クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-02 No.6

2009年02月03日 17時55分44秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
★ICONシリーズ新譜 6点
曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/cj0903m.html

アルトゥール・シュナーベル
CZS-2650642 8枚組 \4800(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
シュナーベルは1982年4月17日、現在ではポーランド領のBiesko-Biala、当時
はオーストリア=ハンガリー帝国領ビーリッツの郊外で生まれ、1951年スイスの
アクセンシュタインで死去。幼年時代に一家がウィーンに移り、パデレフスキ
やモイセイヴィッチを教えた、テオドール・レシュティツキーに1892年-1897年
の7年間師事。1890年ウィーン・デビュー、1900年ベルリンに移りその後33年間
を過ごした。1905年には有名なコントラルト、テレーゼ・ベールと結婚、二人
でドイツ中をリート・リサイタル・ツアーし成功した。1909年には長男、カー
ル・ウルリッヒ(レオン・フライシャーやピーター・ゼルキンを教えた)、1912
年には次男、シュテファン(俳優としてドイツとハリウッドで成功)が誕生。
1930年シュナーベル初の録音でベートーヴェンのソナタ全曲を完成、1933年ヒ
トラーが権力を掌握して数ヶ月後にUSAに移住、1944年にはUSAの市民権を獲得
したが、やはりヨーロッパでより広くその存在を知られ、録音の多くはロンド
ンでEMIによって収録された。

フリッツ・クライスラー
CZS-2650422 10枚組 \5250(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
クライスラーは1875年、ウィーン生まれ。ウィーンの音楽院に史上最年少で入
学しブルックナーに師事。その後パリで学び続けドリーブやマスネに師事した。
13歳でニュー・ヨークを皮切りに1988/1989年にアメリカ・ツアー・デビュー。
1898年にはベルリン・フィルにデビュー、本格的に世界的キャリアを開始した。
1910年には献呈されたエルガーのヴァイオリン協奏曲を初演。第1次大戦期間
中、短期間のUS滞在の後、第2次大戦の勃発によりUSに永住、1943年にUS市民と
なった。1941年には交通事故により聴覚と視覚に障害をうけたが1947年まで公
演活動を続け、その後も放送用に演奏を続けたが1962年ニュー・ヨークで没し
た。名演奏家である他に、前代の作曲家の作品とされた作曲も行い、1935年に
プニャーニ、ヴィヴァルディやタルティーニ作とされたものは自作であること
を公表した。その自作曲も含めヴァイオリン名曲の巨匠の演奏のアンソロジー。

フランコ・コレッリ
CZS-2648872 4枚組 \2700(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
コレッリは1951年イタリーでステージ・キャリアを開始、力強い声、カリスマ
的なステージでの存在感、映画スターのようなルックスですぐに20世紀で傑出
したオペラのスーパースターにのし上がりました。最初に注目されたのは1954
年ミラノ・スカラ座のスポンティー二「ヴェスタの巫女」でカラスの対役を歌
った時で、その後ジョルダーノ「フェドーラ」、ドニゼッティ「ポリウート」
と続いて共演、またカラス後年の1964年、パリでの「ノルマ」、1965年NYでの
「トスカ」でも共演しました。1961年「トロヴァトーレ」でのメト・デビュー
は圧倒的で1974年までメトのトップ・テナーとして君臨しました。1960年代を
通じてEMIに録音を残し、その中からオペラ・アリア、ドゥオ、歌曲のベスト
を4CDにまとめました。

モンセラ・カバリェ
CZS-2648452 4枚組 \2700(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
カバリェはベル・カントからヴェリスモ、現代作品までの幅広いレパートリー
を持っています。1970年代にはEMIにアリア、ドゥオ、オペラ全曲を録音し、
ドミンゴ、カレーラス、夫君であるベルナーべ・マルティとのドゥオも含まれ
ています。さらにお得意のスペイン歌曲まで収録した4CDです。

ヴァルター・ギーゼキング
CZS-2650812 8枚組 \4800(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
1895年11月5日、ドイツ人の両親の元にリヨンに生まれたギーゼキングは、ハノ
ーファーに移って11歳から本格的なレッスンをカール・ライメルに師事して始
めた。第1次大戦中には軍隊所属のバンドマンとして働き、除隊後は伴奏者、
オペラ・コーチとして活動。リサイタルではシェーンベルク、ブゾーニ、シマ
ノフスキ、ヒンデミット、プフィッツナーなどの新しい音楽を多く採り上げた。
初のロンドンでのコンサートは1923年、米デビューは1926年、ヒンデミットの
ピアノ協奏曲でだった。第2次大戦中はドイツ本国と占領下のフランスで演奏し
て、戦後ナチ協力者として疑いをうけたがクリアし世界的ソリストとしてキャ
リアを続けた。ギーゼキングはベートーヴェンのソナタ全曲録音をEMIのアビー
・ロード・スタジオで進行中だったが、1956年10月26日の夕べに死去した。
レパートリーは広く、同時代の作品を多く採り上げたが現在ではモーツァルト、
ベートーヴェン、ドビュッシー、ラヴェルの解釈で高い評価を保っている。

ハンス・ホッター
CZS-2649012 6枚組 \3600(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
ハンス・ホッター(1909-2003)は1930年にドイツでキャリアをスタートしたが、
世界的評価を高めたのは、第2次大戦後、ワーグナー作品で最高のバス・バリ
トン役としての存在を確立させてからのことでした。力強い声と惹き付けるよ
うなステージでの存在感は「マイスタージンガー」のハンス・ザックス、「指
輪」のヴォータン、オランダ人を理想的なものとした。
理知的で洗練された歌手であったホッターは持ち前の声量をコントロールして、
ドイツ歌曲でも抜きん出た存在で、オペラから引退した1972年以後もリサイタ
ルを続け、シェーンベルクの「グレの歌」のナレーターも80歳を超えてまでも
しばしば手掛けました。ホッターは第2次大戦後、名プロデューサー、ウォルタ
ー・レッグによりEMIと契約したアーティストの一人で、EMIへの初録音はカラ
ヤン指揮の「ドイツ・レクイエム」でした。本セットにはドイツ歌曲が多く収
録され、シューベルト、シューマン、ブラームス、グリーグ、ヴォルフ、レー
ヴェ、プフィッツナー、R.シュトラウスの名唱が、メインの伴奏者、ジェラル
ド・ムーアのピアノと録音で聞けます。
幾つかのトラックは、初のステレオ・ヴァージョンのCD化になっています。
(米エンジェル盤のLPでステレオ化されていたのみのトラック)
CD6にはオペラ作品がまとめられ、「カプリッチョ」、「月」、「マイスタージ
ンガー」よりと傑出したワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソンとによ
る「オランダ人」、「ワルキューレ」での共演が収録されています。




<Hyperion>
CDA 67741/4 4枚組 \6480
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲-
48の前奏曲とフーガ BWV.846-893(2008年新録音)
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
バッハ・ワールド・ツアー"のために「平均律クラヴィーア曲集」を1から見つ
めなおしたヒューイット。世界各国での公演を重ねていく中で新たに手にした
"自由"と"発見"。そしてイタリアの銘器"ファツィオーリ"の存在。
これらの様々な出来事や要素が絡み合うことにより生まれたヒューイットの新
しい「平均律クラヴィーア曲集」。
11年という歳月をかけてバッハの主要鍵盤作品の全てを録音したレコーディン
グ・プロジェクトが"現代のレコード界における栄光のひとつ"と評されるなど、
さらなる高みへと昇り続ける現代最高のバッハ弾きヒューイットが満を持して
贈る新録音は絶対に聴き逃せません!
2008年9月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)での録音。



<TAHRA>
FURT 2005 \2300
ブラームス:
(1)ハイドンの主題による変奏曲Op.56
(2)交響曲第1番 Op.68
フルトヴェングラー(指)ベルリンP.O
録音:(1)1954年5月4日パリオペラ座
(2)1952年2月10日ベルリン ティタニア・パラスト
交響曲は30年ほど前にDGGからLPで発売され衝撃を与えたもの。フルトヴェン
グラーはベートーヴェンの交響曲がもっとも高く評価されていますが、ブラー
ムスが、それもこの第1番が体質的にもっともあっていたのではないでしょう
か?出だしのティンパニの連打からフィナーレの怒涛のコーダまで巨匠の魔術
的な棒に聴くものは圧倒的な興奮の坩堝に叩き込まれるでしょう。TAHRAの新
マスタリングです。

TAH 666 2枚組 \4600
(1)J.S.バッハ:3台のピアノによる協奏曲BWV1063
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番KV414
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番KV491
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番KV467
(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
(1)(2)(3)ロベール・カサドシュ(Pf)
(1)プレヴィターリ(指)トリノRAI管、ギャビー&ジャン・カサドシュ(Pf)
(1958年4月4日)
(2)カラッチオーロ(指)ナポリ・スカルラッティ管(1958年3月28日)
(3)シュミット・イッセルシュテット(指)北ドイツ放響(1954年3月22日)
(4)(5)ヴラド・ペルルミュテール(Pf) (4)ウーブラド(指)ウーブラド室内管
(1956年12月16日)
(5)マルティノン(指)フランス国立管(1956年3月22日)
1899年カタロニア生まれのカサドシュと1904年ポーランド生まれのペルルミュ
テールというフランスを代表する2人のピアストの初出の協奏曲を集めた貴重
セット。カサドシュ・ファミリーによるバッハの3台ピアノ協奏曲は1950年に
ミトロプーロスの依頼でバッハ没後200年を記念して妻のギャビー、長男のジャ
ンと演奏し始めたもの。



<ATMA>
ACD2 2589 \1850
ヘンデル:アリア集
「リナルド」,「サムソン」,「メサイア」,「ヘラクレス」,「セメレ」,
「アレクサンダー・バルス」,「イェフタ」,「アタリア」,
「陽気の人、ふさぎの人、中庸の人」,「ソロモン」からのアリアと場面
カリーナ・ゴーヴァン(S)
アレクサンダー・ワイマン(指)テンポ・ルバート
録音:2008年6月4-6日,ケベック
2009年のヘンデルイヤーを迎え、注目のCDが登場。カナダ出身で、今欧米で大
活躍のの古楽ソプラノ、カリーナ・ゴーヴァンのヘンデル集です。ゴーヴァン
は潤いたっぷりの美声と、伸びやかな歌い口、そして鮮やかなコロラトゥーラ
技巧を兼ね備えていて、ことにヘンデルには打ってつけのソプラノ。このアリ
ア集では、あえてオペラを1曲だけに絞り、英語のオラトリオから多くの曲を
採用、ヘンデル後期の深みを増した音楽を歌い上げています。アレクサンダー
・ワイマンはカナダを中心に活動する鍵盤奏者、指揮者で、テンポ・ルバート
は最近彼が結成した団体です。

ACD2 2569 \1850
ヘンデル:
水上の音楽(組曲第1番 ヘ長調 HWV 348,組曲第3番 ト長調 HWV 350,
組曲第2番ニ長調 HWV 349)
「ソロモン」-序曲,シバの女王の到着
ベルナール・ラバディ(指)ヴィオロン・デュ・ロワ
録音:2007年6月,ケベック
カナダ発のヘンデル「水上の音楽」です!ベルナール・ラバディは1963年、ケ
ベック生まれの指揮者。ケベックの音楽大学で学び、まだ20歳そこそこの1984
年にモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」を指揮したという驚くべき才人で
す。この年に設立したのがヴィオロン・デュ・ロワで、以来ケベックのバロッ
ク音楽をリードしつづけています。またオペラの分野でも活躍しています。ヨ
ーロッパ大陸の演奏と違い、柔らかく温かみがあるのが北米のバロック音楽の
特徴。特にケベックのスタイルは、ほんのりフランス風が加味されており、
リュリからの影響も大きいヘンデルの音楽に程よい色づけを施しています。



<PREISER>
PRCD 90755 \2080
R.シュトラウス:
献身Op.10-1
夜 Op.10-3
ダリア Op.10-4
サフランOp.10-7. 8
万霊節Op.10-8
帰郷Op.15-5
あなたの眼差しが私を見たときから Op.17-1
お前の黒髪をぼくの頭上に Op.19- 2
私の心は沈黙し冷える Op.19-6
ああ恋人よ、もう別れねば Op.21-3
ツェツィーリエ Op.27-2
明日の朝 Op.27-4
愛の讃歌Op.32-3
わが子に Op.37-3
解き放たれた心Op.39-4
ベルク:
七つの初期の歌(夜,葦の歌,夜鶯,夢に見た栄光,部屋で,愛の讃歌,夏の日)
飯田実千代(S)
ダヴィト・ルツ(P)
ウィーンで活躍するソプラノ飯田実千代がR.シュトラウスとベルクの歌曲集を
録音しました!飯田は名古屋出身。京都大学を卒業後に本格的に歌を学び、さ
らにウィーンに留学。現在は、東京、名古屋、ウィーンを巡りながら各地で活
躍しています。2003年11月に日生劇場で上演されたベルク「ルル」のタイトル
ロールは大きな評判となりました。知性的かつ日本人離れした美声を持ったソ
プラノです。このCDには、シュトラウスのリートから名曲ばかり15曲と、ベル
クの七つの初期の歌曲を収録。日本語解説付きです。




<ANIMA RECORDS>
KDC 5062 \2940
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ四重奏曲 変ロ超長調 Op.41
ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.23
ガブリエル・ピアノ四重奏団
【金子陽子(P) フランソワ・ソシャール(Vn) マルク・デスモン(Va) ルノ
ー・ギュー(Vc)】
録音:2008年7月28-31日ラ・ショ-・ド・フォン音楽院ホール(スイス)
金子陽子率いるガブリエル・ピアノ四重奏団の意欲作が登場。収録曲は、サン
=サーンスとジョンゲンのピアノ四重奏曲。サン=サーンスはユーモアが光る
華麗な作品。厳格さと叙情性が際立つジョンゲン。2曲とも長大な難曲ですが、
それを感じさせない緊張感が充実の演奏を生んでいます。この2作品を通して
一段とパワーアップしたガブリエル・ピアノ四重奏団の豊かな音楽を心ゆくま
で楽しむことができます。




<ATMA classique>
SACD2 2399(SACD-Hybrid) \2180
ピアソラ:
天使のミロンガ、天使の死、ブエノス・アイレスの四季、2つのタンゴ
ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノス・アイレス
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ ジャン=マリー・ゼイトウニ(指)
ベノワ・ロワゼル(Vc)  パスカル・ジゲール(Vn)
カナダのモントリオールに本拠を置くバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロ
ン・ドゥ・ロワ。楽団名の由来をルイ王朝時代にヴェルサイユ宮殿に常設され
ていたオケからとったという古楽団体がピアソラを録音。世界で最も官能的で
情熱的な音楽が古楽解釈を通した新しいタンゴとして表現されています。

SACD2 2507(SACD-Hybrid) \2180
バチカンとローマの教会における多声合唱曲集
マレンツィオ、ビクトリア、パレストリーナ、ジョルジ、ベネヴォリ、
ウゴリーニ
モントリオール古楽スタジオ(SMAM) クリストファー・ジャクソン(指)
モントリオールの音楽界を30年以上にわたり牽引してきたクリストファー・
ジャクソンにより1974年に設立された団体、モントリオール古楽スタジオ
(SMAM)は、ルネサンス、バロックはもちろん現代音楽演奏のスペシャリストと
しても名が知れています。18人の歌手陣にチェロ、オルガン、テオルボを加え
たアンサンブル。

ACD2 2570 \1780
J.S.バッハ-メタモルフォーゼ-
ストコフスキー編:トッカータとフーガ ニ短調
レスピーギ編:パッサカリアとフーガ ハ短調
タルミ編:イタリア協奏曲
ウォルトン編:舞踊音楽「賢き乙女たち」
ホルスト編:ジーク風フーガ
エルガー編:ファンタジーとフーガ ハ短調
ウェーベルン編:フーガ(リチェルカータ)
ヨアフ・タルミ(指)ケベック交響楽団
録音:2008年3月
音楽をすっきりと見渡すような演奏をするヨアフ・タルミによる、J.S.バッハ
の管弦楽編曲アルバム。

ACD2 2391 \1780
デラ:海の小組曲(1947)、ゲイファー:組曲(1947)、
パピノー=クーチュア:幻想曲(1963)、ヘトゥ:五重奏曲(1967)
エストリア木管五重奏団
カナダの作曲家たちによる木管五重奏作品を収録。

ACD2 2576 \1780
バルトーク:
ディヴェルティメントSz.113、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
Sz. 106、ルーマニア民俗舞曲(編:J.M.ゼイトウニ)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ ジャン=マリー・ゼイトウニ(指)
ジャン=マリー・ゼイトウニはレ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの首席客員指揮者、
またオペラ指揮者として大きな注目を集めています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする