クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

05-11 No.15-1

2005年11月24日 13時31分40秒 | Weblog
<TOKYO FM>
TFMC 0017/21 5枚組 \7280
ステレオ 完全限定生産
「TOKYO FM 朝比奈 隆1970年代ライブ集成」
[CD 1](TFMC.0005)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
[CD 2](TFMC.0006)
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
・ハイドン:交響曲第10番[CD 3](TFMC.0007)
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
[CD 4-5](TFMC.0008-9)
・ハイドン:序曲 ニ長調
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
[CD 1]朝比奈 隆(指)大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:1973年7月24日東京文化会館
[CD 2]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:・1977年4月2日・1977年3月8日東京文化会館
[CD 3]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1979年3月8日東京文化会館
[CD 4-5]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1977年4月15日東京文化会館
以上すべて
音源:エフエム東京・監修:東条碩夫(音楽評論家、元FM東京ディレクター)
TOKYO FMアーカイヴ・セレクションの朝比奈隆のライヴがお得なBOXで新装登
場です。ファンの間で熱く今に語り継がれる1970年代の朝比奈隆と大阪フィル
ならびに新日本フィルとのライヴ。こうしてまとめられるとまさに壮観! 
まさに「朝比奈伝説」はここから始まったといえます。
なお今回のBOX化にあたり、朝比奈と親交があり、彼の良き理解者である映画
監督実相寺昭雄氏の書き下ろしエッセイを新たに収録。限定生産となります
のでこの機会にぜひ!

<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 134 \2080
ブラームス:
悲劇的序曲Op.81
交響曲第1番ハ短調Op.68
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:1995年12月14日、1995年5月17日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
ギーレン&南西ドイツ放送響によるブラームスという、なんとも注目度満点
のシリーズがスタート!第1弾は第1交響曲と悲劇的序曲でいずれも初出。怒
涛の悲劇的序曲に始まり、きわめて振幅の大きな表現はそのまま交響曲へと
引き継がれて行きます。緩徐楽章におけるデリケートな美しさも印象深く、
そしてスケールが途方もなく雄大なフィナーレ。明晰なスコア・リーディン
グで知られるギーレンと長年の手兵との息の合ったところが遺憾なく発揮さ
れた内容。SWR提供の正規音源で、録音も見事。なお、2006年春には第2番&ハ
イドン変奏曲(93.135)、第3&4番(93.136)のリリースが引き続き予定されて
います。





<Maguelone>
MAG 111109 \1650
アーン:歌曲集Vol.2
ラテン礼賛(全10曲)/白鳥/無神論者/不実/捧げ物/恋される人/夜想曲
/ブドウ収穫期の3日/泉/牢獄から/星のない夜は/最後の希望/わが青春
/水面に/しおれた花/最高の贈物/セラフィン/田舎の墓地/捧げ物/口づ
けして以来
ディディエ・アンリ (Br)、ステファーヌ・プティジャン (Pf)、
アンサンブル・ヴォーカル・フランセ
マゲローヌ・レーベルのアーン・シリーズ第4弾は、歌曲集第2巻です。当シ
リーズは毎回すこぶる評判が良く、アーン作品の録音を待たれている方々の多
さに驚かされます。アーンの作品中でも、やはり量・質ともに傑作と呼べるの
は歌曲。ベル・エポックの雰囲気に満ちた繊細にして粋、甘美なメロディの連
続に酔わされます。





<INTEGRAL>
INTEG 221138 \2080
ドゥシーク(デュセック):
ピアノソナタ 変ロ長調 Op.23
同 変イ長調 Op.64「パリへの帰還」
同 変ホ長調 Op.44「告別」
イレーヌ・ポーリャ (Pf)
ボヘミア出身のピアニスト兼作曲家ヤン・ラジスラフ・ドゥシーク(デュセッ
ク) (1760-1812)は、当時人気を誇り、マリー・アントワネットからも高く評
価されました。揺籃期だったピアノの機能革新に貢献し、今日では当たり前の
ピアノを舞台横向きに配置することも彼が始めました。彼の音楽は古典派なが
ら、すでにロマン派の香りを感じさせます。ハンガリー出身の女流ピアニスト、
ポーリャは切れ味の良いタッチが魅力です。





<Skarbo>
DSK 4054 \2080
オルガンとピアノによるデュオ
ディヌ・リパッティ:オルガンとピアノのための協奏曲
フランク(ルドロワ編):交響変奏曲
ルドロワ:反対 Op.48
デュプレ:バラード Op.30
ジャン=ピエール・フェレ (Pf)、フレデリック・ルドロワ (Org)
同じ鍵盤楽器なのに活躍の場と機能の違いから、あまり共演の話を聞いたこと
がないピアノとオルガン。こんなに魅力的な作品がありました。注目はピアニ
スト・リパッティのオリジナル作品。1939年の作で、地中海的な陽光とルーマ
ニアの民俗色に溢れています。大ピアニストの手によるだけありピアノ・パー
トは非常に効果的ですが、オルガンも劣らず雄弁。

DSK 4052 \2080
ピッコロ・パッション
アンデルセン:無窮動 Op.8/スウェーデンの歌によるおどけた変奏曲 Op.26
ドンジョン:演奏会用マズルカ
チャルディ:狂人 Op.64/笛吹き Op.62
シルヴァ:喚起 Op.1/初恋 Op.4/夢 Op.5
ミケリス:遊戯 Op.83/スコッティシュ Op.59
ユグー:幻想的ソナタ Op.100
モルラッキ:東洋的カプリッチョ Op.64
イレーヌ・ポーリャ (Pf)
特殊な効果を出すゆえ、オーケストラでは大事なピッコロ。しかし独奏となる
と珍品になってしまいます。この楽器当代一の名手ボーマディエがSkarboレー
ベル初登場、2004年録音で健在振りを示しています。いずれもピッコロを学ぶ
人にとっては重要な作品ですが、鑑賞用としても存分に楽しめます。





<Doremi>
DHR 5705 \1880
「ジュリアード四重奏団 / ブラームス-米合衆国議会図書館ライヴ第3集」
ブラームス:弦楽六重奏曲集
第1番変ロ長調Op.18
第2番ト長調Op.36
ジュリアード四重奏団[ロバート・マン(Vn)イシドア・コーエン(Vn)
ラファエル・ヒリヤー(Va)クラウス・アダム(Vc)]
・ワルター・トランプラー(Va)、レスリー・パーナス(Vc) 
ワルター・トランプラー(Va)、バーナード・グリーンハウス(Vc)
録音:1965年10月8日、1964年10月23日
米合衆国議会図書館ライヴ
室内楽ファン注目のシリーズ、ジュリアードSQの米合衆国議会図書館ライヴ。
第3弾はブラームスの六重奏で、もちろん完全初出。あまりにも有名な第1番2
楽章など聴けば聴くほどに惚れ惚れするくらいの素晴らしさで、醍醐味満点
です。

DDR 71147 \1880
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533
ロンド ヘ長調K.494
コリン・ティルニー(フォルテピアノ)
録音:2005年7月&9月
来年のモーツァルト・イヤーを控えて、ゆっくりとですが着実に進むティル
ニーのモーツァルト・シリーズ。文字通り大家の芸に魅了される一枚です。
使用楽器は1983年シアトル、ケネス・ベークマン製作によるアントン・ワル
ターのコピー。






<naive OPUS111>
OP 30413 3枚組 \4250
ヴィヴァルディ:「ティート・マンリオ」
ニコラ・ウリヴィエーリ(Br ティート・マンリオ),
カリーナ・ゴーヴァン(S マンリオ),デボラ・ベロネージ(Ms ルーチオ),
アン・ハレンベリ(Ms セルヴィーリア),
マリヤーナ・ミヤノヴィッチ(A ヴィテッリア),他
オッターヴィオ・ダントーネ(指)アカデミア・ビザンチーナ
録音:2005年7月
*ブックレットにダントーネのインタビュー掲載 *2003年校訂版使用
ヴィヴァルディ・エディションの新刊は、大作「ティート・マンリオ」。
1719年にマントヴァで初演されたオペラです。ティート・マンリオとは、紀
元前4世紀のローマの執政官、ティトゥス・マンリウス・トルクゥアトゥスの
こと。彼は執政官、独裁官を何度も務めた名将です。彼はまた、敵との一騎
打ちを禁じた命に背いた息子を罰し、首を跳ねたことでも後世に知られてい
ます。このオペラでも、父と息子の話が軸となりながら、敵と味方、血縁、
恋愛が複雑に絡み合った、大変にドラマティックな物語になっています。今
回の録音は、ボーヌでの上演と連携したもの。イタリアのイケ面美声バスの
ウリヴィエーリのタイトルロール、カナダ出身でメキメキと頭角を現してい
るゴーヴァン、その他ミンコフスキやクリスティから引っ張りだこのハレン
ベリにミヤノヴィッチと、隙のないキャスト!そして3時間を越す大作をバッ
チリ纏め上げたダントーネの手堅い手腕と、文句なしの出来ばえです。この
冬のバロック声楽大作一番の話題作となるでしょう!





<altara>
ALT 1007 \1650
「ミケランジェリ&ロヴィツキ / シューマン」
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
バッハ / ブゾーニ編:シャコンヌ ニ短調
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(抜粋)
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワ・フィルハーモニックO.
録音:1955年3月ワルシャワ、
ナショナル・フィルハーモニック・ホール(ライヴ)
スカルラッティ、シューマンほか(ALT.1005)に続く、ミケランジェリ、ワル
シャワ・ライヴ第2弾。ミケランジェリが重態説の渦中にあった1955年。ショ
パン・コンクールのためにワルシャワを訪れた際に行った一連のライヴ。例に
よって、十八番の独奏曲に加えて注目はロヴィツキとのシューマン。個性派と
して知られるふたりのやりとりがなんともスリリング!すべて過去に他からも
出たことがあるものですが、ポイントはポーランド放送協会アーカイヴの蔵出
しのため格段に音の状態がよいこと!伝説のピアニストの秘密を紐解くにうっ
てつけの一枚。

=altara classic=
ALT 1008 \1980
ブラームス:チェロ・ソナタ集
第1番ホ短調Op.38
ニ長調Op.78(パウル・クレンゲルによるヴァイオリン・ソナタからの編曲)
第2番ヘ長調Op.99
マッツ・ランディン(Vc)ハンス・ポールソン(P)
録音:2003年3月17-20日スウェーデン
スウェーデンを代表する器楽奏者ふたりによるブラームス。太い音色で朗朗と
歌うランディンのチェロは、ロストロポーヴィチに師事したことを感じさせる
もの。大きな魅力です。





<RICERCAR>
RIC 243 \1750
2005年RICERCARレーベルカタログ付CD
「トゥルバドゥールの芸術:喜び-トゥルバドゥールの歌とジョングルールの
舞曲」
作曲者不詳:
1「愛の踊り」、4「喜びの始まり」、8「王の新しいエスタンピー」、
11「誰か我が眼に」に基づく即興曲(以上器楽曲)
シャンパーニュ伯ティボー4世:2「愛が私を」(器楽曲)
ベルナルト・デ・ヴェンタドルン:
3「陽の光を浴びて雲雀陽の光を浴びて雲雀が」5「友はみな私を失った」
ガウセルム・ファイディト:
6「酷き不幸」、9「いかなる時も決して」、10「野の夜鳴鶯は」
ベレンギエ・デ・パラゾル:7「私は喜びと愛を堪能した」
ミッレナリウム[カロル・マトラス(VO、Hrp)、クリストフ・デリーニュ
(オルガネット)、ティエリ・ゴマール(Perc)]
録音:2000年11月ラングドック・ルシヨン地方エロー県シラン、ノートルダム
・ド・サントゥイユ教会
中世、アキテーヌ地方を起源とし、南仏から地中海世界を中心に栄えたトゥル
バドゥールの伝統。この録音では、非常に有名なヴェンタドルンから知る人ぞ
知るパラゾルまで、そして、名も知れぬジョングルールたちの舞曲も併せて取
り上げた、中世南仏の宮廷文化を堪能させてくれる好企画盤です。詩を語るよ
うに朗々と歌うマトラスの清冽な声は、中世南仏に聴く者の魂を運んでくれま
す。また、この「喜び」というアルバム・タイトルには、トゥルバドゥールの
生きた時代や歌への、演奏者たちの憧憬が込められています。

RIC 241 \1750
17世紀初頭のベルギーの王室音楽-16世紀後半から17世紀にかけてのベルギー
の作曲家たちによる作品集-ラッスス、ペーテル・フィリップ、コルネリス・
フェルドンクらの作品
ラ・カッチャ
17世紀、ブリュッセルは世界中の名士が行き交うヨーロッパでも特に重要な
都市でした。ラ・カッチャの管楽器の6人の名人たちによる、当時のベルギー
のあでやかさをしのばせるきらびやかな音色と完璧なアンサンブルは実に見
事です。

RIC 245 \1750
シャルパンティエ:
テ・デウム、オルガンの代わりをつとめるさまざまな楽器のためのミサ
ジャン・テュベリ(指)、ナムール室内合唱団、
ル・アグレマン、ラ・フェニーチェ
クレール・レフィリアートル(S)、フランソワ・ニコラス・ジェロ(C-T)、
ブルーノ・ボテルフ(T)、ジャン=クロード・サラゴス(B)
17世紀フランス、グラン・シエクルと呼ばれた時代、かつてないほどの大規
模な宗教の儀式が行われておりました。当時の教会の荘厳な雰囲気にどっぷ
り浸かれる一枚です。テュベリの見事な統率は圧巻です。

RIC 240 \1750
フェルディナンド2世&3世のための音楽〔ブォナマンテ、カステッロ、プリ
ウーリ、フェッロ、ペゼンティ、ネーリ、モンテヴェルディらの作品〕
ジャン・トゥベリ(指)/ラ・フェニーチェ
バロック期に入る少し前のイタリアの黄金時代を築いた作曲家たちによる作品
集です。ルネッサンスの香りが残っていながらバロックの香りもある、魅力
的な作品ばかりです。





<HUNGAROTON>
HCD 32361 \1980
ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ集
第1番 ヘ長調 Hob.VI:1
第2番 イ長調 Hob.VI:2
第3番 変ロ長調 Hob.VI:3
第4番 ニ長調 Hob.VI:4
第5番 変ホ長調 Hob.VI:5
第6番 ハ長調 Hob.VI:6
ヴィルモシュ・サバディ(Vn) ペーテル・バールショニ(Va)
録音:2004年12月20-23日
シュターミッツのヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集(HCD 32282)が好評だ
ったヴィルモシュ・サバディとペーテル・バールショニのデュオ、今回はハイ
ドンのソナタ集です。ヴァイオリンとヴィオラだけという恐ろしくシンプル
な編成ですが、聞けばこれはまごうことなくハイドンの愉悦に満ちた佳曲。
ことに明るく人の良さそうなヴァイオリンの旋律の美しさは、ハイドンの弦
楽四重奏曲がお好きな方なら間違いなく気に入ることでしょう。

HCD 32312 \1980
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.8
バラトン湖の波Op.33,黄色いコフキコガネOp.34,五月の歌Op.37/1,昔の頃
からOp.37/2,彼女の肖像画の前でOp.38/1,彼女の窓の下でOp.38/2,夜鶯の
歌Op.39,コシュートの歌Op.41,そう言われているOp.60,3つの小品 Op.66,
ワルツのパラフレーズ Op.105
フェレンツ・セチェーディ(Vn) イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
録音:2004年4月26、27日,5月13、14日
伝説的な大ヴァイオリニスト、イェネー・フバイの作品シリーズ、第8弾です。
いずれも、美しい旋律と、ハンガリーの民族色のある音楽を巧みに盛り込ん
だ、親しみやすい曲ばかり。なかでも「夜鶯の歌」の歌は、トリルを多用が
幻想的で美しく、ヴァイオリン小品マニアなら聞く価値大です!セチェーディ
のヴァイオリンもこの上ないもの、作曲家フバイの真骨頂を知らしめています。

HCD 32201 \1980
ドラヴィーニュ:
「花々」 Op.4
2つのミュゼットのための小品の6つの組曲 Op.1-第3組曲,第5組曲
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ
パル・ネーメト(バロック・フルート) アンナ・ヤヌイ(リコーダー) 
ノラ・ボトシュ(リコーダー) モニカ・トート(バロック・ヴァイオリン)
 ジャン=クリストフ・マイヤール(ミュゼット) 
ロバート・マンデル(ヴィエル) 
ピロシュカ・ヴィタリウス(バロック・ヴァイオリン)
録音:2003年1月27日,7月1日,9月1日,2004年9月20日
フィリベルト・ドラヴィーニュ(1700頃-1750)は、ルイ15世時代のフランス
の重要な作曲家。ことに「花々」は、24曲の二重奏曲からなる堂々たる作品、
これはルイ15世の元帥ビロン公爵の妻に献呈されました。作品としては結構
知名度も高く、個々の作品は人気も高いのに、録音がほとんどなかったのは、
24曲を普通に演奏するだけでは単調だからでしょう。この演奏では、リコー
ダーやフルートを中心にしながら、ヴァイオリン、ミュゼット、ヴィエル
(ハーディ・ガーディ)など多彩な楽器を用い、変化に富んだ楽しい音楽に
なっています。フランス・バロック・ファンは押さえなきゃ!

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05-11 No.15-2

2005年11月24日 13時31分02秒 | Weblog
HCD 32292 \1980
クラフト:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ ハ長調 Op.1/1
チェロ・ソナタ ト長調 Op.1/2
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.1/3
二つのチェロのためのグランド・デュオ ト短調 Op.5
バラージュ・マーテー(Vc) ミクローシュ・シュパーニ(Fp) 
デーネシュ・カラッソン(Vc) イシュトヴァーン・ギョーリ(G)
録音:2004年7月22-25日,8月3日
アントン・クラフトは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代の
高名なチェリスト。1749年、ボヘミアのロキツァニで生まれ。法律を勉強し
にプラハに出たものの、ここで音楽家になることを決意、チェロを勉強し、
1778年にエステルハージ家のオーケストラに所属、当然ハイドンの下で働い
ていました。1789年4月にはドレスデンでモーツァルトと共演。1796年から、
ベートーヴェンの擁護者として有名なウィーンのフランツ・ヨーゼフ・ロブ
コヴィッツ伯爵に仕え、ベートーヴェンの三重協奏曲でソリストを務めてい
ます。1820年ウィーン没。作風は、ハイドンに近い感じで、しかしさすがは
ボヘミア人、土の匂いはずっと強いもの。ト長調のソナタの第3楽章なんて、
実に御陽気です。
バラージュ・マーテーは1965年ブダペスト生まれのハンガリーのチェリスト。
ことに古楽の分野で活躍している人で、ミンコウスキのレ・ミュジシャン・
ド・ルーヴルなどで活動したことも。この録音では、伴奏にシュパーニの奏
でる見事なフォルテピアノに、さらに第2チェロを加えています。しかもト
長調のソナタではギターまで持ち出して、創意に満ち溢れています。古楽
ファンにお勧めです!

HCD 32319 \1980
オブレヒト:
ミサ曲「今はただ死を待つばかり」
ミサ曲「私の彼女はいいところばかり」
ミサ曲「そのことはもう」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S合唱団
録音:2004年9月17-24日
ヤーコプ・オブレヒト(1458頃-1505年)は、ベルギーのゲント出身、15世紀
後半の最も重要な作曲家の一人です。A:N:S合唱団はオブレヒトを集中
的に録音しており、これで6枚目のCDとなります。「今はただ死を待つばかり」
はオケゲムの、「私の彼女はいいところばかり」はエーヌ・ヴァン・ギゼゲ
ムの、「そのことはもう」は、ペトルッチの印刷譜にあるコリネット・デ・
ランノイの歌に基づいています。いずれも高度な作曲技法に基づいたもので、
A:N:S合唱団の精緻な演奏が生きています。

HCD 32330 \1980
“ハンガリー音楽のモザイク”
コダーイ:アダージョ
レショフスキ:前奏と小奇想曲
コーシャ:バガテル
ガールドニ:古い様式の組曲第1番
ラヨシュ・モンタグ:エクストレーメ,ユーモレスク
ヴィルモシュ・モンタグ:シルエット
マロシュ:アルバムの一葉
ヤールダーニ:調べ
アーブラーニ:ハンガリー奇想曲
ファルカシュ:ハンガリー民謡に基づいたソナティーナ、他
フェレンツ・チョントシュ(Cb) ジュジャ・バウエル(P) 他
録音:2005年
1882年生まれのコダーイから、1920年生まれのヤールダーニまで、ハンガリー
の近現代の作曲家によるコントラバス作品を集めています。フェレンツ・チョ
ントシュは1946年ブダペスト生まれ、1967年からハンガリー国立歌劇場のコン
トラバス奏者を務め、ソリストとしても活躍している名手です。

HCD 32329 \1980
アレクサンドル・シュヴェード、アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「グリエルモ・テル」
グノー:「ファウスト」
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「シモン・ボッカネグラ」,「オテッロ」
ワーグナー:「タンホイザー」,「ワルキューレ」
からのアリア,場面
アレクサンドル・シュヴェード(Br)
ラーズロー・プレス(指),アンドラーシュ・コーロディ(指),
ミコローシュ・ルカーチ(指),ヴィルモシュ・コモル(指),
ヴィクトル・ヴァシ(指)パール・ヴァルガ(指),
ヘルマン・アーベントロート(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
録音:1954、55年
アレクサンドル・シュヴェード、もしくは西欧風にアレクサンダー・スヴェッ
ド(1904-1979)は、世が世なら世界的大バリトンとして広く活躍したであろう、
ハンガリーの偉大なバリトンです。どれくらいの人だったかというと、30代に
してウィーン国立歌劇場のトップバリトンになり、ワルター、フルトヴェング
ラーらと共演、南北アメリカでも活躍し、メトでも絶賛されたほど。しかし
1948年以降、ハンガリー政府が西側への出国を禁じてしまい、1956年まで活
動が制限されてしまったのです。このCDはその時期の録音。アーベントロート
が客演しての「ワルキューレ」の幕切れが貴重。
「ファウスト」,「リゴレット」,「シモン」はハンガリー語の歌唱。

HCD 32336 \1980
ヴァイダ:
シンフォニエッタ
交響詩「タイタニック」
オラトリオ「一度、でなければ決して」
イムレ・コラール(指)デブレツェン・フィルハーモニー管弦楽団、他
録音:2005年2月15-18日
ヤーノシュ・ヴァイダは1949年生まれのハンガリーの作曲家。シンフォニエッ
タは2002年の作品で、4楽章25分ほどの弦楽オーケストラのための曲。小ぶり
で纏まりの良い、聞きやすい作品です。全体にハンガリー情緒が滲んでおり、
とりわけアダージョ、ハンガリー風に、と指示のある第3楽章が情感たっぷり
の名曲です。

HCD 32263 \1980
ホルシツキ:作品集
室内カンタータ「北」 Op.70
4つの歌曲集 Op.8
新しい歌曲集 Op.59
音楽の力 op.73
3つの歌曲集 Op.7
チェロとピアノのためのソナタ Op.71
アッティラ・フュレプ(T),アダム・メドヴェツキ(指)
ブダペスト交響楽団員,ハンガリー国立民族アンサンブル合唱団
ユッタ・ボコル(Ms),タマーシュ・シャルゴー(P)
ジェルジェリ・メーネシ(指)ヴァーツ・ヴォックス・ウマーナ合唱団
コロシュ・コヴァーチュ(Bs),ゾルターン・ホルシツキ(P)
エデ・バンダ(Vc),エリカ・ルクス(P)
録音:1975年,2004年,1982年
ゾルターン・ホルシツキ(1903-1985)による様々な作品。

HCD 32328 \1980
ホルヴァート:“今まで”
フォーク・ソングズ
エロティックな汚染
ミのための小品
間奏曲
マリアの歌
ベア・パルヤ(歌),マーリア・ホルヴァート(歌)
アンサンブル
録音:2004年7月8日-8月31日
マールトン・レヴェンテ・ホルヴァートは1983年生まれというから、まだ22歳。
いずれも2001年から2004年の作品です。夏休みに収録というのが微笑ましい。

HCD 32375 \1980
“日暮れ、黄昏”
様々なハンガリー民謡
エルツィ・テレク(歌)
メリンダ・キシュテーテーニ(P),フェレンツ・ファルカシュ(P)
1972年にデブレツェンで行われたハンガリー民謡のリサイタルをライヴ収録し
た物が主になっています。モノーラル録音。

HCD 18104 \1980
“南スラヴの民族音楽”
ヴイチッチ・アンサンブル
クロアチアやセルビアの文化に近い南スラヴの民族音楽をアレンジして演奏し
ています。





<ALIA VOX>
AV 9845 \1980
AVSA 9845(SACD-Hybrid) \2700
ボッケリーニ:
1.ギター五重奏曲第4番ト長調「ファンダンゴ」G448
2.シンフォニア第23番ニ短調「グランデ」G517(op37-3)
3.シンフォニア第17番イ長調G511(op35-3)
4.弦楽五重奏曲第60番ハ長調「マドリードの通りの夜の音楽」G324(op30-6)
ジョルディ・サヴァール(指)ル・コンセール・デ・ナシォン
スペインを代表する音楽家、サヴァールの最新録音は、今年、没後200年を迎
えるボッケリーニ。イタリア出身とはいえ、スペインで人生の大半を過ごし
た作曲家を記念する年の、卓尾を飾るに相応しい名録音の登場です。一般的に
は、有名な「メヌエット」でのみ知られているボッケリーニですが、彼の作品
が持つ素晴らしさを、このサヴァールの熱演が再認識させてくれます。
収録曲には、馴染み深い「ファンダンゴ」や、各部分の対比が個性的な「グラ
ンデ」などボッケリーニの代表作が選ばれていますが、同時に、「マドリード
の町を知らない人には理解できないから」とボッケリーニが出版に反対した
「マドリードの通りの夜の音楽」が入っているのもうれしい限りです。





<naive>
V 5040 \1980
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
クルト・マズア(指)フランス国立O.
録音:2005年6月2 & 3日サン=ドゥニ大聖堂
(サン=ドゥニ音楽祭におけるライヴ)
フランスの代表的な音楽祭のひとつとしてすでに30回以上の歴史を数える、
サン=ドゥニ音楽祭。今年も一ヶ月(5/28-6/29)にわたり開催され大成功の
中に閉幕しましたが、なかでも注目を集めたのが音楽監督マズアと手兵フラ
ンス国立管によるチャイコフスキーの夕べ。ルノー・カプソンとのヴァイオリ
ン協奏曲に続いて、メイン・プロとして演奏されたのがこの第5交響曲。
フランス国立管では、ムーティとの悲愴(2003年 / V.4970)に次ぐライヴに
よるチャイコフスキー。マズアも過去にゲヴァントハウス管と交響曲全集を
完成させていますが、5番は87年以来18年ぶりの再録音となります。
近年ますます結びつきを強めている両者だけに出来栄えも大いに期待されると
ころ。果たして、全篇きわめてダイナミックで熱い演奏を繰り広げており、
フィナーレまで一気に駆け抜けます。また、会場となるサン=ドゥニ大聖堂
は、フランス最古のゴシック建築と云われ、フランス歴代の王族が眠る由緒
ある建造物。豊かな響きも印象深く、優秀な録音がこれを余すところなく捉
えています。




<Dynamic>
DYNDVD 33475 \3700
1 DVD,ALL REGIONS,NTSC,DOLBY DIGITAL,LINEAR PCM 2.0
COLOUR,16:9,126 MIN.日本語字幕付!
ヴェルディ・ガラ2004
「ジョヴァンナ・ダルコ」,「アッティラ」,「マクベス」,「海賊」,
「群盗」からのアリア,場面
ホセ・クーラ(T),レオ・ヌッチ(Br),ズヴェタン・ミハイロフ(T),
ウラディーミル・ストヤノフ(Br),リッカルド・ザネッラート(Bs),
アドリアーナ・ダマート(S),アレッサンドラ・レッツァ(S)
レナート・パルンボ(指)パルマ歌劇場管弦楽団,合唱団
収録:2004年10月10日
10月10日はヴェルディの誕生日。パルマ歌劇場では2008年まで毎年この日は記
念演奏会を催すのだそうな。2004年は、ヴェルディの1845-48年の比較的珍し
い作品を中心にしたガラでした。しかも、クーラが「ジョヴァンナ」、「アッ
ティラ」、「海賊」で、ヌッチが「アッティラ」、「マクベス」、「群盗」を
歌うという豪華さです。ベルリン・ドイツオペラの音楽監督に決まったパルン
ボの指揮も見事なもの、これはヴェルディ・マニアにはまたとないDVDです。
嬉しい日本語字幕付!

CDS 499 2枚組 \3700
R.シュトラウス:「ダフネ」
ジューン・アンダーソン(S ダフネ),
ロベルト・サッカ(T ロイキッポス),
スコット・マック・アリスター(T アポロ),ほか
シュテファン・アントン・レック(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月、ヴェネツィア
シュトラウスの「ダフネ」は、1938年にドレスデンで初演されて以来今日まで、
時々上演はされる程度の作品に留まってしまっています。録音もあまり多くあ
りませんでした。このフェニーチェでのライヴは、なんとヴェネツィア初演だ
そうです。指揮は、つい先日も新国立劇場での「マイスタージンガー」で素晴
らしい名演を繰り広げたレック!ここでも、重ったるさの感じられない爽やか
なシュトラウス・サウンドを見事に作り上げています。タイトルロールには、
ビックリのジューン・アンダーソン!ロッシーニやベッリーニなどのイタリア
オペラを得意としてきた彼女ですが、意外や既にサロメやアラベラも歌ってい
るそうです。ロイキッポスにはロベルト・サッカとこれも上々。
なおDVDも近々発売される予定だそうです。

CDS 486 10枚組 \5480
“イタリアの弦楽四重奏曲”
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲集 Op.8,Op. 39,Op.41,Op.64,Op. 52
バッジーニ:弦楽四重奏曲全集
マリピエロ:8つの弦楽四重奏曲
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
プッチーニ:「菊」
ザンドナーイ:弦楽四重奏曲 ト長調
レスピーギ:ドリア旋法の弦楽四重奏曲,弦楽四重奏曲 ニ短調
ヴェネツィア弦楽四重奏団
ボッケリーニがCDS 111、CDS 127、CDS 154、バッジーニがCDS 418(3CD)、マ
リピエロがCDS 168(2CD)、ヴェルディ、プッチーニ、ザンドナーイがCDS 461、
レスピーギがCDS 276で出ていたもの。イタリアの作曲家による古今の弦楽四
重奏曲を集めた画期的企画でした。10枚セットで、価格は3CD分!普段ドイツ
の弦楽四重奏曲しか聞かない方々も、この機会にぜひイタリアの弦楽四重奏
曲に触れてみてはいかがでしょう。





<IDIS>
IDIS 6476 2枚組 \3100
ヴェルディ:「アイーダ」
アントニエッタ・ステッラ(S アイーダ),
フランコ・コレッリ(T ラダメス),
フェドーラ・バルビエーリ(Ms アムネリス),
アンセルモ・コルツァーニ(Br アモナズロ),他
ヴィットーリオ・グイ(指)サン・カルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月24日
ナポリのサン・カルロ劇場でのライヴ。ステッラ、コレッリ、バルビエーリ
と、強力なキャストに加え、指揮がグイです。音の状態はそこそこと思われ
ますので、御注意ください。

IDIS 6475 \1550
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス第1番,第2番
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 Op.47
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
ウィリアム・スタインバーグ(指)RCAビクター交響楽団
アイズラー・ソロモン(指)RCAビクター交響楽団
エマニュエル・ベイ(ピアノ)
録音:1951-55年
いずれもBMG録音。





<SUPRAPHON>
SU 3848 \1650
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
サー・チャールズ・マッケラス(指)プラハSO.
録音:2005年9月
プラハ、市庁舎スメタナ・ホールにおけるライヴ
スメタナ、ヤナーチェクそしてドヴォルザークとスラヴ音楽のスペシャリスト
として自他共に認めるマッケラス。このアルバムは今年80歳の誕生日を迎える
彼の記念ガラ・コンサートの模様を収めたもの。第6番ライヴ(02年・SU.3771)
でもオケの魅力と、何よりマッケラスの作る共感溢れ返る音楽に魅了されまし
たが、ここで彼が振るのはいつものチェコ・フィルではなく、長年にわたり
マッケラスお気に入りのオケであるプラハ響。実際、会場全体がお祝いムード
に包まれて、たいへんな盛り上がりを見せています。ぜいたくなカップリング
な上に、出来たてほやほや鮮度抜群の録音。今回も私たちを惹きつけて放しま
せん。

SU 3808 \1350
ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲第1集Op.46
スラヴ舞曲第2集Op.72
サー・チャールズ・マッケラス(指)
チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1999年4月8-11日プラハ、芸術家の家スタジオ
今年の11月17日で80歳の誕生日を迎えるマッケラス。チェコ・フィルとの代表
的な録音のひとつ、スラヴ舞曲集全曲がこれを機にフルプライス
(旧番号SU.3422)からミドルプライスに再発となります。ドヴォルザーク演
奏にかけては絶大なる信頼を得ている指揮者とオケ。録音も含めて、数ある同
曲異演のなかでも現状最右翼の一枚です。

SU 3809 \1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第14番変ホ長調KV.449
第23番イ長調KV.488
第25番ハ長調KV.503
イヴァン・モラヴェツ(P)
ヨゼフ・ヴラフ(指)
チェコ室内O.チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1974年4月4-5日、1974年4月11-12日、1973年2月3日
プラハ、芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
チェコの名手モラヴェツが、今からほぼ30年前のアナログ期に録音した協奏
曲。来年のモーツァルト・イヤーを前に復活いたします。モラヴェツの特徴
はその音色。リマスタリングも上々で、「ヌルっとした」音色のピアノと麗
しい弦の響きとの溶け合いがなんとも魅力的です。

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