<NIFC>
NIFCCD 030 ¥2300
ヤヌシュ・オレイニチャク - ショパン:
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》
マズルカ第13番イ短調Op.17-4/マズルカ第14番ト短調Op.24-1
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》/マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1
マズルカ第15番ハ長調Op.24-2/マズルカ第49番イ短調Op.68-2(WN14)
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》(WN47)/ワルツ ホ長調(WN18)
バラード第1番ト短調Op.23/夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
夜想曲第19番ホ短調Op.72(WN23)/マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ/エラール1838)
ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・
オレイニチャクが2011年のショパン・ライヴで弾いたフォルテピアノは、ショパ
ン協会(NIFC)第3の楽器「1838年製のエラール」!
これまで使用されてきた「1849年製のエラール」、「1848年製のプレイエル」に
続く形でNIFCのコレクションに加わった"ショパンが生きた時代の楽器"「1838年
製のエラール」。ちなみに1838年は、28歳のショパンがジョルジュ・サンドと共
にスペインのマジョルカ島へ向かった年であり、「軍隊ポロネーズ」や「雨だれ」
が作曲された年でもある。
「1838年製のエラール」のお披露目となったコンサートは、オレイニチャク最高
のショパン・リサイタルの1つという最大級の賛辞が送られたというから期待も
高まるばかり!
録音(ライヴ):2011年2月27日、ロイヤル・キャッスル(ワルシャワ)
NIFCCD 021 ¥2300
タチアナ・シェバノワ - ショパン:
前奏曲変イ長調《プレスト・コン・レッジェレッツァ》(WN44)/
4の前奏曲Op.28/前奏曲嬰ハ短調Op.45
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)
旧ソ連からポーランドへと渡り、"ポーランド"のショパン弾きとしての名声を築
きながらも2011年に惜しくも他界したタチアナ・シェバノワ(1953-2011)。
NIFCからリリースされる追悼盤は、1849年製のエラールでレコーディングされた
「前奏曲全集」と「ピアノ・ソナタ第2番」。
名ピアニスト、タチアナ・シェバノワの至芸は永遠に ――。
録音:2009年6月30日&2010年4月20日、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
(ワルシャワ)
<PentTone>
PTM 1029(SACD-Hybrid) ¥2300
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
児玉麻里(ピアノ)
1999年のロサンゼルス、2003年の東京&名古屋での全曲演奏会や6タイトルのレ
コーディングを経て「後期三大ソナタ」を取り上げる児玉麻里。
日本を代表するベートーヴェン弾きの1人となった名ピアニストが、「後期三大
ソナタ」が持つ深く、そして広いベートーヴェンの世界をその両手で描く。
録音:2011年3月、ファルテルモント(オランダ)
PTC 5186 447(SACD-Hybrid) ¥2580
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(リンツ稿)
マレク・ヤノフスキ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
ベルリン放送響とのワーグナー・プロジェクトが絶好調のポーランドの名匠マレ
ク・ヤノフスキが、名門スイス・ロマンド管弦楽団と進めるブルックナー・チク
ルス。リリースを重ねるたびに評価を高めているチクルスの第6弾は「交響曲第1
番」の1866年リンツ稿(ノヴァーク版)!
ヤノフスキが指揮する後期の交響曲へと繋がる壮大なアダージョ、白熱のフィナ
ーレが、後半の番号に比べると演奏機会に恵まれていない「交響曲第1番」のイ
メージを刷新してくれることだろう。
録音:2011年6月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
PTC 5186 461(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3180
イン・メモリアム・ヤコフ・クライツベルク ――
ドヴォルザーク:
交響詩《水の精》Op.107、交響詩《真昼の魔女》Op.108、
交響詩《金の紡ぎ車》Op.109、交響詩《野ばと》Op.110
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワーグナー:リエンツィ序曲
チャイコフスキー:《なつかしい土地の想い出Op.42》より 瞑想曲+
シュトラウスII世:ワルツ《北海の絵》Op.390*
フランツ・シュミット:《ノートル・ダム》より 間奏曲
ハチャトゥリアン:《ヴァイオリン協奏曲ニ短調》より 第3楽章+/#
ヤコフ・クライツベルク(指揮&ピアノ)、
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団*、
ロシア・ナショナル管弦楽団#、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)+
イリヤ・ムーシンから指揮法を学び、オランダ・フィル、ウィーン響、モンテカ
ルロ・フィルなどで目覚ましい活躍を繰り広げながらも、51歳という若さで志半
ばにしてこの世を去ったヤコフ・クライツベルク。
この追悼盤は、堅実なスタイルと巧みなオーケストラ・コントロールで多くの名
演を聴かせてくれた不世出の天才クライツベルクがペンタトーンに遺した音楽の
遺産である。2002年-2008年の録音。
<TUDOR>
TUDOR 7176(SACD-Hybrid) ¥2080
マーラー:交響曲第7番ホ短調
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
録音:2011年7月11-15日ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
好評のジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ第7弾。今回はマー
ラーの交響曲中、最も解釈が難しいとされる第7番。《夜の歌》と呼ばれるこ
ともあるこの作品は夢とうつつの境目を往き来するかような夢幻的な雰囲気と
美しい旋律で溢れています。全体の構成がラプソディックであるため、全体の
ポイントをどこに置くかによって演奏の方向性が指揮者によって著しく異なる
問題作でもありますが、さてノットはいかなるアプローチをとっているのかは
聴いてのお楽しみ。管楽器ソロの出番も多く、艶やかで流麗なバンベルク響の
管楽セクションの妙技も聴き逃せません。ハリウッドの映画音楽かと見紛うほ
ど効果絶大かつ豪華絢爛な両端楽章とシェーンベルクらに霊感を与え表現主義
音楽の確立に決定的な影響を与えた中間楽章の「夜の音楽」の鮮烈なコントラ
スト。豪快な大管弦楽のサウンドと繊細な室内楽の要素を併せ持つ複雑な総譜
をこれほどの解像度でリアリゼーション出来る指揮者は今日ノットをおいて他
にいません。高音質SACDによってマーラーの意思があますところなく表現され
た同曲の決定盤の登場です。
※日本語オビ・解説付き
TUDOR 7181(SACD-Hybrid) ¥2080
シューマン:
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134
協奏的小品 ヘ長調 Op.86
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
マルク・アンドレーエ(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2010年6月28日-7月2日、バンベルク,77'11
TUDORのバンベルク交響楽団のシリーズ、ゲルハルト・オピッツを迎えての
シューマンのピアノ協奏曲集。オピッツはシューマンも得意としているが、
ピアノ協奏曲も含めてこれらの曲は意外なことに初録音(恐らく)。過度の思
い入れをせず、我を押し出し過ぎずしかししっかりと自己主張をする、身の
詰まったシューマンを聞かせてくれる。バックをスイスの名匠マルク・アン
ドレーエが受け持っている。
※日本語オビ・解説付き
TUDOR 7178(SACD-Hybrid) ¥2080
「ハンス・ゾンメル:管弦楽伴奏つき歌曲集」
ハンス・ゾンメル(1837-1922):
(1)サッフォーの歌Op.6(テキスト:カルメン・シルヴァ)
(2)管弦楽伴奏つき歌曲集
(オデッセウス/夜/漁師/王様と蚤/宮殿の見張り台で塔守は歌う/月へ
/他全15曲)
エリザベト・クルマン(M.S)、
ボー・スコウフス(Br)、
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
バンベルク交響楽団
録音:2010年5月-8月、バンベルク
ハンス・ゾンメルは日本では殆ど知られていないが、ブラームスと同い年の
ドイツの作曲家。生涯に多くの歌劇(その多くはおとぎ話を題材としている)
とおびただしい数の歌曲を作曲している。ワーグナーとR.シュトラウスの間
のミッシング・リンクを埋めるような作風で極めて興味深い存在といえよう。
またイタリア歌劇から影響を感じさせる伸びやかで美しい旋律性をも兼ね備
えている。いずれも管弦楽の伴奏つきで、さながら歌劇のアリアを思わせる
ドラマティックな歌曲。
ソプラノのエリザベス・クルマンはオーストリアの若手でウィーン・フィル
の演奏会に度々登場し、アーノンクール、メータ、ムーティらと共演してい
る。バリトンのボー・スコウフスはデンマーク出身でドン・ジョヴァンニか
らツェムリンスキー、ヴォツェックなどオペラも得意としているが、ドイツ
歌曲も得意としSONY CLASSICALから多数のアルバムが発売になっている。
NIFCCD 030 ¥2300
ヤヌシュ・オレイニチャク - ショパン:
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》
マズルカ第13番イ短調Op.17-4/マズルカ第14番ト短調Op.24-1
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》/マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1
マズルカ第15番ハ長調Op.24-2/マズルカ第49番イ短調Op.68-2(WN14)
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》(WN47)/ワルツ ホ長調(WN18)
バラード第1番ト短調Op.23/夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
夜想曲第19番ホ短調Op.72(WN23)/マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ/エラール1838)
ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・
オレイニチャクが2011年のショパン・ライヴで弾いたフォルテピアノは、ショパ
ン協会(NIFC)第3の楽器「1838年製のエラール」!
これまで使用されてきた「1849年製のエラール」、「1848年製のプレイエル」に
続く形でNIFCのコレクションに加わった"ショパンが生きた時代の楽器"「1838年
製のエラール」。ちなみに1838年は、28歳のショパンがジョルジュ・サンドと共
にスペインのマジョルカ島へ向かった年であり、「軍隊ポロネーズ」や「雨だれ」
が作曲された年でもある。
「1838年製のエラール」のお披露目となったコンサートは、オレイニチャク最高
のショパン・リサイタルの1つという最大級の賛辞が送られたというから期待も
高まるばかり!
録音(ライヴ):2011年2月27日、ロイヤル・キャッスル(ワルシャワ)
NIFCCD 021 ¥2300
タチアナ・シェバノワ - ショパン:
前奏曲変イ長調《プレスト・コン・レッジェレッツァ》(WN44)/
4の前奏曲Op.28/前奏曲嬰ハ短調Op.45
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)
旧ソ連からポーランドへと渡り、"ポーランド"のショパン弾きとしての名声を築
きながらも2011年に惜しくも他界したタチアナ・シェバノワ(1953-2011)。
NIFCからリリースされる追悼盤は、1849年製のエラールでレコーディングされた
「前奏曲全集」と「ピアノ・ソナタ第2番」。
名ピアニスト、タチアナ・シェバノワの至芸は永遠に ――。
録音:2009年6月30日&2010年4月20日、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
(ワルシャワ)
<PentTone>
PTM 1029(SACD-Hybrid) ¥2300
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
児玉麻里(ピアノ)
1999年のロサンゼルス、2003年の東京&名古屋での全曲演奏会や6タイトルのレ
コーディングを経て「後期三大ソナタ」を取り上げる児玉麻里。
日本を代表するベートーヴェン弾きの1人となった名ピアニストが、「後期三大
ソナタ」が持つ深く、そして広いベートーヴェンの世界をその両手で描く。
録音:2011年3月、ファルテルモント(オランダ)
PTC 5186 447(SACD-Hybrid) ¥2580
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(リンツ稿)
マレク・ヤノフスキ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
ベルリン放送響とのワーグナー・プロジェクトが絶好調のポーランドの名匠マレ
ク・ヤノフスキが、名門スイス・ロマンド管弦楽団と進めるブルックナー・チク
ルス。リリースを重ねるたびに評価を高めているチクルスの第6弾は「交響曲第1
番」の1866年リンツ稿(ノヴァーク版)!
ヤノフスキが指揮する後期の交響曲へと繋がる壮大なアダージョ、白熱のフィナ
ーレが、後半の番号に比べると演奏機会に恵まれていない「交響曲第1番」のイ
メージを刷新してくれることだろう。
録音:2011年6月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
PTC 5186 461(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3180
イン・メモリアム・ヤコフ・クライツベルク ――
ドヴォルザーク:
交響詩《水の精》Op.107、交響詩《真昼の魔女》Op.108、
交響詩《金の紡ぎ車》Op.109、交響詩《野ばと》Op.110
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワーグナー:リエンツィ序曲
チャイコフスキー:《なつかしい土地の想い出Op.42》より 瞑想曲+
シュトラウスII世:ワルツ《北海の絵》Op.390*
フランツ・シュミット:《ノートル・ダム》より 間奏曲
ハチャトゥリアン:《ヴァイオリン協奏曲ニ短調》より 第3楽章+/#
ヤコフ・クライツベルク(指揮&ピアノ)、
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団*、
ロシア・ナショナル管弦楽団#、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)+
イリヤ・ムーシンから指揮法を学び、オランダ・フィル、ウィーン響、モンテカ
ルロ・フィルなどで目覚ましい活躍を繰り広げながらも、51歳という若さで志半
ばにしてこの世を去ったヤコフ・クライツベルク。
この追悼盤は、堅実なスタイルと巧みなオーケストラ・コントロールで多くの名
演を聴かせてくれた不世出の天才クライツベルクがペンタトーンに遺した音楽の
遺産である。2002年-2008年の録音。
<TUDOR>
TUDOR 7176(SACD-Hybrid) ¥2080
マーラー:交響曲第7番ホ短調
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
録音:2011年7月11-15日ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
好評のジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ第7弾。今回はマー
ラーの交響曲中、最も解釈が難しいとされる第7番。《夜の歌》と呼ばれるこ
ともあるこの作品は夢とうつつの境目を往き来するかような夢幻的な雰囲気と
美しい旋律で溢れています。全体の構成がラプソディックであるため、全体の
ポイントをどこに置くかによって演奏の方向性が指揮者によって著しく異なる
問題作でもありますが、さてノットはいかなるアプローチをとっているのかは
聴いてのお楽しみ。管楽器ソロの出番も多く、艶やかで流麗なバンベルク響の
管楽セクションの妙技も聴き逃せません。ハリウッドの映画音楽かと見紛うほ
ど効果絶大かつ豪華絢爛な両端楽章とシェーンベルクらに霊感を与え表現主義
音楽の確立に決定的な影響を与えた中間楽章の「夜の音楽」の鮮烈なコントラ
スト。豪快な大管弦楽のサウンドと繊細な室内楽の要素を併せ持つ複雑な総譜
をこれほどの解像度でリアリゼーション出来る指揮者は今日ノットをおいて他
にいません。高音質SACDによってマーラーの意思があますところなく表現され
た同曲の決定盤の登場です。
※日本語オビ・解説付き
TUDOR 7181(SACD-Hybrid) ¥2080
シューマン:
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134
協奏的小品 ヘ長調 Op.86
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
マルク・アンドレーエ(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2010年6月28日-7月2日、バンベルク,77'11
TUDORのバンベルク交響楽団のシリーズ、ゲルハルト・オピッツを迎えての
シューマンのピアノ協奏曲集。オピッツはシューマンも得意としているが、
ピアノ協奏曲も含めてこれらの曲は意外なことに初録音(恐らく)。過度の思
い入れをせず、我を押し出し過ぎずしかししっかりと自己主張をする、身の
詰まったシューマンを聞かせてくれる。バックをスイスの名匠マルク・アン
ドレーエが受け持っている。
※日本語オビ・解説付き
TUDOR 7178(SACD-Hybrid) ¥2080
「ハンス・ゾンメル:管弦楽伴奏つき歌曲集」
ハンス・ゾンメル(1837-1922):
(1)サッフォーの歌Op.6(テキスト:カルメン・シルヴァ)
(2)管弦楽伴奏つき歌曲集
(オデッセウス/夜/漁師/王様と蚤/宮殿の見張り台で塔守は歌う/月へ
/他全15曲)
エリザベト・クルマン(M.S)、
ボー・スコウフス(Br)、
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
バンベルク交響楽団
録音:2010年5月-8月、バンベルク
ハンス・ゾンメルは日本では殆ど知られていないが、ブラームスと同い年の
ドイツの作曲家。生涯に多くの歌劇(その多くはおとぎ話を題材としている)
とおびただしい数の歌曲を作曲している。ワーグナーとR.シュトラウスの間
のミッシング・リンクを埋めるような作風で極めて興味深い存在といえよう。
またイタリア歌劇から影響を感じさせる伸びやかで美しい旋律性をも兼ね備
えている。いずれも管弦楽の伴奏つきで、さながら歌劇のアリアを思わせる
ドラマティックな歌曲。
ソプラノのエリザベス・クルマンはオーストリアの若手でウィーン・フィル
の演奏会に度々登場し、アーノンクール、メータ、ムーティらと共演してい
る。バリトンのボー・スコウフスはデンマーク出身でドン・ジョヴァンニか
らツェムリンスキー、ヴォツェックなどオペラも得意としているが、ドイツ
歌曲も得意としSONY CLASSICALから多数のアルバムが発売になっている。