クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-02 No.20-1

2009年02月19日 20時15分17秒 | Weblog
<Sony Classical>
8869743554-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \3280
R.シュトラウス:
Disc1
(1)交響詩「ドン・ファン」作品20
(2)交響的幻想曲「イタリアから」作品16
Disc2
(1)交響詩「ドン・キホーテ」作品35
ファビオ・ルイージ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ヤン・フォーグラー(ソロ・チェロ/「ドン・キホーテ」)
セバスティアン・ヘルベルク(ソロ・ヴィオラ/「ドン・キホーテ」)
カイ・フォーグラー(ソロ・ヴァイオリン/「ドン・キホーテ」)
録音:2008年7月(Disc1)、2003年9月(Disc2)ドレスデン、ルカ教会
2007年夏から栄光のザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデン
の監督・指揮者となったファビオ・ルイージ。2010年からはバーンスタインが
創設した札幌のPMF芸術監督に就任することが決定した彼は、すでにドレスデン
のオーケストラとソニー・クラシカルにR.シュトラウスの管弦楽作品全集の録
音を進めていますが、本作は「英雄の生涯」、「アルプス交響曲」に続くチク
ルス第3弾です。シュトラウス初期の名作「イタリアから」、三大交響詩のひと
つとして人気の高い「ドン・ファン」、そしてオーケストラの首席チェロだっ
たヤン・フォーグラーをソリストにした「ドン・キホーテ」(これのみフォー
グラーのソロ・アルバムとして海外盤既発)をカップリング!

8869745368-2 \1550
TERRY RILEY(テリー・ライリー):『Terry Riley: In C(SoftPak)』
<収録予定曲>
1 In C 2009 Remastered(42:01)
フィリップ・グラス、スティーヴ・ライヒとともにミニマル音楽の創始者とも
されるアメリカの作曲家テリー・ライリーの名を一躍知らしめた名作「インC」。
初パフォーマンスから45年、初リリースから40年を経て、ついにこの歴史的名
作が、オリジナル・マスター・テープからのリマスタリングを施されてリイシュ
ーされます! また、新たにテリー・ライリーや参加メンバーのインタビューを
もとにしたライナーノーツも書き下ろしで収録されています。
21世紀になっても、このアルバムの衝撃は少しも薄れていないことが確認でき
る、衝撃的問題作がついにリイシューです!

8869745456-2 \1780
SHARON ISBIN(シャロン・イズビン)『Journey to the New World』
<収録予定曲>
4つのルネッサンス・リュート作品(シャロン・イズビン編)
FOUR RENAISSANCE LUTE WORKS(Transcirbed by Sharon Isbin)
1.ドゥルーリーの調和(作者不詳)Drewrie’s accordes ・ Anonymous
2.ウィロビー閣下の帰還(ジョン・ダウランド)
Lord Willobye’s welcome home ・ John Dowland
3.夜鳴きうぐいす(作者不詳)Le Rossignol ・ Anonymous
4.グリーンスリーヴス(ジョン・ジョンソン)Greensleeves ・ John Johnson
ふたつのイギリス民謡(エドワード・フラワー編)TWO ENGLISH FOLKSONGS
(Arranged by Edward Flower)
5.酔っ払いの水夫 The Drunken Sailor
6.ワイルド・マウンテン・タイム Wild Mountain Thyme
7.アンデシー(アンドリュー・ヨーク)Andecy ・ Andrew York
8.ウェイファーリング・ストレンジャー(伝承/カルロス・バルボサ・リマ編)
Wayfaring Stranger ・ Traditional/arranged
by Carlos Barbosa-Lima
グラミー賞受賞歴もあるアメリカのクラシック・ギタリスト、シャロン・イズ
ビンがソニー・クラシカルに移籍しての第一弾アルバム。シャロン自身の言葉
を借りれば「イングランド島から新世界(アメリカのこと)への旅の歌」という
このアルバムは、まさにその言葉どおりの内容になっています。イギリスのル
ネッサンス時代のリュート音楽から始まり、イギリスのフォークソングを経て、
アメリカの伝説的フォークシンガー、ジョーン・バエズを迎えての「ジョーン
・バエズ組曲」、そして最後は現代アメリカのフィドル/ギター奏者&コンポ
ーザーであるマーク・オコナーの「Strings & Threads Suite」でしめるという
もの。すばらしい音楽の旅を堪能できる1枚です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-02 No.20-2

2009年02月19日 20時14分29秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDS-6933992 2枚組 \3000
クレーメル&アルゲリッチ/ベルリン・リサイタル
CD1
1.シューマン:ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための)第2番Op.121
2.バルトーク:ソナタ(ソロ・ヴァイオリンのための)(1944)
CD2
1.シューマン:子供の情景Op.15
2.バルトーク:ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための)第1番(1921)
3.クライスラー:愛の悲しみ
4.クライスラー:美しきロスマリン
夢の顔合わせによる室内楽の極地
「二人の音楽の巨人によるサミット」(Abendzeitung Munchen)
「彼らは室内楽の夢のカップル…彼らの音楽的なコミュニケートのあり方は現
代のいかなるドゥオも凌げない」(Munchner Merkur)
「室内音楽が生きている」(Neue Zurcher Zeitung)
と各紙が絶賛した2006年12月、ベルリン・フィルハーモニーでのライヴ・リサイ
タルの登場です。二人のファンはもとより、クラシック・ファンが待ち望んだ
現代のクラシック・アーティストのカリスマによる演奏です。
シューマンとバルトークという一見共通性が見えない作曲家の作品による組み
合わせですが、二人ともピアニスト/作曲家であり、音楽教育に関心を持ち、よ
り広い文化的な意味づけを音楽に与えた2大作曲家の作品としてプログラミング
されています。ライヴ映像はARTE TV局で独/仏に5月3日にOAが予定されていま
す。折りしも5月中旬には恒例の別府でのアルゲリッチ音楽祭が開かれ、15日、
17日にはアルゲリッチとクレーメルが参加したコンサートが予定され大きな話
題を呼んでいます。
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット

CDS-2681562 2枚組 \3000
ヘンデル:メサイア全曲
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アカデミー・オブ・エンシャント・ミュージック
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
アラン・クレイトン(テナー)
マシュー・ローズ(バス)
スティーヴン・クローベリー指揮
ヘンデル没後250年企画、キングズ・カレッジ・チャペルでのサテライト中継
(4月5日)直後のラッシュ・リリーズ、本年末のクリスマス・シーズンにはDVDで
の発売も予定。
英国人が愛してやまないキングズ・カレッジ合唱団のチャペルでのライヴ。英
国人の第二の国歌ともいうべきヘンデルのメサイアの最新録音が記念の年(ヘン
デルは1759年4月14日死去)にまさにピッタリの企画として登場します。
マルチパック 24P(予定)ブックレット(ノートと歌詞)

<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021122 \1980
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K207
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216
協奏交響曲(ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための)変ホ長調K364*
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)*
スコットランド室内管弦楽団、ルイ・ラングレエ指揮
ルース・クラウチ(リーダー)
誠実に、簡潔に、室内楽的な精神にみちたアプローチが成功した初のモーツァ
ルト。2004年発売の「メンデルスゾーン、シューマンのヴァイオリン協奏曲」
(VC-5456632)以来2作目のソロ協奏曲録音。アルゲリッチ、マイスキーと共演し
た「ベートーヴェン:三重協奏曲」(CDC-5577732)や、弟ゴーティエとの「ブラ
ームス:二重協奏曲」(VC-3951472)でも着実に評価を得ています。
新録音ではフランスの若手ヴィオラ、タメスティとやはりフランス出身のラン
グレエ指揮というフランス系がキーパーソンとなっています。とりわけ指揮者
のラングレエは2002年以来ニュー・ヨークのモーストリー・モーツァルト・フェ
スティヴァルの音楽監督を務めており、初のモーツァルト録音にあたりカピュ
ソンにとって大きな支えとなっています。
カピュソン、タメスティ、ラングレエによる協奏交響曲は2008年、セント・ア
ンドリュース、グラスゴウ、エディンバラで5月に実現し、カピュソンの「シル
ヴァリー・トーン」(ザ・ガーディアン)が賞賛されています。2曲のソロ協奏曲
のレヴューでは「モーツァルトの協奏曲は耳に響く音より演奏することがむず
かしい…カピュソンはスィートな音色と力強い演奏でこのバランスに成功して
いる。彼の演奏は技巧的なパッセージはショウのような聞かせ方なしにブリリ
アントで、一方ゆっくりした楽章、特に第3番では的確なリリシズムを持続させ
ている。」と大絶賛されました。



<EMI CLASSICS>
CZS-2681322 6枚組 \1980
100ベスト・20世紀のクラシックス(限定盤)
20世紀に作曲され、音楽の領域を切り開いていった作曲家たちの代表作。
100ベスト・シリーズに登場した20世紀の音楽、国内盤「ベスト現代音楽100」
(TOCE-56221-6)と一部曲順、内容が異なります。
マルチパック 8Pブックレット
※曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/cj0903m.html


CZS-2681612 6枚組 \3050
スカンディナヴィアの響き(限定盤)
北欧音楽を代表するグリーグ、ニールセン、シベリウスをはじめ、注目すべき
作曲家の作品をまとめた6枚組
ニールス・W・ガーデ(1817-1890)(当時デンマークを代表する作曲家、ライプ
ツィヒでメンデルスゾーンとシューマンに師事)
フランツ・ベールヴァルド(1796-1868)(1849年ウィーンでの活動が最も作曲家
として成功し、その後スウェーデンに戻ったが故国ではプロの作曲家としては
なかなか認められず、ガラス会社のオーナーとしても顔を持ったユニークな作
曲家、ピアノ協奏曲は人気曲)
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958)(フィンランド出身の作曲家/指揮者。
スウェーデンで主に活動1909年に市民権獲得。シベリウスの妹と結婚。前奏曲
で知られる。)
トゥーレ・ラングストレム(1884-1947)(スウェーデンで初めてモダニスムを紹
介した20世紀の第1世代の一人、評論/指揮でも活躍、声楽作品が高く評価され
ている。)
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927)(典型的なスカンディナヴィアの作
曲家だが、ブルックナー、ワーグナー、ブラームスを賞賛、また6つの弦楽四重
奏曲はベートーヴェンから強い影響を受けた。セレナードが代表作。)
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)(グリーグの同時代人、しばしばパリ、そし
てワーグナーと親しくなったバイロイトで活動した。1881年には作曲活動を停
止、1883年からはコペンハーゲンのロイヤル・オペラの指揮者に就任、デンマ
ークの名指揮者として活躍。)
ハンス・クリスチャン・ロンビ(1810-1874)(デンマークの作曲家、ポルカ、マ
ズルカ、ギャロップ、ワルツを数多く手掛けた。ヨハン・シュトラウスI世から
影響を受け、「北のシュトラウス」と呼ばれた。)
フーゴー・アルヴェーン(1872-1960)(生前はスウェーデンで最も重要な作曲家
として認知された。多くの作品がスウェーデンの風景を想起させ、「スウェー
デン狂詩曲第1番」は当時の大ヒット曲となった。)
クリスチャン・シンディング(1856-1941)(ノルウェーの作曲家で「春のささや
き」は20世紀前半を代表するサロン音楽として知られたが、現在では演奏され
ず、彼の存在は国外ではほとんど知られていない。死の数週間前に知的障害に
陥ったため指導的立場には立たなかったもののナチ活動家であったことが後世
の評価に影響している。)
ヴィルヘルム・ペテルソン=ベリエル(1867-1942)(スウェーデンの作曲家で「フ
ロソの花」でよく知られる。)
ラルス=エリク・ラールソン(1908-1986)(20世紀におけるスウェーデンの最も重
要な作曲家の一人でエレクトリカルな作風で知られた。)
ダグ・ヴィレーン(1905-1986)(1937年に作曲したセレナードが良く知られた作
品で国際的に最も演奏されるスウェーデン作品となった。Marcia楽章はBBCの
美術番組(TV)のテーマ曲として使用されている。)
以上の比較的知名度が低い作曲家と北欧の代表的作曲家、ノルウェーのグリー
グ、デンマークのニールセン、フィンランドのシベリウスの代表的名曲を6CDで
ご案内。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.ガーデ:序曲「オシアンの余韻」イ短調Op.1
ロイヤル・デンマーク管弦楽団、ヨハン・ハイ=クヌードセン指揮
2.ベールヴァルド:ピアノ協奏曲ニ長調
マリアン・ミグダル(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
3.ヤルネフェルト:前奏曲
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
ニールセン:
4.Aebleblomst
5.Skal blomsterne da visne
6.Saek kun dit hoved, du blomst
7.Den forste laerke
グリーグ:
8.春
9.睡蓮とともに
10.君を愛す
以上 バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、
ロランド・ペンティネン(ピアノ)
ラングストレム:
11.Den enda stunden
12.Flickan under nymanen
13.Bon till natten
14.メロディ
15.Villemo
16.牧神
シベリウス:
17.黒いばら
18.3月の雪の上のダイヤモンド
以上 ソルヴェーグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
19.ステンハンマル:バラード-Florez och Blanzeflor, Op.3
CD2
1.スヴェンセン:パリの謝肉祭Op.9
トロンドハイム交響楽団、オーレ・クリスチャン・ルード指揮
ロンビ:
2.幻想曲「Drommebilleder」
3.ワルツ「Dronning Louise」
4.ギャロップ「Kobenhavns Jernbanedamp」
5.ギャロップ「Salut for August Bournonville」
6.ポルカ・マズルカ「Columbine」
7.アメリー・ワルツ
8.ブリッタ・ポルカ
9.シャンパン・ギャロップ
コペンハーゲン・チヴォリ管弦楽団、ラヴァルド・フリイショルム指揮
10.ニールセン:小組曲Op.1
11.アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番Op.19「夏の徹夜祭」
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
CD3
ニールセン:
1.6つのユモレスク・バガテルOp.11
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
2.2つの幻想的小品Op.2
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、マルクス・ベッカー(ピアノ)
3.シンディング:春のささやきOp.32-3
ジョン・オグドン(ピアノ)
4.ペテルソン=ベリエル:「フロソの花々」第1集(全8曲)
スティーグ・リッビング(ピアノ)
5.ニールセン:シャコンヌOp.32(FS79)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
グリーグ:
6.抒情小品集第3集Op.43より
蝶々-故郷にて-小鳥-愛の歌-春に寄す
7.抒情小品集第5集Op.54より
羊飼いの少年-ノルウェーの農民行進曲-小人の行進-夜想曲
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
CD4
1.グリーグ:「ペール・ギュント」付随音楽全曲
ルチア・ポップ(ソプラノ)、アンブロジアン・シンガーズ
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
2.ラールソン:田園組曲Op.19
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
3.ヴィレーン:セレナードOp.11
ボーンマス交響楽団、ケネス・モンゴメリー指揮
CD5
1.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・キタエンコ指揮
2.ステンハンマル:セレナード ヘ長調Op.31
スウェーデン放送交響楽団、スティーグ・ベスターベルイ指揮
3.ラールソン:抒情的幻想曲(小オーケストラのための)
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
CD6
1.グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」Op.40
ノルウェー室内管弦楽団、アイオナ・ブラウン指揮
シベリウス:
2.4つの「カレワラ」伝説Op.22-第2曲:「トゥオネラの白鳥」
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮
3.交響詩「大気の精」(ルオンノタル)Op.70
グゥイネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ロンドン交響楽団、アンタル・ドラティ指揮
4.組曲「カレリア」Op.11(3曲)
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
5.交響詩「タピオラ」Op.112
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
6.交響詩「フィンランディア」Op.26
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮


CZSW-2679692 10枚組 \5700
アンドレ・プレヴィン/グレート・レコーディングス(80歳記念)(限定盤)
幅広い活動で愛されるプレヴィンのEMIへの名録音を集大成
2009年4月6日に80歳を迎えるアンドレ・プレヴィン、ベルリンでアンドレアス
・ルードヴィッヒ・プリヴィンとして生まれ9歳からピアノ・レッスンを受け
た。ナチの迫害を逃れて家族とともにパリ、そしてロサンジェルスに移り、
1943年USの市民権を獲得。カステルヌオーヴォ=テデスコなどに師事、1946年、
17歳でMGMで映画音楽の編曲者として働き始めた。またプログレ・ジャズ・ピ
ニストとして名声を高め、高校在学中に初めてサンセット・レコーズでの録音
に参加、18歳でRCAヴィクターに初の名義録音をスタート。
映画音楽の編曲、作曲、指揮、音楽監督の活動を続ける中、1958年「恋のてほ
どき」で初のアカデミー賞獲得、その後「ポーギーとベス」(1959)、「あなた
だけ今晩は」(1963)、「マイ・フェア・レディ」(1964)と計4度アカデミー賞
に輝いた。1962年、クラシック音楽の指揮者に専念を始め、1968年にはロンド
ン交響楽団の主席指揮者に指名された。1971年5月、6月にEMIへの録音を開始、
シャンカールの「シタール協奏曲第1番」、ガーシュウィンの「ラプソディ・
イン・ブルー」、「ピアノ協奏曲」「パリのアメリカ人」を採り上げた。
その後、チャイコフスキーの「三大バレエ」、プロコフィエフの「ロミオと
ジュリエット」、「シンデレラ」、ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」、
ラフマニノフの「交響曲第2番」ショスタコーヴィチ、メシアンの交響曲、ホル
ストの「惑星」、ドビュッシーの「映像」と「牧神の午後への前奏曲」など多
くの名録音が続いた。
1979年にはLSOの地位を譲り、その後ピッツバーグSO、ロイヤル・フィル、
ロサンジェルス・フィルの指揮者を歴任。
1996年英国のナイト、「ケネディ・センター賞」(1998)、「国際グレン・グー
ルド賞」(2005)、「グラモフォン誌-生涯業績賞」(2008)など数々の栄誉を得
ている。
プレヴィンがEMIに残した名録音を選りすぐった10枚組
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
ミシェル・ベロフ(ピアノ)、ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトゥノ)
1977年7月録音
CD2
ドビュッシー:
1.牧神の午後への前奏曲
2.映像
3.3つの夜想曲*
*アンブロジアン・シンガーズ
1979年7月録音、*1983年4月録音
CD3
1.ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
1973年1月録音
2.ラヴェル:ボレロ
1979年6月録音
CD4
1.ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
1973年2月録音
2.プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25「古典的交響曲」
1977年12月録音
CD5
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」Op.64-ハイライト
1973年6月録音
CD6
チャイコフスキー:
1.バレエ「白鳥の湖」Op.20-ハイライト
w/イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
1976年5月、6月録音
2.バレエ「眠れる森の美女」Op.66-ハイライト
1974年4月、5月、6月録音
3.バレエ「くるみ割り人形」Op.71-ハイライト
1972年5月録音
CD7
1.ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ロンドン交響楽団合唱団
1972年3月録音
2.エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」Op.36
1978年11月録音
3.ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
1971年11月録音
CD8
1.ホルスト:惑星
1973年9月録音
2.ブリテン:「ピーター・グライムズ」-4つの海の間奏曲Op.33a
3.ブリテン:「ピーター・グライムズ」-パッサカリアOp.33b
以上 1974年10月録音
CD9
1.オルフ:カルミナ・ブラーナ
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)、ジェラルド・イングリッシュ(テナー)
トマス・アレン(バリトン)
セント・デインズ・グラマー・スクール少年合唱団
ロンドン交響楽団合唱団
1974年11月録音
2.バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
1976年12月録音
CD10
ガーシュウィン:
1.ラプソディ・イン・ブルー(オーケストレーション:グローフェ)
w/ジェルヴァーズ・ドゥ・ペイエ(クラリネット)
2.パリのアメリカ人
3.ピアノ協奏曲ヘ長調
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
w/ハワード・スネル(トランペット)
以上 1971年6月録音
4.キューバ序曲
1980年12月録音
以上 ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする