クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

05-11 No.14

2005年11月23日 19時46分30秒 | Weblog
<Arcana>
A 324 \2180
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):4声による12のシンフォニア ――
シンフォニア第1番《聖テレンツィアーノの殉教》/同第2番《洗礼者》/
同第3番《アベルの死》/同第4番《キリストの死と埋葬》/同第5番《カエサ
レアの聖ペテロ》/同第6番《苦痛を受けし聖エレナ》/同第7番《改宗した
エルサレム》/同第8番《セデーチャ》/同第9番《神殿に現れたイエス》/
同第10番《夢を説くジョゼッフォ》/同第11番《ナボス》/第12番《我らの
主、イエスの受難》
グナ―ル・レツボール(ヴァイオリン&ディレクター)、
アルス・アンティクァ・オーストリア
3400曲以上の声楽作品を作曲したと言われるイタリアの作曲家カルダーラ。
ヴェネツィアに生まれたカルダーラはマントヴァ、ローマ、そしてウィーン
で重要な任に着き、声楽曲を中心に莫大な数に及ぶ作品を作曲。特に声楽音
楽の発展に大きく尽力したとして知られている。
そんなカルダーラの器楽曲を代表する作品として現代に伝わっているのが「4
声による12のシンフォニア」。この「4声による12のシンフォニア」は独立し
た器楽曲として作曲されたものではなく、オラトリオの序曲として作曲された
作品であり、各曲に宗教的要素の強い副題が付けられているのはそのためで
ある。莫大な数の作品を残しながらも録音の少ないカルダーラに挑むのはア
ルカナのトップ・アーティストとして地位を築いたヴァイオリン奏者レツボ
ールと自身が率いるアルス・アンティクァ・オーストリアの名コンビ!





<Capriccio>
71063(SACD-Hybrid) \2550
A・ブルックナー:
交響曲第1番ハ短調(リンツ稿)
/前奏曲とフーガ ハ短調(※)/前奏曲ハ長調(※)
マルティン・ハーゼルベック(指揮&オルガン※)、ウィーン・アカデミー
ブルックナーの壮大な交響曲の出発点となった交響曲第1番。その第1番をハー
ゼルベックとウィーン・アカデミーのコンビが作曲当時のオリジナル楽器を
使用して録音を行った注目盤!中期から後期の交響曲に比べて演奏機会の少
ない第1番だが、後に続いて行く作風と活力に満ちた演奏はさすがはブルック
ナーと感じさせてくれる。
ウィーンとパリでオルガンや指揮法を学んだハーゼルベックは、アバドやム
ーティら名匠との共演経験を持つ名オルガン奏者。同時に近年は指揮活動も
精力的に行っている。

71062(SACD-Hybrid) \2550
ウィルへルム・グローツ(1894-1939):
歌曲集《恋人に》Op.18、
クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による子供の歌
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):
シュテフェンの詩による6つの祈りの歌Op.17、ヘルダーリン歌曲集
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
3つの歌Op.22、Unverganglichkeit Op. 27
クルト・ワイル(1900-1950):ベルトルト・ブレヒトの詩による3つの歌曲
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、
エリック・シュナイダー(ピアノ)
退廃音楽のレコーディングを積極的に行っているCapriccioならではのタイト
ルが登場。祖国を追われたグローツやコルンゴルト、そしてウルマン、ワイル
の歌曲を歌うのはクリスティアーネ・エルツェ。エルツェはラトル&ベルリ
ン・フィルとの共演をはじめ、アバド、ブーレーズ、ブロムシュテット、シャ
イー、アーノンクールなどとの共演を数多く行っている世界的ソプラノ奏者。

60124 \2080
ワルター・ゴール(1903-1960):ラジオ・オペラ《マルポピタ》
トルステン・ヘニッヒ(テノール)、リリア・ミレク(ソプラノ)、
アクセル・ヘッリク(バリトン)、
ジン・ワン(指揮)、マルポピタ室内管弦楽団&室内合唱団、他
1903年ドイツに生まれた後にイギリスへ移住、1960年に54歳で亡くなるまで
指揮者、作曲家として幅広く活躍していたワルター・ゴール。シェーンベルク
を作曲の師としていたゴールによって、1931年に放送用オペラとして作曲され
た「マルポピタ」をロベルト・セイツが編成などを新たに再構成。2004年5月
にベルリンのコミッシュオーパーで上演を収録したライヴ録音となっている。
指揮者、映画音楽の作曲家としてではないゴールの一面を知ることの出来る貴
重な録音となるこは間違い無い!

49489 4枚組 \3080
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲第5番-第6番/第9番-第11番/第13番/第18番
/第20番-第23番/第26番/第28番-第31番/第38番/第40番-第41番/ピアノ
三重奏曲ハ長調Hob.XV-C1
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタットは1992年にウィーン音楽大学のマスタ
ークラスで室内楽を学んでいたメンバーによって結成されたアンサンブル。
1995年にはオーストリアのブルゲンラント・ハイドン・フェスティヴァルでハ
イドンのピアノ三重奏曲を40曲(!)演奏したという。





<Cala>
CACD 0542 \2080
ストコフスキ・コンダクツ・パーシー・グレインジャー・フェイヴァリッツ
P・グレインジャー:
カントリー・ガーデン(※)、モリスもどき、ある朝早く、シェパーズ・ヘイ
(※)、ロンドンデリーの歌、岸辺のモリー、ストランド街のヘンデル(※)
J・シベリウス:子守歌(ストコフスキ編曲)、悲しきワルツ
R・ヴォーン=ウィリアムス:トマス・タリスの主題による幻想曲
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
E・グラナドス:間奏曲(オットー・ランゲイ編曲)
C・ドビュッシー:月の光(ストコフスキ編曲)
J・イベール:寄港地
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、
パーシー・グレインジャー(ピアノ/※)
カーラとストコフスキ協会によるストコフスキ音源の復刻シリーズ最新タイト
ルはグレインジャーを中心とした小品集。(※)の3曲ではグレインジャー自
身がピアノ担当しており、ストコフスキ&グレインジャーという豪華タッグが
実現!その他の収録曲もヴォーン・ウィリアムス、ラフマニノフ、イベール
などファンには嬉しい音源が盛り沢山!1947年-1953年録音(RCA Victor原盤)

CACD 1036 \2080
ギルドホール・ホルン・ソロイスツ ――
リチャード・ビッシル(1960-):コルペンディウム1
R・シューマン:アダージョとアレグロ
R・ビッシル:Lone Horn Call and Charge
C・サン=サーンス:ロマンス ホ長調
G・ロッシーニ:狩りの集い
L・ケルビーニ:ソナタ第2番
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番より ブーレ1&2
P・デュカス:ヴィラネル
R・ビッシル:タイム・アンド・スペース
E・ボザ:森にて
R・ビッシル:3つのポートレート
デイヴィット・パイアット(ホルン)、リチャード・ビッシル(ホルン)、
ジェフリー・ブライアント(ホルン)、アンドリュー・クラーク(ホルン)、
ジョナサン・リプトン(ホルン)、ヒュー・シーナン(ホルン)、
ギルドホール音楽院ホルン・アンサンブル
ロンドン響首席ホルン奏者をつとめるデイヴィット・パイアットや元ロンドン
響首席のヒュー・シーナン、元ロイヤル・フィル首席のジェフリー・ブライア
ント、ギルドホール音楽院教授でソリストのリチャード・ビッシルなどといっ
たイギリス・ホルン界の俊英や重鎮がゲスト・ソロとして録音に参加している
ホルン関係者にとってたまらないタイトルの登場!
ギルドホール音楽院はイギリスの名門であり、約570名の音楽専攻生の約半分
はイギリス外からの留学生だという。その中から選抜されたホルン・アンサ
ンブルの実力も中々のもの。豪華ソリスト陣とフレッシュな学生アンサンブ
ルの共演に期待!

CACD 88044 \2080
ケルティック・ロマンス ――
ウィリアム・ヴィンセント・ウォリス(1812-1865):ラ・ルイジアナ
マズルカ-エチュード/私の星よ/ラ・ラピディテ/ラ・フォース/ポーラ
ンドの花/ドラマチックな夜想曲/羊飼いの憂鬱/スペインのお土産/蜂と
薔薇/軍隊のワルツ/他 全15曲
ローズマリー・タック(ピアノ)
アイルランドに生まれながらオーストラリアに移住し、植民地時代のオース
トラリア音楽の発展に尽力したウォリスのピアノ作品集。ウォリスはオース
トラリアに最初の音楽学校を創設した人物でもある。
ローズマリー・タックはシドニー出身の女流ピアノ奏者。シドニー歌劇場や
ロンドン・サウス・バンク・センター、カーネギー・ホールでリサイタルを
行うなど活躍している。





<Timpani>
2C 2098 2枚組 \4360
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):室内楽作品全集 ――
ヴァイオリン・ソナタOp.23/ハープのための《ラプソディー》Op.25/ピア
ノ五重奏曲Op.42/アルトとピアノのための《2つの小品》Op.5/チェロ・ソ
ナタOp.27/オーボエとピアノのための《ラルゴとカンツォネッタ》Op.26/
チェロとピアノのための《Soirs Etrangers》Op.56/弦楽四重奏曲Op.12
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、オリヴィエ・ガルドン(ピアノ)、
アレクシス・ガルプリーヌ(ヴァイオリン)、
イヴァン・シフォロー(チェロ)、オディーレ・カラシリー(アルト)、
クリスティアン・モロー(オーボエ)、パスカル・ザンロンギ(ハープ)、
フィリップス・クヮルテット
既発の「1C 1019」、「1C 2019」の2タイトルを装いも新たにセット化。ルイ
・ヴィエルヌはフランスの作曲家でありオルガン奏者として活躍した盲目の
音楽家。オルガン交響曲や室内楽曲など優れた作品を数多く残しており、日
本の学校のチャイムにもなっている「ウェストミンスターの鐘」の作曲者で
もある。そんなヴィエルヌの室内楽作品を網羅したフランス音楽ファンにと
って嬉しいセットの登場である!





<Linn>
CKD 270 \2180
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタ第1番-第6番
ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)、
アリソン・マクギリヴレイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シラス・スタンデイジ(チェンバロ/オルガン)、
エリジオ・キンテイロ(テオルボ)、
ペーター・マッカーシー(ヴィオローネ)
エルレバッハは17世紀から18世紀初頭にかけて活躍したドイツの作曲家。特に
中部ドイツで大きな影響力を発揮し、数百にも及ぶカンタータを作曲したとさ
れている。リヒターはバロック・ヴァイオリンをモニカ・ハジェットの下で学
んだヴァイオリン奏者。パラディアン・アンサンブルとの共演を行うなど、
バロック音楽の分野で特に活躍中。





<Danacord>
DACOCD 646 \2180
F・シューベルト:後期ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960/3つのピアノ曲D946
オレグ・マルシェフ(ピアノ)
Danacordを代表するピアニストであるマルシェフは旧ソ連アゼルバイジャン出
身。これまでに30枚近くの録音をDanacordよりリリースを行っており、祖国ロ
シア(ソ連)の作品やデンマークの協奏曲などのラインナップが好評を得てい
る。先だってリリースされたプロコフィエフ、ブラームスに続く今回のシュー
ベルト作品集。収録されている2作品は31歳という若さで亡くなったシューベ
ルトが最晩年に作曲を行ったもの。美しい響きと流れを感じさせてくれる丁寧
なシューベルト・アルバムに仕上っている。

DACOCD 641 \2180
デンマークのピアノ協奏曲集第4巻 ――
ヴィクトー・ベンディクス(1851-1926):ピアノ協奏曲ト短調Op.17
ルドルフ・シモンセン(1889-1947):ピアノ協奏曲ヘ短調
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、マ
ッティアス・エッシュバッヒャー(指揮)、オールボー交響楽団 
こちらもマルシェフの最新盤で、埋もれたデンマークのピアノ協奏曲の発掘
を行っているDanacordのシリーズ第4巻。ベンディクス、シモンセンの2曲と
もロマンティックな作風を聴かせてくれる協奏曲。Hyperionの「ロマンティッ
ク・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」と同じく、知られざる協奏曲を世に送
り出してくれる貴重なシリーズと言える!

DACOCD 640 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集第12集 ――
《27のコラール》よりBWV719、BWV714、BWV737/《ノイマイスター・コラール
集》よりBWV1090-BWV1109/《25のコラール前奏曲》よりBWV742
ハンス・ヘルムート・ティルマンス (オルガン)
Danacordが進めているJ・S・バッハのオルガン作品集の続編。ティルマンスは
ヴィルトゥオーソ・オルガニストとしてアメリカ、ヨーロッパなどで活躍中。





<Rondo>
RCD 8365 \2180
金管アンサンブルのための作品集 ――
ジャイルズ・ファーナビー(1565-1640):空想、おもちゃ、夢
ヴィクトル・エワルド(1860-1935):金管五重奏曲第3番
S・バーバー:アダージョ
F・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):
トランペット、ホルンとトロンボーンのための三重奏曲
ジョー・ザビヌル(1932-):バードランド
デンマーク王立歌劇場金管五重奏団
デンマーク王立歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成された金管五重奏団
による作品集。ファーナビー、エワルド、プーランクといった重要レパート
リーからデンマークの作曲家ベンソンの作品などを収録。このアンサンブル
ではチューバではなくユーフォニアムを使用しているという点も興味深いポ
イント!北欧の管楽器奏者のレベルの高さは折り紙付き。煌びやかな演奏を
聴かせてくれる。





<Paula>
PACD 153 \2180
スペインのギター作品集 ――
エミリオ・プジョール(1886-1980):
ロマンツァ、セヴィーリャ,エヴォケイション、即興曲
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):
《Siete Piezas De Album》より、《スペインの城》より、《プエルタス・マ
ドリッド》より
エドゥアルド・ロペス・チャヴァリ(1871-1970):ソナタ第2番
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
大ワルツ、メヌエット、アルハンブラの想いで
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):Un Tiempo Fue ltalica Famosa
マヌエル・パラウ(1893-1967):アレグロ(世界初録音)
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981):
ペテネラ、エル・ヴィート
カーステン・ペデルセン(ギター)
デンマーク出身のギター奏者ペデルセンは王立音楽院で学んだ実力派奏者。
「アルハンブラの想い出」などの名曲も収録しており、デンマークとスペイ
ンのコラボレーションが良い味を出している。

PACD 151 \2180
スヴェンボーのカリヨン ――
パーセル:トランペット・ヴォランタリー
ヘンデル:ユダス・マカベウスより、オケイジョナル・オラトリオより 行進曲
クラーク:デンマーク王子の行進曲
シャルパンティエ:テ・デウム序曲
J・S・バッハ:ブーレ、バディネリ
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジークより
ベートーヴェン:メヌエット ト長調/他 全24曲
ハンス・モレルップ(カリヨン)
カリヨンとは17世紀オランダで誕生した異なる音を持った鐘を数個-数十個組
み合わせてメロディーの演奏装置。今回の録音ではデンマークの港町、スヴェ
ンボーのカリヨンを使用。クラシックの様々な名曲を神秘的な雰囲気で聴かせ
てくれるタイトルである。





<VMS>
VMS 161 \2180
ジャズ・ミーツ・ワイル&ガーシュウィン ――
ダニエル・シュニーダー(1961-):
バス・トロンボーン・ソナタ、ソプラノ・サクソフォーン・ソナタ、コロッサ
ス・オブ・サウンド
クルト・ワイル(1900-1950):三文オペラ組曲
G・ガーシュウィン:ソング・スイート
デイヴ・テイラー(バス・トロンボーン)、ケニー・ドリューJr.(ピアノ)、
ダニエル・シュニーダー(サクソフォーン)
20世紀を代表する作曲家であるクルト・ワイルとジョージ・ガーシュウィン。
この2人の作品に加えてシュニーダーの室内楽作品を現代作品、クロスオー
ヴァーのスペシャリストたちが熱演!特にバス・トロンボーンのデイヴ・テ
イラーはクラシックはもちろんコンテンポラリー、ジャズの演奏で世界的奏
者として有名。

VMS 162 \2180
F・シューベルト(ガス・アントン編曲):
歌曲集《美しき水車小屋の娘》(男声合唱版)
ガス・アントン(指揮)、カメラータ・ヴォカーレ、
ジークリッド・アルトフ(ピアノ)
カメラータ・ヴォカーレは1959年に結成された男声合唱団。1970年よりガス・
アントンが指揮者に就任。ルネサンス時代の作品からヒンデミット、シェー
ンベルクなどレパートリーは幅広く、今回収録されている「美しき水車小屋
の娘」の編曲版など興味深いタイトルを取り上げている。





<Tactus>
TC 692003 \2080
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
トリオ・ソナタ ニ長調D3/同ハ長調C3/同ト長調G3/同ニ長調D10/
同ニ短調d2/同ト長調G1/同ニ長調D11/同ニ長調D1
エンリコ・カサッツァ(ディレクター&バロック・ヴァイオリン)、
ラ・マニフィカ・コムニタ
イタリア・バロックの大作曲家タルティーニ=悪魔のトリルというイメージ
が強く持たれているが、今回収録されているトリオ・ソナタなど、他にも輝
く作品が山ほど存在している。
ラ・マニフィカ・コムニタはイタリアのバロック・ヴァイロリンの名手、エ
ンリコ・カサッツァがディレクターをつとめている古楽器アンサンブル。洗
練されたパフォーマンスによるコンサート、録音はこれまでに高い評価を獲
得してきている。

TC 692201 \2080
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
ヴァイオリン・ソナタ第1番-第7番
エンリコ・カサッツァ(バロック・ヴァイオリン)、
フランチェスコ・フェッラリーニ(バロック・チェロ)、
ロベルト・ロレジャン(チェンバロ)
ヴェラチーニはフィレンツェの薬剤師の家庭に生まれ、ヴァイオリン・ソナタ
集、歌劇、オラトリオなどの作品を残したイタリアの作曲家。タルティーニ
を圧倒するほどの演奏を披露していたヴァイオリンの名手としても知られて
いる。エンリコ・カサッツァはラ・マニフィカ・コムニタを率いてTactusから
リリースを行っているイタリアのヴァイオリン奏者であり今回はソロ・アルバ
ムのとなる。ファビオ・ヴィオンディとの共演を行うなど、ソリストとして
も活発に活動中。

TC 670303 \2080
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):聖なる音楽 ――
シンフォニア第4番《キリストの死と埋葬》
ミサ・ドロローサ/聖なるモテット
ヴァレンティノ・エルマコラ(指揮&オルガン、チェンバロ)、
オルケストラ・バロッカ“イル・チメント・デグリ・アフェティ”、
スコラ・カントルム・S.ステファノ
17世紀後半イタリアの作曲家カルダーラの器楽曲、ミサ、モテットと各ジャン
ルの名曲を1枚に収めたタイトル。

TC 630391 2枚組 \4160
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695):
聖ジュゼッペの行列(Il Transito di San Gioseppe)
マリア・ルイサ・バルダッサーリ(指揮)、
アンサンブル・レ・ナシオン、他
コロンナは17世紀北イタリアで活躍したボローニャ楽派の作曲家として知られ
ている。聖ジュゼッペの行列(Il Transito di San Gioseppe)は約1時間40分
に及ぶ声楽付きの大作。

TC 100006 \2080
グレゴリオ聖歌-生誕 ――
洗礼者ヨハネの生誕/我らが主、イエス・キリストの生誕
ドム・ニコラ・M.ベリナッツォ(指揮)、
スコラ・グレゴリアーナ“スクリプトリア”、
ロベルト・ロレジャン(オルガン)
スコラ・グレゴリアーナ“スクリプトリア”はベネディクト修道会の修道院
での活動を主としているイタリアの男声合唱団。その活動はクレモナ国際音
楽祭で高く評価を受けた。

TC 270001 \2080
ラウダリオ・ディ・コルトナ-13世紀の神秘劇 ――
元后、元后/De la Crudel Morte del Cristo/アヴェ・ドンナ・サンクティ
ッシマ/Laudar Vollio per amore/O divina virgo, flore/アルティッシ
マ・ルース/アヴェ・レジナ・グロリオーサ/他 全16曲
ジョヴァンニ・カルーソー(ディレクター)、
アンサンブル・ヴォーカル《ラ・ドルチェ・ヴィスタ》

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