<OEHMS CLASSICS>
OC630(SACD-Hybrid) \1350
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 & 第6番「田園」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
世界が注目する、ド・ビリーと手兵ウィーン放送交響楽団とのベートーヴェン/
交響曲チクルス第2弾。2007年2月に初来日し第1弾CDと同じ交響曲第3番「英雄」
を演奏、期待に違わぬ素晴らしい演奏を披露し高い評価を得た。モーツァルト:
ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本
拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ:レクイエム、フラン
スの名ピアニスト、ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして今年7月に初来
日するパリ・オペラ座の公演曲デュカス「アリアーヌと青ひげ」やポラスキとの
ワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行ってきたが、真
価を問うレパートリー、ベートーヴェンのこの第2弾で、さらに大きな注目と評
価を得ること必定。ウィーンの伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、
磨き上げたディテールと音の透明性が見事な出来映えで、ウィーンの音楽シーン
に新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちた名演に仕上がっ
ている。
OC628(SACD-Hybrid) 2枚組 \2100
J.S.バッハ:「ゴルトベルク変奏曲」BWV.988
イルマ・イサカーゼ(p)
彼女の演奏は、アリアの冒頭から心が込められている。装飾音の付け方には少々
驚く人もいるかも知れないが、この独特な味付けに慣れていくとどんどん彼女の
世界にはまっていくだろう。微妙に揺らす右手のメロディと左手のメロディが交
錯したところに現れる不思議な響き。これは一体バッハに内包されるべき音なの
だろうか?と戸惑ううちに、あっさりと終結部に至る。アリアだけでここまで心
が揺り動かされる演奏はそうそうあるものではない。それに続く変奏の見事なこ
と。聴き手は30の異なる世界へと案内されるであろう。例えば第3変奏での雄弁な
左手の動きや、第4変奏での巨大な建築物がそそり立つような堂々とした音。曲
が一つ進むたびに新たな扉が開いていくのである。
現地の音楽評では「グールドの再来」と言われている。しかし音楽の作り方は、
グールドとは全く違うのだが、もしバッハ演奏家の最大の讃辞がその言葉である
のなら、間違いなく彼女のための惹句となり得るだろう。
【録音】2004年8月19-21日、 DSDレコーディング
カリフォルニア、メディア・ハイペリウム・スタジオ
OC716 \1250
ヨハネス・フィッシャー、パーカッション・ソロ・リサイタル
クセナキス:「ルボン」、
ホセ・マニュエル・ロペス・ロペス:「Calculo secreto」、
マティアス・ピンチャー:「nemeton」、
ヴィンコ・グロボカール:「Toucher」
ジェイコブ・ドラックマン:「Reflections on the nature of water」、
ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)
一言でパーカッションと言っても、これほどまでに多彩な表現があるとは全く想
像も出来なかった!クセナキスにおける野性的なリズムの応酬もさることながら、
指揮者としてもおなじみのピンチャーの静寂から立ち上る不可思議な音も魅力的。
(よく現代美術展でBGMとして使われているような音とでも言えるかも)
マリンバの超絶技巧が炸裂したドラックマンの「Reflections on the nature of
water」での涼しげな音(これは夏の夕涼みにぴったり)。 ロペス・ロペスによる
「Calculo secreto」のヴィブラフォンの幻想的な音色は、水族館を彷徨うが如く
の味わいと言えるだろう。聴いてすっきりするも良し、何気なく部屋に流すも良
し。こういうアルバムは難しいことを考える必要は全くなし。とにかく音の流れ
に身を任せるのが一番!
【ヨハネス・フィッシャー】
1981年生まれの打楽器奏者、9歳よりドラムとピアノを学び始め、フライブルク
音楽大学で学んだ。2003と2004年には、ピエール・ブーレーズに認められ、ル
ツェルン祝祭アカデミーに特別招聘。その後バーゼルやルツェルンで、バーゼル
交響楽団主席ティンパニ奏者、宮崎泰二郎に学んだ。昨年、ミュンヘンADRコン
クールで優勝している。
【録音:2007年12月11-13日:ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ】
OC107 4枚組 \2550
限定盤
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ/ギター・リサイタルBOX
Johannes Tonio Kreusch (ヨハネス トニオ クロイッシュ)はドイツのクラシック
ギタリスト。ジュリアード音楽院ではシャロン・イズビンのマスタークラスも受
講し、1996年カーネギーホールにデビュー。中南米の楽曲を主にレパートリーと
している。その音楽性はクラシックに限定されたものではなく、アドリブに於け
るジャズへの方向性も見受けられます。今年ギター・ソロ活動20周年記念として、
この限定BOXの発売となりました。なお元盤の「OC227」 &「OC256」は、廃盤と
なっております。
【収録原盤】
[OC304]
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ&マーカス・シュトックハウゼン:
「PANTA RHEI」
[OC241]
ヴィラ=ロボス:「ギターのためのエチュード」、
ヒナステラ:「ギター・ソナタOp47」
[OC256]
パラグアイ、スペイン、キューバの作曲家によるギター作品集
アグスティン・バリオス・マンゴレ :「UNA LIMOSNA POR EL AMOR DE DIOS」
「VALS No.3」「LAS ABEJAS」「大聖堂」、 タレルガ:「CAPRICHO ARABE」
「マリア」、 アルベニス:「ASTURIAS」、
ロドリーゴ:「INVOCACION Y DANZA」、
レオ・ブローウェル:「DANZA CARACTERISTICA」「ELOGIO DE LA DANZA」
「PAISAJE CUBANO CON CAMPAGNAS」「DANZA DEL ALTIPLANO」、
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ:「Inspiracion」
[OC227]
ポートレイト・オブ・キューバ(テュリオ・ペラモ作品集)
テュリオ・ペラモ:「大地の歌」「雨の日の午後」「3つのキューバのイメージ」
「9月の歌」
<RCA RED SEAL>
88697301102 2枚組 \1780
ザ・エッセンシャル・エフゲニー・キーシン(ベスト)
Disc1
J.S.バッハ(ブゾーニ編): 「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564」、
ショパン:
「幻想曲へ短調Op.49」「夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1」
「夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2」「マズルカ第20番変ニ長調Op.30-3」
「マズルカ第13番イ短調Op.17-4」「マズルカ第23番ニ長調Op.33-2」
「マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4」「舟歌嬰へ長調Op.60」
「ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」」
Disc2
J.S.バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ」、
ブラームス:「間奏曲イ短調Op.76-6」「奇想曲ロ短調Op.76-2」、
ラフマニノフ:「練習曲集「音の絵」(絵画的練習曲集)Op.39より第1,2,5番」、
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの3楽章」、
グリンカ(バラキレフ編曲):「ひばり」
21世紀を担うコンサート・ピアニストの若き巨匠としての位置をゆるぎないもの
にしているエフゲニー・キーシンが、RCA Red Seal へ録音してきた19枚のアルバ
ムから厳選した初のベスト盤をリリース!バッハ=ブゾーニからショパン、ラフマ
ニノフ、ストラヴィンスキーまで、キーシンのピアノ芸術のエッセンスがここに!
現在も積極的な活動を行うキーシン。2009年4月には3年ぶりの来日公演が予定さ
れているが、先ずはこのベストで彼の芸術性の極みを確認しておきたい。
<ARTE NOVA>
88697319892 \550
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB106[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第6番は、1879年9月から1881年9月に作曲。力強く構築的な第5番、親しみ
やすい人気曲の第7番に挟まれているためか、また演奏時間が60分に満たないゆえ
か、演奏機会は比較的少ないが、全編にわたって自然への憧れの感情が横溢し、
美しいメロディとハーモニーが絶品ゆえに隠れファンも多い。ブルックナー円熟
の筆致は、無駄なく引き締まった造形の中で深みを加え輝きを増しており、傑作
の名に恥じない。ブルックナーの交響曲の特徴の一つとなっている全休止がない
のもこの作品の個性的な風貌のひとつ。
【録音】 2008年2月7日、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライヴ・
レコーディング
88697319902 \550
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第7番は、ブルックナーの交響曲の中でも最も人気のある作品で、しかも
ブルックナーの生前にその作曲家としての名声を確立させた記念碑的な作品であ
る。交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。
第2楽章のクライマックス部分を書いていた時期、1883年2月13日に最も尊敬して
いたリヒャルト・ワーグナーが死去し、その悲しみの中で同楽章コーダが書き上
げられ、第184小節以下をワーグナーのための「葬送音楽」と呼んだ。全曲の完
成は1883年9月。1884年12月、ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
弦楽団による初演は大成功を収め、ブルックナーに交響曲作曲家としての本格的
な名声をもたらした。
【録音】 2007年5月24日、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライヴ・
レコーディング
88697319912 \550
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB109[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第9番は、生前のブルックナーが完成させることのできなかった未完の大作
である。1884年夏、交響曲第8番を完成させた後、この作品の作曲に取り掛かり、
ベートーヴェンの交響曲第9番と同じ「ニ短調」という調性を選んだ。しかし交
響曲第1番と交響曲第8番の改訂作業に終われ、この交響曲の作曲に集中すること
ができず、1892年12月の交響曲第8番初演後、ようやく作曲に打ち込むことがで
きるようになったが、同時に彼の病状は悪化し続ける。1894年11月、第3楽章を
完成させ、1896年10月11日の死の直前まで第4楽章の作曲に携わったが、ついに
全曲を完成させることはできなかった。
近年の研究で、ブルックナーが4楽章構成の交響曲として完成させるつもりであっ
たことが確実となり、残された草稿からの復元の試みや演奏も行なわれている。
その意味で、第3楽章までで「完結」としていた従来の見解は作曲者の意思に反
することになるが、それでも完成した3つの楽章の内容の深さ、宇宙の広がりを
も思わせる構成の大きさは圧倒的であり、第3楽章アダージョの終結で静謐な高
みに上り詰めて終わる演奏にも大きな意味がある。
【録音】 録音日不詳;後送 、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライ
ヴ・レコーディング
<ARCO DIVA>
UP 0102-2 \2450
エレジアコ(悲歌風) ピアノ三重奏曲集
ラフマニノフ(1873-1943):悲歌風三重奏曲ト短調
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.21
スク(1874-1935):ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.2
スク:悲歌 Op.23(ゼイエルの「ヴィシェフラト」による)[ボーナス・トラック]
チェコ三重奏団
ミラン・ランゲル(ピアノ) ダナ・ヴラホヴァー(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ペトラーシュ(チェロ)
録音:2007年5、12月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
UP 0103-2 \2450
ピアノ三重奏のための作品集
マルチヌー(1890-1959):牧歌 H.275
シュニトケ(1934-1998):ピアノ三重奏曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
プエッラ三重奏団
テレジエ・フィアロヴァー(ピアノ) エヴァ・カロヴァー(ヴァイオリン)
マルケータ・ヴルプコヴァー(チェロ)
録音:2007年8月10-11日、チェコ、ブルノ、
慈悲の同胞団修道院、ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
プエッラ三重奏団は2003年にブルノ音楽院で結成された女性トリオ。
UP 0104-2 \2450
フルート、弦楽とハープのためのフランス音楽
ジャン・フランセ(1912-1997):
フルート、弦楽三重奏とハープのための五重奏曲第2番(*)
シャルル・ボルデ(1863-1909):バスク組曲 Op.6(+)(#)
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
フルートのオブリガート、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロとハープのためのパルティータ形式の組曲(+)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):愛する国への旅
(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)(+)
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
リノスの歌(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)(+)
カルロ・ジャンス(フルート)
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルチヌー弦楽四重奏団
ルボミール・ハヴラーク(ヴァイオリン(+))
イレナ・ヘライノヴァー(ヴァイオリン(*))
ヤン・イーシャ(ヴィオラ) イトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)
録音:2007年5、9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
シャルル・ボルデはフランクに作曲を学びましたが、主として教育者・音楽学者
として活躍した人物。世界初録音である(#)の第1曲「前奏曲」(ドリア旋法で書か
れています)の冒頭の旋律はローリング・ストーンズの名曲「She's a rainbow」
のメロディーにそっくりですが、ミック・ジャガーとキース・リチャーズがこの
曲をパクった可能性はないでしょう。
UP 0105-2 \2450
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキ」Op.90 B.166
ADトリオ・プラハ
イジー・フルニーク(ヴァイオリン) ミロシュ・ヤホダ(チェロ)
マルチン・カシーク(チェロ)
録音:2007年10月26-28日、プラハ、リヒテンシュタイン宮(マルチヌー・ホール)
ADトリオ・プラハの「AD」はアントニーン・ドヴォルジャークのイニシャル。
<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0399-2 \1850
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ、ヴァイオリン、
チェロと管弦楽のための協奏曲(三重協奏曲)ハ長調 Op.56(*)
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.77(+)
伊藤ルミ(ピアノ(*))
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
ミハル・カニュカ(チェロ(*))
イジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年1月3-4日(*)、2002年11月7-8日(+)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
CR 0402-2 \1850
イヴォ・ジーデク オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):
「二人の寡婦」、「売られた花嫁」、「悪魔の壁」、「接吻」、「ダリボル」、
「秘密」、
フィビフ(1850-1900):「テンペスト」、「アルコナの陥落」、
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」、
ベートーヴェン(1770-1827):「フィデリオ」、
ウェーバー(1786-1826):「魔弾の射手」、
ヤナーチェク(1854-1928):「死者の家から」、「イェヌーファ」、
モーツァルト(1756-1791):「ドン・ジョヴァンニ」、
ヴェルディ(1813-1902):「椿姫」、
ビゼー(1838-1875):「カルメン」からのアリア
イヴォ・ジーデク(テノール)
アロイス・クリーマ、ヤロスラフ・ヴォゲル、ルドルフ・ヴァシャータ、
フランチシェク・ディク、ヴァーツラフ・イラーチェク、ヤン・フス・ティヒー、
イジー・ピンカス、ボフミル・グレゴル、ヨセフ・クヒンカ(指揮)
プラハ放送交響楽団
プラハ国民劇場管弦楽団
プラハ・スメタナ劇場管弦楽団
録音:1952-1984年、プラハ、チェコ放送スタジオ
チェコのテノール、イヴォ・ジーデク(1926-2003)の放送録音から構成されたア
ルバムです。歌唱はすべてチェコ語。
CR 0403-2 \1850
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第21番ホ短調 K.304
サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
伊藤ルミ(ピアノ)
録音:2006年9月25-28日、プラハ、チェコ放送スタジオ No.1
ブックレットに日本語解説を記載。
伊藤ルミ・・・幼い頃から故・東貞一のもとでピアノの手ほどきを受ける。18歳
で演奏会デビューした後は、ソロ・リサイタルのほか、故・朝比奈隆の指揮する
大阪フィルハーモニック・オーケストラとの共演など、精力的に演奏活動を行っ
てきた。1988年から92年にかけては、ヤナーチェク弦楽四重奏団にソリストとし
て参加し、日本のみならず欧州でも高い評価を得た。1993年にはボフミル・スメ
イカル、ヨハネス・デーゲンと共に「パールトリオ」を結成し、日本とヨーロッ
パで演奏を行った。
「パールトリオ」はチェコ・フィルハーモニックの室内楽シリーズ演奏会に招聘
されたほか、チェコ国内の様々な都市で開催された「ジャパン・フェスティバル」
からも招きを受けた。2002年、伊藤ルミはエヴァルド・ダネル、リュドヴィート
・カンタと共に「ラ・ミューズトリオ」を結成し、現在に到るまで、日本国内で
定期的にその演奏を披露している。
1989年以降はフランチシェク・ノヴォトニー、ミハル・カニュカ、パヴェル・フ
ーラといった傑出した演奏家たちを日本に招き、東京、大阪、神戸を初めとする
様々な都市でデュオ・コンサートを開いている。
これまでに数多くのデュオ、トリオの録音が、Victor Entertainment, Praga
Digitals, King Record その他から発売され、そのうち数枚はフランスの音楽誌
「ル・モンド」から四ツ星の評価を得、またチェコラジオ局芸術部門から五ツ星
にノミネートされたCDもある。
日本国内では、1991年の神戸市文化奨励賞に続き、1995年の兵庫県芸術文化奨励
賞、2002年のロドニー賞(神戸市民賞)と、様々な賞を受けている。またリッツ・
ミュージックの主宰者でもある。(ブックレットより)
CR 0408-2 \1850
プラハ、聖ヤクプ教会でのオルガン・ライヴ
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):パンジェ・リングァ(*)
クロード・バルバートル(1727-1799):
陽気な羊飼いたちはどこへ?(ノエル変奏曲第4番)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
目覚めよ、と呼ぶ声あり(シュープラー・コラール第1番)BWV645(*)
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
アルベール・アルカン(1890-1971):
スケルツォ ホ短調 Op.423(*)/「カンテムス・ドミノ」によるトッカータ
Op.323(*)
フランク(1822-1890):英雄的小品(3つの小品 から)(+)
ペトル・エベン(1929-2007):
パトモスの風景(オルガンと打楽器のための;1984)(+/#)
マリー=クレール・アラン(オルガン(*))
イレナ・フシプコヴァー(オルガン(+))
マルチン・オプルシャール(打楽器(#))
録音:2007年8月2日、9月20日、プラハ、聖ヤクプ 教会、ライヴ
CR 0412-2 \1850
ドヴォルジャーク(1841-1904):交響詩集
「水の精」Op.107 B.195(*)/「真昼の魔女」Op.108 B.196(+)
「金の紡ぎ車」Op.109 B.197(*)/「野鳩」Op.110 B.198(+)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
スタニスラフ・ボグニア(指揮(+))
プラハ放送交響楽団
録音:2006年11月(*)、2002年2月(+)、プラハ、チェコ放送スタジオ No.1
CR 0385-2 \1850
【旧譜・再入荷】
2つの世紀のピアノ五重奏曲
シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(1842)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲第2番 H.298(1944)
Michiko Otaki(ピアノ)
グラッフェ弦楽四重奏団
録音:2007年7月24-26日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
CR 0386-2 \1850
【旧譜・再入荷】
未知なるヴィオラ
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ヴィオラ・ソナタ Op.240(1944)
パウル・ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.4(1919)
アレクサンドル・グスタフ・アドルフォヴィチ・ヴィンクレル(1865-1935):
ヴィオラ・ソナタ Op.10(1902)
パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
録音:2006-200年7月、プラハ、チェコ放送スタジオ
OC630(SACD-Hybrid) \1350
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 & 第6番「田園」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
世界が注目する、ド・ビリーと手兵ウィーン放送交響楽団とのベートーヴェン/
交響曲チクルス第2弾。2007年2月に初来日し第1弾CDと同じ交響曲第3番「英雄」
を演奏、期待に違わぬ素晴らしい演奏を披露し高い評価を得た。モーツァルト:
ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本
拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ:レクイエム、フラン
スの名ピアニスト、ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして今年7月に初来
日するパリ・オペラ座の公演曲デュカス「アリアーヌと青ひげ」やポラスキとの
ワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行ってきたが、真
価を問うレパートリー、ベートーヴェンのこの第2弾で、さらに大きな注目と評
価を得ること必定。ウィーンの伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、
磨き上げたディテールと音の透明性が見事な出来映えで、ウィーンの音楽シーン
に新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちた名演に仕上がっ
ている。
OC628(SACD-Hybrid) 2枚組 \2100
J.S.バッハ:「ゴルトベルク変奏曲」BWV.988
イルマ・イサカーゼ(p)
彼女の演奏は、アリアの冒頭から心が込められている。装飾音の付け方には少々
驚く人もいるかも知れないが、この独特な味付けに慣れていくとどんどん彼女の
世界にはまっていくだろう。微妙に揺らす右手のメロディと左手のメロディが交
錯したところに現れる不思議な響き。これは一体バッハに内包されるべき音なの
だろうか?と戸惑ううちに、あっさりと終結部に至る。アリアだけでここまで心
が揺り動かされる演奏はそうそうあるものではない。それに続く変奏の見事なこ
と。聴き手は30の異なる世界へと案内されるであろう。例えば第3変奏での雄弁な
左手の動きや、第4変奏での巨大な建築物がそそり立つような堂々とした音。曲
が一つ進むたびに新たな扉が開いていくのである。
現地の音楽評では「グールドの再来」と言われている。しかし音楽の作り方は、
グールドとは全く違うのだが、もしバッハ演奏家の最大の讃辞がその言葉である
のなら、間違いなく彼女のための惹句となり得るだろう。
【録音】2004年8月19-21日、 DSDレコーディング
カリフォルニア、メディア・ハイペリウム・スタジオ
OC716 \1250
ヨハネス・フィッシャー、パーカッション・ソロ・リサイタル
クセナキス:「ルボン」、
ホセ・マニュエル・ロペス・ロペス:「Calculo secreto」、
マティアス・ピンチャー:「nemeton」、
ヴィンコ・グロボカール:「Toucher」
ジェイコブ・ドラックマン:「Reflections on the nature of water」、
ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)
一言でパーカッションと言っても、これほどまでに多彩な表現があるとは全く想
像も出来なかった!クセナキスにおける野性的なリズムの応酬もさることながら、
指揮者としてもおなじみのピンチャーの静寂から立ち上る不可思議な音も魅力的。
(よく現代美術展でBGMとして使われているような音とでも言えるかも)
マリンバの超絶技巧が炸裂したドラックマンの「Reflections on the nature of
water」での涼しげな音(これは夏の夕涼みにぴったり)。 ロペス・ロペスによる
「Calculo secreto」のヴィブラフォンの幻想的な音色は、水族館を彷徨うが如く
の味わいと言えるだろう。聴いてすっきりするも良し、何気なく部屋に流すも良
し。こういうアルバムは難しいことを考える必要は全くなし。とにかく音の流れ
に身を任せるのが一番!
【ヨハネス・フィッシャー】
1981年生まれの打楽器奏者、9歳よりドラムとピアノを学び始め、フライブルク
音楽大学で学んだ。2003と2004年には、ピエール・ブーレーズに認められ、ル
ツェルン祝祭アカデミーに特別招聘。その後バーゼルやルツェルンで、バーゼル
交響楽団主席ティンパニ奏者、宮崎泰二郎に学んだ。昨年、ミュンヘンADRコン
クールで優勝している。
【録音:2007年12月11-13日:ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ】
OC107 4枚組 \2550
限定盤
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ/ギター・リサイタルBOX
Johannes Tonio Kreusch (ヨハネス トニオ クロイッシュ)はドイツのクラシック
ギタリスト。ジュリアード音楽院ではシャロン・イズビンのマスタークラスも受
講し、1996年カーネギーホールにデビュー。中南米の楽曲を主にレパートリーと
している。その音楽性はクラシックに限定されたものではなく、アドリブに於け
るジャズへの方向性も見受けられます。今年ギター・ソロ活動20周年記念として、
この限定BOXの発売となりました。なお元盤の「OC227」 &「OC256」は、廃盤と
なっております。
【収録原盤】
[OC304]
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ&マーカス・シュトックハウゼン:
「PANTA RHEI」
[OC241]
ヴィラ=ロボス:「ギターのためのエチュード」、
ヒナステラ:「ギター・ソナタOp47」
[OC256]
パラグアイ、スペイン、キューバの作曲家によるギター作品集
アグスティン・バリオス・マンゴレ :「UNA LIMOSNA POR EL AMOR DE DIOS」
「VALS No.3」「LAS ABEJAS」「大聖堂」、 タレルガ:「CAPRICHO ARABE」
「マリア」、 アルベニス:「ASTURIAS」、
ロドリーゴ:「INVOCACION Y DANZA」、
レオ・ブローウェル:「DANZA CARACTERISTICA」「ELOGIO DE LA DANZA」
「PAISAJE CUBANO CON CAMPAGNAS」「DANZA DEL ALTIPLANO」、
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ:「Inspiracion」
[OC227]
ポートレイト・オブ・キューバ(テュリオ・ペラモ作品集)
テュリオ・ペラモ:「大地の歌」「雨の日の午後」「3つのキューバのイメージ」
「9月の歌」
<RCA RED SEAL>
88697301102 2枚組 \1780
ザ・エッセンシャル・エフゲニー・キーシン(ベスト)
Disc1
J.S.バッハ(ブゾーニ編): 「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564」、
ショパン:
「幻想曲へ短調Op.49」「夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1」
「夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2」「マズルカ第20番変ニ長調Op.30-3」
「マズルカ第13番イ短調Op.17-4」「マズルカ第23番ニ長調Op.33-2」
「マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4」「舟歌嬰へ長調Op.60」
「ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」」
Disc2
J.S.バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ」、
ブラームス:「間奏曲イ短調Op.76-6」「奇想曲ロ短調Op.76-2」、
ラフマニノフ:「練習曲集「音の絵」(絵画的練習曲集)Op.39より第1,2,5番」、
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの3楽章」、
グリンカ(バラキレフ編曲):「ひばり」
21世紀を担うコンサート・ピアニストの若き巨匠としての位置をゆるぎないもの
にしているエフゲニー・キーシンが、RCA Red Seal へ録音してきた19枚のアルバ
ムから厳選した初のベスト盤をリリース!バッハ=ブゾーニからショパン、ラフマ
ニノフ、ストラヴィンスキーまで、キーシンのピアノ芸術のエッセンスがここに!
現在も積極的な活動を行うキーシン。2009年4月には3年ぶりの来日公演が予定さ
れているが、先ずはこのベストで彼の芸術性の極みを確認しておきたい。
<ARTE NOVA>
88697319892 \550
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB106[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第6番は、1879年9月から1881年9月に作曲。力強く構築的な第5番、親しみ
やすい人気曲の第7番に挟まれているためか、また演奏時間が60分に満たないゆえ
か、演奏機会は比較的少ないが、全編にわたって自然への憧れの感情が横溢し、
美しいメロディとハーモニーが絶品ゆえに隠れファンも多い。ブルックナー円熟
の筆致は、無駄なく引き締まった造形の中で深みを加え輝きを増しており、傑作
の名に恥じない。ブルックナーの交響曲の特徴の一つとなっている全休止がない
のもこの作品の個性的な風貌のひとつ。
【録音】 2008年2月7日、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライヴ・
レコーディング
88697319902 \550
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第7番は、ブルックナーの交響曲の中でも最も人気のある作品で、しかも
ブルックナーの生前にその作曲家としての名声を確立させた記念碑的な作品であ
る。交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。
第2楽章のクライマックス部分を書いていた時期、1883年2月13日に最も尊敬して
いたリヒャルト・ワーグナーが死去し、その悲しみの中で同楽章コーダが書き上
げられ、第184小節以下をワーグナーのための「葬送音楽」と呼んだ。全曲の完
成は1883年9月。1884年12月、ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
弦楽団による初演は大成功を収め、ブルックナーに交響曲作曲家としての本格的
な名声をもたらした。
【録音】 2007年5月24日、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライヴ・
レコーディング
88697319912 \550
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB109[原典版]
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
交響曲第9番は、生前のブルックナーが完成させることのできなかった未完の大作
である。1884年夏、交響曲第8番を完成させた後、この作品の作曲に取り掛かり、
ベートーヴェンの交響曲第9番と同じ「ニ短調」という調性を選んだ。しかし交
響曲第1番と交響曲第8番の改訂作業に終われ、この交響曲の作曲に集中すること
ができず、1892年12月の交響曲第8番初演後、ようやく作曲に打ち込むことがで
きるようになったが、同時に彼の病状は悪化し続ける。1894年11月、第3楽章を
完成させ、1896年10月11日の死の直前まで第4楽章の作曲に携わったが、ついに
全曲を完成させることはできなかった。
近年の研究で、ブルックナーが4楽章構成の交響曲として完成させるつもりであっ
たことが確実となり、残された草稿からの復元の試みや演奏も行なわれている。
その意味で、第3楽章までで「完結」としていた従来の見解は作曲者の意思に反
することになるが、それでも完成した3つの楽章の内容の深さ、宇宙の広がりを
も思わせる構成の大きさは圧倒的であり、第3楽章アダージョの終結で静謐な高
みに上り詰めて終わる演奏にも大きな意味がある。
【録音】 録音日不詳;後送 、リンツ、ブルックナーハウス大ホールでのライ
ヴ・レコーディング
<ARCO DIVA>
UP 0102-2 \2450
エレジアコ(悲歌風) ピアノ三重奏曲集
ラフマニノフ(1873-1943):悲歌風三重奏曲ト短調
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.21
スク(1874-1935):ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.2
スク:悲歌 Op.23(ゼイエルの「ヴィシェフラト」による)[ボーナス・トラック]
チェコ三重奏団
ミラン・ランゲル(ピアノ) ダナ・ヴラホヴァー(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ペトラーシュ(チェロ)
録音:2007年5、12月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
UP 0103-2 \2450
ピアノ三重奏のための作品集
マルチヌー(1890-1959):牧歌 H.275
シュニトケ(1934-1998):ピアノ三重奏曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
プエッラ三重奏団
テレジエ・フィアロヴァー(ピアノ) エヴァ・カロヴァー(ヴァイオリン)
マルケータ・ヴルプコヴァー(チェロ)
録音:2007年8月10-11日、チェコ、ブルノ、
慈悲の同胞団修道院、ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
プエッラ三重奏団は2003年にブルノ音楽院で結成された女性トリオ。
UP 0104-2 \2450
フルート、弦楽とハープのためのフランス音楽
ジャン・フランセ(1912-1997):
フルート、弦楽三重奏とハープのための五重奏曲第2番(*)
シャルル・ボルデ(1863-1909):バスク組曲 Op.6(+)(#)
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
フルートのオブリガート、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロとハープのためのパルティータ形式の組曲(+)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):愛する国への旅
(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)(+)
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
リノスの歌(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)(+)
カルロ・ジャンス(フルート)
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルチヌー弦楽四重奏団
ルボミール・ハヴラーク(ヴァイオリン(+))
イレナ・ヘライノヴァー(ヴァイオリン(*))
ヤン・イーシャ(ヴィオラ) イトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)
録音:2007年5、9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
シャルル・ボルデはフランクに作曲を学びましたが、主として教育者・音楽学者
として活躍した人物。世界初録音である(#)の第1曲「前奏曲」(ドリア旋法で書か
れています)の冒頭の旋律はローリング・ストーンズの名曲「She's a rainbow」
のメロディーにそっくりですが、ミック・ジャガーとキース・リチャーズがこの
曲をパクった可能性はないでしょう。
UP 0105-2 \2450
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキ」Op.90 B.166
ADトリオ・プラハ
イジー・フルニーク(ヴァイオリン) ミロシュ・ヤホダ(チェロ)
マルチン・カシーク(チェロ)
録音:2007年10月26-28日、プラハ、リヒテンシュタイン宮(マルチヌー・ホール)
ADトリオ・プラハの「AD」はアントニーン・ドヴォルジャークのイニシャル。
<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0399-2 \1850
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ、ヴァイオリン、
チェロと管弦楽のための協奏曲(三重協奏曲)ハ長調 Op.56(*)
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.77(+)
伊藤ルミ(ピアノ(*))
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
ミハル・カニュカ(チェロ(*))
イジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年1月3-4日(*)、2002年11月7-8日(+)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
CR 0402-2 \1850
イヴォ・ジーデク オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):
「二人の寡婦」、「売られた花嫁」、「悪魔の壁」、「接吻」、「ダリボル」、
「秘密」、
フィビフ(1850-1900):「テンペスト」、「アルコナの陥落」、
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」、
ベートーヴェン(1770-1827):「フィデリオ」、
ウェーバー(1786-1826):「魔弾の射手」、
ヤナーチェク(1854-1928):「死者の家から」、「イェヌーファ」、
モーツァルト(1756-1791):「ドン・ジョヴァンニ」、
ヴェルディ(1813-1902):「椿姫」、
ビゼー(1838-1875):「カルメン」からのアリア
イヴォ・ジーデク(テノール)
アロイス・クリーマ、ヤロスラフ・ヴォゲル、ルドルフ・ヴァシャータ、
フランチシェク・ディク、ヴァーツラフ・イラーチェク、ヤン・フス・ティヒー、
イジー・ピンカス、ボフミル・グレゴル、ヨセフ・クヒンカ(指揮)
プラハ放送交響楽団
プラハ国民劇場管弦楽団
プラハ・スメタナ劇場管弦楽団
録音:1952-1984年、プラハ、チェコ放送スタジオ
チェコのテノール、イヴォ・ジーデク(1926-2003)の放送録音から構成されたア
ルバムです。歌唱はすべてチェコ語。
CR 0403-2 \1850
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第21番ホ短調 K.304
サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
伊藤ルミ(ピアノ)
録音:2006年9月25-28日、プラハ、チェコ放送スタジオ No.1
ブックレットに日本語解説を記載。
伊藤ルミ・・・幼い頃から故・東貞一のもとでピアノの手ほどきを受ける。18歳
で演奏会デビューした後は、ソロ・リサイタルのほか、故・朝比奈隆の指揮する
大阪フィルハーモニック・オーケストラとの共演など、精力的に演奏活動を行っ
てきた。1988年から92年にかけては、ヤナーチェク弦楽四重奏団にソリストとし
て参加し、日本のみならず欧州でも高い評価を得た。1993年にはボフミル・スメ
イカル、ヨハネス・デーゲンと共に「パールトリオ」を結成し、日本とヨーロッ
パで演奏を行った。
「パールトリオ」はチェコ・フィルハーモニックの室内楽シリーズ演奏会に招聘
されたほか、チェコ国内の様々な都市で開催された「ジャパン・フェスティバル」
からも招きを受けた。2002年、伊藤ルミはエヴァルド・ダネル、リュドヴィート
・カンタと共に「ラ・ミューズトリオ」を結成し、現在に到るまで、日本国内で
定期的にその演奏を披露している。
1989年以降はフランチシェク・ノヴォトニー、ミハル・カニュカ、パヴェル・フ
ーラといった傑出した演奏家たちを日本に招き、東京、大阪、神戸を初めとする
様々な都市でデュオ・コンサートを開いている。
これまでに数多くのデュオ、トリオの録音が、Victor Entertainment, Praga
Digitals, King Record その他から発売され、そのうち数枚はフランスの音楽誌
「ル・モンド」から四ツ星の評価を得、またチェコラジオ局芸術部門から五ツ星
にノミネートされたCDもある。
日本国内では、1991年の神戸市文化奨励賞に続き、1995年の兵庫県芸術文化奨励
賞、2002年のロドニー賞(神戸市民賞)と、様々な賞を受けている。またリッツ・
ミュージックの主宰者でもある。(ブックレットより)
CR 0408-2 \1850
プラハ、聖ヤクプ教会でのオルガン・ライヴ
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):パンジェ・リングァ(*)
クロード・バルバートル(1727-1799):
陽気な羊飼いたちはどこへ?(ノエル変奏曲第4番)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
目覚めよ、と呼ぶ声あり(シュープラー・コラール第1番)BWV645(*)
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
アルベール・アルカン(1890-1971):
スケルツォ ホ短調 Op.423(*)/「カンテムス・ドミノ」によるトッカータ
Op.323(*)
フランク(1822-1890):英雄的小品(3つの小品 から)(+)
ペトル・エベン(1929-2007):
パトモスの風景(オルガンと打楽器のための;1984)(+/#)
マリー=クレール・アラン(オルガン(*))
イレナ・フシプコヴァー(オルガン(+))
マルチン・オプルシャール(打楽器(#))
録音:2007年8月2日、9月20日、プラハ、聖ヤクプ 教会、ライヴ
CR 0412-2 \1850
ドヴォルジャーク(1841-1904):交響詩集
「水の精」Op.107 B.195(*)/「真昼の魔女」Op.108 B.196(+)
「金の紡ぎ車」Op.109 B.197(*)/「野鳩」Op.110 B.198(+)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
スタニスラフ・ボグニア(指揮(+))
プラハ放送交響楽団
録音:2006年11月(*)、2002年2月(+)、プラハ、チェコ放送スタジオ No.1
CR 0385-2 \1850
【旧譜・再入荷】
2つの世紀のピアノ五重奏曲
シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(1842)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲第2番 H.298(1944)
Michiko Otaki(ピアノ)
グラッフェ弦楽四重奏団
録音:2007年7月24-26日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
CR 0386-2 \1850
【旧譜・再入荷】
未知なるヴィオラ
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ヴィオラ・ソナタ Op.240(1944)
パウル・ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.4(1919)
アレクサンドル・グスタフ・アドルフォヴィチ・ヴィンクレル(1865-1935):
ヴィオラ・ソナタ Op.10(1902)
パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
録音:2006-200年7月、プラハ、チェコ放送スタジオ