クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-11 No.4-1

2009年11月02日 19時12分08秒 | Weblog
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<Deutsche Grammophon>
4778095 \1850
ショパン:ワルツ全集
1. 《華麗なる大円舞曲》 変ホ長調 作品18
2. ワルツ 変イ長調 作品34の1
3. ワルツ イ短調 作品34の2
4. ワルツ ヘ長調 作品34の3
5. ワルツ 変イ長調 作品42
6. ワルツ 変ニ長調 作品64の1
7. ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2
8. ワルツ 変イ長調 作品64の3
9. ワルツ 変イ長調 作品69の1遺作
10. ワルツ ロ短調 作品69の2遺作
11. ワルツ 変ト長調 作品70の1遺作
12. ワルツ ヘ短調 作品70の2 遺作
13. ワルツ 変ニ長調 作品70の3 遺作
14. ワルツ 変イ長調 遺作 KK IVa-13
15. ワルツ 変ホ長調 遺作 KK IVb-10
16. ワルツ 変ホ長調 遺作 KK IVa-14
17. ワルツ ホ長調 遺作 KK IVa-12
18. ワルツ ホ短調 遺作 KK IVa-15
19. ワルツ イ短調 遺作 KK IVb-11
アリス=紗良・オット(ピアノ)
録音:2009年8月ベルリン、テルデックス・スタジオ
2008年《超絶技巧練習曲集》で劇的なデビューを果たしたピアニスト、アリス=
紗良・オットのDGレーベル第2弾はショパンのワルツ全集!
「ショパンのワルツには深い愛着を覚えます」とアリス=紗良・オットは言う。
「ワルツは彼の作曲家人生すべての軌跡を反映しているし、ポーランドとフラン
スの間で引き裂かれた個性、そして生涯を通じたアイデンティティの探求を映し
出しています。私も日本人とドイツ人の間で、同じような分裂を覚えます。私が
完全に自分の国にいると感じるのは、音楽のなかでだけです」。無垢で傷つきや
すい感性のピアニスト、ショパンの色彩感溢れるピアニズムを多彩なタッチで描
き出す珠玉の一枚です。

4778092 \1850
ヒラリー・ハーン/バッハ:ヴァイオリン&ヴォイス
1. マタイ受難曲 BWV244-第51曲 アリア〈私のイエスを返してくれ!〉
2. カンタータ 第140番《目覚めよ、とわれらに声が呼びかける》 BWV140-
第3曲 二重唱〈いつ来てくださるのですか、私の救いよ〉
3. カンタータ 第204番《私は自分の中で満ち足りている》 BWV204-
第4曲 アリア〈この広い大地の宝が〉
4. カンタータ 第32番《慕わしいイエス、私の願いよ》 BWV32-
第3曲 アリア〈ここ、父の住み家に〉
5. カンタータ 第205番《破れ、砕け、こぼて墓穴を》 BWV205-
第9曲 アリア〈心地よい西風よ〉
6. ミサ曲 ロ短調 BWV232-〈私たちはあなたを讃美します〉
7. カンタータ 第157番《あなたを離しません、祝福してくださらなければ》
BWV157-第4曲 アリア〈そうだとも、私はイエスに固くすがる〉
フラウト・トラヴェルソ:ヘンリク・ヴィーズ
8. カンタータ 第59番《私を愛する人は、私の言葉を守るだろう》 BWV59-
第4曲 アリア〈すべての王国をもつ世も〉
9. カンタータ 第58番《ああ神よ、いかに多き胸の悩み》 BWV58-
第3曲 アリア〈私は苦難の中でも満ち足りている〉
10. カンタータ 第117番《讃美と栄光がいと高き宝にあるように》 BWV117-
第6曲 アリア〈慰めと助けは、いつかは必ず欠ける〉
11. カンタータ 第158番《平安がお前にあるように》BWV158-
第2曲 アリアとコラール〈世よさらば、私はお前に疲れた〉
12. マタイ受難曲 BWV244-第39曲 アリア〈憐れんでください
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、マティアス・ゲルネ(バリトン)
北谷直樹(チェンバロ&オルガン)、ロザリオ・コンテ(テオルボ)
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)
フラウト・トラヴェルソ:ヘンリク・ヴィーズ
ミュンヘン室内管弦楽団、指揮:アレクサンダー・リープライヒ
録音:2009年4月ミュンヘン
アリアやデュエットのヴォーカル・ラインにつけられた魔法のようなヴァイオリ
ン・オブリガート、個性的で非凡なアルバムが登場!
「彼女は、オブリガートが声楽のパートナーであること、バッハのアリアが細や
かな室内楽であることを片時も忘れず、真の主役であるバッハの作品に、誠実に
向かっているのである。一種静かな構えの中で紡がれる潤いに満ちた調べには、
「オブリガートの幸福」とでもいうべき内的なはずみさえ、感じることができ
る。この上なく聡明で、品格の高いバッハ演奏である。」

4778465 \1850
ペルゴレージ:《ディキシト・ドミヌス》
《サルヴェ・レジーナ》 イ短調 ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための
《コンフィテボール・ティビ、ドミネ》 ソプラノ、コントラルト、弦楽合奏、
合唱と通奏低音のための
《Chi non ode e chi non vede》ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための
《ディキシト・ドミヌス》 ソプラノ、2つの合唱と2つのオーケストラのための
ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)、ユリア・クライター(ソプラノ)、他
スイス放送合唱団、モーツァルト管弦楽団、
指揮:クラウディオ・アバド
ペルゴレージ生誕300年。
2010年生誕300年を迎えるイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペ
ルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi, 1710年1月4日- 1736年3月17日)。
後世のモーツァルトと並ぶほどの才能を持ちながら26歳という若さで夭折した
ペルゴレージの作品集。
今回もハルニッシュ、クライターらの強力なソリスト陣の参加と、第1弾にはな
かった合唱も入り、知られざる佳曲をアバドが端正に描いていきます。

4778610 \1850
フォン・オッター/フレンチ・バロック・アリア集
シャルパンティエ:歌劇《メデア》から
ラモー:歌劇《イポリートとアリシー》から
ラモー:歌劇《エベの祭り、または抒情詩の才人》から
ランベールの世俗歌曲から
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
レザール・フロリサン 指揮:ウィリアム・クリスティ
ABBAなどのポップスからバロック・オペラまで幅広いレパートリーを持つ現代最
高のメッゾの一人、フォン・オッター。高評価を得たバッハ・アリア集に続くア
ルバムはフレンチ・バロック・アリア集です。
共演のウィリアム・クリスティ指揮のレザール・フロリサンは数々のフランス・
バロック・オペラの復活蘇演を手がけ、その道のエキスパートとして高い評価を
えています。シャルパンティエ、ラモーのオペラの他に、ランベールのエール・
ド・クール(世俗歌曲)が収録される予定です。

4778091 \1850
ターフェル/バッド・ボーイズ  
1.ボーイト:《メフィストフェーレ》-私は悪魔の精(口笛のカンツォーネ)
2.プッチーニ:《トスカ》-三人の密偵と馬車一台で
3.ドニゼッティ:《愛の妙薬》-さあ皆の衆、聞いた、聞いた
4.ヴェルディ:《オテロ》-行け!お前の目的はもう分っている
5.ウェーバー:《魔弾の射手》-言うな、言うな、誰かに止めに入られてたまるか
6.ガーシュウィン:《ポーギーとベス》-そんなことどうでもいいさ
7.ヴァイル:《三文オペラ》-メキメッサーのモリタート
8.サリヴァン:《ラディゴアー、または魔女の呪》-夜の風が吠えるとき
9.ソンドハイム:《スウィーニー・トッド》-エピファニー
10.C.M.シェーンベルク:《レ・ミゼラブル》-スターズ
11.ポンキエッリ:《ジョコンダ》-おお、記念碑!
12.ロッシーニ:《セビリャの理髪師》-陰口はそよ風のように
13.ベートーヴェン:《フィデリオ》-ああ!ちょうどよい機会だ!」
14.グノー:《ファウスト》-金の小牛は常に生きて(金の小牛の歌)
15.モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》K.527-ドン・ジョヴァンニ、お前と
晩餐をともにするよう
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
スウェーデン放送交響楽団&合唱団 指揮:ポール・ダニエル
録音:2009年5月23-29日 ストックホルム、スウェーデン・ラジオ、
ベルヴァルドホール
実生活では極めてジェントルなブリン・ターフェルが、オペラやミュージカルの
悪役たちが歌う名曲を、不敵な低音で妖しく歌い上げた1枚。現代最高のバス・
バリトンが完全に役に入りきった名芝居は、暗闇の中に一人でいるときには決し
て会いたくないと思うほど、圧倒的な完成度と説得力を持った仕上がりになって
います。

734577(DVD-Video) 2枚組 \6450
ロッシーニ:歌劇《ラ・チェネレントラ》 
演出:チェーザレ・リェーヴィ
ボーナス映像:舞台裏&インタビュー
エリーナ・ガランチャ(アンジェリーナ)
ローレンス・ブラウンリー(ドン・ラミーロ)
シモーネ・アルベルギーニ(ダンディーニ)
アレッサンドロ・コルベッリ(ドン・マニフィコ)
ジョン・レリエ(アリドーロ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:マウリツィオ・ベリーニ
収録:2009年5月 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場
なぜかこのところリリースの続く《チェネレントラ》。10月リリースでご案内し
たリセウ歌劇場のポップな演出と比べ、今作はMETのオーソドックスで壮麗な舞
台のもと、ガランチャが期待以上の美しさ、圧倒的な歌唱でシンデレラ役を歌い
上げています。

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09-11 No.4-2

2009年11月02日 19時11分43秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10570 2枚組(1枚価格) \2180
エルガー:
宮廷仮面劇《インドの王冠》Op.66
(アンソニー・ペイン補筆完成版/世界初録音)
宮廷仮面劇《インドの王冠》Op.66
(アンソニー・ペイン補筆完成版/アンドルー・デイヴィス校訂版/世界初録音)
帝国行進曲Op.32/戴冠式行進曲Op.65/イギリス帝国行進曲
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、
クレア・シアラー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
バーバラ・マーテン(ナレーター)、デボラ・マッカンドルー(ナレーター)、
ジョアンナ・ミッチェル(ナレーター)
急逝したヒコックス、ハンドリーの遺志を受け継ぐためにシャンドスの指揮者
陣に迎えられた英国音楽の達人サー・アンドルー・デイヴィス。
シャンドス専属第1弾となるエルガーの「インドの王冠」は、通常演奏される
"組曲版"ではなく世界初となる"宮廷仮面劇"の全曲録音。
しかも2つのバージョンを収録という"英国音楽の旗手"シャンドスとアンドルー
・デイヴィスの第1歩に相応しい超こだわりのプログラムが実現!
1912年に初演が行われながらも1960年代に原曲が消失してしまい全曲演奏が不
可能となっていた"宮廷仮面劇"の「インドの王冠」。そこでイギリスのエルガ
ー協会は2007年に「インドの王冠」の補筆を、同じくエルガーの「交響曲第3番」
と「威風堂々第6番」を見事な姿に甦らせたアンソニー・ペインに依頼。そのペ
インの尽力により2008年に補筆完成された"宮廷仮面劇"「インドの王冠」が、ア
ンドルー・デイヴィスのシャンドス・デビュー・プログラムとして選ばれたので
ある。
2009年6月19日-20日の録音。

CHAN 10545 \2180
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.5 ――
バレエ音楽《カンマ》/バレエ音楽《遊戯》/バレエ音楽《おもちゃ箱》
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
完全に代名詞として定着した"ドビュッシー"への世界中からの絶大な評価、ここ
日本でも去る10月16日-18日にかけて行われた新日本フィルへの客演、ラ・フォ
ル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演で絶賛を博すなど、フランス・ピアノ界
のトップ・プレーヤーとして名乗りを上げたジャン=エフラム・バヴゼ。
高評価を獲得し続けてきたドビュッシーのピアノ作品全集の第5巻は、バヴゼが
ピアノで弾く3つのバレエ音楽!
ケックランの手によりオーケストレーションが施された「カンマ」、カプレが管
弦楽版を完成された「おもちゃ箱」、そしてロシア・バレエ団のために作曲され
たドビュッシー最後のバレエ音楽であり管弦楽作品「遊戯」。
同じピアノ独奏のための楽譜でも"ピアノ譜"ではなく"バレエ音楽のスコア"から
音楽を生みだしていくバヴゼは、ピアニストであると同時に指揮者でもあるかの
よう。
2009年5月&7月の録音。

CHAN 10574 \2180
タンスマン:交響曲集Vol.4 - 室内交響曲集 ――
室内交響曲/シンフォニエッタ第1番/シンフォニエッタ第2番/シンフォニア・
ピッコラ
オレグ・カエターニ(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
血筋ではなく純粋に才能を名教師ナディア・ブーランジェに見出されたマエスト
ロ、オレグ・カエターニが情熱を傾けている新古典主義の奇才タンスマンの"交
響曲集"。
"Vol.3"(CHSA 5065)が仏ディアパソン・ドールを獲得するなど、タンスマンの
再評価に大きな役割を果たしている"交響曲集"の"Vol.4"では、オーケストラが
メルボルン響からスイス・イタリア語放送管へとチェンジ。
ストラヴィンスキーからの影響やポーランド民謡の特徴を感じさせる1924年作曲
の「シンフォニエッタ第1番」、中期(1951-1952)の作品「シンフォニア・ピッコ
ラ」、世界初録音の「室内交響曲」(1960年)、ポーランド放送からの依頼を受け
て1978年に作曲された晩年の「シンフォニエッタ第2番」の4作品は、タンスマン
の作曲家としてのキャリアを凝縮したダイジェストとも言えるだろう。
2009年1月&5月の録音。

CHAN 10562 \2180
トランペット・ルネサンス ――
バートウィッスル:エンドレス・パレード/ジョスト:ピエタ/ロゲール:合奏協
奏曲第1番/アルチュニアン:トランペット協奏曲
フィリップ・シャーツ(トランペット)、
ヤック・ファン・ステーン(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
グスタフ・マーラー・ユーゲント管、マーラー室内管を経て現在は、BBCナショ
ナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ(BBCNOW)の首席トランペット奏者として
活躍するフィリップ・シャーツのコンチェルト・アルバム。
アバド、ブーレーズ、ハイティンクなど名立たる巨匠と共演を重ねてきたシャー
ツが吹くのは、英国のバートウィッスル、世界初録音となるジョスト、ロゲー
ル、そして名作中の名作アルチュニアンというスリルに富んだ4つのトランペッ
ト協奏曲。
2008年4月には名フィルの定期に登場し、B. A. ツィンマーマンのトランペット
協奏曲で聴衆の度肝を抜いたシャーツのエキサイティングなトランペット・ア
ルバムです!

CHAN 0765 \2180
フンメル:フォルテピアノのためのソナタ集 ――
ソナタ変ホ長調Op.13/ソナタ へ短調Op.20/6つのバガテルOp.107より 瞑想曲
変イ長調Op.107-3
スーザン・アレクサンダー=マックス(フォルテピアノ)
ハフの「ピアノ協奏曲」やシェリーの「バレエ音楽」、ヒコックスの「ミサ曲」
など、世界トップレベルのクォリティを誇るシャンドスのフンメル・シリーズ。
ここに新たに加わるのはニューヨーク生まれ、名門ジュリアード音楽院出身の
女流フォルテピアノ奏者スーザン・アレクサンダー=マックスが弾くフォルテ
ピアノのためのソナタ集。
イグナス・ベーゼンドルファーの師、ウィーンの名工ヨーゼフ・ブロドマンが
1814年に製作した銘器の響きとフンメルの音楽をたっぷりと味わえます。
2008年2月26日-27日の録音。

●Chandos Opera In English
CHAN 3162 3枚組 \5340
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》(英語歌唱全曲)
ジュリアン・ギャヴィン(テノール)、ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
クライヴ・ベイリー(バス)、ウィリアム・デイズリー(バリトン)、
アラステア・マイルズ(バス)、ジェーン・ダットン(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・トムリンソン(バス)、
リチャード・ファーネス(指揮)、オペラ・ノース管弦楽団&合唱団
"シャンドス"と"ピーター・ムーア財団"の共同制作による英語版オペラ"オペラ
・イン・イングリッシュ"シリーズの最新盤は、2009年5月26日-30日にかけてリ
ーズ・タウン・ホールで収録された「ドン・カルロ」。英語版は世界初録音。




<APR>
APR 5670 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム - マリア・ユーディナ ――
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26《葬送》(録音:1958年頃、モスクワ)
同第28番イ長調Op.101(録音:1958年頃、モスクワ)
同第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》(録音:1954年頃、モスクワ)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
"ロシア・ピアニズム"の主流4流派の中で、唯一未登場だったレオニード・ニコ
ラーエフを始祖とする"ニコラーエフ・スクール"。
レニングラード音楽院で教鞭を執り、ショスタコーヴィチやソフロニツキーと
いった異才を育てた"ニコラーエフ・スクール"からはマリア・ユーディナ(1899
-1970)のベートーヴェンが登場!
当局にマークされながらも自身の信念を貫き通したユーディナのピアノが、仲間
たちだけでなく当時の指導者スターリンすらも魅了したというエピソードは非
常に有名。"鉄の女"が1950年代にモスクワで記録したベートーヴェンの3つのピ
アノ・ソナタ。演奏、音質ともに楽しみな復刻です。

APR 5671 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム - ヴィクトル・メルジャーノフ ――
ショパン:24の前奏曲Op.28(録音:1955年頃、モスクワ)
リスト:パガニーニによる大練習曲S.141(録音:1951年&1955年、モスクワ)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53(録音:1956年頃、モスクワ)
ヴィクトル・メルジャーノフ(ピアノ)
"ゴリデンヴェイゼル・スクール"の続編は、御年90歳、ロシア楽壇の最長老、
名匠ヴィクトル・メルジャーノフ(1919-)が1950年代にモスクワで収録したショ
パン、リスト、スクリャービン。
ゴリデンヴェイゼルの高弟フェインベルクに師事したメルジャーノフ。1945年
第3回全ソ連ピアノ・コンクールではリヒテルと第1位を分け合い、1947年から
はモスクワ音楽院の教授として多くの門下生を輩出するなど、"ゴリデンヴェイ
ゼル・スクール"の系譜を受け継ぐまさに生きる伝説なのである。メルジャーノ
フの若き日の功績が、また1つ新しい姿となって世に登場します。

APR 6008 2枚組 \4360
マイケル・ザドーラ - 録音全集 ――
CD-1 - アコースティック録音集(録音:1920年代前半頃)――
ショパン:ワルツ変イ長調Op.69-1、同ロ短調Op.69-2、同嬰ハ短調Op.64-2、夜
想曲ロ長調Op.32-1、練習曲ヘ短調Op.25-2、同変ト長調Op.25-9、同変イ長調
Op.25-1、ワルツ変ニ長調Op.64-1/リスト:コンソレーション第1弾-第3弾&
第5弾/ラフ:糸を紡ぐ少女Op.157-2/ズガンバーティ:前奏曲変ホ短調Op.6、
スカルラッティ(タウジヒ編):牧歌(ソナタK.478)/ペルゴレージ(ザドーラ編):
あなたが私を愛してくれるのなら/ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ/
ショパン:前奏曲集Op.28より 第6番、第7番、第13番&第23番、マズルカ イ短調
Op.67-4/ルビンシテイン:ロマンス変ホ長調Op.44-1/ブラームス間奏曲変ロ短
調Op.117-2/フィールド:夜想曲第5番変ロ長調/アマディス:プリマ・バレリー
ナ、ウィーン・ワルツ
CD-2 - 電気録音集(録音:1929年-1938年)――
ショパン:ワルツ変ニ長調Op.64-1、同嬰ハ短調Op.64-2/プロコフィエフ:前奏曲
ハ長調Op.12-7/ラマレ:愛情/ドリーブ(ザドーラ編):《シルヴィア》より 遅い
ワルツ/イェンゼン(ザドーラ編):そよぐ西風Op.21-4/バッハ:サラバンドとパ
ルティータ/ドビュッシー:前奏曲、トッカータ/ブゾーニ:ソナティナ第6番
《カルメンによる》/オッフェンバック(ザドーラ編):舟歌/ アマディス:マイ
ネ・プッペ・タンツ/ヘンゼルト(ザドーラ編):ラルゲット/フンメル:ロンド
変ホ長調Op.11/ドリーブ(ザドーラ編):《コッペリア》より 遅いワルツ、《シ
ルヴィア》より ピチカート/ブゾーニ:ソナティナ第3番《子供のために》、同
第4番《キリスト生誕1917年の日に》
マイケル・ザドーラ(ピアノ)
SP時代の知られざる名手マイケル・ザドーラ(1882-1946)が、1920年代から1938
年代末にかけて収録したレア度"高"の貴重な録音が"APR"から復刻登場。
レシェティツキー、ブゾーニからピアノを学んだポーランド系アメリカ人ピア
ニストのザドーラの録音集には、恩師ブゾーニのソナティナやショパン、ザド
ーラ自身のアレンジによる小品などを収録しており、多種多彩なレパートリー、
作曲者直伝の解釈などを現代に伝えてくれる。ヒストリカル・ファン要注目です。




<WARNER CLASSICS FRANCE>
WARNER 2564 688862 14枚組 \6750
スヴェトラーノフ・オフィシャル・エディション第39巻
マーラー:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団 

WARNER 2564 688861 3枚組 \3780
スヴェトラーノフ・オフィシャル・エディション第40巻
スヴェトラーノフ:自作自演集
交響曲第1番、ヴァイオリンと管弦楽のためのポエム、ピアノ協奏曲、
シベリア幻想曲、ロシア変奏曲、ラプソディ第2番、
The Red Snowball Tree、Reflections Symphoniques、Daugava、
Daybreak in the field、Tableaux D'Espagne
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団 



●SONY BMG esprit series 各1枚 \1050
SB 88697 581872
ロマンティックな歌曲集
シューベルト、シューマンの歌曲より
エリー・アーメリング(Sop)
イェルク・デームス(ハンマーフリューゲル)

SB 88697 581892
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲
ミヒャエル・リッシェ(pf)
ウェイン・マーシャル指揮、ベルリン放送交響楽団
アンタイル:ジャズ交響曲、ピアノ協奏曲第1番 
クリストフ・ポッペン指揮、バンベルク交響楽団、他

SB 88697 581902
少年合唱団による名唱集
フリードリヒ・オーバーシェルプ指揮、ビーレフェルド少年合唱団

SB 88697 581912
S.L.ヴァイス(1686-1750):ギターの演奏によるリュート曲集
ソナタ第25番、アレグロ ニ長調、メヌエット イ短調、ファンタジア ハ短調
クルト・シュネーヴァイス(Guitar)

SB 88697 58192
ダンスタブル(1390?-1453):宗教曲集
クレマンシック・コンソート

SB 88697 581932
グリーグ:抒情小品集より
作品54、作品57、作品62
フロリアン・ヘンシェル(pf)

SB 88697 581942
ジョルジュ・サンドの手紙(朗読)
ドイツ語による朗読CD(音楽はBGMにショパンの曲が流れている程度です)
ジュリア・ステンバーガー(朗読)


SB 88697 581952
モーツァルトの音楽と手紙(朗読)
ドイツ語による朗読CD(音楽はBGMにモーツァルトの曲が流れている程度です)
クリストフ・バンツェル(朗読)  

SB 88697 581972 2枚組
カール・マイ:冒険物語より(朗読)1  
Winnetou & Old Shatterhand:Blutsbruderschaftドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読)

SB 88697 581982 2枚組
カール・マイ:冒険物語より(朗読)2
Winnetou & Old Shatterhand:Die Jagd auf Santerドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読) 

SB 88697 581992
カール・マイ:Durch wust und haremより(朗読)
Kara Ben Nemsi und Hadschi Halef Omar:Senitzas Befreiung
ドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読)  

SB 88697 582152
グラス:作品集
フィリップ・グラス・アンサンブル、他

SB 88697 582162
カルーソーが歌う美しいアリア集
ジョルダーノ、ドニゼッティ、レオンカヴァルロ、ヴェルディ、グノー、
プッチーニ、他の作曲家によるオペラより
エンリコ・カルーソー(Ten)
ゴットフリート・ラブル指揮、ウィーン放送交響楽団

SB 88697 582172
ピアソラ:アルゼンチンタンゴ集
ピアソラクインテット

SB 88697 582182
トランペット協奏曲集
マンフレディーニ、ヴィヴァルディ、トレルリ、ゴレッリ、アルビノーニ、
他の作曲家による作品
ヘルムート・ハンガー(Trp)
クラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティ、他

SB 88697 582202
ソプラノによるアリア集
モーツァルト:エクスルターテ・ユピラーテK.165、神よあなたにお伝えできれば
K.418、心配しなくてもよいのです 愛する人よK.490、他
ジュディス・ブレゲン(Sop)

SB 88697 582222
ストラヴィンスキー:春の祭典
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨークフィルハーモニック、他

SB 88697 582232
ニューイヤーコンサート
シュトラウスファミリーの作品より
J.シュトラウス管弦楽団/オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
アンサンブル・ウィーン
 
SB 88697 582242
結婚式の音楽集
メンデルスゾーン、シューベルト、モーツァルト、パッヘルベル、ヘンデル、
他の作曲家による作品より
ヴァリアスアーティスツ

SB 88697 583142
esprit Legendare Dirigenten
リスト:ハンガリー狂詩曲第1番、第4番、
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番、第6番
リスト:交響詩「前奏曲」
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック

SB 88697 583162
esprit Legendare Dirigenten
ベートーヴェン:交響曲第5番
フィデリオ序曲Op.72、レオノーレ序曲第3番Op.72a
ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団

SB 88697 583172
esprit Legendare Dirigenten
ベートーヴェン:交響曲第3番
エグモント序曲Op.84
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団 

SB 88697 583182
esprit Legendare Dirigenten
チャイコフスキー:交響曲第5番
プロコフィエフ:キージェ中尉Op.60
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨークフィルハーモニック 

SB 88697 586702
esprit Legendare Dirigenten
ワーグナー:パルジファル 抜粋
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、他
フリッツ・ウール(Ten)クリスタ・ルートヴィヒ、
エリーザベト・ヘンゲン(Alt)ハンス・ホッター(Br)、他

SB 88697 591492
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番、第4番
ウート・ウーギ(Vln、指揮)サンタ・チェチーリア室内管弦楽団

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09-11 No.3-1

2009年11月02日 19時11分12秒 | Weblog
<ORFEO D'OR>
ORFEOR 783092 2枚組 \4160
STREO
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
ワルター・ベリー(Bs ファルスタッフ)
ジョルジョ・ザンカナーロ(Br フォード)
フランシスコ・アライサ(T フェントン)
ピラール・ローレンガー(S アリーチェ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クイックリー夫人)
パトリシア・ワイズ(S ナンネッタ)
ハインツ・ツェドニク(T 医師カイウス)
ほか
ロリン・マゼール(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1983年2月2日,ウィーン(ライヴ)
ロリン・マゼールは、 1982年にウィーン国立歌劇場の監督に就任(指揮者としては
カラヤン以来)、精力的な活動をして高い評判を得ますが、様々な事情から僅か2年
で辞任に追い込まれてしまいました。そのためこの時期のオペラの録音は少なく、
ウィーンでのマゼールの真価は良く伝わらないままでした。この「ファルスタッ
フ」はそうした穴を大きく埋めるものです。1983年2月2日のライヴで、およそ一発
録音のライヴ録音とは思えないほど完成度の高い音楽には驚嘆するしかありません。
ヴェルディの込み入った音楽を、マゼール一流の切れ味鋭い指揮で鮮やかに捌きな
がら、時には甘い旋律をうっとりと歌わせています。マゼールらしく、ヴェルディ
があちこちに意味深く書き込んでいる音楽をパッと浮き上がらせるのも見事。これ
を聞くと、マゼールが20年くらい時代を先取りしていて、保守的なウィーンから反
発を食らったようにも思えるほどです。歌手もまた大変豪華。ウィーンの大ベテラ
ン、ベリーの大らかなファルスタッフを筆頭に、ザンカナーロ、アライサ、ローレ
ンガー、ルートヴィヒと大歌手の名前が並びます。またナンネッタには、1980年代
のウィーン国立歌劇場で娘役として大活躍したワイズ、そしてご存知ツェドニクの
カイウス。もちろんウィーンのオーケストラの艶やかな音色も聞きもので、優れた
ステレオ録音で楽しめます。マゼール絶頂期の貴重なオペラのライヴをお楽しみく
ださい!

ORFEOR 801091 \2080
MONO
シューベルト:「白鳥の歌」 D.957-アトラス,彼女の肖像,漁師の娘、都会、海
辺にて,影法師
イベール:ドン・キショットの4つの歌(出発の歌,デュルシネの歌,公爵の歌,
ドン・キショットの死の歌)
ムソルグスキー:「死の歌と踊り」(子守歌,セレナード,トレパック,司令官)
[+ボーナス]
デュパルク:5つのフランス歌曲
ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
エリック・ウェルバ(P)
録音:1964年6月11日,ウィーン
[ボーナス]録音:1955年4月8日,ニューヨーク
1950、60年代に活躍したバスバリトン、ジョージ・ロンドンは、オペラの分野での
活動が広く知られていますが、歌曲でも素晴らしい歌を聞かせてくれました。この
CDには、 1964年6月11日にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で行われたリサイ
タルが収録されています。お得意のムソルグスキーはさすが天下一品!また重厚な
声で歌われるシューベルト、イベールはたいへんにユニークなものです。録音もモ
ノラルながら良好で、全盛期のロンドンの魅力をたっぷり味わえます。ボーナスと
して1955年にニューヨークで歌われたデュパルクを収録。普通のデュパルクとは一
風変わった、独自の魅力のある歌です。




<haenssler>
93 221 \2250
ケクラン:
バンダール・ログ Op.176
バッハの名前による音楽の捧げもの Op.187
ハインツ・ホリガー(指)シュトゥットガルトSWR放送交響楽団
録音:2007年9月11-13日,2008年8月31日
近代フランスの作曲家、シャルル・ケクランの代表作2曲を、オーボエ奏者として
高名なハインツ・ホリガーが指揮しました。「バンダール・ログ」は、ケクランの
代表作の一つで、ラドヤード・キップリングの「ジャングル・ブック」に基づいた
一連の作品の一つ。「バッハの名前による音楽の捧げもの」は、12曲からなる大作。
題名通り、B-A-C-Hの音形をもとに展開させた様々なスタイルの音楽で、オンドマ
ルトノも加わった大編成のオーケストラの美しい色彩は聞き物です。作曲家、指揮
者としても高名なホリガーが明晰な音楽を作り上げています。

93 236 \2250
ヴォルフガング・リーム・エディション第4集
神とは何か、描かれざる絵 、女/声
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団,
SWRヴォーカルアンサンブル(神とは何か)
フリードリヒ・ゴルトマン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(描かれざる絵)
イゾルデ・ジーベルト(S),カルメン・フギス(S),
ミヒャエル・ギーレン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(女/声)
録音:2007年11月2-5日(神とは何か),1991年3月21日(描かれざる絵),
1989年10月17日(女/声)
ヴォルフガング・リーム・エディションの第4集です。今回もSWRの優れた音源を用
いています。「神とは何か」は合唱とオーケストラのための作品。「描かれざる絵」
という題名は、ドイツの画家エミール・ノルデ(1867-1956)が、第二次世界大戦中
にナチスに活動を禁止された際、監視の目を逃れて描いた小さなサイズの水彩画の
こと。ノルデは後年にこれらを通常サイズの油絵で書き直すつもりでいたのですが、
実現したものは僅かでした。曲はそのイメージに基づいた管弦楽曲です。「女/声」
1989年、ドナウエッシンンゲン音楽祭で初演された作品。

93 231 \2250
カーター 合唱作品集
タランテラ、陽気にやろう、標章、音楽家はいたるところで格闘する、
音楽に、収穫の家、ほか
マーカス・クリード(指)シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブル
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P)
録音:2008-2009年
エリオット・カーターの合唱作品を8曲収録。大半は1930,40年代の作品です。合
唱指揮の王者マーカス・クリードが、シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサン
ブルの優秀な合唱を見事に操っています。



<ORFEO>
ORFEO 763093 3枚組 \5750
「メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア集(全曲)」
[CD 1]
シンフォニア第1番ハ長調(1821)
シンフォニア第2番ニ長調(1821)
シンフォニア第3番ホ短調(1821)
シンフォニア第4番ハ短調(1821)
シンフォニア第5番変ロ長調(1821)
シンフォニア第6番変ホ長調(1821)
シンフォニア第10番ロ短調(1823)
[CD 2]
シンフォニア第7番ニ短調(1822)
シンフォニア第8番ニ長調(1822)
シンフォニア第9番ハ長調「スイス」(1823)
[CD 3]
シンフォニア第11番ヘ長調(1823)
シンフォニア第12番ト短調(1823)
シンフォニア第13番ハ短調(1823)
ミヒャエル・ホーフシュテッター(指)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音:2007年9月&11月、2008年3月、9月&11月シュトゥットガルト・ボートナング・
リーダークランツハレ(セッション)
現首席指揮者ホーフシュテッター率いるシュトゥットガルト室内管によるメンデル
スゾーン生誕200年記念リリース第2弾。10代前半に作曲された「ヴァイオリン、ピ
アノと弦楽のための協奏曲集」(ORFEO761092)につづいて、神童メンデルスゾーン
が同じく12歳から14歳までの間に書いたシンフォニア全曲を収めています。
シュトゥットガルト室内管は、カール・ミュンヒンガーによって1945年に設立され
て以来、すでに半世紀を越える活動歴を刻んできた名門。当初J.S.バッハの演奏を
第一に、やがてウィーン古典派へとそのレパートリーの幅を広げてゆきましたが、
近年はグラスやカンチェリの作品にまで手を広げており、世界有数の精鋭室内オケ
として知られています。
デニス・ラッセル・デイヴィスのあとを受けて、2006年9月に首席指揮者したミヒャ
エル・ホーフシュテッターはミュンヘン生まれ。ヴィースバーデンの劇場でカペル
マイスター、またギーセンの劇場では総音楽監督としてキャリアをスタートさせて
います。
ヘンデルの「アルチーナ」や「ジューリオ・チェーザレ」といったオペラの上演に
より、ホーフシュテッターは、バロック音楽のスペシャリスト、オーセンティック
・スタイルによる演奏のエキスパートとしてすでに認められており、2008年にホー
フシュテッターとシュトゥットガルト室内管は、その活動を高く評価され、ヨーロ
ッパ室内楽賞を受賞しています。
“元祖神童”モーツァルトとその時代の音楽に負うところが大きいとされるメンデ
ルスゾーンにあって、その影響を目の当たりに感じさせるシンフォニアは、ホーフ
シュテッターとシュトゥットガルト室内管の経歴をみれば、まさしくもっとも得意
とするところ。それにしてもここに聞くすがすがしさといったらどうでしょう。な
るほど、ここではじける生命感と清新なひびきの演奏から受ける衝撃はなによりす
さまじく、このコンビの高い評価を端的に裏付ける内容といえそうです。




<naive>
OP 30494 4枚組 \2450
[CD1](OP 30385)ピアノ・ソナタ第2番、練習曲op.25(12曲)、葬送行進曲
[CD2](OP 30336)24の前奏曲op.28
[CD3](OP 30287)マズルカ(23曲)
[CD4](OP 30288)ポロネーズ集
[CD1&2]グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
[CD3&4]ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
既に伝説と化している巨匠ソコロフと、根強いファンのいるオレイニチャク。2人
のピアニストによる、極めつけのショパン名演が、大特価ボックスで登場。ソコロ
フの異常なまでに研ぎ澄まされた世界はショパンそのもの。オレイニチャクの演奏
も、繊細にして香り豊か。これ以上ない組み合わせで、ショパン・イヤーへのスタ
ートを!

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09-11 No.3-2

2009年11月02日 19時10分16秒 | Weblog
<Ambroisie>
AM 196 6枚組 \6080
J.S.バッハ:
イギリス組曲(全曲)[AM 9942]
録音:2003年2月,1632年,1745年ヨハンネス・リュッケルス製作のクラヴサンを
使用
フランス組曲(全曲)[AM 9960]
録音:2004年2月
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集[AM 9977]
プレリュードBWV 846a、847、851、850、855a、854、856、848、849、853、857
(後の《平均律クラヴィーア曲集》のプレリュード)/プレアンブルム(小プレリュ
ード)BWV 924、926、927a、930、928(《9つの小さなプレリュード》より)/プレ
アンブルムBWV 772、775、778、779、781、784、786、785、783、782、780、777、
776、774、773(後の《インヴェンションとシンフォニア》)、ファンタジアBWV 
787、790、793、794、796、799、801、800、798、797、795、792、791、789、788
(後の《インヴェンションとシンフォニア》)/プレリュードBWV 924a、925、932、
931(《9つの小さなプレリュード》より)/運指練習曲BWV 994/《2つのアルマン
ド》BWV836、837/フーガ ハ長調(BWV953)/《3つのメヌエット》BWV 841、842、
843/バス・スケッチ ト短調(BWVなし)/尊き御神の統べしらすままにまつろい
BWV691、イエス、わが喜びBWV753/《パルティータ》BWV929(シュテルツェル作)
/組曲 イ長調BWV824(テレマン作)/J.C.リヒターによるクラヴサン作品
録音:2004年11月 使用楽器:ヨハネス・リュッカース1632年製(1787年フォン・ナ
ーゲル改修)チェンバロ
チェンバロ:クリストフ・ルセ
ルセのバッハ演奏の名盤がお買い得ボックスになって登場。フランス組曲での各舞
曲の性格の鮮やかな描き分けは見事。また、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ
のためのクラヴィーア小曲集は、演奏も見事ですが、録音がこれまたすこぶる秀逸。
ルセの霊感に満ち満ちた音が、艶かしいまでに美しく、一滴ももらさずにとらえら
れています。長らく入手困難だった個々のタイトルが一同に集まりました。お見逃
しなく!





<Grand Slam>
GS 2041 \2250
ステレオ
フェリックス・メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」
(1)序曲 作品21
(2)スケルツォ 作品61-1
(3)まだら模様のお蛇さん 作品61-3
(4)間奏曲 作品61-5
(5)夜想曲 作品61-7
(6)結婚行進曲 作品61-9
(7)道化役者たちの踊り 作品61-11
(8)終曲 作品61-12
ペーター・マーク指揮、ロンドン交響楽団
ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、マリオン・ロウ(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立歌劇場女声合唱団(合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)
録音:1957年2月27、28日、ロンドン、ギングズウェイ・ホール
使用音源:SXL 2060
■制作者より
日本フィルや東京都響にしばしば客演していたペーター・マークは、日本で最も愛
された指揮者のひとりでした。そのマークが得意とし、頻繁に指揮をしていたのが
このメンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」です。マークは「真夏」の全曲を
東京都響と録音していますが(1984年、デンオン)、1957年に録音されたこの抜粋は、
その豊かな雰囲気ゆえに今もなお決定盤とさえ言われているものです。
■解説書の内容
マークが初来日した時のものや、南米での公演など、珍しいプログラムを掲載しま
す。(平林 直哉)




<QUERSTAND>
VKJK 0913 \1680
「テレマン:ブロックフレーテとディスカントガンベ、バス・コンティヌオのた
めのトリオ・ソナタ全集+ソロ・カンタータ集」
トリオ・ソナタ ト短調/トリオ・ソナタ ト長調/
カンタータ「興奮を抑え」/トリオ・ソナタ ハ長調/
トリオ・ソナタ 変ロ長調/
カンタータ「呪われよ、忌々しい声よ」/
トリオ・ソナタ ニ短調
アンサンブル・ルクスリアンス
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
アリーナ・ロタウ(チェンバロ)
録音:2008年3月25-27日,ブレーメン
テレマンの様々なトリオ・ソナタとソロ・カンタータを2曲収録。ディスカント
ガンベは小型の高音ヴィオラ・ダ・ガンバのこと。アンサンブル・ルクスリア
ンスは、2004年にチェンバロ奏者のアリーナ・ロタウによって設立されたバロッ
ク・アンサンブル。カンタータを歌うM.ハンターは、米国マサチューセッツ州
ノースハンプトン出身のソプラノ。バロックから古典派までの音楽で活躍して
いる。

VKJK 0810 \1680
「ライプツィヒでバッハと共に」
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り-グローリア/
ジョスカン・デ・プレ:主よ、私はあなたの慈悲に期待した/
ゼレ(1599-1663):主よ、お聞きください/
ハスラー(1564-1612):ヴィエルテ・イントラーダ/
バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,フーガの技法 BWV.1080-コントラプンク
トゥス9,管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068-エア(G線上のアリア),フーガ
ト短調 BWV.578,トッカータ ニ短調 BWV.913/
グロール(1947-):
B-A-C-H,アンナ・マグダレーナとのコーヒータイム,たくさんです
オーパス4(トロンボーン四重奏団):
【イェルク・リヒター(Trb),ディルク・レーマン(Trb),シュテファン・マイ
ナー(Trb),シュテファン・シュミッカー(Trb)】
録音:2009年4月、ライプツィヒ
トロンボーン四重奏団、オーパス4による、バッハを中心とした演奏。オーパス
4は1994年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーで結成された。
ゲヴァントハウス管の首席を25年以上務めたJ.リヒターとゲヴァントハウス管
の現首席D.レーマンが創立以来のメンバー。大半の曲はアルトとテナー・トロ
ンボーン担当のヨルク・リヒターによる編曲。

VKJK 0813(2枚価格) \3360
「トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロストのオルガン」
クレプス:
前奏曲 ハ長調 Krebs-WV 401,幻想曲 Krebs-WV 548,幻想曲 Krebs-WV 524,
幻想曲 Krebs-WV 422,トリオ 変ロ長調 Krebs-WV 451,フーガ 変ロ長調
Krebs-WV 434,4つの小前奏曲 Krebs-WV 412-415/
キッテル:前奏曲 ト長調,前奏曲 ハ長調/
バッハ:
幻想曲 ハ短調 BWV.1121,トリオ「主イエス・キリストよ、われらを顧みたま
え」 BWV.655,コラール「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV.680,コラール
「装いせよ、おお愛する魂よ」 BWV.654,フーガ イ短調 BWV.947,フーガ
ト長調 BWV.577/ほか
フェリックス・フリードリヒ(オルガン)
録音:1998-2008年
8世紀前半にドイツで活動したオルガン製作者、トビアス・ハインリヒ・ゴット
フリート・トロスト(1680頃-1759)の製作した4つのオルガンを演奏している。
グローセンゴッテルンの聖ヴァルプルギス教会のオルガン、ヴァルタースハウ
ゼンの市の教会(シュタットキルヒェ)のオルガン、アルテンブルクの城の教会
(シュロスキルヒェ)のオルガン、アイゼンベルクの城の教会を使用。フェリッ
クス・フリードリヒは、ドイツ、ザクセン州のデベルン出身。1991年からテュ
ーリンゲン・オルガン・アカデミーの指導者を務めている。ヨハン・ルートヴィ
ヒ・クレプス(1713-1780)の研究者として知られており、このCDにも多数の曲が
収録されている。縦長ブック装丁

VKJK 0822 \1680
「カルヴィジウス(1556-1615):宗教声楽作品集」
高い天から私はここへと来た/喜び歓声を上げよ/ヨゼフよ、愛する私のヨゼフ
よ/グローリア/甘い歓声で/私の魂は神のもとで穏やかだ/古い年が過ぎ去っ
た/平和と喜びで/今日、神の子が勝利し/神は堅固な城/主は忠実な羊飼い/
主に新しい歌を歌え/楽の響き、愛らしい歌/神の神聖さを讃えよ/ほか全20曲
グレゴール・マイヤー(指揮)
ヴォーカルコンソート・ライプツィヒ,アンサンブル・ネオマ・ライプツィヒ
録音:2009年2月16-22日,ヴュルツェン
ドイツ・バロック音楽マニア待望のCD。ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615)
は、1594年から亡くなるまでライプツィヒのトーマス教会のカントル務めた大家
で、バッハの6代前の先輩となる。存在は知られているものの、録音は少なく、
まとまったCDはおそらく初めてかもしれない。貴重なだけでなく、音楽的に極
めて高水準なことに驚かされる。グレゴール・マイヤーは1979年生まれの若い
合唱指揮者。1999年、弱冠二十歳でヴォーカルコンソート・ライプツィヒを設
立、大きな評価を得ている。

VKJK 0909 \1680
「ゲミューゼ、ゲミューゼ」」
イゲルホフ:この歌には歌詞がない/ユールマン:ヴェロニカ、春が来たよ/ペ
ーターブルスキ:ああドンナ・クララ/シュミットゼーダー:ギターを弾き始め
るんだ/ライモンド:「青い仮面」-ブダペストのユリスカ/マイ:歌は世界を巡
る/ほか全19曲
ファイヴ・ジェントルメン(男声四重唱&ピアノ)
録音:2009年3-5月,ライプツィヒ
ドイツ語のオペレッタ、映画音楽、ポピュラー曲などが男声四重唱で歌われて
いる。ファイヴ・ジェントルメンは、カウンターテノールのファルコ・テュム
ラー、テノールのマティアス・メーネルト、バリトンのトビアス・ライスナー、
バスのアンドレアス・コンラート、そしてピアノのグレゴール・マイヤーによ
る団体。この録音では様々なゲストを迎え、陽気な音楽を奏でている。

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09-11 No.2-1

2009年11月02日 19時09分37秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572167
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第9番
1-4.交響曲第5番ニ短調「革命」 Op.47
5-9.交響曲第9番変ホ長調 Op.70
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
最近注目の若手指揮者の中でも、とりわけ有望株の一人であるヴァシリー・ペト
レンコ。その活躍は目覚ましく、彼が指揮したチャイコフスキーの「マンフレッ
ド交響曲」(8.570568)は 2009年のグラモフォン・アウォードも受賞、ますます
目が離せない存在となっています。このショスタコーヴィチの交響曲集の第2集
は有名な第5番と第9番のカップリングです。

8.572174
メシアン:ミのための詩・忘れられた捧げもの・ほほえみ
1-4.歌曲集「ミのための詩」(ソプラノと管弦楽版)第1集(感謝の行為/風景/家/
恐怖を抱く)/5-9.同第2集(妻/おまえの声/二人の戦士/首飾り/かなえられた祈
り)/10.忘れられた捧げ物/11.ほほえみ
アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)…1-9/フランス国立リヨン管弦楽団
/準・メルクル (指揮)
愛と信頼、死および永遠、そして鳥の歌。これらはメシアン(1908-1992)にとっ
て、永遠のテーマです。「忘れられた捧げもの」は彼にとって最初に公表された
管弦楽作品で、「捧げもの」とはキリストの無償の愛。それを忘れてしまい罪
を重ねる人間の姿、忘れないための聖体秘跡、これらが音によって描かれます。
「ミのための詩」はメシアンによる極めてシンボリックな愛の歌。最初の妻ク
レア・デルボスに捧げられた 9つの神秘的なテキストによります。もちろん
「ほほえみ」では随所に鳥の声が聞こえてきます。メシアン入門としても最適
なこの1枚。準・メルクルの紡ぐ柔らかいオーケストラの音色と、硬質な響きを
持つシュヴァネヴィルムスのソプラノは聴き手を陶酔の世界へと連れていきま
す。

8.572191
サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集第1集
1.ツィゴイネルワイゼン Op.20/2.スペイン風アリア Op.18(ヴァイオリンと管
弦楽編)/3.ミラマール=ソルツィーコ Op.42(ヴァイオリンと管弦楽編)/4.ペ
テネラス Op.35(ヴァイオリンと管弦楽編)/5.ノクターン・セレナード Op.45
/6.ビバ・セビーリャ Op.38(ヴァイオリンと管弦楽編)/7.「白衣の婦人」に
よる幻想曲 Op.3
楊天堝(ヴァイオリン)
ナバーラ交響楽団/エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
すすり泣くようなヴァイオリンが印象的な「ツィゴイネルワイゼン」で知られる
サラサーテ (1844-1908)。しかし、彼の他の作品は想像以上に知られていない
のが実情です。サラサーテは、 1844年にスペインのパンプローナで生まれまし
た。父は連隊の楽団指導者で、幼いパブロにヴァイオリンを教えましたが、才
能に溢れた息子はすぐに父を追い越し、もっと技術を磨くためにマドリッドに
移ります。彼の早熟な才能は時のスペイン女王イザベラ 2世に認められ、支援
を受けてパリ音楽院に留学し、それ以降は優れたヴァイオリニストとして活躍
することになります。彼の作品のほとんどは、ヴァイオリンと管弦楽のために
書かれ、スペインの民族音楽や舞曲を取り入れた華やかなものとなっています。

8.559304
ラウリセン:合唱作品集
1.ルクス・エテルナより「おお、光よりの光」/ 2-7.マドリガル-イタリア・
ルネッサンスの詩による 6つの「炎の歌」/ 8-11.ライナー・マリア・リルケ
の詩による「ばらの歌」/ 12-16.真冬の歌-ロベルト・グラヴェスの詩による
/17.おお、大いなる神秘
レスリー・デアス(ピアノ)…8-16/エローラ・フェスティバル・シンガーズ/
ノエル・エジソン(指揮)
合唱に携わる人なら、この作曲家の名前に馴染みがあることでしょう。現代ア
メリカで最も素晴らしい合唱作品を書く人として知られるラウリセン(1943-)の
作品集です。「おお、光よりの光」は合唱とオーケストラのための「ルクス・エ
テルナ」からの抜粋。光と暖かさに覆われた美しく静かな音楽です。それに対し
て、マドリガルは「炎の歌」は中世の香りを色濃く身に付けた快活なもの。和声
もリズムも活気に満ちていて、要求されるハーモニーの難易度も非常に高くなっ
ています。リルケの詩によるも「ばらの歌」は洒脱なシャンソンです。そして
ピアノ伴奏を伴う雄大な「真冬の歌」、様々な作曲家たちのクリスマス・ソン
グの集大成ともいえる「おお、大いなる神秘よ」と、どれも歌うことの喜びに
満ちた佳品ばかりです。

8.559603
スティル:交響曲第4番&第5番
1-4.交響曲第5番「西半球」/ 5.オーケストラのための詩曲/6-9.交響曲第4番
「先住民族の」
フォート・スミス交響楽団/ジョン・ジーター(指揮)
アフリカ系アメリカ人作曲家、ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)の
生涯と経歴は、アメリカにおけるサクセス・ストーリーと言えるでしょう。彼は
黒人、インド人、スペイン人、およびアイルランド・スコットランドの血をひく
家系に生まれ、3歳の時に父親と死別、教師だった母親のもとでヴァイオリンを
学びつつも、第1次世界大戦で音楽の勉強を中断せざるを得なくなります。戦争
の後には編曲者、ポップス音楽の演奏家として働きますが、技術的に未熟さを感
じた彼は保守派であるチャドウィックと革新派のヴァレーズから様々な刺激を受
け、以降、独自の音楽性を確立します。ここで聴ける彼の作品は、古典的なフォ
ルムの中にどことなく民族性を感じさせるワイルドなもの。映画音楽にしてもふ
さわしい雄大さと、荒々しい音の奔流が心地よさを誘います。

8.570895
R.シュトラウス:
1-5.家庭交響曲 Op.53 TrV209/6.メタモルフォーゼン TrV290
ワイマール・シュターツカペレ/アントニ・ヴィト(指揮)
自分のプライヴェートまでを音楽にするのか!と眉をひそめる人も多いかも知
れません。この交響曲、確かに書き過ぎちゃっています。のんびり屋で夢見が
ちな夫(R.シュトラウス(1864-1949)自身と思われる)、快活でおしゃべりな妻(パ
ウリーネでしょう)、かわいい子ども、彼らは全て音で表現され、諍いも睦みあ
いも全て克明に描かれています。特に第3楽章での濃厚な夫婦の愛の場面では頬
が赤らんでしまうことでしょう。あまりにも情報量の多いスコアをきちんと再
現するのは本当に困難なのか、あまり実演で取り上げられることもない難曲と
して知られています。対照的に置かれた悲痛なメタモルフォーゼンは戦争で破
壊されたドイツを目の当たりにした晩年の彼の心情を映した作品です。ベート
ーヴェンの「英雄交響曲」の葬送行進曲をモティーフにした鎮魂歌で、バーバ
ーのアダージョに匹敵する美しさです。

8.559370
アイヴズ:祭日交響曲 他
1.アメリカの祭日交響曲より第2楽章「戦没将兵記念日」(J.シンクレア編)/
2.スロッカム将軍(D.G.ポーターによるリアリゼーション)/3.序曲ト短調(D.G.
ポーターによるリアリゼーション)/4.アメリカの祭日交響曲より第3楽章「独
立記念日」(W.シャーリーによるリアリゼーション)/5.イェール対プリンスト
ンのフットボール・ゲーム(J.シンクレアによるリアリゼーション)/6.へ調の
後奏曲(K.シングルトン編)/7.アメリカの祭日交響曲より第4楽章「感謝祭」
(J.エルクス編)2,3…世界初録音
マルメ室内合唱団… 7/マルメ交響楽団/ジェイムス・シンクレア(指揮)
あのストラヴィンスキーも傑作と認めたアイヴズ(1874-1954)の祭日交響曲です。
アイヴズが幼年期から構想を練っていたという、アメリカにおける大切な祝日
のために書かれた音楽は、「ワシントンの誕生日」(この曲のみ 8.559087に収
録)「戦没将兵記念日」「独立記念日」「感謝祭」の 4つの楽章から出来ていま
す。このアルバムでは、それらの楽章にいくつかの別の作品を組み込み、あた
かも別の独立した作品のような一大人間ドラマを作り上げることに成功、アイ
ヴズの観察眼の鋭さと、人間の営みへの大いなる賛歌として、このアルバムの
存在感を高めています。

8.570991
ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲集
1.1楽章のヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.3/2-4.ヴァイオリン協奏曲「ハンガ
リー風」 Op.11
キム・スーヤン(ヴァイオリン)
ワイマール・シュターツカペレ
ミヒャエル・ハラース(指揮)
メンデルスゾーンにヴァイオリンを学び、ワイマールでコンサートマスターを
務め、まずリストとワーグナーと親しくなり、その後シューマンやブラームス
を知ってからは一転、リストやワーグナーを批難するという、まさに「我が道
を行った」音楽家ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)。現在での彼の名前は、どち
らかというと演奏家としてのみ知られていますが、ここで聴けるような極めて
音楽性の高い作品も書いていたのです。1851年に書かれリストに献呈されたヴァ
イオリン協奏曲はメンデルスゾーンの影響を強く受けていて、要所にみられる
泣かせるメロディがたまりません。 1857年に書かれた Op.11の協奏曲は、長
大な第1楽章と、極めて技巧的で民族的な味わいを持つフィナーレが特徴的。
この演奏困難な作品を 2006年ハノーヴァー国際コンクール優勝者のキムが余裕
で弾ききっています。これはため息ものの1枚です。

8.570977
イザイ:弦楽三重奏曲「シメイ」・2つのヴァイオリンのためのソナタ他
1-3.2つのヴァイオリンのためのソナタイ短調遺作/ 4.弦楽三重奏曲「シメイ」
遺作/ 5-8.無伴奏チェロのためのソナタ Op.28
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)…1-4/バルド・メンセン(ヴァイ
オリン)…1-3/ラース・アネルス・トムテル(ヴィオラ)…4/オーレ=エイリク
・リー(チェロ)…4-7
イザイ(1858-1931)と言えば、6つの無伴奏ソナタがとりわけ有名ですが、この
ベルギーの作曲家はヴァイオリンの更なる可能性について常に探究を怠ること
はありませんでした。ここで聴ける「2つのヴァイオリンのためのソナタ」での
ぞくぞくするような音楽的緊張感を味わってしまうと、もうイザイの魔力から
逃れることは不可能でしょう。このソナタは 1915年にベルギーのエリザベート
王妃のために書かれていて(彼女はイザイにヴァイオリンを教わっていた)、実
際に演奏されたかはわかりませんが、何ともロマンティックな響きを持ってい
ます。1927年に書かれた弦楽三重奏は、イザイの死後に初演されました。あま
り演奏されることのない秘曲ですが、どことなくドビュッシー風の音も感じら
れる魅力的な作品です。
最近めきめきと頭角を表しているクラッゲルードと彼を取り巻く仲間たちの、
とろけるような名演でどうぞ。


8.557804
タネーエフ:ヴァイオリン・ソナタ&ピアノ作品集
1-4.ヴァイオリン・ソナタイ短調/ 5.主題と変奏ハ短調/ 6.エレジーホ長調
/ 7.スケルツォニ短調…世界初録音/ 8.スケルツォト短調…世界初録音/
9.スケルツォ変ホ短調…世界初録音/ 10.スケルツォハ長調…世界初録音/
11.スケルツォヘ長調…世界初録音/12.前奏曲ヘ長調/ 13.カドリーユ…世界
初録音/14.アンダンティーノ・センプリーチェ/ 15-16.前奏曲とフーガ嬰
ト短調 Op.29/17.10のロマンス Op. 26より第6番「鍾乳石」(ヴァイオリンと
ピアノ編)
イヴァン・ペシュコフ(ヴァイオリン)…1-4,17
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)
偉大なる作曲家タネーエフ(1586-1915)は、実はピアニストとしても有名で、彼
のコンサートは「モスクワ全土のための音楽の祝賀」と称されるほど高く評価
されていました。彼はニコライ・ルビンシテインにピアノを学び、モスクワ音
楽院に入学後はすぐさま最も優れたピアニストとして知られるほどでした。あ
の有名なチャイコスキーのピアノ協奏曲のモスクワ初演もタネーエフが行って
います。しかし、タネーエフがピアノのために書いた作品は驚くほど少なく、
また演奏される機会もほとんどありません。ここに収録された作品もほとんど
が世界初録音というものばかりです。彼の円熟した作曲技法が楽しめるヴァイ
オリン・ソナタも聴きどころのひとつです。

8.559653
ファン・リュー:4つのコーナーのために
1-3.ドラマ・シアター No.2「移動する日陰」/ 4.ドラマ・シアター No.3
「風と共に散る」/5-6.ドラマ・シアター No.4「4つのコーナーのために」/
7.弦楽四重奏曲第1番「3つの緊張」
フューチャー・イン・リヴァース(アンサンブル)/ファン・リュー(指揮)
1976年生まれのファン・リューはアヴァンギャルドな作曲家であると同時に、
指揮者、そして中国国内で広く知られるフォーク&ロック・シンガーでもあり
ます。このアルバムでも極めてユニークな音楽が展開されています。東洋、西
洋の様々な楽器を縦横無尽に駆使し、多彩な音を鳴らしまくる「ドラマ・シア
ター」は、 1998年から構想された 5つの部分からなる大作です。各々の奏者は
楽器をただ演奏するのではなく、歌い、語り、お互いに影響を及ぼさなくては
いけないとされています。しかし、その作品は某教育番組のアニメーションの
バックにでも流したらいいかも。と思ってしまうほどの楽しいものです。各々
の副題は多くのことを示唆しているので、聴き手は想像力を極限まで働かせな
くてはいけません。

8.570497
ティペット:弦楽四重奏曲集第2集
1-5.弦楽四重奏曲第3番(1945-46)/6-7.弦楽四重奏曲第5番(1990-91)
ティペット弦楽四重奏団 (メンバー)
ジョン・ミルズ(第1ヴァイオリン)/ジェレミー・アイザック(第2ヴァイオリン)
マキシン・ムーア(ヴィオラ)/ボツィダール・ヴコティク(チェロ)
同じ団体による第1集(8.570496)をお聴きになった方ならおわかりの通り、この第2
集もすばらしい出来栄えです。ティペット(1905-1998)にほれ込み、団体の名前に
据えてしまうほどの若きイギリスの演奏家たちによるこの第3番と第5番の弦楽四重
奏曲は、どちらもティペットが敬愛していたベートーヴェンの影響が見てとれます。
後年のティペットに見られるような劇的な作風ではなく、ソナタ形式に基づき、要
所要所で対位法を用いた、ある意味古典的なフォルムを用い、そこに現代的な味付
けを施したこれらの曲は 20世紀の室内楽作品の中でも極めて重要な作品として数
えられることでしょう。

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09-11 No,2-2

2009年11月02日 19時09分08秒 | Weblog
8.572213
ヒンデミット:室内楽作品集
1-3.クラリネットとピアノ・トリオのための四重奏曲/ 4-7.クラリネットとピアノ
のためのソナタ/8-10.チェロとピアノのための3つのやさしい小品/ 11-15.クラ
リネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 Op.30
シュペクトラム・コンチェルト・ベルリン (メンバー)
アンネット・フォン・ヘーン&エリザベス・グラス(ヴァイオリン)
/ヘルトム-ト・ローデ(ヴィオラ)/フランク・ドッジ(チェロ)
ラース・ウーターズ・ファン・デン・オウデンウェイェル(クラリネット)
ヤ=フェイ・チュアング(ピアノ)
作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者として知られるヒンデミット(1895-1963)ですが、彼
は他にも、ヴァイオリン、ピアノ、クラリネットなど様々な楽器を易々と演奏でき
る腕の持ち主で、当然彼の書いた器楽曲や室内楽曲は、楽器の構造を存分に知りつ
くした機能的なものとなりました。このアルバムでは主にクラリネットが大活躍す
る作品を収録。シリアスな場面からユーモラスな場面まで縦横無尽にメロディを吹
きまくるクラリネットの妙技には驚く他ありません。オランダの名手オウデンウェ
イェルの深く美しい音色でこの知的な作品をお楽しみください。

8.570948
オアナ:十弦ギターのための作品集
1.ティエント/2-8.日が昇れば…(寺院/愁嘆/マヤ・マーシャ/20のアブリル /ベレ
ニスの髪/4つの風の遊び /オーブ)/9-12.月時計(らんちき騒ぎ/フラメンコ/シル
ヴァ/シャンデリア)
グラハム・アンソニー・デヴァイン(ギター)
モロッコ生まれの作曲家、オアナ(1913-1992)は本来はユダヤ系の血筋を持ちながら
も、父親がジブラルタル(イベリア半島のイギリス領土)出身だったため、イギリス
国籍を取得しました。パリで学び、ドビュッシーとファリャから強く影響を受け、
一時期はローマでカセッラにも学び、少しずつ独自の作風を模索、円熟期には、フ
ラメンコとアフリカの民族音楽、そして中世音楽にも魅了されるなど、様々な風土
の影響を受けた情熱的な作品を多く書いています。ギターの作品も多く書いていて、
どれもスペインの音楽に現代的な味付けを施した熱い曲ばかり。ここでは名主デ
ヴァインの弾く十弦ギターの深い響きを心行くまで堪能することができるでしょう。

8.572298
ミヨー:歌曲集「アリッサ」他
1-8.歌曲集「アリッサ」-アンドレ・ジッドの「狭き門」による組曲 Op.9(ジェロー
ム/ジェロームとアリッサ I /ジェロームとアリッサ II /アリッサの手紙/ジェロ
ームとアリッサ III /アリッサの手紙(断章)/前奏曲(ピアノ・ソロ)/ジェロームと
アリッサ(断章))/9-17.歌曲集「愛は歌う」Op.409…世界初録音 (真の愛/愛してる
/ソネット/彼は書く、女性の美しさについて/以下参照/決して二度となく/夕方/私
の肉体に欠けている多くのもの/すいかずら)/18-25.歌曲集「ユダヤの詩」 Op.34
(歌う看護師/シオンの歌/働く者の歌/憐憫の歌/諦めの歌/恋の歌/鍛冶屋の歌 /哀歌)
キャロル・ファーリー(ソプラノ)/ジョン・コンステイブル(ピアノ)
フランス六人組の中心人物であったミヨー(1892-1974)は、その生涯に数多くの名
曲を生み出しました。このアルバムにはそんなミヨーの最後のスコアであり、かつ
最も興味深い歌曲集「愛の歌」の世界初録音が含まれています。この「愛は歌う」
は様々な詩人たちの愛の主題による言葉を、短くも完結な音楽で紡ぎ出し、微妙な
感情の揺れを見事なまでに音にしています。ジッドの狭き門による連作歌曲「アリ
サ」と、彼が雑誌で見つけたテキストを元にした「ユダヤの詩」もドビュッシーを
思わせる多感な表現が魅力的です。クルト・ワイルなども得意とするファーリーの
豊かな感情が迸る名唱でお楽しみください。

8.572161
メンデルスゾーン& J.S.バッハ:モテット集
1-6.メンデルスゾーン(1809-1847):マニフィカトニ長調/ 7.メンデルスゾーン:弦
楽のためのシンフォニア第12番ト短調より第1楽章「フーガ」/ 8-19.J.S.バッハ
(1685-1750):マニフィカトニ長調/ 20.メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
Op.23-2
バーガー・ラッド(テノール)/イェール・ヴォクステット/イェール・コレギウム
・プレイヤーズ/サイモン・キャリントン(指揮)
極めて才能ある 10代の若き音楽家、メンデルスゾーンが宗教曲を書く際、自らの
お手本にしたのは、当時ほとんど忘れ去られてしまっていた J.S.バッハ、および
彼の息子 C.P.E.バッハの作品でした。聖母マリアの賛美の歌である輝かしい「マ
ニフィカトニ長調」は何とメンデルスゾーン 13歳の作品。ホルンなどの使い方は
バロックの様式をそのまま継承し、 J.S.バッハの作品から幾獏かのモティーフを
拝借、ちゃっかり自作の中に忍び込ませているところなど、なかなかのやり手です。
トラック7に置かれた「弦楽のためのシンフォニア」のフーガは、同じ時期に書か
れた彼の全くのオリジナル。半音階を多用したメロディが不可思議な気分を喚起し
ます。1830年に書かれたアヴェ・マリアはすっかりメンデルスゾーンらしさを身に
つけたもの。後の「エリア」に続く壮麗な作品です。

8.572265
甘き欲望にとりつかれ-歌う修道女と淑女たち・寝室に大聖堂からの
1-2.ノートルダムのレパートリー(ペロタン(1180-1225):アレルヤ、われは援助を
与え /ペロタン:すべての国々は見たり)/3-9.作者不詳:女吟遊詩人たち(騎士よ、
私はあなたの元へ /私は若く可愛らしい/忍耐強く、私のだんなさま /もし誰かが
私を見ていたら/黒髪の彼は私を修道院から連れ去ってくれない/誰も私を慰めてく
れない/甘き欲望に取りつかれ)/10-12.ノートルダムのレパートリー(ペロタン:王
たちは座り/作者不詳:クラウズラ「死は」/レオナン(1150-1201):われ汝を遣わし
て孤児とはせず)
ムジカ・フィクタ/ボー・ホルテン(指揮)
女性作曲家、演奏家が注目されはじめたのは 20世紀になってから。それまでは、
よほどの事がない限り、どんなに才能があった女性がいたとしても、その才能は過
小評価され、埋もれてしまったのです。特に中世は教会でも俗世でも男性が中心。
女性が活躍する場はほとんど与えられていませんでした。しかし、ノートルダムの
宗教曲レパートリーにも、吟遊詩人たちの歌の中にも女声にふさわしいものが数多
くありましたし、歌詞の内容も女性たちの切実な願望が隠されているものがたくさ
んあるのです。そうです!女性たちが歌っていなかったはずはありません。通常耳
にする男性の裏声とは違う、切れ味鋭い女声のアンサンブルは、体の芯を心地良く
刺激してくれるでしょう。

8.572317
リュッティ:レクイエム
1.入祭唱/2.主よ、あわれみたまえ/3.聖餐式/4.聖なるかな-祝福あれ/5.神の
子羊/6.聖体拝領唱/7.楽園にて
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)/エドワード・プライス(バリトン)/バッハ合
唱団/ジェーン・ワッツ(オルガン)/サザン・シンフォニア
デイヴィッド・ヒル(指揮)
スイス生まれの作曲家リュッティ(1949-)のレクイエムです。彼はチューリヒでピ
アノとオルガンを学び、その後イギリスで当地の合唱団を聴き、その高い技術に深
く感動し「彼らのために合唱曲を書こう」と決意しました。それ以来、宗教曲を含
む数多くの合唱曲を発表、それらはイギリスとアメリカの合唱団によって広く愛唱
されています。このレクイエムはソプラノとバリトン独唱、2組の聖歌隊、弦楽合
奏、ハープおよびオルガンのために書かれたもので「残された人の感情をほぐすた
めに、言葉は強い力を持っていない。しかし、音楽ならば、死の後に何が私たちを
待っているのかを存分に説明してくれる」と作曲家が語っています。

8.660224
ルベル&フランクール:歌劇「シルフの王、ゼランドール」他
1-16.シルフの王、ゼランドール(1745)/17-24.「トロフィー」組曲(1745)
ゼランドール…ジャン=ポール・フシェクール(テノール)/ジルフェ…ハイディ・
グラント・マーフィー(ソプラノ)/妖精ズリム…ウィリアム・シャープ(バリトン)
/水の精、風の精…ホン・アヤン(ソプラノ)/オペラ・ラファイエット管弦楽団&
合唱団/ライアン・ブラウン(指揮)…1-16/ハイディ・グラント・マーフィー(ソ
プラノ)/ジャン=ポール・フシェクール(テノール)/オペラ・ラファイエット管
弦楽団&合唱団/ライアン・ブラウン(指揮)…17-24
冒頭の不協和音が有名なバレエ組曲「四大元素」で知られるバロックの大作曲家ル
ベルの長男、フランソワ・ルベル(1701-1775)も優れたヴァイオリン奏者でした。
1715年、彼は友人フランクール(1698-1787)(こちらはヨーゼフ・フランクールの息
子)とともにプラハに行き、そこでフックスのオペラ「忍耐と堅忍」の上演に立ち会
い、刺激を受けました。彼ら 2人はそれからパリに行き、より友好を深め、以降
49年もの長い間、強い友情で結ばれ、その結果いくつものオペラが生み出されたの
です。このオペラは 1745年にベルサイユで上演された楽しいロココ調の牧歌劇で
す。ずっと忘れられていた作品ですが、ラファイエットによるこの素晴らしい演奏
で色鮮やかに蘇りました。フルオーケストラと合唱付きでの演奏は世界初録音とな
ります。

8.504016 4枚組 特価 \3000
ダウランド:リュート音楽集 BOX
8.557586 第1集/8.557862 第2集/8.570449 第3集/8.570284 第4集
演奏:ナイジェル・ノース(リュート)
ジョン・ダウランド(1563-1626)は後期ルネッサンス時代のイギリスの作曲家、リュ
ート奏者です。彼の素朴な旋律美に溢れたリュート音楽は、時を超えて現代の芸術
家たちにも愛されています。ナイジェル・ノースは言わずと知れたダウランドの第1
人者。彼の演奏は、全ての曲から変幻自在の表情を引き出して、私たちに典雅なる
喜びを与えてくれるのです。

8.505225 5枚組 特価 \4000
マックスウェル・デイヴィス:NAXOS弦楽四重奏曲全集 BOX
8.557396 第1番&第2番/8.557397 第3番&第4番/8.557398 第5番&第6番/
8.557399 第7番&第8番/8.557400 第9番&第10番
演奏:マッジーニ四重奏団
現在、スコットランドの北に位置するオークニー諸島で暮らす作曲家マックスウェ
ル・デイヴィス卿(1934-)。彼の作品は確かに難解ではありますが、それはこの世
のありとあらゆるものを自身の作品に取り入れ、肥大化した情報をきちんと整理し
たからに他なりません。この NAXOS弦楽四重奏曲は、ナクソス委嘱作品でもあり、
作曲家のライフワークでもあります。占星術、絵画、世界情勢、彼が触発された
様々な物が投影された独自の音世界は、聴き手に自らの心を向き合う姿勢をも要求
する孤高の世界でもあります。

8.111339
グレート・コンダクター・シリーズ/カラヤン
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第1番&第3番
1-4.交響曲第1番ハ長調 Op.21/5-8.交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
※マーク・オーバート=ソーン復刻
フィルハーモニア管弦楽団/ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1953年11月21日…1-4
1952年12月1日…5-8 ロンドン、キングスウェイ・ホール
「若き推進力溢れるカラヤン」を楽しみたい人にオススメの 1枚。幾度となくリマ
スターされ、かつ再販される名演で、改めて、こうして聴いてみると「カラヤンっ
て素晴らしい」と素直に感じてしまいます。ベートーヴェンの交響曲を何度も録音
したカラヤンですが、このフィルハーモニア管との演奏には特別な存在感があるの
です。第1番の交響曲の冒頭の計算され尽くした音のバランスを耳にしただけでも、
この演奏に漲る力を感じ取れることでしょう。「英雄」の第1楽章で提示部を繰り
返すことなく、どんどん突き進んでいくところなども若きカラヤンが唯唯諾々と己
の内なる声に従う様が見て取れます。モノラル録音のハンデは一切感じられない
瑞々しい音も魅力です。

8.111342
グレート・コンダクター・シリーズ/ケンペ
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op.45
1.幸いなるかな、悲しみを抱くものは/ 2.肉はみな、草のごとく/ 3.主よ、知ら
しめたまえ/ 4.いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ/
5.汝らも今は憂いあり/6.われらここには、とこしえの地なくして/ 7.幸いなる
かな、死人のうち、主にありて死ぬるものは
※マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)…3,6/エリーザベト
・グリュンマー(ソプラノ)…5/聖ヘトヴィク大聖堂合唱団/ベルリン・フィルハ
ーモニー管弦楽団/ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音: 1955年6月ベルリン ,イエス・キリスト教会
どちらかというと「辛気臭い」と言われがちなブラームスの名曲「ドイツ・レクイ
エム」の隠れたる名演です。グリュンマーの楚々とした歌声、フィッシャー=ディ
ースカウの張りのある低音。そして何よりケンペらしいゆったりとしたテンポと重
厚な管弦楽の響き。完全無比と崇められるクレンペラー盤に比べても何の遜色もな
いほどの出来なのに、モノラルのせいか、なぜかあまりCD化されることもなかった
演奏(一時期疑似ステレオ盤が出回りました)です。この機会にじっくりとその真価
をお確かめください。

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09-11 No.1-1

2009年11月02日 19時08分44秒 | Weblog
<PICAP>
バルセロナ近郊のサバデイに本拠を置くレーベル(1984年創設)、ピカプのクラシッ
クCDをご案内いたします。

PICAP 800059-02 \2250
モザイク テノラとピアノのための音楽
フランセスク・ブルイ(1934-):ディヴェルティメント
ジェズス・サンタリエストラ:アリアドネの糸
マヌエル・カンプ(1947-):熱望
ラモン・エスカレ(1924-1980):トラギリョス
アルベルト・ギノバルト(1962-):ヘンデリアーナ
マルセル・カゼリャス(1954-):ラテン・ダンス
マルティ・カモス(1956-):地中海のテノラ
リカルド・ミラリェス(1944-):メロディー
ホルヘ・サラウテ:P.P.P.、大胆不敵
ジョルディ・モリナ(テノラ)
ラモン・エスカレ(ピアノ)
録音:1999年2-3月
テノラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏するコブラというバンドで用
いられるリード楽器。 全体にラテン・ジャズ・サックスっぽいノリです。

PICAP 900039 \2250
マヌエル・カンプ(1947-):「再起」
アンナ・リッシ(メゾソプラノ)
カタルーニャ音楽堂室内管弦楽団
マヌエル・カンプ(ピアノ、指揮)
19世紀末のカタルーニャ・ルネサンスから現在・未来への展望までを題材とした作品。

PICAP 900126-03 \2250
ジュゼプ・アンセルム・クラベ(1824-1874):男声合唱曲集
五月の花(*)/バイスの子供たち(+)/乙女が夢見ること(#)
オークの泉(**/##)/モンセラトにて(**/##)/漁師たち(+)
花束(++/##)/機械工(++/##)
バルセロナ・マレスメ合唱団(*)
ジョルディ・ガルガリョ(指揮)
タラゴナ郡合唱団(+)
シルビア・ジル=ペレス(指揮(+))
テレス・デ・プネント合唱団(#)
ジュゼプ・ルジナク(指揮(#))
バリェス・ウゾナ・イ・リポイ合唱団(**)
ジュゼプ・M・マス(指揮(**))
バス・リョブレガト・イ・アヌイア合唱団(++)
カルレス・グレブル(指揮(++))
バルセロナ市立吹奏楽団(##)
ジュゼプ・ムト(指揮(##))
録音:1998年4月27-28日、7月4-5日、バルセロナ、ポブレノウ、
アリサンサ・カジノ劇場
最後にもう1曲、Windows 95, 98で再生可能なオーディービジュアル・トラックが
収録されていることになっていますが、弊社(輸入代理店)のWindows Vista, XP環境
では再生できませんでした。このトラックにつきましては勝手ながら動作保証無し
とし、再生不能でも不良品とはみなさないことといたします。
なにとぞご了承ください。

PICAP 910178-03 \2250
ラファエル・スビラクス(1948-):アベローネの歌
イントロダクション「アベローネの歌」(リルケ詩)(*)
「アベローネの歌」(ジュアン・ビニョリ詩;全15曲)(+)
マリア・デル・マル・ボネト(歌(+))
ラファエル・スビラクス(歌(*)、ピアノ)
録音:1994年春-夏、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
リルケ(1875-1926)の小説「マルテの手記」に登場するアベローネに触発されてカ
タルーニャの詩人ジュアン・ビニョリ(1914-1984)が書いた詩集「アベローネの歌」
をテキストとしたラファエル・スビラクスの連作歌曲。冒頭ではリルケのテキスト
に作曲した一曲を、歌手でもあるスビラクス自身が弾き語りしています。マリア・
デル・マル・ボネト(マリア・デル・マール・ボネット)はマヨルカ島出身のスペイ
ンの大物シンガー・ソングライター。

PICAP 910180-03 \2250
ドゥエンデ(不思議な魅力) コントラバスとピアノのための作品集
ペレ・バイス・イ・ドゥラン(1869-1935):アンダルシア組曲(*)
ジュゼプ・ケル・アグスティ:Irantzu...(ペレ・バイスのスタイルによる)
ペレ・バイス・イ・ドゥラン:
幻想曲、アンダンテと変奏曲(*)/ロマンス(チェロ用原曲、カザルス初演)(*)
孤独/大序奏とタランテラ(*)
ジュゼプ・ケル・アグスティ(コントラバス)
ジュアン・マナウ・バロル(ピアノ(*))

PICAP 910185-02 \2250
チェロとコブラのための作品集
シャビエ・パジェス(1971-):時の輪
マヌエル・オルトラ(1922-):幻想曲とフーガ
アグスティ・コイ・グラウ(1921-):チェロとコブラのための協奏曲
ジュゼプ・マリア・ベルナト(1925-1992):アヴェ・マリア/優しさ
パウ・カザルス(1876-1973):サン・マルティ・デル・カニゴ
カタルーニャ民謡:鳥の歌
ナビ・カベスタニ(チェロ)
コブラ・メディテラニア
ヘスス・ベントゥラ(指揮)
録音:2002年5-6月、バルセロナ、スタジオ84
コブラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する独特のバンド編成。

PICAP 910186-03 \2250
現代カタルーニャ作詞・作曲家による3つのカンタータ
バルタザル・ビビロニ(1936-)/アントニ・ペラルナウ(1958-)作詞:
闇と光のカンタータ(1995)(*)
ジュゼプ・バウセイス(1958-)/ジュアキム・マイデウ(1938-1996)作詞:
カンタータ「ラウラへの言葉」(1997)(+)
エンリク・フェレ(1958-)/アントニ・ペラルナウ作詞:
カンタータ「初めての歌」(1998)(#)
マルタ・クラリアナ(ソプラノ(*))
エレナ・クポンス(ソプラノ(*/#))
リュイス・アルカラ(ピアノ(*))
ケラルト・ロカ(クラリネット(*))
クリスティナ・バディア(ハープ(+/#))
ナタリア・アロヨ(クラリネット(+))
ジュアキム・テルメンス(第1ヴァイオリン(#))
ジュアン・ムレラ(第2ヴァイオリン(#))
マルタ・リバ(ヴィオラ(#))
リュイス・エラス(チェロ(#))
モンセラト合唱団
ジュアン・カザルス(指揮)
録音:1999年6月19日、2001年5月26日、2001年7月7日、
バルセロナ、エスペランサ(望徳の聖母)礼拝堂

PICAP 910490-11 \2250
シャビエ・カスティリョ:
ビベンシエス[個人的経験](ピアノのための;全16曲)
ジョルディ・ビラプリニョ(ピアノ)

PICAP 910786-02 \2250
【新譜】
コブラのためのクラシック
ジョゼ・スラ編曲:
ポンキエリアーナ(ポンキエッリ)/ブラームシアーナ(ブラームス)
オッフェンバキアーナ(オッフェンバック)
ベートーヴェニアーナ(ベートーヴェン)/ボロディニアーナ(ボロディン)
バキアーナ(バッハ)/チャイコフスキアーナ(チャイコフスキー)
シューベルティアーナ(シューベルト)/モーツァルティアーナ(モーツァルト)
アルビノーニアーナ(アルビノーニ)/グリージアーナ(グリーグ)
演奏者クレジット無し
ジョゼ・スラ(音楽監修)
コブラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する独特のバンド編成。
(P)1990

PICAP 910788-02 \2250
【新譜】
16-20世紀スペインのオルガン音楽
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575/1577-1654):ティエント第5旋法(*)
パブロ・ブルナ(1611-1679):
ティエント第2旋法、聖母のためのリタニアによる(por ge sol re ut)(*)
フランシスコ・ビラ(17世紀):ティエント・デ・ファルサス(*)
フランセスク・アンドレウ(17世紀):右手のための3声のティエント・パルティド(*)
ミケル・ロペス(1669-1723):「厳かなるいけにえ」によるヴァース(*)
アントニ・スレル(アントニオ・ソレル;1729-1783):
クラリネット管のソナタ R.54(*)
リュイス・ブルジ(18世紀):ヴァース第1旋法(*)
ベネト・ブレイ(1786-1850):ソナタ ヘ長調(*)
ジャシント・ボアダ(1772-1859):ソナタ ニ長調(*)
ウディロ・M・プラナス(1925-):聖ベニトのためのアンティフォナとイムヌス(+)
サルバド・プエヨ(1935-):考える・・・(+)/均等運動(+)
モデスト・モレノ・イ・モレラ(オルガン)
録音:1992年5月18日、タラルン(スペイン)、教区教会(*)
1992年5月19日、バルセロナ、ポンペイア聖堂(+)
使用楽器:
1748年ジュゼプ・ボスカ・セリンジェナ製(1975年、ゲルハルト・グレンツィング
復元)(*)

PICAP 910791-02 \2250
【新譜】
われらのコントラバス
ジュゼプ・セルベラ(1883-1969):悲歌
グラナドス(1867-1916):「ゴイェスカス」間奏曲
セルゲイ・クーシェヴィツキー(1874-1951):悲しい歌 Op.2
サン=サーンス(1835-1921):白鳥
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.4
ボッテジーニ(1821-1889):「夢遊病の女」による幻想曲
ジョゼプ・セルベラ:ロマンス/灰色の空
セルゲイ・クーシェヴィツキー:小ワルツ Op.12
ジュゼプ・ケル(コントラバス)
ダビド・マレト(ピアノ)
録音:バルセロナ、スタジオ84 (P)1993

PICAP 910823-02(CD-R) \2250
【新譜】
ポブレト修道院のオルガン音楽
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):トッカータ第2旋法
ヨハン・ゴットリープ・ヴァルター(1684-1748):
コラール「私はイエスから去らない」と3つの変奏曲
バッハ(1685-1750):人よ、自分の罪の大きさを嘆け(コラール前奏曲)BWV622
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):ヴァースとラルゴ ト短調
バッハ:
キリストは死の絆につかれた(コラール前奏曲)BWV625
聖なるキリストはよみがえり(コラール前奏曲)BWV628
私は神から去らない(コラール)BWV.658
主キリスト、神のひとり子(コラール前奏曲)BWV601
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):私の魂は主を崇める(コラール前奏曲)
ドメニコ・ツィポリ:4つのヴァース ホ短調/ラルゴ ロ短調
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ集第2巻 から 第2番ト短調
ヤコブ・アルカデルト(1500?-1568)/リスト(1811-1886):アヴェ・マリア
バッハ:
私は心から願う BWV727(コラール)/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
今こそ来てください、異教徒の救い主よ(コラール)BWV659
フーガ ニ長調 BWV580
ジョルディ・M・ボウ神父(オルガン)
録音:ポブレト修道院(スペイン) (P)1994
おそらくLP時代の録音と思われ、音質は良くありません。CD-Rですのでご注意くだ
さい。

PICAP 910794-02 \2250
【新譜】
10弦ギターによるヴィラ=ロボスとブローウェルの作品
ヴィラ=ロボス(1887-1959):5つの前奏曲
レオ・ブローウェル(1939-):舞踏礼賛/タラントス
ヴィラ=ロボス:12の練習曲 から 第7,1,2,3,10,12番
ホセ・ルイス・ロパテギ(ギター)
(P)2002

PICAP 910836-01(CD-R) \2250
【新譜】
バッハ(1685-1750):マニフィカト ニ長調 BWV243(抜粋)(*)
マリア・イザベル・フエンテス(ソプラノ)
ネリベル・マルティネス(アルト)
エミリ・ロゼス(テノール)
ラモン・ジェネル(バス)
テラサ・モンセラト合唱団
カメラータ・メディテラニア
ジュアン・カザルス(指揮)
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル(抜粋)(+)
アンナ・アルジェミ(ソプラノ)
アレハンドラ・スパグヌオロ(アルト)
ゲラシム・ヴォロンコフ(第1ヴァイオリン)
ジェズス・バディア(第2ヴァイオリン)
スサナ・フェルナンデス(ヴィオラ)
アントニオ・カバネス(チェロ)
ジュアン・カザルス(指揮)
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」(抜粋)(#)
カルメン・ロドリゲス(ソプラノ)
モンセラト・マルトゥレイ(アルト)
ランベルト・クリメント(テノール)
シェビエ・クムレラ(バス)
テラサ・モンセラト合唱団
ゴンサル・コメリャス室内管弦楽団
ジュアン・カザルス(指揮)
録音:1993年12月21日(*)、1994年3月25日(+)、1994年12月6日(#)、
テラサ教区聖霊バジリカ教会(スペイン)、ライヴ
CD-Rですのでご注意ください。解説書も付いておりません。

PICAP 920013-09 2枚組 \3250
エンリク・フェレ(1958-):「ペンテジレア」(ある悲劇の断章)
グリゼルダ・ラモン(ソプラノ:プロトエ)
マルタ・ロドリゴ(メゾソプラノ:ペンテジレア)
アントニオ・コマス(テノール:ディオメデス)
アレス・サンマルティ(バリトン:アキレス)
スタジオXX合唱団
マリア・ルイサ・レニャガ(ピアノ)
アレス・ガルシア(ヴァイオリン)
ケラルト・ロカ(クラリネット、バスクラリネット)
スザンネ・シュペンリン(チェロ)
アントニオ・アッテネリェ(指揮)




<SEDEM>
CD 20(DCD 258) \2300
ホアキン・ガルシア:
独唱と器楽のための聖体の秘蹟のトナダ、ビリャンシコ、カンタダ集
ホアキン・ガルシア(1710?-1779):
Ay! Que prodigio(ビリャンシコ;1763)(*)/
Dejadmele dar(ビリャンシコ;1772)(*)
フアン・プラ(1720頃-1775):
フルート、ヴァイオリンと低音のためのソナタ ト長調(1772)
ホアキン・ガルシア:
Asombroso milagro(カンタダ;1757)(*)
Ah, del rebano(トナダ;1735)(*)
Quien ha visto cosecha(ビリャンシコ;1758)(*)
フアン・オリベル・イ・アストルガ(1733-1830):
2つのフルートと低音のためのソナタ第2番
ホアキン・ガルシア:
Tremendo Sacramento(カンタダ;1740)(*)
Oh, Dios inmenso(カンタダ;1758)(*)
Atencion que hoy empieza(カンタダ;1737)(*)
Fuera, fuera(ビリャンシコ=トナダ;1737)(*)
オルガ・ピタルク(ソプラノ(*))
エスティル・コンセルタント
マリサ・エスペランサ、フェルナンダ・テシェイラ(フラウト・トラヴェルソ)
リナ・トゥル=ボネト(ヴァイオリン) ルト・ベロナ(チェロ)
パブロ・ソピコ(ギター、テオルボ) ラウラ・プエト(チェンバロ)
録音:2008年3月、レケナ(スペイン)、プリンシパル劇場
ホアキン・ガルシアはバレンシア地方に生まれ、ラス・パルマス・デ・グラン・
カナリア(カナリア諸島)の礼拝堂楽長を44年にわたって務めた作曲家。

CD 21(DCD 259) 2枚組 \3450
アルベニス(1860-1909):
組曲「イベリア」/「アルハンブラ」から ラ・ベガ
「アスレホス」から 前奏曲/ナバラ
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)
録音:2009年2月7-9、11-13日、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(スペイン領カナ
リア諸島)、
アウディトリオ、室内ホール
前回新譜のサラサーテに続き今回はアルベニス、ファリャ(次項)と、セデム・レー
ベルはスペインのメジャー作曲家も取り上げる路線に変更したのか、気になるとこ
ろです。グスタボ・ディアス=ヘレスはサンタ・クルス・デ・テネリフェ生まれの
ピアニスト。

CD 22(DCD 261) \2300
ファリャ(1876-1946):ピアノ作品集
ベティカ幻想曲(1919)/4つのスペイン風小品(1906-1908)
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌(1920)
ポール・デュカスの墓碑銘のために(1935)/ヴォルガの舟歌(1922)
夜想曲(1896)/マズルカ ハ短調(1899)/歌(1900)
アンダルシアのセレナード(1900頃)/セレナード ホ短調(1901)
小人の行列(1901)/ワルツ=カプリッチョ(1900頃)
演奏会用アレグロ(1903-1904)
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)
録音:2009年7月29-31日、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(スペイン領カナリア諸
島)、アウディトリオ、室内ホール




<TANIDOS>
SRD 380 \2180
シューベルト(1797-1828):オペラ「サラマンカの友人たち」D.326 序曲
トゥリナ(1882-1949):セビリャ交響曲
トマス・ブレトン(1850-1923):交響詩「サラマンカ」
サラマンカ市青年交響楽団
イグナシオ・ガルシア・ビダル(指揮)
ヨーロッパ有数の歴史を誇るサラマンカ大学を擁するスペインのサラマンカ市が
2001年に創設したオーケストラによる演奏。

SRD 381 \2180
アルベニス没後100年
アルベニス(1860-1909):
組曲「イベリア」から トリアナ,ロンデニャ,エル・アルバイシン(*)
ファリャ(1876-1946):オペラ「はかなき人生」より スペイン舞曲第1番(+)
ロドリーゴ(1901-1999):黄昏(+)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):悲しみのワルツ(#)
ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチン舞曲(#)
年老いた牛飼いの踊り,粋な娘の踊り,はぐれ者のガウチョの踊り
フランシスコ・ガルシア=アルバレス:あの3月28日(**)
アルマンド・グレボル(1958-):小品集; 悲しみ,不安,不機嫌,薬,毎日(**)
アルベニス:組曲「イベリア」から マラガ,エル・ポロ,エリタニャ(++)
アンヘル・ウイドブロ(ピアノ(*/+))
フアン・マヌエル・コンスエグラ(ピアノ(+))
フディト・ハウレギ(ピアノ(#))
ディエゴ・フェルナンデズ・マグダレノ(ピアノ(**))
ギリェルモ・ゴンサレス(ピアノ(++))
録音:2004年(*/+)、2009年(#/**)、
バリャドリド、スペイン貯蓄銀行演劇ホール(*/+/#/**)
1997年、マドリード王立高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール(++)

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09-11 No.1-2

2009年11月02日 19時07分58秒 | Weblog
<INEDITA>
PI 2743 \2080
管弦楽珍曲マニアの守護神?アドリアーノの自作自演集
アドリアーノ(1944-):
ピアノ、打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ(*)
あいまいなサラバンド(オルガン、ティンパニ、鐘と弦楽のための)(+)
チェレスタと弦楽のためのコンチェルティーノ(#)
謎めいたスケッチ(金管五重奏のための)(**)
シルヴィア・チャーポヴァー=ヴィズヴァーリ(ピアノ(*))
マレク・ヴラーベル(オルガン(+))
トマーシュ・ネメツ(チェレスタ(#))
ブラチスラヴァ交響楽団(*/+/#)
スロヴァキア金管五重奏団(**)
アドリアーノ(指揮)
録音:2006年12月1-5日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオI&II
MARCO POLOレーベルでのレスピーギの知られざる作品やクラシック作曲家による映
画音楽シリーズをはじめ、NAXOS、STERLINGレーベルでも活躍している管弦楽珍曲
マニアの守護神?アドリアーノ(一語で自称)。その彼の「作品」でCDを作ってしま
うところが、さすがINEDITA。もちろん全曲世界初録音。アドリアーノはレスピー
ギの音楽に魅了されて作曲を独学し、エルネスト・アンセルメとアルベルト・エレ
ーデに非公式ながら指揮法を師事。設計・デザインの職業に就いた後、映画や劇場
のための音楽から作曲を開始、クラシカルな作品も数々発表しています。収録作品
は彼の好む作曲家たちの影響を感じさせながらも親しみやすく、これまでに数多く
の録音で共演してきたオーケストラ(実態はスロヴァキア放送交響楽団)との相性も
ばっちりです。

PI 2632 \2080
【旧譜再案内】
レスピーギの世界初録音作品
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
ユモレスク(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*)(+)
伝説(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*)
6つの小品(1926;アドリアーノ編曲)(+)
組曲「ロッシニアーナ」(1925)
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン(*))
ロベルト・ディエム・ティガーニ(指揮)
サッサリ交響楽団
録音:2003年12月9-13日、2004年12月14日、
イタリア、サルデーニャ州サッサリ、ヴェルディ劇場
アドリアーノ編曲による、子供のためのピアノ四手連弾用作品「6つの小品」のオ
ーケストラ・ヴァージョン他、レスピーギの秘曲を収録。「ユモレスク」と「伝説」
は未出版で、指揮者ロベルト・ディエム・ティガーニが作曲者の自筆稿から楽譜を
起こして録音に臨みました。(+)世界初録音。

PI 2518 \2080
ラッボーニ、トヤ、ボクサ:フルートとハープのための音楽
ジュゼッペ・ラッボーニ(1800-1856):ポプリ Op.14(+)
ジョヴァンニ・トヤ(19世紀):夜想曲 Op.9(*)
ニコラ・ボクサ(1787-1856):3つの協奏的夜想曲(+)
マウリツィオ・ビニャルデッリ(フルート)
イザベッラ・モーリ(ハープ(*))アンナマリア・パロンビーニ(ハープ(+))
(C)1998(*)/2008(+)
(*)のみ初出、(+)はかつて規格番号「PI 002」(廃盤)に収録されていたテイクと同
一です。




<BENO BLACHUT SOCIETY(SPOLECNOST BENO BLACHUT)>
SBB 005-09-02 2枚組 \3250
マスネ(1842-1912):オペラ「ウェルテル」
エドゥアルト・ハケン(バス:大法官)
リブシェ・ドマニンスカー(メゾソプラノ:シャルロッテ)
スルヴィア・コデトヴァー(アルト:ゾフィー)
ベノ・ブラフト(テノール:ウェルテル)
ヨセフ・ヘリバン(バリトン:アルベルト) 他
チェコスロヴァキア放送合唱団
プラハ放送管弦楽団
フランチシェク・ディク(指揮)
録音:1957年、チェコスロヴァキア放送スタジオ




<BKO(BENDA CHAMBER ORCHESTRA)>
S 0040812 \2700
チェコのチェンバロ協奏曲集
イジー・アントニーン・ベンダ(1722-1795):チェンバロ協奏曲ト長調
ヤン・イジー・ラング(1724-1793):
パストラーレ協奏曲(チェンバロと管弦楽のための)
ヨセフ・アントニーン・シュチェパーン(1726-1779):チェンバロ協奏曲嬰ニ長調
ルドルフ・ゼレンカ(チェンバロ)
ベンダ室内管弦楽団
イジー・ハヴリーク(指揮)
録音:2008年1月27日、6月1日、10月4-5日、テプリツェ音楽院コンサートホール
(チェコ)
ベンダ室内管弦楽団は1956年創設以来50年以上活動を続けているチェコの団体。
モダーン楽器を使用。実はアマチュアなのですが、演奏はじゅうぶんな水準。ルド
ルフ・ゼレンカはウィーン音楽アカデミーでルート・ツェヒリン、イゾルデ・アー
ルグリムに師事したチェコのチェンバロ奏者。価格が高いのでご注意ください。




<チェコ放送CZECH RADIO(CESKY ROZHLAS RADIOSERVIS)>
CR 0451-2 \1780
リブシェ・ドマニンスカー オペラ・リサイタル
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」第1幕 から ルサルカのアリア
スメタナ(1824-1864):
「ダリボル」第1幕開幕の場面 から イトカのアリア
「売られた花嫁」第3幕 から マジェンカのアリア
「リブシェ」第2幕 から クラサヴァのアリア
「接吻」第1幕 から ヴェンドゥルカとルカーシュの二重唱(*)
ヤナーチェク(1854-1928):
「イェヌーファ」第2幕 から イェヌーファのアリア
「カーチャ・カバノヴァー」第1幕 から カーチャのアリア
ヴェルディ(1813-1901):「ドン・カルロ」第5幕 から エリザベッタのアリア
ビゼー(1838-1875):「カルメン」第3幕 から ミカエラのアリア
R・シュトラウス(1864-1949):「サロメ」終幕、サロメのアリア
リブシェ・ドマニンスカー(ソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール(*)) 他(歌手)
プラハ放送混声合唱団&交響楽団
ヨセフ・フルンチーシュ、フランチシェク・ディク、アロイス・クリーマ(指揮)
ブルノ放送交響楽団
ブジェスチラフ・バカラ(指揮)
録音:1959-1961、1966年、プラハ、チェコ放送スタジオ
1953、1956年、ブルノ、チェコ放送スタジオ




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10676-2 \1550
西暦1770年 18世紀ヨーロッパの作曲家たちの音楽
ミシェル・コレット(1709-1795):新ノエル集(*)
フランソワ・ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):ノエル組曲(*)
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1714-1757):
シンフォニア・パストラーレ Op.4 No.2(+)
ヤン・ハタシュ(1751?-1784):パルティータ・パストリティア ニ長調(+)
フランチシェク・アントニーン・レスレル(1746-1792):
シンフォニア・パストラリス(+)
ヴァイスマン:パストレッラ ヘ長調(+)
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):
シンフォニア・パストラリス(原曲:ハ長調)(*)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・ヴァヴジーネク(指揮(*))
ヴォイチェフ・スプルニー(指揮(+))
録音:2005年5月、2008年6月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
タイトルは漠然としていますが、実質的には、啓蒙主義と産業革命の時代の境目に
あたる西暦1770年頃にフランスとチェコの作曲家が書いたクリスマス関連の管弦楽
作品集です。




<HANUS>
HANUS-P 52926 \2450
ヤン・ハヌシュ(1915-2004):被造物の賛歌
ミサ・パストラリス Op.25(+)
われらのために生まれた,キリエ,グローリア,クレド,サンクトゥス,
ベネディクトゥス,アニュス・デイ,パンジェ・リングァ
花の中の花[Flos florum]Op.118(*)
アヴェ・マリア,サルヴェ・レジナ,花の中の花
祝福された聖餐の3つの賛歌 Op.65(*)
おお、何と甘美な,おお、救いのいけにえよ,天使の糧
私たちの御父/兄弟なる太陽の歌(被造物の賛歌)Op.100(*)
ピッコロ合唱団&管弦楽団
マレク・ヴァラーシェク(指揮)
録音:2003年3月1日(*)、2004年3月19-21日(+)、プラハ、天使の女王マリア教会
自主制作盤と思われ、すでに入手困難となっている可能性がございます。外装に規
格番号の表記はございません。なにとぞご了承ください。




<OUT OF THE FLAME>
OUT 016(4DVD-Audio) \5400
モーツァルトとともに200分
モーツァルト(1756-1791):交響曲選集
第25番ト短調 K.183/第29番イ長調 K.201
第31番ニ長調「パリ」K.297/第32番ト長調 K.318
第35番ニ長調「ハフナー」K.385/第36番ハ長調「リンツ」K.425
第38番ニ長調「プラハ」K.504/第39番変ホ長調 K.543
第40番ト短調 K.550/第41番ハ長調「ジュピター」K.551
チェコ・ナショナル交響楽団
リボル・ペシェク(指揮)
録音:2005年5月2-14日、8月12日、プラハ、CNSO第1スタジオ「ギャラリー」
2005年8月9-11日、プラハ、ルドルフィヌム
「すべてのDVDプレーヤーで再生可能」と表記されたDVDオーディオです。ビクター
エンタテインメントから発売されたCDと同一音源。




<VIXEN>
V1-5002 \2180
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):男声合唱曲集
9つの男声合唱曲 Op.37/日なたと日陰で Op.118(全8曲)(*)
母のために Op.164(全3曲)(+)/聖ヴァーツラフ! Op.76b No.2
4つのマリアの男声合唱曲 Op.94(+)/合唱歌集 Op.145a(全5曲)(+)
男声合唱歌第4集 Op.145d(全5曲)(+)
ボニファンテス男声合唱団
ヤン・ミーシェク(指揮)
録音:2005年4月2-3日、フラデツ=クラーロヴェー市立音楽ホール
2007年6月23-24日、2008年4月5-6日、パルドゥビツェ、フス派組合協会
フェルステルはプラハ音楽院長を務めたチェコの作曲家・音楽評論家。評論家とし
てはマーラーの支持者でしたが、作曲面ではチェコの伝統を受け継ぎ、スメタナ、
ドヴォルジャーク、ヤナーチェクと同様にかなりの数の無伴奏男声合唱曲も残して
います。(*)の終曲を除く7曲と(+)は世界初録音。




<ポーランド放送>
PRCD 1044 \2980
【高価格帯】
ヤン・カンティ・パヴルシキェヴィチ(1942-)/
レシェク・アレクサンデル・モチュルスキ(1938-)作詩:カンタータ「慈悲の喜び」
エルジビェタ・トヴァルニツカ、マジェナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アンジェイ・ビェグン(バリトン)
セバスティアン・カルピェル・ブウェツカ(歌)
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学アカデミー合唱団
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学室内合唱団
ポズナン室内合唱団
ザメク文化センターひばり少女合唱団
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファウ・ヤツェク・デレクタ(指揮)
録音:2008年10月16日、ポズナン教区教会(ポーランド)、ライヴ
ポーランド出身のローマ法王ヨハネ・パウロ2世(1920-2005)の着座30年を記念する
作品の初演ライヴ録音。ヤン・カンティ・パヴルシキェヴィチは映画や舞台のため
の音楽で知られるポーランドの作曲家・ピアニスト・画家。独唱者の一人セバス
ティアン・カルピェル・ブウェツカはポーランドのフォーク・ミュージシャン。

PRCD 1084-85 2枚組 \5950
【高価格帯】
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「ファルスタッフ」
アダム・クルシェフスキ(バリトン:サー・ジョン・ファルスタッフ)
アルトゥル・ルツィンスキ(バリトン:フォード)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール:フェントン)
イェジ・クネティク(テノール:ドクター・カイウス)
クシシュトフ・クル(テノール:バルドルフォ)
レミギウシュ・ウコムスキ(バス:ピストーラ)
イザベッラ・クウォシンスカ(ソプラノ:フォード夫人アリーチェ)
カテジナ・トリルニク(ソプラノ:ナンネッタ)
ヨアンナ・ツォルテス(アルト:クイックリー夫人)
マウゴジャタ・パンコ(メゾソプラノ:ペイジ夫人メグ)
ポーランド放送合唱団&管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2007年9月8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、演奏会形式、
ライヴ
162ページに及ぶブックレットの解説はポーランド語と英語訳、歌詞はイタリア語
(原語)とポーランド語訳。

PRCD 1143-1144 2枚組 \3250
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)(Vol.3)
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):晩課ニ長調
アンナ・ミコワイチェク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ)
アンナ・ベルナツカ(メゾソプラノ)
リシャルト・ミンキェヴィチ(テノール)
ダリウシュ・マヘイ(バス)
カメラータ・シレジア(合唱)
ポーランド放送管弦楽団
ウカーシュ・ボロヴィチ(指揮)
マクシミリアン・コペルスキ(1812-1886):ミサ ロ長調
マジェナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(メゾソプラノ)
トマシュ・クジシツァ(テノール)
ロベルト・ギェルラフ(バス)
ルブリン・ヨハネ・パウロ2世カトリック大学合唱団
ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
録音:2008年10月3、7日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ・グラ教会堂

PRCD 1173-76 4枚組 \5950
エウゲニウシュ・ルドニク(1933-):ポーランド放送実験スタジオ作品集
Collage(1965)/Lesson I(1959),Lesson II(1965)/Dixi(1967)
Divertimento(1971)/Mobile(1972)/Ready made '77(1977)
Triptych(1980)/Epitaph of stones(1984)/Death knell(1984)
Vir crucis(1990)/Birds and people(1992)/Annus mirabilis(1995)
Minor second(1995)
The peregrinations of master cadet or the mill on the Vistula
river(1999)
Show me your ID, young lady(1995)/Friends from Zelazna Street(1995)
Still life with abird, clock, rifleman and maiden(1997)
Breakfast on the grass in Lascaux grotto(2002)
ポーランドの作曲家・エレクトロニクス&サウンド・エンジニア、エウゲニウシュ
・ルドニクのスタジオ・ワーク集成。196ページに及ぶブックレットはポーランド
語による解説の英語訳を完備。

PRCD 1185-1186 2枚組 \5950
【高価格帯】
ケルビーニ(1760-1842):オペラ「ロドイスカ」(演奏会版)
ソフィア・ソロヴィー(ソプラノ:ロドイスカ)
マウゴジャタ・パンコ(メゾソプラノ:リシンカ)
タデウシュ・シュレンキェル(テノール:フロレスキ)
アレクサンダー・クレーナー(テノール:ティツィカン)
リオネル・ロート(バリトン:ヴァルベル)
ヴォイテク・ギェルラフ(バス:ドゥルリンスキ)
レミギウシュ・ウコムスキ(バス:アルタモラス) 他
ポール=エミール・デイベル(語り、テキスト編集)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
カメラータ・シレジア(合唱)
ポーランド放送管弦楽団
ウカーシュ・ボロヴィチ(指揮)
クリスタ・ルートヴィヒ(アーティスティック・コンサルタント)
録音:2008年3月17日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール、
演奏会形式、ライヴ
ポール=エミール・デイベル&クリスタ・ルートヴィヒ夫妻によるコンサート版。
256ページに及ぶブックレットはフランス語(歌詞原語)、ポーランド語、英語。
ドイツ語の解説・歌詞対訳の他、原版の全テキストのポーランド語訳まで収録と
いう徹底ぶり。

PRCD 296 \2300
【未案内旧譜】
グラジナ・ブロジンスカ 歌って、愛して…
シュトルツ:歌って、愛して
ホイベルガー:別々の寝室
G・ブーランジェ:ピツィカート・ワルツ
シュトルツ:あなた、あなた
ドスタル:バロセロナ娘たち
レクオナ:シボネイ
J・ゲーゼ:ジェラシー(タンゴ)
シュトルツ:君のためにこの歌を歌う
オーベール:マノンのクプレ
シェチンスキ:ウィーン、わが夢の町
バーンスタイン:トゥナイト
ロイド・ウェバー:メモリー
ララ:ソラメンテ・ウナ・ベス(*)
デンツァ:フニクリ・フニクラ
サルトリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
ロー:踊り明かそう(「マイ・フェア・レディー」
グラジナ・ブロジンスカ(ソプラノ)
ヤヌシュ・ストロベル(ギター(*))
シンフォニエッタ・ビドゴスカ
マチェイ・ニェショウォフスキ(指揮)
録音:2002年3-4月、ビドゴシュチ(ポーランド)、
ポモジェ・フィルハーモニー・コンサートホール
ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS4
ほとんどの曲はポーランド語で歌われています。





<Northwest Classics>
NWC 101309(SACD-Hybrid) \2300
バッハ(1685-1750):オルガンのための幻想曲集
オルガン小品(幻想曲)BWV572/幻想曲ハ長調 BWV570
コラール幻想曲「来たまえ、聖霊、主である神よ」BWV651a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「キリストは死の絆につかれた」BWV695
コラール幻想曲「私は神から去らない」BWV658a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲
「今こそ来たまえ、異教徒の救い主よ」BWV659a(ヴァイマール版)
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
コラール幻想曲「私はあなたに別れを告げよう」BWV735
オルガンのための幻想曲ハ短調 BWV562
コラール幻想曲
「御身を飾りたまえ、おお、愛する魂よ」BWV654a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「イエス、私の喜び」BWV713
幻想曲とイミタツィオーネ ロ短調 BWV563/幻想曲ト短調 BWV542
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン)
録音:2001年1月、カンペン(オランダ)、ボーフェンケルク、聖ニコラース教会
使用楽器:1999年、レイル[Reil]社製
アルベルト・デ・クレルク、ヤン・ウェイン、アンドレ・イゾワール、マルコム・
ビルソン、ジョス・ファン・インマゼールらに師事したオランダのオルガニスト・
ピアニスト・指揮者で、オルガニストとしては現在オランダで最も活躍している中
堅レオ・ファン・ドゥセラールによるオール・バッハ・オルガン・プログラム。
単に「コラール」と呼ばれることの多いオルガン曲もここではコラールに基づく幻
想曲(ファンタジア)とされています。

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