クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

05-11 No.16-1

2005年11月25日 14時23分26秒 | Weblog
<Ambroisie>
AMB 9977 2枚組 \3760
J.S.バッハ:
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集
【CD1】
プレリュードBWV 846a、847、851、850、855a、854、856、848、849、853、
0111857(後の《平均律クラヴィーア曲集》のプレリュード)/プレアンブル
ム(小プレリュード)BWV 924、926 、927a、930、928(《9つの小さなプレ
リュード》より)/プレアンブルムBWV 772、775、778、779、781、784、786、
785、783、782、780、777、776、774、773(後の《インヴェンションとシン
フォニア》)
【CD2】
ファンタジアBWV 787、790、793、794、796、799、801、800、798、797、795、
792、791、789、788(後の《インヴェンションとシンフォニア》)/プレリュ
ードBWV 924a、925、932、931(《9つの小さなプレリュード》より)/運指
練習曲BWV 994/《2つのアルマンド》BWV836、837/フーガ ハ長調(BWV953)
/《3つのメヌエット》BWV 841、、842、843/バス・スケッチ ト短調
(BWVなし)/尊き御神の統べしらすままにまつろいBWV691、イエス、わが喜
びBWV753/《パルティータ》BWV929(シュテルツェル作)/組曲 イ長調
BWV 824(テレマン作)/J.C.リヒターによるクラヴサン作品
クリストフ・ルセ(Cemb)
録音:2004年11月
使用楽器:
ヨハネス・リュッカース1632年製(1787年フォン・ナーゲル改修)チェンバロ
かけた途端、思わず引き込まれてしまう魅惑のサウンド。ルセは、名器リュッ
カースを完全に手中におさめており、そのたっぷりとした音色は実に心に沁み
ます。これらの小曲をここまで鮮やかに聞かせてくれる演奏がかつてあったで
しょうか・・・。演奏も楽器の音色も、その美しさに息をのむほどの出来栄え。
今回ルセが世に送り出すのは、大バッハが長男のために書き上げた練習曲集、
「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帳」。これは、ヴィル
ヘルムが10歳になった頃から書き始められ、3年くらいかけてこの音楽帳に様々
な楽曲が加えられ完成しました。これには、のちにインヴェンション、シン
フォニアや平均律曲集におさめられることとなる曲の原型、運指練習曲、さら
にはコラールまで、実に多岐にわたる内容のものがおさめられており、まさに
よい勉強になる曲集です。この盤では、“音楽帳”として残されているものが
体系的に録音されています。のちに平均律曲集に含められることとなるプレ
リュードも、この音楽帳の中では少し形が違うものもあり、バッハがどのよう
に作品を改編していったかをみることもできる興味深い内容になっています。

AMB 9987 3枚組 \5150
VIOLON VIOOL 2005
【CD1】
第1位 セルゲイ・ハチャトリャン 
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.99
ショーソン:詩曲op.25
第2位 ヨッシフ・イヴァノフ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.108
【CD2】
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV216(ヨッシフ・イヴァノフ)
入賞 米元響子
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
第3位 ソフィア・ヨッフェ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
入賞 ヒュック・ジョー・クン
サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリース
【CD3】
第4位 松山冴花
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
第5位 ミハイル・オヴルツキ
ジャヴィエ・トッレス・マルドナード(1968-メキシコ):
<コンクール用新曲>Obscuro Etiamtum Lumine
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 op.27-5
第4位 松山冴花
ハンス・スルイース(1969-オランダ):四大元素
入賞 アンタル・サライ
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調op.21
【CD1】ヴァルガ(指)ベルギー王立管弦楽団、
ルジーヌ・ハチャトリャン(Pf)
ルック・デヴォー(Pf)
【CD2】ポール・グッドウィン(指)ヴァロニエ室内王立管弦楽団
トビアス・コッホ(Pf)ビョルン・レーマン(Pf)
【CD3】ヴァルガ(指)ベルギー王立管弦楽団 エリアーネ・ルイス(Pf)
トビアス・コッホ(Pf)
録音:2005年5月9-14日、セミ・ファイナル
2005年5月23-28日、ファイナル/パレ・ド・ボザール(ブリュッセル)のライ
ヴ録音
2005年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門上位入賞者
たちの実際のコンクール時の演奏がそのままCDになりました。異様にはりつめ
た空気の中響く弦の音は、若々しくみずみずしい感性が詰まっており、聴く者
の心をうちます。
優勝者のセルゲイ・ハチャトリャンはこれまでに何度か来日していて、ナイー
ブレーベルからシベリウスとハチャトゥリアンのVn協奏曲(V 4959)がリリー
スされております。ここでは、彼の繊細な歌わせ方と美しい音色にますます磨
きがかかって、まさに絶品。他の演奏者たちと演奏の空気がまったく違います。
どうしたらあんな美しい音色が出せるのか、不思議でなりません。日本人の
松山冴花も注目株。精緻な歌わせ方で行き届いたブラームスは実に見事です。






<TAHRA>
FURT 1101 4枚組 \4500
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
全てヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ブルーノ・キッテル合唱団
ティラ・ブリーム (S),エリーザベト・ヘンゲン (A),
ペーター・アンデルス (T),ルドルフ・ヴァツケ(Bs)
録音:1942年3月22-24日 新リマスター
【CD2】バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
エリザベス・シュワルツコップ(S),エリーザベト・ヘンゲン(A),
ハンス・ホップ(T),オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1951年7月29日 新リマスター
【CD3】フィルハーモニア管弦楽団,ルツェルン音楽祭合唱団
エリザベス・シュワルツコップ(S),エルザ・カヴェルティ(A),
エルンスト・ヘフリガー(T),オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1954年8月22日
【CD4】サミ・アブラ氏によるフルトヴェングラー指揮の第9交響曲・比較分析
フルトヴェングラー以外に使用されている音源(全て一部のみ)
トスカニーニ(指)NBC交響楽団 1952年
カラヤン(指)ベルリン・フィル 1963年
メンゲルベルク(指)コンセルトヘボウ管弦楽団 1940年
アーベントロート(指)ライプツィヒ放送管弦楽団 他
フルトヴェングラーが指揮したベートーヴェンの第9交響曲は、1937年から亡
くなる1954年までの17年間に、全部で11種類の演奏がCDになっています。その
中でも特筆すべき演奏は3つあります。1942年3月のベルリン・フィルとの公演、
これは大戦中の緊迫感に満ちた演奏。「バイロイトの第9」として名高い1951年
のバイロイト音楽祭開幕公演、これは極めつけの名演として長い間君臨してい
ます。そして1954年のルツェルン音楽祭公演、これはフルトヴェングラー晩年
の深い思索を感じさせる感動的演奏。この3つの演奏がセットなって発売!
しかもベルリンとバイロイトの演奏は、新たなリマスターが行われており、
音質も一新!TAHRAとしても大きな自信の出来ばえとなっています。さらにフ
ランス・フルトヴェングラー協会の重鎮サミ・アブラ氏による詳細な分析と、
比較用CDがついて、フルトヴェングラーの芸術を多面的に検証できるように
なっています。さすがTAHRA!





<BIS>
BISSA 1461(SACD-Hybrid) \2250
J. S. バッハ:カンタータ全集Vol.29
第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2
第3番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV3
第38番「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38
第135番「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」BWV135
ドロテー・ミールズ (Sop)、パスカル・ベルタン(A)、
ゲルト・テュルク (Ten)、ペーター・コーイ (Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・パラティーノ
SACDハイブリッド盤。第29巻に収められた4作には、すべてコルネット(ツィ
ンク)とトロンボーンが登場するのが特徴。この録音ではブルース・ディッキ
ー率いるフランスの名人集団コンチェルト・パラティーノが担当しているのが
嬉しいところ。舌を巻く巧さです。いつものBCJの響きと一味異なる荘重さ
が新鮮です。

BISSA 1206(SACD-Hybrid) \2250
デュリュフレ:レクイエム Op.9
フォーレ:レクイエム Op.48(マティアス・ヴァグナー編のオルガン伴奏版)
ミア・パーション (Sop)、マレーナ・エルンマン (Ms)、
オッレ・パーション (Br)、マティアス・ヴァグナー (Org)、
フレドリク・マルムベリ(指)スウェーデン放送Cho
SACDハイブリッド盤。BISにはグラーデン&聖ヤコブ教会Choによる素晴らしい
デュリュフレのレクイエムがありましたが、また素敵な盤が加わりました。
BCJのカンタータ録音でもおなじみのパーション、キャバレーソング集で静か
な人気を読んだエルンマンという独唱の豪華さ、また北欧ならではの冷たいま
でに透きとおった合唱も期待できます。オルガン伴奏版のフォーレも予想を上
回る良さです。

BISSA 1491(SACD-Hybrid) \2250
グリーグ:弦楽のための作品集
組曲「ホルベアの時代より」Op.40 
2つの悲しい旋律 Op.34 
2つのメロディ Op.53 
2つのノルウェーの旋律 Op.63 
2つの叙情小曲 Op.68
ウーレ・クリチスチャン・ルード(指)ベルゲン・フィル
SACDハイブリッド盤。透明な高音、微妙な色合いの変化する中低域などグリー
グの作品ほど弦楽オーケストラに合った音楽はちょっと考えられません。涙が
出るほど美しい「過ぎし春」、叙情小曲集の「山の夕べ」をグリーグ自身がオ
ーボエ、ホルンと弦楽オーケストラ用に編曲した絶品まで、すべて治められた
います。かすかなトレモロの効果や厚い響きはSACDならではです。

BIS 1537 \2080
モーツァルト(フンメル編曲):
ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K..537「戴冠式」(室内楽版)
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K..482(室内楽版)
白神典子(Pf)、ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)、ペーター・クレメント(Vn)、
ティボル・ベーニ (Vc)
白神典子によるモーツァルト=フンメルの第3弾。フンメルは編成を室内楽に
するだけでなく、ピアノ書法もロマン派風に手を加えています。その点で不完
全なピアノ譜しか残っていない第26番「戴冠式」の編曲は要注目。というのも、
フンメルはモーツァルト自身が独奏を務めた初演を聴いており、抜群の記憶力
を誇った彼がそれを反映させ充実したソロ・パートを完成させているから。ど
のようになったか乞うご期待!

BIS 1355 \2080
ドビュッシー:ピアノ曲全集 Vol.3
前奏曲集第2巻(全12曲)
英雄の子守唄
アルバムのページ
エレジー
おもちゃ箱
小川典子 (Pf)
小川典子のドビュッシー・ピアノ曲全集の第3弾。第1集・2集はともにレコ
ード芸術誌特選でした。このアルバムには小川の十八番である「前奏曲集第2
巻」に、比較的珍しい3作が収められています。「前奏曲集第2巻」の説得力
はさすがと申せましょう。

BIS 1167 \2080
ヴァイグル:
交響曲第6番(1947)
古都ウィーン (1939)
ウーレ・クリチスチャン・ルード(指)ベルゲン・フィル
カール・ヴァイグル (1881-1949)はウィーンに生まれ、ツェムリンスキーに
作曲を師事、マーラーとシェーンベルクをつなぐべく存在でした。ユダヤ人
だったためアメリカへ移住しますが、彼の音楽はブルックナーやマーラーの
強い影響を受けています。「古都ウィーン」はヨハン・シュトラウス未亡人
邸の常連だったヴァイグルのウィーン賛歌。ウィーンの風物にきらめきます。






<NOVALIS>
NOV150 247 5枚組 \3380
モーツァルト:
CD1
交響曲集 
交響曲第38番「プラハ」、交響曲第40番
ハワード・グリフィス(指)チューリヒ室内O
CD2
ヴァイオリン協奏曲集 
ヴァイオリン協奏曲第3,4,5番
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn,指)イギリス室内O
CD3
セレナーデ集 
セレナーデ第13番 
第9番「ポストホルン」
ジェームス・ジャッド(指)イギリス室内O
コリン・デイヴィス(指)バイエルン放送O

CD4:
木管楽器のための協奏曲集
フルートとハープ、オーボエ協奏曲、クラリネット協奏曲
ウルズラ・ホリガー(Hp)オーレル・ニコレ(Fl)ハインツ・ホリガー(指)
トーマス・インデアミューレ(Ob)レオポルド・ハーガー(指)
ディーター・クレッカー(Cl)ヴォルフ・ディーター・ハウシルト(指)
イギリス室内O
CD5:
宗教曲集 
証聖者の荘厳な晩課K.339よりラウダーテ・ドミヌム
踊れ喜べ幸いな魂よK.165よりアレルヤ
オッフェルトリウムK.72
ハ短調大ミサK.427よりラウダームス・テ
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
ミサ・ブレヴィスK.275よりベネディクトゥス
レジーナ・チェリK.276
戴冠式ミサ曲K.317
エディット・マティス(Sp)ベルンハルト・クレー(指)
イギリス室内O タリス室内Cho
・エディット・ヴィンス(Sp)ベルナルダ・フィンク(At)
ヴェルナー・ホルヴェーグ(Tn)トーマス・ハンプソン(Bs)
マルティン・ハーゼルベック(指)ウィーン・アカデミー
スイスの名門レーベル、NOVALISの名盤のなかからモーツァルトのおい
しいところを厳選して超特価でお届けいたします。





<URANIA>
URNSP 4240 \1350
バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
クラヴィーア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
グレン・グールド(P)
アーネスト・マクミラン(指)トロント交響楽団
録音:1954-55年
いずれもCBC(カナダ放送協会)による録音。ゴルトベルク変奏曲は、有名な
米COLUMBIA(=SONY)録音の前年の1954年の録音。本家CBCからもCDになって
います。

URNSP 4243 \1350
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
モーツァルト:
ディヴェルティメント第2番 ニ長調 K.131,交響曲第33番 変ロ長調 K.319
ジョージ・セル(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,クリーブランド管弦楽団
録音:1949年,1955年
ベートーヴェンはDECCA録音。モーツァルトはセルのディスコグラフィには該
当する録音の記載がないもの。

URN22 281 \1350
シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人」 D.760,Op.15
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125,R.456
アルベニス:イベリア(第1巻、第2巻)
クラウディオ・アラウ(P)
グィド・カンテッリ(指)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1947年,1955年
アルベニスは1947年の英COLUMBIA(=EMI)録音。シューベルトは1955年の英
COLUMBIA録音。リストは1953年3月のライヴ、以前Music & ArtsからCDが出て
いたものと同じ(M&A 625)。

URNSP 4241 \1350
シューマン:
アベッグ変奏曲 Op.1
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
幻想小曲集 Op.12から(3曲)
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19
前奏曲集 Op.11から(12曲)
「炎に向かって」 Op.72
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1955年
ディスコグラフィによると、大半が1955年6月20日、モスクワでの録音。シュ
ーマンの幻想小曲集は2、3、7番を、スクリャービンの前奏曲は2、3、5、9、
10、11、12、15、16、17、18、24番を演奏。

URNSP 4242 2枚組 \2700
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
イーヴ・ナット
録音:1954年
EMI録音。

URN22 283 4枚組 \5400
ワーグナー:「神々の黄昏」
キルステン・フラグスタート(S ブリュンヒルデ),
セト・スヴァンホルム(T ジークフリート),
イングリット・ビョーナー(S 第3のノルン),他
フィエルシュタート ノルウェイ国立放送管弦楽団
オイヴィン・フィエルスター(指)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団,ノルウェー国立放送管弦楽団
ノルウェー国立放送合唱団
録音:1956年
DECCAからLPが発売されたことのある録音で、もともとはノルウェー放送の録
音。詳しい経緯は、カルショーの<レコードはまっすぐに>(山崎浩太郎訳)
の182-3ページにかかれています。CDとしてはこれが初出。

URN22 280 3枚組 \4050
ワーグナー:「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(T ジークムント),
レオニー・リザネク(S ジークリンデ),
マルタ・メードル(S ブリュンヒルデ),
ゴットロープ・フリック(Bs フンディング),
フェルディナント・フランツ(Br ヴォータン),
マルガレーテ・クローゼ(Ms フリッカ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年9-10月
EMI録音。フルトヴェングラーの最後の指揮となったもの。

URN22 282 2枚組 \2700
マスネ:「マノン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マノン),
アンリ・ルゲイ(デ・グリュー),ミシェル・ダン(Br レスコー),他
ピエール・モントー(指)パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
録音:1955年
EMI録音。現在はTESTAMENTでCDになっている物と同一。

RM11 925 2枚組 \2700
シューベルト:「冬の旅」,「白鳥の歌」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
ヘルタ・クルースト(P),クラウス・ビリング(P)
録音:1948年,1953年
いずれもフィッシャー=ディースカウの初期の放送録音。

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05-11 No.16-2

2005年11月25日 14時22分41秒 | Weblog
<PREISER>
PRCD 90699 \1780
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」序曲
「タンホイザー」序曲とヴェーヌスベルクの音楽
「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行
「ジークフリート」-森のささやき
「パルジファル」前奏曲
「パルジファル」-第1幕の場面転換の音楽
「パルジファル」-花の乙女の場面
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・レヒライトナー(T)  ギュンター・トレプトフ(T)
ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1953年5月,1950年6月,1950年9月
いずれもDECCA録音。言わずと知れたワーグナーの巨匠、クナッパーツブッシュ
が、1950年代前半に録音したもの。

PRCD 90679 \1780
ブルックナー:
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
フランツ・コンヴィチュニー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年
SUPRAPHON録音。本家からもCDが出ていますが、加工のすくないPREISERの素直
な音も好ましいものです。

PRCD 90678 \1780
マーラー:交響曲「大地の歌」
アントン・デルモータ(T),エルザ・カヴェルティ(Ms)
オットー・クレンペラー(指)ウィーン交響楽団
録音:1951年
VOX録音。1950年代初頭の、クレンペラーとウィーン交響楽団が残した一連の
録音の中でも評価の高いもの。

PRCD 90695 \1780
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」抜粋
「トロヴァトーレ」-ミゼレーレ
「運命の力」からの場面
ジャン・ピアース(T リッカルド),ジンカ・ミラノフ(S アメーリア),
レナート・ウォーレン(Br レナート),
マリアン・アンダースン(A ウルリカ),
ロバータ・ピーターズ(S オスカル),
ディミトリ・ミトロプーロス(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
ジンカ・ミラノフ(S),ジャン・ピアース(T) 
レナート・チェッリーニ(指)RCAヴィクター管弦楽団
ジャン・ピアース(T),ジンカ・ミラノフ(S),レナート・ウォーレン(Br),
ニコラ・モスコーナ(Bs) 
ヨネル・ペルレア(指),レナート・チェッリーニ(指)
RCAヴィクター管弦楽団
録音:1955年1月,1951年5月,1955年2,4月
いずれもRCA録音。「仮面舞踏会」はライヴではなく、オリジナルの抜粋録音。
ちゃんとしたCDに復刻されるのは初めてです。ミトロプーロスは、同時期に
メトで「仮面舞踏会」を上演していて、そこでマリアン・アンダースンが黒
人歌手として初めてメトの舞台に立ったのは有名な話。さらにピアース、ミ
ラノフ、ウォーレンと、当時のメトのスターが揃った録音です。

PRCD 90663 3枚組 \5340
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」
ウラディミール・ガヴリュショフ(Bs スヴェトザール)
ヴェラ・フィルソワ(S リュドミラ) イワン・ペトロフ(Br ルスラン)
エウゲニア・ヴェルビツカヤ(Ms ラトミール)
ゲオルギー・ネレップ(T フィン)他
キリル・コンドラシン(指)ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1952年
コンドラシン30代末にボリショイ劇場で録音した「ルスランとリュドミラ」の
全曲。ソ連時代の名歌手がずらりと並んでいます。





<CALLIOPE>
CAL 3221 3枚組 \4050
CAL 6679 (ADD) 55'57"
ブラームス:詩曲集Op.79, 3つの間奏曲Op.117, 6つの小品Op.118
CAL 6219 (DDD) 62'11"
ブラームス:16のワルツ集(Op.39,52a,65a),ハンガリー舞曲集(第1,2,5&17番)
CAL 6221 (DDD) 79'25"
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番Op.5,幻想曲集Op.116,4つの小品Op.119
インゲル・セデルグレン(ピアノ)
現在は、ナタリー・シュトゥッツマンの伴奏でその実力を示しているインゲル
・セデルグレン。既発の3枚のブラームス録音をまとめたボックス・セットが
発売されます。CAL6221は廃盤扱いとなっていたものです。

CAL 3817 3枚組 \4050
CAL 4819 75'03"
サン=サーンス:
オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166,ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調
Op.36,テナー・トロンボーンのためのカヴァティーナOp.144,クラリネット・
ソナタ 変ホ長調Op.167
グノー:小交響曲 変ロ長調
ダンディ:7つの木管楽器のための舞曲集
モーリス・ブルグ八重奏団
録音:1975年
CAL 6818 74'48"
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1&2番
日本のメロディー:
「夏の思い出」「砂山」「ふるさと」「城ヶ島の雨」「浜千鳥」「しかられて」
「出船」「宵待草」
アンドレ・ナヴァラ(Vc) アニー・ダルコ(P)
録音:1976年&1982年
CAL 5817 44'06"
サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1&2番
ミシェル・ベネデット(Vn) アニー・ダルコ(P)
録音:1975年
フランスの木管の香り漂うモーリス・ブルグと仲間たちによる木管楽器のため
の作品集(CAL4819)。名手、ナヴァラによる官能的なサン=サーンスのソナタ
と味わい深い日本でのメロディーを集めたアルバム(CAL6818)。現在は廃盤扱
いとなっているミシェル・ベネデットによるサン=サーンス:ヴァイオリン・
ソナタ集(CAL5817)、一つにまとめたサン=サーンスのセットが発売されます。

CAL 3310 3枚組 \4050
CAL 9310 68'35"
「ミサ曲《別れの時》と聖母マリアのためのモテット集」
マントヴァのジャケット:
ミサ曲「別れの時」、モテット「マリアは良いほうを選んだ」他 
ジャケ・ド・ベルヘム:「おお、イエス・キリストよ、私を憐れんでください」
グレゴリオ聖歌:「天にまします我らが父よ」「アヴェ・マリア」
ムートン:「アヴェ・マリア、清らかなる処女」、「アヴェ・マリア(4声)」
作者不詳「マニフィカト」
アンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
CAL 9340 63'29"
マントヴァのジャケット: 「エレミアの哀歌」
・聖木曜日のための ・聖金曜日のための ・聖土曜日のための
アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァ, ミシェル・ロンスダール(朗唱)
録音場所:ブルターニュ地方フィニステール県ルレック修道院
CAL 9342 58'20"
マントヴァ、ゴンザーガ家の1549年のミサとモテット
(ジャケ・ド・マントヴァとアドリアン・ヴィラールトの作品による)
アンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ





<Alba>
ABCD 195 2枚組 \4160
エドゥアルド・トゥビン (1905-1982):
バレエ「クラット」 ETW111
エストニアの主題によるシンフォニエッタ ETW11 (管弦楽のための)
エストニア国立交響楽団 
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団女声合唱団
イリス・オヤ (メッツォソプラノ)  
アルヴォ・ヴォルメル (指)
録音:2003年1月25日-26日、5月5日 (クラット)、
2003年11月21日エストニア・コンサートホール
〈クラット〉はトゥビンの唯一のバレエ。 “クラット”は、エストニア民謡
に登場する悪鬼。いろいろな材料を集めて作った人型が、主人が悪魔に魂を
売り渡すと、それとひきかえに命を得て、宝物を運んできます。村の宴。悪
魔に魂を売った者たちの祭り、オーロラ。村娘と牧童の踊り。クラットの復
讐。さまざまな情景が、エストニア民謡と舞曲も取り入れた音楽により、活
き活きと描かれます。交響曲とならぶ、トゥビンの代表作。組曲は、ネーメ
・ヤルヴィ指揮バンベルク交響楽団の録音 (BIS 306) がありますが、全曲の
商用録音は、これが初めて。組曲と全曲をくらべると、まるで別の作品のよ
うにも聞こえます。バレエ全曲というのは、音楽だけ取り出すと退屈になり
がち。しかし、〈クラット〉には、全曲を一気に聴かせてしまうような圧倒
的なパワーがあります。エストニア国立交響楽団とアルヴォ・ヴォルメルは、
トゥビンの全交響曲を録音したコンビ。

ABCD 205 \2080
ノルドグレン(1944-):ペリマンニの肖像 作品26
ブルッフ:スウェーデン民謡によるセレナード 
バルトーク(アーサー・ウィルナー 編曲):ルーマニア民族舞曲 Sz56 
サッリネン(1935-):ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相 (1981) 
ラウタヴァーラ(1928-):オストロボスニア・ポルカ
グリーグ:2つの旋律 作品53 (ノルウェーの旋律 はじめての出会い) 
ペッカ・ヤルカネン(1945-):
ヴィロの農奴(1980) (2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管弦楽団
レイヨ・トゥンカリ (ヴァイオリン) ティモ・カンガス (ヴァイオリン) 
エラル・クイヴ (ヴァイオリン)
録音:2004年5月14日-16日 スネルマン・ホール (ハッコラ)
10月に紀尾井シンフォニエッタを客演指揮したユハ・カンガスが音楽監督を
務める、フィンランドを代表するアンサンブル、オストロボスニア室内管弦
楽団。本拠地、ボスニア湾に面した町、コッコラは、フィンランドにおける
民俗音楽研究の中心地カウスティネンに近く、民俗音楽をルーツとする作品
に彼らのアイデンティティが示されます。最新アルバムは、彼らがもっとも
得意とする作品を集めた“ポートレート”。ノルドグレンの〈ペリマンニの
肖像〉、サッリネンの〈ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相〉
は、日本の室内オーケストラのプログラムにも載るようになりました。民俗
音楽と芸術音楽の融合。フィドル弾きからスタートしたユハ・カンガスの自
信があふれています。

ABCD 209(SACD-Hybrid) \2180
バッハ:オルガン作品集
トッカータ、アガージョとフーガ ハ長調 BWV564 トリオソナタ 変ホ長調
BWV525
前奏曲 (幻想曲) とフーガ ト短調 BWV542 トリオソナタ ニ短調 BWV527
前奏曲 (トッカータ) とフーガ ニ短調 BWV538 《ドリア旋法》
カリ・ヴオラ (オルガン)[ナーンタリ修道院教会堂 (フィンランド) のオル
ガン (1990年)]
録音:2003年10月16日、2004年5月10日
ブラームス・オルガン作品全集 (ABCD121)、レーガー・オルガン作品集
(ABCD175) につづくカリ・ヴオラのAlba録音。ヴオラは、カリ・ユッシラ、
ハンス・ファーイウスのほか、シュトゥットガルトのルトガー・ローマン教
授に個人指導を受けています。楽器は、フィンランドの古い町ナーンタリに
ある修道院教会堂に設置された、バロックオルガンの伝統を受け継ぐ、ストッ
プ数36の美しいオルガン。

NCD 26 \2080
ヴィッレ・マトヴェイネン (1986-):天使 (2004)
アンナ=マリ・カハラ (1963-):(トゥーカ・ハーパニエミ リズム編曲)
おまえのゆりかごで一緒に寝ているのは誰 (2000)
タパニ・ランシオ(1953-):魔王 (2002)
ラウリ・キルピオ(1974-):子守歌 (2003))
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):水の前に (2001)
ヤルモ・サーリ(1970-):海の旅人 (2000)
エサ=ペッカ・サロネン(1958-):
アン・イェーデルルンドの2つの詩(2000)(わたしにくちづけして 部屋の奥に)
サデ・リッサネン (1965-):ジャバウォックの詩 (2000 rev.2003)
ユッカ・リンコラ(1955-):歓喜 (2001)
EMOアンサンブル パシ・ヒュオッキ (指)ピュー四重奏団
録音:2004年6月6日-10日 ヴィヒティ教会
EMOアンサンブルはフィンランド、エスポー音楽学校の合唱団です。約40人の
編成。シベリウス・アカデミーで合唱指揮を学んだパシ・ヒュオッキが、創立
時から芸術監督を務めています。シューベルトの歌曲と同じゲーテの詩をテク
ストとする、タパニ・ランシオの〈魔王〉。ルイス・キャロルの「鏡の国アリ
ス」から、ナンセンス英語で書かれた英雄バラッド、「ジャバウォックの詩」
によるサデ・リーサネンの作品。合唱のためのビッグバンド・ミュージック、
ユッカ・リンコラの〈歓喜〉。いずれも、“前衛”を超えた、“新ミレニア
ム” にふさわしいスタイルの作品です。

ABCD 218 \2080
ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-):ギターのための作品集
コメ・ダ・ロンターノ 作品122 (2003):(ギター独奏のための) 
魅せられた音 作品132 (2005) (ギター、ホルンとチェロのための) 
ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 作品119 (2003) 
ギター協奏曲 作品126 (2004-05)
ペトリ・クメラ (ギター) テロ・トイヴォネン (ホルン) 
トマス・ユプショバッカ (チェロ) テンペラ四重奏団 
ヨン・ストゥールゴールズ (指)ラップランド室内管弦楽団
ペトリ・クメラはフィンランドのギター奏者。ソロのほか、アヴァンティ!
室内アンサンブル、タンペレ・ロー・アンサンブルなどと共演し、室内楽の
分野でも活動しています。このアルバムは、フィンランドの作曲家ノルドグ
レンがクメラのために書いた作品集。この3年間の間に書かれた新作ばかり。
すべて初めてのCD録音です。共演しているテンペラ四重奏団は、シベリウス
の弦楽四重奏曲全曲録音に挑んだ、女性だけのグループ (最初のディスクが
BIS 1376)。ヴァイリニストとしても活動し、アヴァンティ!室内アンサン
ブルの指揮者として来日したヨン・ストゥールゴールズが、音楽監督を務め
るラップランド室内管弦楽団を指揮して共演しています。

ABCD 212 \2080
リヒト=ゲシュタルト:
アンビエンス I アンビエンス II アンビエンス III 
アンビエンス IV アンビエンス V
新しい踊り、サテュムルティがブルースを手に入れたとき、
憩い、天使のなみだ 何かが終わった
プラティパス・アンサンブル
シド・ヒッレ (ピアノ、メロディカ、サウンド追加) 
マヌエル・ドゥンケル (テナーサックス、ソプラノサックス) 
アリ=ペッカ・アンティラ (ベース) 
テッポ・マキュネン (ドラムズ、パーカッション) 
テーム・ヴィーニカイネン (ギター)
録音:2004年12月7日-8日 フィンランド放送局
“カモノハシ (Platypus)”をグループ名にしたフィンランドのジャズアンサ
ンブル。透明感のうちに熱さを秘めたシド・ヒッレのピアノは、同じフィン
ランドのピアニスト、サムリ・ミッコネンの音を想わせます。クールなスタ
ジオの雰囲気とセッションのリアルな空気が、ふしぎと調和。ヒッレ、ドゥ
ンケル、アンティラ、マキュネンが共同で即興した〈新しい踊り〉 のほか、
シド・ヒッレのオリジナル曲で構成されています。






<LSO Live>
LSO 0074 \1050
LSO 0574(SACD-Hybrid) \1850
シベリウス:クレルヴォ交響曲Op.7
ペーテル・マッティ(Br)モニカ・グロープ(Ms)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.&ロンドンSO.男声cho.
録音:2005年9月18日&10月9日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス
2005-6年シーズンのオープニング・コンサートで、デイヴィスとロン響が取り
上げたクレルヴォ。LSO Liveでシベリウス全集を再度進行中の当コンビにとっ
ては、96年以来5年ぶりの再録音となるものです。
全5楽章からなる大作クレルヴォは民族叙事詩「カレワラ」を題材にとり、若
きシベリウスの名を一躍フィンランド国内に轟かせることになった記念すべ
き作品。全曲の中心となる第3楽章。実演での興奮そのまま、オケはもちろん
とりわけ男声コーラスが力強くユニゾンで歌い上げるさまはビックリするほど
劇的で、まさにド迫力!そして、すでにクレルヴォ歌いとしてはヴェテランの
ソリストが聴かせる、なんとも情感のこもったやりとり。続く第4楽章では、
自慢のパワフルなブラス・セクションの見せ場がこれでもかと爆発しており魅
力度満点!
声楽を伴う作品への取り組みにもひときわ熱心なことで知られるデイヴィス。
心血を注ぎ愛情がぎっしり詰まったシベリウスとはいえ、あえてこうした意欲
的なプログラムを大事な場にかけることは長年の悲願だったのでしょう。手兵
に寄せる厚い信頼もあって演奏会が大成功を収めただけに、特別に感動的な
ものとなっています。






<naive>
E 8905 6枚組 \5000
モーツァルト:ピアノ・ソナタ&作品集
【CD1】ピアノ・ソナタK.279, 280, 281, 282, 283
【CD2】ピアノ・ソナタK. 284, 309, 311
【CD3】ピアノ・ソナタK. 332, 333, 457, 475
【CD4】ピアノ・ソナタK. 310, 330, 331
【CD5】ピアノ・ソナタK. 533/ 494, 545, 576
【CD6】ファンタジアとフーガK.394(383a)、小葬送行進曲K.453a、
アダージョ ロ短調 K.355 (576b)、小さなジグ ト長調 K.574、
幻想曲 ニ短調 K.397(385)、ロンド イ短調 K.511、
『ああ、お母さん聞いて』による12の変奏曲
ハ長調(キラキラ星変奏曲) K. 265(300e)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノフォルテ)
モーツァルト博士、バドゥラ=スコダによるモーツァルト作品集がおとくな
セットになりました。あぶなげない解釈でまさにピアノ学習者のお手本とし
てもぴったりです。各CDにつけられている、バドゥラ=スコダ夫妻によるブッ
クレットも一読の価値のあるものでございます。旧譜バラ(E. 8864-8869)
のセット化。






<RICERCAR>
RIC 244 \1750
ボッケリーニ:スターバト・マーテル
パトリック・コーエン=アケニン(指&Vn)、ゾフィー・カルトホイザー(S)、
ル・フォリア・フランソワーズ/レオノール・ド・レコンド(Vn)、
ミッシェル・レナルド(Va)、
フランソワ・ポリー&エルヴェ・ドゥスィー(Vc)
ボッケリーニは「スターバト・マーテル」の宗教曲をソプラノと室内楽伴奏
(弦楽五重奏)のために書きました。自身も名チェリストであっただけに、
弦のブレンド具合と、その上にたつソプラノとも絡み具合は実に美しく見事
です。ソプラノのカルトホイザーは、2005年のモネ劇場日本公演でも来日、
ベルギーのモネ劇場で公演されたヤーコプスの「魔笛」でもパミーナをつと
めるなど、今後ますます目が話せない若手実力派ソプラノです。





<K617>
K617 177 2枚組 \3380
ポルポーラ:「オルランド」
ロバート・イクスパート(CT オルランド),
ベトサベー・アース(S アンジェリカ),
オルガ・ピターチ(S メドーロ),他
ファン・バウティスタ・オテーロ(指)
レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・カマラ
ニコラ・ポルポーラ(1686-1768)は、ナポリで生まれナポリで没した生粋のナ
ポリ人作曲家ですが、ロンドンでヘンデルのライヴァルだったり、ドレスデ
ンで宮仕えしたり、ウィーンでは少年ハイドンを教えたりと、極めて国際的
な活躍をした人です。もちろんオペラや宗教作品を多数残しています。この
「オルランド」(本来の題名は「アンジェリカ」)は1720年にナポリで初演
されたセレナータ。台本はメタスタージオ。歴史的カストラート歌手、ファ
リネッリがこの作品でオペラ・デビューを飾ったそうです。ファン・バウティ
スタ・オテーロは、バーゼル・スコラ・カントルムでルネ・ヤーコプスやナ
イジェル・ロジャーズに学んだ人物。レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・
カマラ(直訳すると、カマラの王立歌劇団)とともに、スペインとイタリア
のバロック音楽に取組んでいます。
※特典としてDVDがついておりますが、残念ながらPAL仕様のみで、日本の通
常のDVDプレイヤーでは再生できません。

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