クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-03 No.28

2012年03月25日 17時10分03秒 | Weblog
★価格訂正のご案内★
先日ご案内いたしました下記商品2点は価格が変更になります。
よろしくお願いいたします。

<Almaviva>
DS 0149 2枚組 ¥2450 ※価格訂正 ¥3150
マヌエル・ガルシア(1775-1832):
オペラ「ドン・キショッテ(ドン・キホーテ)」
ガリシア室内管弦楽団
コンサートマスター:ロヘリオ・グロバ・オテロ
フアン・デ・ウダエタ(指揮)

DS 0153 2枚組 ¥2450 ※価格訂正 ¥3150
アルベニスのためのイベリア
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<APARTE>
AP 025 2枚組 ¥2580
[CD1]
(1)フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調 
(2)ネルダ(1706-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調(カデンツァ:R.ルルー)
(3)ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 (カデンツァ:R.ルルー)
(4)グルック:
歌劇「オルフェーオとエウリディーチェ」より「メロディ(精霊の踊り)」
[CD2]
(1)ハイドン:トランペット協奏曲(カデンツァ:K.ペンデレツキ版) 
(2)同曲(カデンツァ:K.シュトックハウゼン版)
ロマン・ルルー(Tp)、
エマニュエル・ルデュク=バローム、バルチック室内管弦楽団
録音:2010年11月5、6、7日、サンクトペテルブルク
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012での再来日を前に、日本でも更な
る注目を集めているトランペット界の新星ロマン・ルルーによるトランペット
協奏曲尽くしのアルバム。古典派時代に残された数少ないトランペット協奏曲
の中でも代表的なハイドン、フンメル、ネルダの作品が一挙に収録されていま
す。ルルーが奏でるトランペットの響きは相変わらず気品あふれる美しさ。安
定感抜群の演奏から繰り出される超絶技巧の数々には圧倒されます!
特に注目されるのは、ハイドンの協奏曲のカデンツァ! 世界初録音となるペ
ンデレツキによるカデンツァのほか、シュトックハウゼンが息子のために書
いたカデンツァ、そしてルルー自身が作曲したカデンツァの3種類の演奏が収
録されています。シュトックハウゼンのものは、自身による指揮、そして息
子マルクス・シュトックハウゼンのソロによる演奏が録音で残っていますが、
ルルーの演奏も見事。ペンデレツキのカデンツァは、ペンデレツキが1999年
にサン・ノゼ交響楽団を指揮した時、首席トランペット奏者のジェームズ・
ドーリーのために書いたものですが、その後ノルウェーの名手アントンセン
のリクエストにより2002年に改訂されました。トランペットが高音域で活躍
する名カデンツァです。第3楽章のカデンツァでは、人をくったような表現に
思わず吹き出しそうになる部分も。ルルーの超絶技巧が冴え渡ります。第3楽
章の演奏時間は、ルルー自身によるカデンツァのものは4分半なのに対し、
シュトックハウゼンとペンデレツキのは6分半前後。華麗なカデンツァでの見
せ場が続きます。
ロマン・ルルーは今最も注目される若手トランペット奏者の一人。ソリスト
として著名なオーケストラ、フェスティヴァルに出演しているほか、フラン
スを中心に指揮者としても活動しています。再来日となるラ・フォル・ジュ
ルネ・オ・ジャポン2012年では、好評のスラブ魂(AP 004)に収録された作品
も演奏する予定。今後ますますの注目を集めること必至のアーティストです!
バルチック室内管弦楽団は、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦
楽団の精鋭奏者たちによって構成されるアンサンブル。ヤンソンスのもとで
研鑽を積んだルデュク=バロームが2000年から音楽監督を務めています。




<RADIO FRANCE>
FRF 007 ¥2450
ドビュッシー:
聖セバスティアンの殉教(ガブリエーレ・ダヌンツィオの5幕の神秘劇のため
の劇音楽)
第一幕「百合の園」
第二幕「魔法の部屋」
第三幕「偽りの神々の会議」
第四幕「傷ついた月桂樹」
第五幕「天国」
イザベル・ユペール;語り(聖セバスティア)
ソフィー・マラン=デュゴール
(S/処女エリゴーヌの声、Vox Sola、天の声、
ケイト・アルドリッヒ(Ms/双子の兄弟マルク、Vox Sola)
クリスティーヌ・クノッレン(Ms/双子の兄弟マルケリアヌス)
ダニエーレ・ガッティ(指揮)
フランス国立管弦楽団、
ラジオ・フランス合唱団(合唱指揮:マティアス・ブラウアー)
録音:2009年4月9日(ライヴ)/シャンゼリゼ劇場
ダニエーレ・ガッティと、彼が音楽監督を務めるフランス国立管によるドビュ
ッシーの「聖セバスティアンの殉教」の登場。管弦楽版ではなく、語り・声
楽を伴う版での録音です。神秘的で美しい和声、ミステリアスで異教的な要
素を思わせる色彩、抒情、感情のひだに寄り添う劇性と官能的なハーモニー
を併せ持った、ドビュッシーの魅力に詰まった作品です。
このドビュッシーの「聖セバスティアンの殉教」は、当時のセレブ的詩人、
ガブリエーレ・ダヌンツィオが書いた4000行から成る聖史劇の詩のための付
随音楽です。実際にすべての詩を朗読しながら上演すると4時間以上もかかる
大作。しかしその中でドビュッシーの音楽は一時間弱分ほどしかないことか
ら、今日では完全版で演奏されることはほとんどなく、このように音楽部分
を抜粋してか、四曲の抜粋から成る交響的断章(「百合の園」「第一幕の法悦
の踊りとフィナーレ」「受難」「よき羊飼い」)として演奏されています。
ガッティ率いるフランス国立管、という夢のような布陣で、しかも語り手に
はフランスの女優(映画「ピアニスト」で主演をつとめた)イザベル・ユペー
ルを起用した豪華な上演のこのライヴ録音は、歓迎すべきものといえましょ
う。ドビュッシーがこの作品の作曲の契約書にサインをしたのは1910年12月、
詩が書き上がる予定日は翌11年3月、そして初演は5月、とすべてがギリギリ
の状態の中での契約でした。このような明らかに困難と思われる仕事を引き
受けたのは、当時のドビュッシーの経済状態の困難さがあったから、とされ
ています。リハーサルまでにピアノ譜を、そして本番までにオーケストラス
コアを仕上げなければならないというギリギリの状態だったため、オーケス
トレーションの大部分を信頼おける友人、アンドレ・カプレに委ねています
(もちろんすべてドビュッシーの細かなチェックが入っています)。さらに、
契約時には、ダヌンツィオの四幕劇に対して、各幕への4曲の交響的前奏曲、
三曲の舞曲、五声のマドリガル、寡婦たちの哀歌とフィナーレという音楽を
つけることがうたわれていましたが、実際に出来あがってきたダヌンツィオ
のテキストは五幕でした。そんな中迎えた初演もトラブル続きで、さらに初
演で主演をつとめたバレエ・リュスのダンサー、イダ・ルーヴィンシュタイ
ンはユダヤ人だったため、セリフのフランス語にも訛りがあったことを指摘
されるなど、困難な状況でした。しかし、そんな状況での初演で、ドビュッ
シーは、自分が構想に描いていたような魅惑の和声の宮殿が彼の目の前に現
れ涙した、という記録が残っています。この作品が、彼の芸術的発展におけ
る特別な存在であることは間違いないでしょう。
ドビュッシーの音楽語法の総決算的に様々な要素が濃密に詰まったこの作品
を、ガッティとフランス国立管弦楽団は神秘性たっぷりに、ドビュッシーの
和声の味わいと色彩を見事に汲み取り演奏しています。CDで聴いていても、
セバスティアンの恍惚とした表情や、燃え盛る炭の上での舞い、受難の舞い
が目の前にたちのぼってくるような力演となっています。




<EUROARTS>
20 58538(DVD-Video) ¥2900
字幕:日英独仏
「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」
監督:ペーター・ローゼン 制作:2011年 ※日本語字幕付
ヤッシャ・ハイフェッツの人物像に迫るドキュメンタリー「神のヴァイオリ
ニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場!ハイフェッツと言えば、ポーカ
ーフェイスの出で立ちで完全無比なテクニックを惜し気もなく披露しました
が、この演奏スタイルはハイフェッツの父から教わったもので、「演奏者は
自分をひけらかすのではなく、演奏するために存在する」という教えからこ
のスタイルがうまれました。ポーカーフェイスの見た目からは思いもよらな
い、音楽は実に情熱的で魂を揺さぶるような音色によって聴衆を魅了しまし
た。
=各チャプターの構成、見どころ=
このドキュメンタリーではハイフェッツの生涯を様々な証言者をもとにまと
められています。
1.「神のヴァイオリニスト」/2.「師レオポルド・アウアー」/3.「アメリカ
へ」/4.「世界ツアー」/5.「カリフォルニア時代」/6.「編曲者としての
活躍」/7.「愛国者としてのハイフェッツ」/8.「教育者として」/9.「友
人たち」/10.「家族について」/11.「海と孤独」/12. 終わりに/13. ク
レジット
・「神のヴァイオリニスト」
名ヴァイオリニストがハイフェッツについて語っています。巨匠イヴリー・
ギトリスは『神なきこの世への贈り物』と、またイダ・ヘンデルは『ヴァイ
オリンの曲ならなんでも信じられない正確さで弾いた。そしていつも情熱的
だった。』と。この他、イツァーク・パールマンをはじめとした、名だたる
ヴァイオリニストが彼の演奏を激賞しております。
・「世界ツアー」
1920年から行われた世界ツアーの模様がおさめられています。注目すべきは
1923年の関東大震災直後に日本に訪れた際の貴重な無声映像です。ハイフェッ
ツは1917年に来日したことがありますが、その際に訪れた場所が変わり果て
た姿にショックを受けます。しかし、すぐにチャリティー・コンサートを開
き多くの被災者に対し心に染みる演奏をしました。演奏会はホール崩壊の恐
れから野外で行われましたが、映像からもわかる通り数えられないほどの聴
衆が集まりました。
・「カリフォルニア時代」
1930年代にカリフォルニアに移住した際の優雅な生活が見て取れ、趣味の卓
球やテニスをする姿も見られます。
・「編曲者としての活躍」
ハイフェッツと言えば、ヴィルトゥオーゾを感じさせる難曲の演奏に注目さ
れがちですが、彼は演奏者の技量、音楽性がダイレクトに伝わる小品ほど入
念に練習し、また多くの小品の編曲も手掛けました。そして、クラシックだ
けにとどまらず、ジム・ホイルの名前で多くの歌謡曲の作曲していたことに
も触れています。彼は、音楽のジャンルや曲の規模は関係なくどんな曲でも
常に真摯な姿勢で演奏していたことがわかります。
=プライベートな姿にも肉迫=
このドキュメンタリーのもう一つの大きな魅力は、演奏家「ヤッシャ・ハイ
フェッツ」ではない、彼のプライベートなシーンを辿れることです。これは
ファンにはたまらない貴重な映像です。それは海が非常に好きだったハイフェ
ッツの海岸で撮影された映像(チャプター11「海と孤独」)や、ハイフェッツ
自身録画が好きだったことから残されている彼の伴奏者の映像、さらにはあ
のヘレン・ケラーがハイフェッツの楽器に触れながら楽しそうに音楽を感じ
ている映像など、非常に興味深い内容ばかりが収録されています。また教師
ハイフェッツとして、生徒に対していじわると思えるほど!?の非常に厳しい
レッスン風景(チャプター8「教育者として」)など、教育者としての側面を
垣間見ることができます。
=かつてない力作!超一級のドキュメンタリー=
このドキュメンタリーを通じてハイフェッツの演奏を観ると、改めて巧みな
技巧を見て取ることができますが、ポーカーフェイスの裏側に隠された、ハ
イフェッツの内なる叫びが演奏に表れているようにも思えます。演奏者とし
て常にトップで居続けなければいけなかったプレッシャーと常に戦い、本当
は孤独な人間であったようにも思えます。本作品で流れるハイフェッツ自身
が編曲し愛奏した、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女や、名曲バッハのシャ
コンヌ、そして十八番のメンコン、チャイコンの抜粋映像を観ると、今まで
とは違った聴こえ方がするかもしれません。巨匠ヤッシャ・ハイフェッツを
知る上で欠かせない貴重なドキュメンタリーの登場と言えましょう。




<SUPRAPHON>
SU 4087 ¥1780
J.S.バッハ:
(1)フルートと通奏低音のための3つのソナタ 第1番 ロ短調 BWV.1030 
「音楽の捧げもの」BWV.1079より
(2)5度のフーガ・カノニカ (3)無窮カノン
(4)キルンベルガー:3声のソナタ ト短調 
クヴァンツ:
(5)サラバンド ト長調 (6)ミヌエット ホ短調 (7)ジグ ト短調
(8)C.P.E.バッハ:
フルートとヴァイオリンのための二重奏曲 ホ短調 Wq.140 
(9)F.ベンダ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ヤナ・セメラードヴァー(バロック・フルート)、
レンカ・トルゲルセン(バロック・ヴァイオリン)、
ハナ・フレコヴァー(バロック・チェロ)、
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
録音:2011年12月10、12日、聖アネシュカ修道院内アッシジの聖フランチェス
コ教会(プラハ)
チェコが誇る麗しきフルート奏者、ヤナ・セメラードヴァーによるバロック・
フルート作品集。2012年に生誕300周年を迎え、日本国内でも大きな注目を集
めているフリードリヒ大王の宮廷で活躍していた音楽家たちの優雅な作品を
たっぷりと収録した1枚です!フリードリヒ大王が芸術に造詣深く、自身も優
れたフルート奏者として作曲活動も行っていたことはよく知られておりましょ
う。本CDでは、大王と関係深い作品を多く収録。J.S.バッハの「音楽の捧げ
もの」は大王から与えられた主題を基に作曲されたという逸話も残る作品。
他にも大王のフルートの師であるクヴァンツ、宮廷音楽家兼チェンバロ奏者
を務めたC.P.Eバッハはもちろんのこと、宮廷ヴァイオリン奏者として活躍し
たキルンベルガーやF.ベンダといった今日では取り上げられることの少ない
音楽家たちにも焦点を当てた意欲的なプログラムとなっています。共演する
のはレンカ・トルゲルセン、ハナ・フレコヴァー、ベルトラン・キュイエと
いう古楽界を代表する精鋭たち!眉目秀麗なセメラードヴァーの高貴なバロッ
ク・フルートの音色と共に、大王の宮廷に想いを馳せる名盤に仕上がってい
ます。
ヤナ・セメラードヴァーはチェコ出身のフルート奏者。フルート、バロック
・フルート奏者として各国で活躍するだけでなく、コレギウム・マリアヌム
の芸術監督や古楽フェスティヴァルのプログラムを監督するなど、演奏活動
以外の面でも古楽界を牽引している音楽家です。

SU 4092 ¥1780
P.フィッシャー(*1965):
(1)弦楽四重奏曲第1番「モラヴィア」(2008) 
(2)「馬に乗った少年たち」(弦楽四重奏と声楽のための作品)(2011) 
(3)「水の中、ヤンコは馬を歩かせた」
(弦楽四重奏と声楽のための作品)(2011) 
(4)弦楽四重奏曲第2番「ワイルド・マウンテン・タイム」(2009) 
(5)弦楽四重奏曲第3番「狂ったパイプ奏者」(2011)
(6)イヴァ・ビットヴァー(*1958):弦楽四重奏「ホパーホップ・ターリター」
シュカンパ四重奏団、(2)(3)(6)イヴァ・ビットヴァー(歌)、
(2)(6)パヴェル・フィッシャー(歌)、
録音:2011年10月17-18日、11月29日、チェコ放送マルティネク・スタジオ
(プラハ)
1989年にプラハ音楽院の学生たちによって結成され、今やチェコを代表する
弦楽四重奏団となったシュカンパ四重奏団が、チェコの現代音楽家パヴェル
・フィッシャーの弦楽作品集を収録した注目の新譜をリリースしました!フィ
ッシャーはチェコを代表するヴァイオリニストで、シュカンパ四重奏団の初
期メンバーの一人でもある人物。彼が作曲活動を開始したのは2007年からで、
フォークソング歌手である母の影響もあってか民謡や伝承曲を取り入れた作
風が目立ちます。今回は彼が近年作曲した弦楽作品と共に、彼の作品に大き
な影響を与えたチェコの現代音楽家、イヴァ・ビットヴァーの作品も収録。
全体的に抒情あふれる民族的な旋律が美しく、そういった曲調がお好きな方
には特におすすめです。さらに、作曲者のフィッシャー、ビットヴァー自身
が歌手として演奏に参加していることにも注目!フィッシャーの弦楽四重奏
と声楽のための2曲は英語対訳付です。作曲者と演奏者がこれ以上ないほど密
な距離で収録を行ったものですから、その仕上がりにも大きな期待が寄せら
れましょう。チェコの次代を担う現代音楽家らの作品を堪能できる、注目の
アルバムです!




<MELODIYA>
MELCD 1001927 2枚組 ¥2980
メトネル(1880-1951):ピアノ協奏曲&ピアノ曲集
[CD 1]
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33(*)
8つの心象風景 Op.1 から
第2曲嬰ト短調/第3曲変ホ短調/第4曲変ト長調
3つの小品 Op.31 から 葬送行進曲ロ短調(第2曲)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 川の歌 ホ短調(第4曲)
3つのおとぎ話(ロシアのおとぎ話)Op.42 から 第1曲ヘ短調
[CD 2]
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50(+)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 追憶のソナタ イ短調(第1曲)
ソナタ三部作 Op.11 から 悲歌風ソナタ ニ短調(第2曲)(#)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 優雅な舞曲 イ長調(第2曲)
タチアナ・ニコラーエヴァ(ピアノ(*))
アブラム・シャツケス(ピアノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団(*/+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ(#/無印)、指揮(*/+))
録音:1959年(+)/1980年(*/無印)/1983年(#)
旧MELODIYA(BMGから発売される以前)からSUCD規格で発売されていた2枚のCDを
組み合わせたもので、この形での発売は初めてと思われます。

MELCD 1001945 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「エフゲニー・オネーギン」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ:タチアナ)
ヴァレンティーナ・ペトロヴァ(ソプラノ:ラリーナ)
エフゲニー・ベーロフ(バリトン:オネーギン)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:レンスキー)
イヴァン・ペトロフ(バス:グリョーミン公爵)
ラリーサ・アヴデーエヴァ(アルト:オリガ) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1955年 前出:MELCD 1000652

MELCD 1001959 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
グラズノフ(1865-1936):バレエ「ライモンダ」
ボリショイ劇場管弦楽団
独奏:オレグ・ウサチェフ(トランペット) 
セルゲイ・カリノフスキー(ヴァイオリン)
ヴェーラ・ドゥーロヴァ(ハープ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1961年 前出:MELCD 1000708

MELCD 1001972 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲変ロ長調(1865)/弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22/弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(*)
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバリーン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(*))
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ(*))
録音:1952-1965年 前出:MELCD 1000953
モスクワ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(1945年創設)からボロディン弦楽四重
奏団に改称(1955年)した当時の在籍メンバーによる録音。

MELCD 1001973 ¥1550
【新装再発売】
ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲ヘ長調
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバリーン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
録音:1950年代? 前出:MELCD 1000954
モスクワ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(1945年創設)からボロディン弦楽四重
奏団に改称(1955年)した当時の在籍メンバーによる録音。

MELCD 1001981 ¥1550
【新装再発売】
ロシアの復活大祭 三位一体・聖セルギウス修道院の復活大祭賛歌集
(全24曲)
三位一体・聖セルギウス修道院&モスクワ神学アカデミー合同合唱団
マトフェイ大修道院長(指揮)
録音:1978年 前出:MELCD 1000662




<URANIA>
WS 121.176 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
ラモン・ヴィナイ(T)
ヘルヴァ・ネッリ(S)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
ナン・メリマン(Ms)、他
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団、合唱団    1947年

WS 121.177 2枚組 ¥1450
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
ジョージ・ロンドン(Br)
レオニー・リザネク(S)
ジョルジョ・トッツィ(Bs)
カール・リーブル(T)
アンタル・ドラティ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年

LDV 14006 ¥1080
フルートとギターのためのボヘミア音楽
JIRI MATYS(1927- ):Suita, Hra pro dva(初出音源)
SYLVIE BODOROVA(1954- ):
Pohadky jen tak(Just Fairy Tales only)1980 (初出音源)
JIRI BAIER(1934-2005):Bagatella (初出音源)
JAN NOVAK(1921-1984):Cithara poetica
Hana Budisova Colombo, flute
Simone Bellucci, guitar

LDV 14007 ¥1080
ピアソラ、プホール:作品集
ASTOR PIAZZOLLA:
HISTOIRE DU TANGO
REVIRADO
OBLIVION
AVE MARIA
LOS SUENOS
MAXIMO DIEGO PUJOL:
SUITE BUENOS AIRES
PAOLO FERRIGATO - MANUEL MERLO

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12-03 No.27

2012年03月25日 17時09分45秒 | Weblog
<INTEGRAL>
INTEG 221189 ¥2080
J-P.デュポール(1741-1818):通奏低音付きチェロ・ソナタ op.4 全6曲
(1)第4番 ヘ長調 (2)第6番 ニ長調 (3)第5番 イ長調 
(4)第3番 ハ長調 (5)第2番 ホ短調 (6)ニ長調
ラファエル・ピドゥー(Vc)、パスカル・ジョパール(Vc)、植山けい(Cemb)
録音:2010年9月、ポール・ロワイヤル・デ・シャン大修道院(フランス)
フランスを中心に活躍するピドゥー、ジョパール、植山けいのトリオによる
ジャン=ポール・デュポール(1741-1818)のチェロ・ソナタ集!現在では殆ど
演奏・録音されることのない埋もれた名曲を収録した注目の新譜です。J.P.
デュポールは1741年にパリに生まれ、ヨーロッパ各地で幅広く活躍したチェロ
の名手。かのロストロポーヴィチが用いたストラディヴァリ「デュポール」に
名を残す、ジャン=ルイ・デュポールの兄にあたります。弟と同じくヴィル
トゥオーゾであったデュポールはヨーロッパ各地で公開演奏会を行い、1786
年からはフリードリヒ大王が治める宮廷楽団の首席チェリスト及び王のチェ
ロ教師も務めました。彼の作品は、技巧的かつ上品な装飾に富んだ優雅な旋
律が魅力的。本CDでは全6曲からなるチェロ・ソナタが収録されており、歴史
と共に埋もれてしまった珠玉の作品に触れる希少なアルバムといえましょう!
ラファエル・ピドゥーはトリオ・ワンデラーのメンバーとしても活躍する世界
的チェリスト。今回の収録には、ゴフレット・カッパ製作の1680年製チェロを
使用しています。共にチェロを務めるパスカル・ジョパールはパリを中止に
活動するチェロ奏者兼ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。レ・シエクルやパリ管弦
楽団など著名なオーケストラで活躍しています。今回の収録でジョパールは
18世紀に製作されたローマ派のチェロを使用。ピドゥーと共に、優しくも洗
練されたハーモニーを作り上げています。ゴルトベルク変奏曲(INTEG 221188)
でも注目される植山けいは日本人注目のチェンバリスト。3人は4月に来日公
演も控えており、その演奏会では本CDに収録されたチェロ・ソナタの日本初
演も行われる予定!名手トリオの演奏はもちろんのこと、その内容にも注目
されるおすすめ盤です!




<Polymnie>
POL 550283 2枚組 ¥4160
CD1
(1)マーラー(リュール=ドルゴルキー補筆):ピアノ四重奏曲(全4楽章)
(2)リュール=ドルゴルキー:ピアノ四重奏曲第1番 LWV121
(3)同:コンツェルトシュトゥック LWV19
CD2
マーラー(リュール=ドルゴルキー編ピアノ独奏版):
交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章付き)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(Pf)
アンサンブル・モンソロ【本田早美花、シルヴァン・ファヴル(Vn)、
シルヴァン・デュラントル(Va)、
セバスティアン・ヴァン・クイーク(Vc)】
[録音:2010年10月、2011年4月]
マーラーが1876年に作曲した室内楽「ピアノ四重奏曲イ短調」は、残念ながら
第1楽章しか残されていません。スケルツォ楽章は残された24小節のスケッチ
をもとにシュニトケが1988年に完成させましたが、シュニトケの要素が強す
ぎるため、マーラーの作品とはみなされていません。しかし、ついに全4楽章
約28分の完全版が出現しました。補筆者リュール=ドルゴルキーも基本的には
想像による作曲を行っていますが、独自の研究に基づき興味津々。彼自身の
説明は以下の通り。
スケルツォの第2楽章は、マーラー自身によって完全に記譜された最初のペー
ジのうち、ヴィオラでは弾きにくく鳴りも悪い16分音符とオスティナート音型
をピアノに移しました。半音階的な展開部とカデンツァの後、印象的な主題
復帰もマーラーの精神に則り、第1楽章の和声を遵守しています。その第1楽章
や交響曲第5番第2楽章のコラールの引用、交響曲第1番第2楽章トリオのホルン
の音響模倣など興味津々。さらに中間部トリオには歌曲集「亡き子をしのぶ
歌」第4曲を流用、完全にマーラーの音世界を作りあげています。
第3楽章「ゆっくりと感じながら」は1876年作とされる「交響前奏曲」のピア
ノ譜に記されていた3つの未知作品スケッチに源を求め、それに基づき再構築
されています。リュール=ドルゴルキーは交響曲第1番の第3楽章ばりとみなし
ていますが、主題といいリズムといい、マーラーというよりブルックナーを
想わせます。
第4楽章ロンドは、アルマ・マーラーの死後世に出た、既存のどの作品にもあ
てはまらない2つの主題スケッチに基づいています。それらは1920年代にアル
バン・ベルクが調査し、マーラー最晩年のものとしています。ひとつはト長
調のプレストで、マーラーはヘ長調に移すよう指示していますが、リュール
=ドルゴルキーはイ長調にして用いました。そして交響曲第1番の第2楽章を
想わせる終結に至ります。彼はこの復元を18歳の1994年、パリ音楽院の学生
時代に着手し、1998年に完成させましたが、ようやくここで日の目をみるこ
とができました。
9歳からピアノを学び始めたリュール=ドルゴルキーは、近所のクラシック好
きの医師の蔵書スコアを見せてもらい、すっかりマーラーの交響曲第1番「巨
人」に魅せられ、14歳の1990年、編曲に挑みました。もともとピアノ的でな
いこの曲のため、彼はペダルの新しい活用法を開発して応用しています。マ
ーラーの「巨人」には岡城千歳によるピアノ編曲もありますが、こちらは
「花の章」付きというのがさらに嬉しく、またチャーミング極まりない調べ
に酔わされます。編曲者自身のピアノ演奏も強靭な熱演で、約62分、聴き手
を金縛り状態にしてしまいます。
アンサンブル・モンソロは日本のヴァイオリニスト、本田早美花を中心とし
たパリ音楽院出身のメンバーによる2005年結成のアンサンブル。通常はコン
トラバスも含む五重奏団で、2007年ノルマンディのフォーラム・ミュジカル
優勝をはじめ、ヨーロッパのコンクールで入賞する実力派です。




<EA Records>
EA 1110 ¥2080
マクス・ドローヌ:
(1)ピアノ三重奏曲イ短調(1920)
(2)6つの演奏会用練習曲(1904)-ピアノ
(3)妖精の踊り(1930)-ピアノ
(4)ミヌエット(1891)-ピアノ
(5)小組曲(1898)-ピアノ
ジェラール・プーレ(Vn)、ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)、
ディミトリウス・サログロ(Pf)
[録音:2010年4月、6月]
マクス・ドローヌ(1875-1959)はラヴェルやアーンと同世代のフランスの作曲
家。マスネ門下のオペラ作曲家で、パリ音楽院教授やオペラ・コミック座の
音楽監督も務めるなど名声を博しましたが、今日不当な忘却の淵に追いやら
れています。しかし、師ゆずりの旋律美やオシャレなセンスなど魅力的で、
録音も現れつつあります。1920年作のピアノ三重奏曲は、初演の際に作曲者
がピアノを、ガストン・プーレがヴァイオリンを担当しました。今回、ヴァ
イオリンはその子息で日本でもお馴染みのジェラール・プーレが奏している
のも魅力。30分近い大作で、充実度満点。さらに魅力的なのは、ドローヌの
ピアノ曲が多数収録されていること。「6つの演奏会用練習曲」は各曲がラ
ヴィニャックやコルトーなど大物に捧げられながら、公開演奏すらされてい
ない作品。今回が世界初録音であると同時に世界初演となりました。他の小
品もフランス風な洒脱さが美味の極み、新たな宝の発見と申せましょう。




<ACTES SUD>
ASM 09 ¥2180
テオドール・デュボワ:
(1)フリチョフ序曲(1880)
(2)ピアノ協奏曲第2番(1897)
(3)十重奏曲(1909)
ヴァネッサ・ワーグナー(Pf)、
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2011年(ライヴ)
ピリオド楽器によるストラヴィンスキーの「火の鳥」やサン=サーンスのオル
ガン付き交響曲が大絶賛のロト、SWR響との来日公演も大成功に終り、現在最
も注目される指揮者のひとりとなりました。今後のリリース予定も充実して
いますが、まずは近代フランスの作曲家デュボワ作品集の登場です。デュボ
ワは非常な多作家でしたが、CD自体が珍しく、またピリオド楽器であるのも
もちろん初の試みです。
テオドール・デュボワ(1837-1924)はパリ音楽院で作曲をトマに師事、マドレ
ーヌ教会のオルガニストを務めるかたわら母校でも教鞭をとり、デュカス、
マニャール、アーン、フロラン・シュミットを育て、1896年には院長となり
ました。しかし1905年にラヴェルがローマ大賞応募資格を無効とされたこと
が物議を醸し引責辞任。フランス音楽史上では悪役のイメージがついていま
す。作曲家としては500を超える作品を残していますが、むしろ今日では音
楽作品よりも、日本でも音大生必修だった「和声学」の著者として名を残し
ています。
このアルバムでは、デュボワの長い創作期の3つの時代を代表する3篇をとり
あげています。初期1880年作の「フリチョフ序曲」は、「スカンジナヴィア
伝説」の副題を持つ交響詩で、フリチョフ物語を描いています。劇的なアク
セントやリズムを駆使してオーケストレーションの秘術を披露。中期1897年
のピアノ協奏曲第2番はロマン派風の大協奏曲で、ショパンを思わすメロディ
に満ちた魅力的作。ヴァネッサ・ワーグナーは1880年製のエラール・ピアノ
を用いて薫り高き演奏を繰り広げます。後期1909年の十重奏曲は、弦楽五重
奏と木管五重奏の組合せにより、フランクを思わすオルガン的な響きに満ち
ています。ガット弦と20世紀初頭のフランス製管楽器ならではの音色を存分
に堪能できます。
ロトの演奏は相変わらず才気煥発。「フリチョフ」での強烈なリズム、ピア
ノ協奏曲でのロマン性、いずれもきびきびした推進力で表出。忘れられてい
たデュボワ作品からいきいきとした息吹を再現しています。




<C Avi>
4260085532490 ¥2450
ラフマニノフ:
(1)楽興の時 op.16 
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36 
クライスラー:(3)愛の悲しみ (4)愛の喜び
エフゲニア・ルビノヴァ(Pf)
録音:2004年、ドッビアーコ(イタリア)
類まれなテクニックとパワフルな表現力を兼ね備えた演奏で『次代のアルゲ
リッチ』とも謳われる新進気鋭の若手ピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァ
によるピアノ小品集。ルビノヴァといえば、可憐な外見からは想像も出来な
いほどのダイナミックかつエネルギッシュな表現力が何よりの魅力。力強い
低音の響きが印象的な彼女の演奏は、重々しくも流麗な響きに満ち溢れてい
ます。本CDにはラフマニノフ、クライスラーの情感あふれる作品の数々が収
録されており、ルビノヴァの真骨頂とも言える情感あふれる演奏をたっぷり
と堪能できます!

4260085532506 ¥2450
シューベルト:
(1)幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」 op.15 D.760 
(2)即興曲集 op.posth.142 D.935 
(3)即興曲集 op.90 D.899
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
録音:2010年7月、ティボール・ヴァルガ・スタジオ(シオン、スイス)
【使用楽器:1819年製コンラート・グラーフモデル(ポール・マクナルティに
よる復元)】
20世紀ソ連の巨匠ヴラディーミル・ソフロニツキーの愛娘にして世界的クラ
ヴィーア奏者であるヴィヴィアナ・ソフロニツキーによるシューベルトのピ
アノ作品集。数々のピリオド楽器を弾きこなすヴィヴィアナですが、今回は
楽器職人ポール・マクナルティによって復元された1819年製のコンラート・
グラーフのレプリカを使用!ベートーヴェンやショパン、シューマンら多く
の音楽家たちが愛した名器です。素朴かつ軽やかな音色が織りなす上品な響
きはフォルテピアノならではといえましょう。2010年の来日公演でも話題と
なったピリオド楽器の響きを再び堪能することができます。ヴィヴィアナの
演奏は全体的に過剰な表現を抑えた清廉な演奏。重厚感のあるフォルテの響
きや透明感のある高音の美しさにはどこか亡き巨匠ヴラディーミルの響きも
想い起こされます。現在、ロシア・ピアニズムの継承者として世界的に活躍
しているヴィヴィアナ。今後さらなる活躍必至のアーティストによる注目の
新譜です!

4260085534173 ¥2450
(1)ボッケリーニ:
2つのチェロのためのソナタ ハ長調より アレグロ・モデラート 
(2)C.V.フローレス(編:トーマス=ミフネ):ランプの灯影 
(3)G.ケッペン:イディッシュ・ソング  
(4)L.グリエルミ(編:ツェムリカ):バラ色の人生 
(5)L.テイセイレ(編:トーマス=ミフネ):カランドリア 
(6)ドッツァウアー:
「お手をどうぞ」による変奏曲(モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
の主題による変奏曲) 
(7)アルベニス(編:トーマス=ミフネ):セヴィーリャ 
(8)ボワモルティエ:ソナタ ハ短調よりラントマン&ジーグ op.14-3 
(9)J.コスマ(編:ツェムリカ):「枯葉」 
グリエール:
(10)デュエット第9番 (11)デュエット第4番 
(12)サン=サーンス(編:G.ケッペン):「動物の謝肉祭」より「白鳥」 
(13)ロドリゲス(編:K.アルトマン):ラ・クンパルシータ 
(14)ハイドン:二重奏曲ニ長調 Hob.X:11 
(15)フィリベルト:メンティアス 
F.クープラン:
(16)コンセール第13番より シャコンヌ 
(17)新しいコンセール第9番より 「私は知らない」 
(18)フィリベルト(編:トーマス=ミフネ):「ミロンガの泣くとき」 
(19)オッフェンバック:二重奏曲 イ短調 
(20)M.モノー(編:ツェムリカ):愛の賛歌 
(21)ガーシュイン(編:ツェムリカ):サマータイム
ヴィオロンセロ・ア・ドゥ{ビルギット・ハイネマン(Vc)、
ウタ・シュリヒティヒ(Vc)}
録音:2011年3月、デュッセルドルフ(ドイツ)
ヴィオロンセロ・ア・ドゥ(Violoncello-a-deux)は、ドイツの名手ハイネマ
ンとシュリヒティヒによって結成されたデュオ。ジャンルを越えて幅広いレ
パートリーを持ち、多彩なジャンルの音楽を融合したオリジナリティあふれ
る選曲で注目を集める実力派団体です。クラシックとポピュラー、とりわけ
タンゴやシャンソン、アメリカ・ラテン音楽との融合に積極的な二人。本CD
の選曲プログラムも、彼女たちの活動姿勢が強く反映されたものとなってい
ます!収録されている楽曲は、ボッケリーニやハイドン、クープランといっ
たチェロ二重奏の名曲から、タンゴ界の大作曲家フィリベルト、シャンソン
界に名を馳せるモノーなど実に多彩。トーマス・ミフネ、ケッペンらによっ
てチェロ二重奏曲用に編曲された作品も多く収録しており、チェロ二台なら
ではのアンサンブルを堪能することが出来ます。ここまで多彩なジャンルを
混合した二重奏アルバムは希少!作品によって全く表情を変える二人の音色
にも注目のおすすめ盤です!




<agOgique>
AGO 004 ¥2380
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.449
(2)ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 
(3)ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415(ピアノと弦楽四重奏編成版)
ダニエル・イゾワール(フォルテピアノ)、ラ・プティット・サンフォニー
録音:2011年8月3-6日、ロヨモン修道院(フランス)
2006年に創始された新進気鋭の古楽器演奏団体ラ・プティット・サンフォニ
ーがファーストアルバムをリリース!注目の収録内容はモーツァルトのピア
ノ協奏曲集です。フォルテピアノを担当するのは、オルガン奏者アンドレ・
イゾワールの息子であり、ラ・プティット・サンフォニーの創始者でもある
ダニエル・イゾワールです。今回のCDに関して「特に室内楽的な3つの協奏曲
を選んだ」と語ったイゾワール。小編成に焦点を当てた選曲の中でも特に注
目されるのはピアノ協奏曲第13番!一般的には、トランペットやティンパニ
を含む華やかな編成で演奏されるこの作品。ここではモーツァルトが当時の
広告などでも提案したとおり、管楽器や打楽器のない弦楽四重奏(2Vn,1Vla,
1Vc/当時はこうした編成変換をして家庭などでも演奏が楽しまれていました。
)による伴奏で演奏されています。親密な雰囲気ながらも作品の華やかさもそ
こなわれておらず、瑞々しい室内楽の響きが展開されています。第14番もオ
ーボエ、ホルン、弦楽器5本という小編成。協奏曲というより室内楽曲を思
わせる小さな編成ながらも壮大に広がる音楽世界に、若きモーツァルトの才
を改めて実感させられます。さらに、本CDではモーツァルト最後のピアノ協
奏曲である第27番も収録。編成はフルート、オーボエ、ファゴット、ホルン、
弦楽器と他2曲に比べて大きめですが、楽器間で密に交わされるアンサンブル
は圧巻です。ロヨモン修道院の音楽図書館での録音ということで、貴族の邸
宅や小規模な演奏会を想起させる密な響きを堪能することが出来る仕上がり
となっています。



<auris subtilis>
ASC 5053 ¥2250
(1)G.ロッシーニ:狩の集合地 
(2)J.キャンティン:聖ユベールの大ミサ曲 
(3)K.シュティーグラー:
8本のホルンのためのジークフリートファンタジー
(ワーグナー:歌劇「神々の黄昏」第3幕のモチーフに基づく編曲) 
(4)J.クーツィール:8本のホルンのための協奏的音楽 
(5)ベルリオーズ(編:ロビンソン):「ローマの謝肉祭」 op.9(ホルン8重奏版)
トマス・ハウシルト(Hr)とその生徒たち
録音:アウグスブルク城(ケムニッツ、ドイツ)ライブ録音
アウグスブルク城はザクセン地方を代表する古城の一つ。狩猟が盛んに行われ
ていたことから“狩の城”とも呼ばれるこの城では、毎年ホルン奏者たちが城
内の教会で狩の守護者聖ユベールのミサ曲を演奏する伝統があります。本CDで
はライプツィヒにある名門フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音
楽演劇大学で教鞭を振るうトマス・ハウシルトと、彼に師事する学生たちに
よって行われたライブ録音を収録。演奏会のメインである聖ユベールのための
大ミサ曲にも注目されますが、その他にもワーグナーの歌劇「神々の黄昏」
からの編曲作品や、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」のホルン8重奏版など
収録される機会の少ない希少なプログラムにも注目です!特にラストに収録
された「ローマの謝肉祭」では、彼らの卓越した演奏技術と表現力に圧倒さ
れます。総勢12人にも及ぶホルンの高らかなアンサンブルのハーモニーが爽
快な1枚です!




<EGEA>
-Casa dell Musica
SFEM 20100004 2枚組 ¥2450
ヴェルディ:「オテッロ」からの場面
収録されている歌手
オテッロ(T)
フランチェスコ・タマーニョ(1850-1905)
ベルナルド・デ・ムーロ(1881-1955)
ジョン・オサリヴァン(1877-1955)
レナート・ザネッリ(1892-1935)
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1892-1979)
マリオ・デル・モナコ(1915-1982)
フランチェスコ・メルリ(1887-1976)
ジョヴァンニ・バッティスタ・デ・ネグリ(1850-1923)
レオン・エスカレ(1859-1941)
イチリオ・カレヤ(1880-1941)
セザール・ヴェッツァーニ(1888-1951)
ジョヴァンニ・ゼナテッロ(1876-1949)
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1892-1979)
アウレリアーノ・ペルティレ(1885-1952)
ジュゼッペ・オクシラ(1865-1919)
アントーニオ・パオーリ(1870-1946)
エンリコ・カルーソー(1873-1921)
ニコラ・フザーティ(1876-1956)
イヤーゴ(Br)
パスクワーレ・アマート(1878-1942)
リッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955)
マリアーノ・スタービレ(1888-1968)
ハインリヒ・シュルスヌス(1888-1952)
エウジェニオ・ジラルドーニ(1871-1924)
ティータ・ルッフォ(1877-1953)
カルロ・ガレッフィ(1882-1961)
ドメニコ・ヴィリオーネ・ボルゲーゼ(1877-1957)
ジュゼッペ・ダニーゼ(1883-1963)
ヴィクトル・モレル(1848-1923)
マーリオ・サンマルコ(1867-1930)
マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)
録音:1902-1951年
ヴェルディの「オテッロ」から、オテッロとイヤーゴの歴史的録音を集めた
CD。初演で歌ったフランチェスコ・タマーニョとヴィクトル・モレルの貴重
な録音や、残された録音そのものが少ない名歌手のものなど、マニアにはた
まらない内容です。

SFEM 20110003 ¥2250
「神聖と世俗」
ロッシーニ:「モーゼ」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
アレヴィ:「ユダヤの女」から
アレクサンダー・キプニス(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」から
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ヴェルディ:「ナブッコ」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ボリス・クリストフ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
チェーザレ・シエピ(Bs)
ヴェルディ:「第一回十字軍のロンバルディア人」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ヴェルディ:「運命の力」から
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
録音:1906-1955年
「神聖と世俗」と題された、往年のバスの歴史的録音ばかりを集めたアリア
集。フランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)、ホセ・マルドネス(1869-
1932)、ナッザレーノ・デ・アンジェリス(1881-1962)、アレクサンダー・キ
プニス(1891-1978)、エツィオ・ピンツァ(1892-1957)、タンクレーディ・パ
ゼロ(1893-1983)、ボリス・クリストフ(1914-1993)、ニコラ・ロッシ=レメ
ーニ(1920-1991)、チェーザレ・シエピ(1923-2010)といずれも名バス。中で
も貴重なのはフランチェスコ・ナヴァリーニの録音。彼は1884年のヴェルディ
「ドン・カルロ」の改訂4幕版ミラノ初演で大審問官を、「オテッロ」初演で
ロドヴィーコを歌ったことで知られる。

SFEM 20110001 ¥2250
“オペラの悪魔 第1集”
マイヤベーア:「悪魔ロベール」から
ジョヴァンニ・グラヴィーナ(Bs)
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
アダム・ディデュル(Bs)
ポル・プランソン(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」から
ジュゼッペ・デ・ルーカ(Br)
ポル・プランソン(Bs)
アントーニオ・マジーニ=コレッティ(Br)
リッカルド・ストラッチャーリ(Br)
マッティア・バッティスティーニ(Br)
マーリオ・アンコーナ(Br)
アントーニオ・マジーニ=コレッティ(Br)
モーリス・ルノー(Br)
マルセル・ジュルネ(Bs)
グノー:「ファウスト」から
ポル・プランソン(Bs)
マルセル・ジュルネ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
フョードル・シャリアピン(Bs)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
録音:1902-1951年
オペラの悪魔の第1集と題されたこのCDには、マイヤベーア「悪魔ロベール」
のベルトラン、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」のメフィストフェレス、
そしてグノー「ファウスト」のメフィストフェレスのアリアを収録。収録さ
れている歌手は、ポル・プランソン(1851-1914)、アントーニオ・マジーニ=
コレッティ(1855-1912)、マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)、フ
ランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)、マーリオ・アンコーナ(1860-1931)、
モーリス・ルノー(1861-1933)、マルセル・ジュルネ(1867-1933)、ホセ・マル
ドネス(1869-1932)、ジョヴァンニ・グラヴィーナ(1872-1912)、アダム・ディ
デュル(1873-1946)、フョードル・シャリアピン(1873-1938)、リッカルド・
ストラッチャーリ(1875-1955)、ジュゼッペ・デ・ルーカ(1876-1950)、ナッ
ザレーノ・デ・アンジェリス(1881-1962)、アレクサンダー・キプニス(1891-
1978)、エツィオ・ピンツァ(1892-1957)、タンクレーディ・パゼロ(1893-1983)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(1920-1991)。いずれもその時代を代表する名バリ
トン、バスたちです。

SFEM 20110002 ¥2250
“オペラの悪魔 第2集”
グノー:「ファウスト」から
ヴィットーリオ・アリモンディ(Bs)
ポル・プランソン(Bs)
アダム・ディデュル(Bs)
ジャン=フランソワ・ドゥルマ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
ボーイト:「メフィストーフェレ」から
フョードル・シャリアピン(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
ボリス・クリストフ(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
チェーザレ・シエピ(Bs)
ルビンシテイン:「デーモン」から
マッティア・バッティスティーニ(Br)
フョードル・シャリアピン(Bs)
録音:1902-1959年
オペラの悪魔の第2集は、グノーの「ファウスト」のメフィストフェレス、ボ
ーイトの「メフィストーフェレ」のタイトルロール、そしてルビンシテイン
の「デーモン」のタイトルロールのアリアを収録。収録されている歌手は、
ポル・プランソン(1851-1914)、マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)、
ジャン=フランソワ・ドゥルマ(1861-1937)、ヴィットーリオ・アリモンディ
(1861-1928)、ホセ・マルドネス(1869-1932)、フョードル・シャリアピン
(1873-1938)、アダム・ディデュル(1873-1946)、ナッザレーノ・デ・アンジェ
リス(1881-1962)、アレクサンダー・キプニス(1891-1978)、タンクレーディ・
パゼロ(1893-1983)、ボリス・クリストフ(1914-1993)、ニコラ・ロッシ=レ
メーニ(1920-1991)、チェーザレ・シエピ(1923-2010)。ジャン=フランソワ・
ドゥルマは、マスネ「タイス」初演でアタナエルを歌ったバス=バリトン。




<SUPRAPHON>
SU 4081 2枚組 ¥2580
[CD 1]
・モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K. 492-序曲
 録音:1962年11月19日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)
・モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K. 504「プラハ」
 録音:1953年8月7日、9月11日プラハ、ルドルフィヌム
(セッション・モノラル)
・モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」K. 621-序曲
 録音:1956年4月5日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
 録音:1953年3月6-7日&9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD 2]
・シューベルト:交響曲第8(7)番ロ短調D 759「未完成」
 録音:1950年5月3日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)
・マーラー:交響曲第4番ト長調
 録音:1950年4月6、7、29日&5月2日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(セッション・モノラル)
マリア・タウベロヴァー(S) [マーラー]
 カレル・シェイナ(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2012年最新リマスタリング(エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)
グレート・チェコ・コンダクターズ第2弾は、2012年に歿後30年を迎えるカレ
ル・シェイナ(1896-1982)。プラハ音楽院でコントラバスを学び、チェコ・
フィルの首席コントラバス奏者を経て、ターリヒの強い勧めで指揮者に転向
したシェイナは、ターリヒ時代の1922年に臨時指揮者として初めてチェコ・
フィルの指揮台に立つと、1937年に副指揮者に就任、1941年のクーベリック
の音楽監督就任後も引き続き副指揮者を務め、1949年には一時、ノイマンと
共に音楽監督、そして1950年よりアンチェルのもとで再び副指揮者を務めた
という経歴の持ち主で、いわば「悲運の副官」として激動期のチェコ・フィ
ルを支えました。
シェイナ指揮チェコ・フィルによるSUPRAPHON録音といえば、以前に「わが祖
国」と「スラヴ舞曲集」が国内盤で復刻され、そのロマンティックで熱い演
奏がおおいにファンを沸かせたのも記憶にあたらしいところです。チェコ・
フィル団員の信任も厚かったという、シェイナの職人気質のたしかな腕前を
たっぷり堪能できる2枚組の収録内容は、かつてマーラーのみ国内盤で復刻
されていましたが、すべてSUPRAPHON初CD化となるもので、2012年に最新リ
マスタリングが施され、音質面での効果にも期待が持てそうです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする