) リタ・シュトライヒ(Despina)
ニコライ・ゲッダ(Ferrando) ロランド・パネライ(Guglielmo)
マルチェッロ・コルティス(Don Alfonso)
ハンス・ロスバウト指揮 パリ音楽院管弦楽団 1955年
CD:3 & 4
グノー:歌劇「ミレイユ」
ジャネット・ヴィヴァルダ(Mireille) ニコライ・ゲッダ(Vincent)
クリスティアーヌ・ゲロー(Taven) ジュール・バスタン(Ramon)
ミシェル・ダン(Ourrias) マドレーヌ・イグナル(Vincenette)
アンドレ・ヴェシエール(Ambroise)
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 1954年
CD:5
ストラデッラ:歌曲「愛はかくも私を悩ます」
カルダーラ:アリア「太陽の光のように」
ベートーヴェン:アリエッタ「この暗き墓場に」
シューベルト:魔王 D.328 op.1
ムソルグスキー:トレパーク(死の歌と踊りより)、蚤の歌 他
ボリス・クリストフ(Br) ハンス・ロスバウト(P) 1955年
プーランク:ピアノ協奏曲
フランシス・プーランク(P)  シャルル・ミュンシュ指揮
フランス国立放送管弦楽団  1950年
CD:6
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
イヴォンヌ・ロリオ(P) ジネット・マルトノ(オンド・マルトノ)
ロジェ・デゾルミエール指揮 
フランス国立放送管弦楽団  1950年
フランスのエクサン・プロヴァンス国際音楽祭の貴重な音源です。とりわけプ
ーランクの自作自演とメシアンは聴きものです。

IMV081 2枚組 \2650
Clara Haskil/ Mozart 4 Concertos
演奏:クララ・ハスキル(ピアノ)
CD.1(60:51)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 K.271(32:07)
イゴール・マルケヴィッチ(指揮)
1955年6月8日フランス国立放送管弦楽団
スイス・ローザンヌ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 K.459(28:15)
イェジー・カトレヴィッツ(指揮) パリ音楽院管弦楽団
1956年9月6日 第1回ブザンソン音楽祭 での演奏
CD.2(59:19)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 K. 491(30:58)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1955年12月8日フランス国立放送管弦楽団
ボーナス・トラック:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 K 466(29:22)
エルネスト・ブール(指揮)
1948年7月25日 第1回エクサン・プロヴァンス音楽祭での演奏。Orchestre des
Cadets du Conservatoire。
この音源はINAアーカイブから奇跡的に発見された。第2次大戦中の録音はないた
め、この録音が手術後初のレコーディングとなる。オリジナルLPはフランスの
FNACが発売、このたびINAがCD化した。

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