★お知らせ★
当店HPに ロイヤル・フィル(RPO)レーベルのSACDリストを掲載しました。
1枚950のバジェット・プライスです。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/rpo_sacd.html
=====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<naive>
OP 30436 \2280
フランチシェク・イグナーツ・アントニン・トゥーマ(1704-1774):
(1)4声のソナタ イ短調 (2)パルティータ(4声)イ短調
(3)シンフォニア(4声)変ロ長調
(4)シンフォニア(3声)変ロ長調 (5)パルティータ(3声)ハ短調
(6)ソナタ(4声)ホ短調 (7)ソナタ(3声)イ短調
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ&指)、
コンチェルト・イタリアーノ
「刺激的な古楽演奏」を語る上ではずせないのがアレッサンドリーニ、待望の新譜で
す。トゥーマは、チェコに生まれ、その後ウィーンに移り、キンスキー伯の庇護を受
け、フックスの下で学ぶ傍ら教会音楽家として活動、そして宮廷や貴族に仕える副楽
長を務めた人物です。シンコペーション、ため息のような旋律、長・短調の突然の交
替といった、ギャラント様式を思わせる作風で、さらに二重フーガがあちこちで用い
られるなど、卓越した作曲技法の持ち主でした。といえば、アレッサンドリーニほど
彼の作品を演奏するのに適した人物はいないでしょう。アレッサンドリーニの心地よ
く刻むチェンバロの和音は、うつろう気分を濃厚に反映させたもの。さらに、声部の
絡み合い、コントラストのつけ方など、決していやらしくはありませんが、実に見事。
嬉しい驚きに満ちた1枚となっております。
<Soli Deo Gloria>
SDG 144 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集vol.25
[CD1]復活節後第5日曜日のためのカンタータ
カンタータ第86番「まことに、まことに汝らに告ぐ」BWV 86
カンタータ第87番「今までは汝らなにをもわが名によりて求めしことなし」BWV 87
カンタータ第97番「わがなす すべての業に」BWV 97
[CD2]昇天節後(復活節後)第6日曜日のためのカンタータ
カンタータ第44番「人々汝らを除名すべし」BWV 44
カンタータ第150番「主よ、われ汝をあおぎ望む」BWV 150
カンタータ第183番「彼らみな汝を待ち望む」BWV 183
ジョン・エリオット・ガーディナー、
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
[CD1]キャサリン・フーグ(S)、ロビン・タイソン(A)、
スティーヴ・ダヴィスリム(T)、ステファン・ローゲス(B)
[CD2]ジョアンヌ・ルン(S)、ダニエル・テイラー(A)、
ポール・アグニュー(T)、パナヨティス・イコノムー(B)
録音:[CD1]2000年5月[CD2]2000年6月
ガーディナーのバッハ、最新盤は復活節後のカンタータ集。小編成ながらも慰めの気
分に満ちた美しい第87番、初期に書かれた150番など、興味深い作品が並びます。
<クリエイティヴ・コア>=DENONレーベル=
CCSA 004 \2450
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ -プッチーニに捧ぐ-
「妖精ヴィッリ」より 1.ここがあの家 2.夜の宴
「エドガール」より 3.享楽の宴、ガラスのような目をしたキメラ
「マノン・レスコー」より 4.栗毛、金髪の美人の中で 5.見たこともない美人
6.ああ!彼女に触れるな! 7.第3幕への間奏曲
「ラ・ボエーム」より 8.冷たい手
「トスカ」より 9.妙なる調和 10.星は光りぬ
「蝶々夫人」より 11.愛か気まぐれか 12.愛の家よ さようなら
「西部の娘」より 13.やがて来る自由の日
「外套」より 14.お前の言うとおりだ
「ジャンニ・スキッキ」より 15.あなた方は間違っている!―
フィレンツェは花咲く樹のように
「トゥーランドット」より 16.泣くな、リュー! 17. 誰も寝てはならぬ
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T)マルコ・ボエーミ(指)東京都交響楽団
録音:2007年4月 森のホール21(松戸市)
解説:和文、英文解説&イタリア語リブレット、英語・日本語対訳付き
太陽の声を持つテノール、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラが贈る珠玉のプッチーニ・
テノール・アリア集。世界中のオペラファンを捉えて離さないラ・スコーラの耀く歌声
が、熟練の指揮者ボエーミ&東京都交響楽団の呼応と相俟って、プッチーニの滋味溢れ
る名旋律を豊かに歌い上げます。シチリア島パレルモ出身のラ・スコーラ。「太陽のよ
うな声」とも称される輝かしい声が人気の秘密で、パヴァロッティの後継者として熱狂
的な支持を獲得しています。今年はプッチーニ生誕150年でもあり、その明るい歌声で
私たちは魅了してくれることでしょう。
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ Vincenzo La Scola
1958年イタリアのパレルモ生まれ。79年にプッチーニゆかりの地トッレ・デル・ラーゴ
で大テノールのパヴァロッティに出会い、彼の紹介で名教師アッリーゴ・ポーラに師事
する。82年パルマで《十字軍のロンバルディア人》(ヴェルディ)に出演、オペラ・デ
ビューを飾る。85年ブリュッセルのモネ劇場で《愛の妙薬》に主演してから急速に活
躍の場を広げ、ミラノ・スカラ座にも《愛の妙薬》で初登場(88)、ローマやボローニャ、
ラヴェンナ、ナポリなどイタリア国内のみならず、ウィーン国立歌劇場やロンドン・
コヴェントガーデン、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場など国外の大劇場から頻
繁に招かれる存在となる。録音では最初期の《ベアトリーチェ・ディ・テンダ》(ゼッ
ダ指揮)からムーティ指揮の《リゴレット》《ノルマ》《メフィストーフェレ》、映像
ではアッバード指揮の《シモン・ボッカネグラ》やサンティ指揮の《二人のフォスカ
リ》などそれぞれ高く評価され、来日回数も多い。近年は《トスカ》や《ラ・ボエー
ム》などプッチーニのオペラへの出演が多く、06年には、日本のサントリーホールで
念願のカラフ(《トゥーランドット》)に初挑戦、好評を博している。
(ライナーノーツより)
<Cascavelle>
VEL 3117 \1700
R.シュトラウス:歌曲集
夜 Op.10-3
わが子に Op.37-3
ひそやかな誘いOp.27-3
春のひしめき Op.26-1
君を愛す Op.37-2
憩え、わが魂よ Op.27-1
とき放たれた心 Op.39-4
ああ、あなたが私のものなら Op.26-2
なにも Op.10-2
ひどい天気 Op.69-5
万霊節Op.10-8
明日 Op.27-4
献身 Op.10-1
ツェツィーリエ Op.27-2
ソフィー・コッシュ(Ms)
フィリップ・アントルモン(P)
録音:2006年10月,パリ
フランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュの歌うR.シュトラウスの歌曲集です。
コッシュはパリで学び、フランス国内で活動した後、1998年にロンドンでの「セビリ
アの理髪師」のロジーナを歌って大成功、ザルツブルク音楽祭など国際的に活躍する
ようになりました。またドイツ・リートでも高い評価を得ており、ことにR.シュトラ
ウスには定評があります。このCDでは、伴奏を大ピアニスト、フィリップ・アントル
モンが担当、若手とベテランの見事な融合を楽しむことが出来ます。
<Coviello Classics>
COV 50802 \2350
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ベネヴィッツ・カルテット
【イジー・メネチェック(Vn) シュチェパン・イェジェック(Vn)
イジー・ピカンス(Va)シュチェパン・ドレジャール(Vc)】
録音:2007年7月23-26日(バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ)
ベネヴィッツ・カルテットはチェコの実力派若手弦楽四重奏団。1998年にプラハ音楽院
にて結成。2004年チェコ・フィルハーモニーのチェコ室内楽協会賞受賞団体でもあり、
2004年ARDミュンヘン国際コンクールでは本選に進出、セオドア・ログラー財団奨学金
とベーレンライター原典版賞を獲得。また、日本では2005年に開催された第5回大阪国
際室内楽コンクールでグランプリ受賞しています。団体名にもなっているベネヴィッツ
はドヴォルザークと同時代の、重要なヴァイオリニスト。プラハ音楽院の初代校長で、
多くの優秀な弟子を輩出したチェコの室内楽伝統を築いた人物。
COV 50803 \2350
ドイツ・ロマンティック民謡集-ノットゥルノ(全25曲)
ベルリン・フィルのホルン奏者たち(シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ、
ファーガス・マックウィリアム、クラウス・ヴァレンドルフ、サラ・ウィリス)
ヴォカールツァイト
世界最高峰オーケストラのホルン・セクションから集められたベルリン・フィルの一
流のホルン奏者たちによるアンサンブルとルベルト・ロルツィングの生誕200年の年
2001年に結成された男性ヴォーカルグループ、ヴォカールツァイトによるドイツ・ロ
マンティック民謡集。完璧なテクニック、豊かな音色を駆使した表現力には脱帽です。
COV 60716 \2350
クリスチャン・ヨースト(1963-):管弦楽作品集
コクーン交響曲-内なる旅の5つの駅
【地位(Zustand)、逃亡(Flucht)、自由の国(FreiRaume)、R.E.M(急速眼球運動)、
衝撃(Erschutterung)】/アストラーリス/ワン・スモール・ステップ…/ジ・エンド・
オブ・ザ・ゲーム
ガブリエル・フェルツ(指)
シュトゥットガルト・フィル
録音:2007年5月21-25日(シュトゥットガルト)
ドイツ人作曲家クリスチャン・ヨーストによる管弦楽作品集。クリスチャン・ヨースト
はラトルなどの大物指揮者からの委嘱作品なども多く、現在注目の作曲家の一人です。
ワイマール・シュターツカペレからの委嘱作品「コクーン交響曲」は、5つの楽章から
なり第3楽章[自由の国(FreiRaume)]を軸に左右対称に配置されています。このコクー
ン交響曲の副題「内なる旅の5つの駅」は室内管弦楽と合唱による作品「ANGST」
(COV 60609)のテーマとしても使用し、この想像上の探検は、ある種自身の内面に関す
る旅であると語っています。
COV 60717 \2350
コルネリウス・シュヴェア:作品集
ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための作品(a nous deux)
ソロ・パーカッションのための作品(innen et au_en)
ソロ・アコーディオンのための作品(aus den kamalattanischen liedern)
木管三重奏曲(Wie bei Bogen und Leier)
テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン) アンサンブル・ルシェルシュ
ローター・ツァグロゼク(指)ベルリン放送交響楽団
録音:1995-1997年
1953年生まれのドイツ人作曲家コルネリウス・シュヴェア。フライブルク音楽大学で
作曲、音楽学、ギターを学ぶ。演奏は超絶技巧アコーディオン奏者テオドロ・アンゼ
ロッティと1985年に設立された現代音楽演奏のパイオニア的存在の団体アンサンブル
・ルシェルシュ。
<HUNGAROTON>
HCD 32567 \2080
ミヒャエル・ハイドン:
(1)四旬節用ミサMH 553, KI/19,(1794)
(2)四旬節のためのミサMH 551, KI/20,(1794)
(3)四旬節ミサMH 552, KI/3,(1794)
(4)枝の主日のためのグラドゥアーレMH 695, KIIa/27,(1798)
(5)聖十字架ミサMH 56, KI/16,(1762)
パーセル合唱団
ジェルジ・ヴァシェギ(指)オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org) チッラ・ヴァーリ(Vc)
ジェルジ・ヤンジョー(Cb)
録音:2007年11月2-6日フンガロトン・スタジオ
その生涯にラテン語とドイツ語で35のミサと3つのレクイエムを遺したミヒャエル・ハ
イドン。ほかならぬ彼の最期の仕事となったのも未完のレクイエムでした。E.T.A.ホフ
マンは未完のレクイエムに宛てて「かれは宗教音楽の作曲家として時代と国を越えて
最高の芸術家に位置づけられることは、現在では音楽を解するものであれば誰しも疑い
ようがない。」と述べています。
ミヒャエル・ハイドンが当時のナジヴァーラド(現ルーマニアのオラデア)の司教座で
キャリアをスタートさせた経緯から、ハンガリーゆかりの作曲家と位置づけフンガロ
トンが録音に力を入れるこのシリーズ。最新作では宗教音楽、なかでも四旬節(受難節)
にまつわる作品を収めています。ここで注目される特徴がパレストリーナ様式として
知られる対位法書法。そして聞こえてくる音楽の約やかな美しさ。教会での典礼に相
応しいようにという配慮から、グレゴリオ聖歌の旋律を定旋律に用いたり、またトラ
ンペットやホルン、打楽器などの鳴り物はあえて避けています。なお合唱の編成はソ
プラノ6、アルト(カウンターテナー)4、テノール4、バス4。ラテン語歌唱。
HCD 32562 \2080
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866):
(1)協奏的大四重奏曲嬰ヘ短調Op.46
(2)三重奏曲ニ長調Op.35
(3)大四重奏曲ヘ長調Op.70
テトラヴェルシ・フルート・カルテット
[エヴェリン・バログ、カタリン・ナジ、ユディト・パチョライ、
ゲルゲイ・イッゼーシュ]
(2)ジョルト・カッロー(Vn)
ディッタ・ローマン(Vc)
録音:2007年10月1-3 & 7日フンガロトン・スタジオ
ワルキエはベルギーに生まれ、19世紀前半に活躍したフランスのフルート奏者。時代が
求めたフルート教師であり、ベーム式以前の古いフレンチ・システム(指で穴を押さえ
る)のフルートの擁護者でもあり、そしてまた作曲家としても成功を収めていますが、
必然的にフルートつきの作品、なかでも室内楽曲にその本領が発揮されています。
R.S.ロックストロは『フルート論』のなかで「その音楽は比類なく孤高なる様式に拠
り、想像力に富み新鮮。衝動変化の多様な感情表現に充ち…さらに、デュオ、トリオ、
カルテットはフランス芸術の最高のものである」 と絶賛していることからも、そのす
ばらしさがいくぶん想像できるでしょう。アルバム一曲目、さっそうとした軍隊行進
曲調で第1楽章が開始される作品70は、つづくスケルツォに、悲痛かつ美しいアダージョ
を経て、フィナーレはロンドで閉じられます。なかでも演奏時間が30分を越える協奏
的大四重奏はじつに個性的で、熱いパッションがほとばしり、聴きごたえ満点。これ
らは長らく楽譜も未出版であったため、わずかにフルート関係者のあいだで知られる
のみのまぼろしの作品でしたが、楽譜の再出版を契機に世界初録音となりました。ま
さにフルート・ファン大注目のアルバム。
HCD 32492 \2080
(1)モシェレス:大ソナタ変ホ長調Op.47
(2)ウェーバー:8つの小品Op.60
アドリエンネ・スース&イヴォ・ハーグ(ピアノ・デュオ)
録音:2007年9月21-23日フンガロトン・スタジオ
ドゥシークのアルバム(HCD.32276)でみごとなテクニックを披露したピアノ・デュオに
よる新作はこのたびもヴィルトゥオーゾとして活躍したふたり、モシェレスとウェー
バー。ともに世界初録音です。モシェレスの作は、ほかのいくつかの作品と同じく、
ベートーヴェンのパトロンかつ弟子として有名なルドルフ大公に献呈されたもの。大
規模な4楽章形式による内容は、技巧的なピアノの扱いに加え、はなやかで魅惑的な調
べで惹きつけます。
1818-19年にかけてウェーバーが円熟期に達してからの8つの小品。家庭で楽しむため
に書かれたものながら、名曲「舞踏への勧誘」ばりに華麗な音色のセンスが冴え渡り、
3つ残した連弾曲のうち技術的にも表現の幅がいっそうの拡がりをみせています。第4
曲でのハンガリー風のリズムと味わいもスパイスが効いています。
<MEMORIES>
MR2063/64 2枚組 3380
モノラル
ベートーヴェン:
交響曲第8番(56年5月ライヴ)、交響曲第7番(51年4月ライヴ)
交響曲第9番「合唱」(56年5月ライヴ)
オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管、
グレ・ブロウエンシュティン(S)、アニー・ヘルメス(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、ハンス・ウィルブリンク(Br)
クレンペラーはコンセルトヘボウ管と非常に密接であり、複数に渡るベートーヴェ
ン・ツィクルスを開催するなど活動も意欲的でした。その割りにこのコンビのディ
スクは少なく、当盤は貴重です。特に第7番は、51年の珍しい演奏が採用されており
ます。「第9」もこの巨匠のベストとも呼ばれる決定的名演。フィルハーモニア管の
音色に個性の弱さを感じるファンは必携のアイテムです。音質も年代を考えれば非
常に良好です。
MR2065/66 2枚組 3380
モノラル
チャイコフスキー:
交響曲第4番(29年6月スタジオ)、
交響曲第5番(39年11月ライヴ)、
大序曲一八一二年(40年4月スタジオ)
弦楽セレナード(38年11月スタジオ)
メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管
メンゲルベルクの極めつけチャイコフスキー!しかもいずれも希少な演奏が集まり
ました。第4番は意外や唯一の録音で、この頃から既に濃厚な味わいです。第5番は、
珍しいライヴ録音で、雰囲気満点で、ベルリンフィルとのテレフンケン録音と一味
違った名演。そしてロマンティックの極みとも言えるのが、弦楽セレナードでまさ
に涙なしには聴けない、心の嘆きが聴きものです。大袈裟な大序曲一八一二年も副
題通りの凄まじさです。
当店HPに ロイヤル・フィル(RPO)レーベルのSACDリストを掲載しました。
1枚950のバジェット・プライスです。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/rpo_sacd.html
=====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<naive>
OP 30436 \2280
フランチシェク・イグナーツ・アントニン・トゥーマ(1704-1774):
(1)4声のソナタ イ短調 (2)パルティータ(4声)イ短調
(3)シンフォニア(4声)変ロ長調
(4)シンフォニア(3声)変ロ長調 (5)パルティータ(3声)ハ短調
(6)ソナタ(4声)ホ短調 (7)ソナタ(3声)イ短調
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ&指)、
コンチェルト・イタリアーノ
「刺激的な古楽演奏」を語る上ではずせないのがアレッサンドリーニ、待望の新譜で
す。トゥーマは、チェコに生まれ、その後ウィーンに移り、キンスキー伯の庇護を受
け、フックスの下で学ぶ傍ら教会音楽家として活動、そして宮廷や貴族に仕える副楽
長を務めた人物です。シンコペーション、ため息のような旋律、長・短調の突然の交
替といった、ギャラント様式を思わせる作風で、さらに二重フーガがあちこちで用い
られるなど、卓越した作曲技法の持ち主でした。といえば、アレッサンドリーニほど
彼の作品を演奏するのに適した人物はいないでしょう。アレッサンドリーニの心地よ
く刻むチェンバロの和音は、うつろう気分を濃厚に反映させたもの。さらに、声部の
絡み合い、コントラストのつけ方など、決していやらしくはありませんが、実に見事。
嬉しい驚きに満ちた1枚となっております。
<Soli Deo Gloria>
SDG 144 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集vol.25
[CD1]復活節後第5日曜日のためのカンタータ
カンタータ第86番「まことに、まことに汝らに告ぐ」BWV 86
カンタータ第87番「今までは汝らなにをもわが名によりて求めしことなし」BWV 87
カンタータ第97番「わがなす すべての業に」BWV 97
[CD2]昇天節後(復活節後)第6日曜日のためのカンタータ
カンタータ第44番「人々汝らを除名すべし」BWV 44
カンタータ第150番「主よ、われ汝をあおぎ望む」BWV 150
カンタータ第183番「彼らみな汝を待ち望む」BWV 183
ジョン・エリオット・ガーディナー、
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
[CD1]キャサリン・フーグ(S)、ロビン・タイソン(A)、
スティーヴ・ダヴィスリム(T)、ステファン・ローゲス(B)
[CD2]ジョアンヌ・ルン(S)、ダニエル・テイラー(A)、
ポール・アグニュー(T)、パナヨティス・イコノムー(B)
録音:[CD1]2000年5月[CD2]2000年6月
ガーディナーのバッハ、最新盤は復活節後のカンタータ集。小編成ながらも慰めの気
分に満ちた美しい第87番、初期に書かれた150番など、興味深い作品が並びます。
<クリエイティヴ・コア>=DENONレーベル=
CCSA 004 \2450
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ -プッチーニに捧ぐ-
「妖精ヴィッリ」より 1.ここがあの家 2.夜の宴
「エドガール」より 3.享楽の宴、ガラスのような目をしたキメラ
「マノン・レスコー」より 4.栗毛、金髪の美人の中で 5.見たこともない美人
6.ああ!彼女に触れるな! 7.第3幕への間奏曲
「ラ・ボエーム」より 8.冷たい手
「トスカ」より 9.妙なる調和 10.星は光りぬ
「蝶々夫人」より 11.愛か気まぐれか 12.愛の家よ さようなら
「西部の娘」より 13.やがて来る自由の日
「外套」より 14.お前の言うとおりだ
「ジャンニ・スキッキ」より 15.あなた方は間違っている!―
フィレンツェは花咲く樹のように
「トゥーランドット」より 16.泣くな、リュー! 17. 誰も寝てはならぬ
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T)マルコ・ボエーミ(指)東京都交響楽団
録音:2007年4月 森のホール21(松戸市)
解説:和文、英文解説&イタリア語リブレット、英語・日本語対訳付き
太陽の声を持つテノール、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラが贈る珠玉のプッチーニ・
テノール・アリア集。世界中のオペラファンを捉えて離さないラ・スコーラの耀く歌声
が、熟練の指揮者ボエーミ&東京都交響楽団の呼応と相俟って、プッチーニの滋味溢れ
る名旋律を豊かに歌い上げます。シチリア島パレルモ出身のラ・スコーラ。「太陽のよ
うな声」とも称される輝かしい声が人気の秘密で、パヴァロッティの後継者として熱狂
的な支持を獲得しています。今年はプッチーニ生誕150年でもあり、その明るい歌声で
私たちは魅了してくれることでしょう。
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ Vincenzo La Scola
1958年イタリアのパレルモ生まれ。79年にプッチーニゆかりの地トッレ・デル・ラーゴ
で大テノールのパヴァロッティに出会い、彼の紹介で名教師アッリーゴ・ポーラに師事
する。82年パルマで《十字軍のロンバルディア人》(ヴェルディ)に出演、オペラ・デ
ビューを飾る。85年ブリュッセルのモネ劇場で《愛の妙薬》に主演してから急速に活
躍の場を広げ、ミラノ・スカラ座にも《愛の妙薬》で初登場(88)、ローマやボローニャ、
ラヴェンナ、ナポリなどイタリア国内のみならず、ウィーン国立歌劇場やロンドン・
コヴェントガーデン、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場など国外の大劇場から頻
繁に招かれる存在となる。録音では最初期の《ベアトリーチェ・ディ・テンダ》(ゼッ
ダ指揮)からムーティ指揮の《リゴレット》《ノルマ》《メフィストーフェレ》、映像
ではアッバード指揮の《シモン・ボッカネグラ》やサンティ指揮の《二人のフォスカ
リ》などそれぞれ高く評価され、来日回数も多い。近年は《トスカ》や《ラ・ボエー
ム》などプッチーニのオペラへの出演が多く、06年には、日本のサントリーホールで
念願のカラフ(《トゥーランドット》)に初挑戦、好評を博している。
(ライナーノーツより)
<Cascavelle>
VEL 3117 \1700
R.シュトラウス:歌曲集
夜 Op.10-3
わが子に Op.37-3
ひそやかな誘いOp.27-3
春のひしめき Op.26-1
君を愛す Op.37-2
憩え、わが魂よ Op.27-1
とき放たれた心 Op.39-4
ああ、あなたが私のものなら Op.26-2
なにも Op.10-2
ひどい天気 Op.69-5
万霊節Op.10-8
明日 Op.27-4
献身 Op.10-1
ツェツィーリエ Op.27-2
ソフィー・コッシュ(Ms)
フィリップ・アントルモン(P)
録音:2006年10月,パリ
フランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュの歌うR.シュトラウスの歌曲集です。
コッシュはパリで学び、フランス国内で活動した後、1998年にロンドンでの「セビリ
アの理髪師」のロジーナを歌って大成功、ザルツブルク音楽祭など国際的に活躍する
ようになりました。またドイツ・リートでも高い評価を得ており、ことにR.シュトラ
ウスには定評があります。このCDでは、伴奏を大ピアニスト、フィリップ・アントル
モンが担当、若手とベテランの見事な融合を楽しむことが出来ます。
<Coviello Classics>
COV 50802 \2350
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ベネヴィッツ・カルテット
【イジー・メネチェック(Vn) シュチェパン・イェジェック(Vn)
イジー・ピカンス(Va)シュチェパン・ドレジャール(Vc)】
録音:2007年7月23-26日(バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ)
ベネヴィッツ・カルテットはチェコの実力派若手弦楽四重奏団。1998年にプラハ音楽院
にて結成。2004年チェコ・フィルハーモニーのチェコ室内楽協会賞受賞団体でもあり、
2004年ARDミュンヘン国際コンクールでは本選に進出、セオドア・ログラー財団奨学金
とベーレンライター原典版賞を獲得。また、日本では2005年に開催された第5回大阪国
際室内楽コンクールでグランプリ受賞しています。団体名にもなっているベネヴィッツ
はドヴォルザークと同時代の、重要なヴァイオリニスト。プラハ音楽院の初代校長で、
多くの優秀な弟子を輩出したチェコの室内楽伝統を築いた人物。
COV 50803 \2350
ドイツ・ロマンティック民謡集-ノットゥルノ(全25曲)
ベルリン・フィルのホルン奏者たち(シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ、
ファーガス・マックウィリアム、クラウス・ヴァレンドルフ、サラ・ウィリス)
ヴォカールツァイト
世界最高峰オーケストラのホルン・セクションから集められたベルリン・フィルの一
流のホルン奏者たちによるアンサンブルとルベルト・ロルツィングの生誕200年の年
2001年に結成された男性ヴォーカルグループ、ヴォカールツァイトによるドイツ・ロ
マンティック民謡集。完璧なテクニック、豊かな音色を駆使した表現力には脱帽です。
COV 60716 \2350
クリスチャン・ヨースト(1963-):管弦楽作品集
コクーン交響曲-内なる旅の5つの駅
【地位(Zustand)、逃亡(Flucht)、自由の国(FreiRaume)、R.E.M(急速眼球運動)、
衝撃(Erschutterung)】/アストラーリス/ワン・スモール・ステップ…/ジ・エンド・
オブ・ザ・ゲーム
ガブリエル・フェルツ(指)
シュトゥットガルト・フィル
録音:2007年5月21-25日(シュトゥットガルト)
ドイツ人作曲家クリスチャン・ヨーストによる管弦楽作品集。クリスチャン・ヨースト
はラトルなどの大物指揮者からの委嘱作品なども多く、現在注目の作曲家の一人です。
ワイマール・シュターツカペレからの委嘱作品「コクーン交響曲」は、5つの楽章から
なり第3楽章[自由の国(FreiRaume)]を軸に左右対称に配置されています。このコクー
ン交響曲の副題「内なる旅の5つの駅」は室内管弦楽と合唱による作品「ANGST」
(COV 60609)のテーマとしても使用し、この想像上の探検は、ある種自身の内面に関す
る旅であると語っています。
COV 60717 \2350
コルネリウス・シュヴェア:作品集
ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための作品(a nous deux)
ソロ・パーカッションのための作品(innen et au_en)
ソロ・アコーディオンのための作品(aus den kamalattanischen liedern)
木管三重奏曲(Wie bei Bogen und Leier)
テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン) アンサンブル・ルシェルシュ
ローター・ツァグロゼク(指)ベルリン放送交響楽団
録音:1995-1997年
1953年生まれのドイツ人作曲家コルネリウス・シュヴェア。フライブルク音楽大学で
作曲、音楽学、ギターを学ぶ。演奏は超絶技巧アコーディオン奏者テオドロ・アンゼ
ロッティと1985年に設立された現代音楽演奏のパイオニア的存在の団体アンサンブル
・ルシェルシュ。
<HUNGAROTON>
HCD 32567 \2080
ミヒャエル・ハイドン:
(1)四旬節用ミサMH 553, KI/19,(1794)
(2)四旬節のためのミサMH 551, KI/20,(1794)
(3)四旬節ミサMH 552, KI/3,(1794)
(4)枝の主日のためのグラドゥアーレMH 695, KIIa/27,(1798)
(5)聖十字架ミサMH 56, KI/16,(1762)
パーセル合唱団
ジェルジ・ヴァシェギ(指)オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org) チッラ・ヴァーリ(Vc)
ジェルジ・ヤンジョー(Cb)
録音:2007年11月2-6日フンガロトン・スタジオ
その生涯にラテン語とドイツ語で35のミサと3つのレクイエムを遺したミヒャエル・ハ
イドン。ほかならぬ彼の最期の仕事となったのも未完のレクイエムでした。E.T.A.ホフ
マンは未完のレクイエムに宛てて「かれは宗教音楽の作曲家として時代と国を越えて
最高の芸術家に位置づけられることは、現在では音楽を解するものであれば誰しも疑い
ようがない。」と述べています。
ミヒャエル・ハイドンが当時のナジヴァーラド(現ルーマニアのオラデア)の司教座で
キャリアをスタートさせた経緯から、ハンガリーゆかりの作曲家と位置づけフンガロ
トンが録音に力を入れるこのシリーズ。最新作では宗教音楽、なかでも四旬節(受難節)
にまつわる作品を収めています。ここで注目される特徴がパレストリーナ様式として
知られる対位法書法。そして聞こえてくる音楽の約やかな美しさ。教会での典礼に相
応しいようにという配慮から、グレゴリオ聖歌の旋律を定旋律に用いたり、またトラ
ンペットやホルン、打楽器などの鳴り物はあえて避けています。なお合唱の編成はソ
プラノ6、アルト(カウンターテナー)4、テノール4、バス4。ラテン語歌唱。
HCD 32562 \2080
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866):
(1)協奏的大四重奏曲嬰ヘ短調Op.46
(2)三重奏曲ニ長調Op.35
(3)大四重奏曲ヘ長調Op.70
テトラヴェルシ・フルート・カルテット
[エヴェリン・バログ、カタリン・ナジ、ユディト・パチョライ、
ゲルゲイ・イッゼーシュ]
(2)ジョルト・カッロー(Vn)
ディッタ・ローマン(Vc)
録音:2007年10月1-3 & 7日フンガロトン・スタジオ
ワルキエはベルギーに生まれ、19世紀前半に活躍したフランスのフルート奏者。時代が
求めたフルート教師であり、ベーム式以前の古いフレンチ・システム(指で穴を押さえ
る)のフルートの擁護者でもあり、そしてまた作曲家としても成功を収めていますが、
必然的にフルートつきの作品、なかでも室内楽曲にその本領が発揮されています。
R.S.ロックストロは『フルート論』のなかで「その音楽は比類なく孤高なる様式に拠
り、想像力に富み新鮮。衝動変化の多様な感情表現に充ち…さらに、デュオ、トリオ、
カルテットはフランス芸術の最高のものである」 と絶賛していることからも、そのす
ばらしさがいくぶん想像できるでしょう。アルバム一曲目、さっそうとした軍隊行進
曲調で第1楽章が開始される作品70は、つづくスケルツォに、悲痛かつ美しいアダージョ
を経て、フィナーレはロンドで閉じられます。なかでも演奏時間が30分を越える協奏
的大四重奏はじつに個性的で、熱いパッションがほとばしり、聴きごたえ満点。これ
らは長らく楽譜も未出版であったため、わずかにフルート関係者のあいだで知られる
のみのまぼろしの作品でしたが、楽譜の再出版を契機に世界初録音となりました。ま
さにフルート・ファン大注目のアルバム。
HCD 32492 \2080
(1)モシェレス:大ソナタ変ホ長調Op.47
(2)ウェーバー:8つの小品Op.60
アドリエンネ・スース&イヴォ・ハーグ(ピアノ・デュオ)
録音:2007年9月21-23日フンガロトン・スタジオ
ドゥシークのアルバム(HCD.32276)でみごとなテクニックを披露したピアノ・デュオに
よる新作はこのたびもヴィルトゥオーゾとして活躍したふたり、モシェレスとウェー
バー。ともに世界初録音です。モシェレスの作は、ほかのいくつかの作品と同じく、
ベートーヴェンのパトロンかつ弟子として有名なルドルフ大公に献呈されたもの。大
規模な4楽章形式による内容は、技巧的なピアノの扱いに加え、はなやかで魅惑的な調
べで惹きつけます。
1818-19年にかけてウェーバーが円熟期に達してからの8つの小品。家庭で楽しむため
に書かれたものながら、名曲「舞踏への勧誘」ばりに華麗な音色のセンスが冴え渡り、
3つ残した連弾曲のうち技術的にも表現の幅がいっそうの拡がりをみせています。第4
曲でのハンガリー風のリズムと味わいもスパイスが効いています。
<MEMORIES>
MR2063/64 2枚組 3380
モノラル
ベートーヴェン:
交響曲第8番(56年5月ライヴ)、交響曲第7番(51年4月ライヴ)
交響曲第9番「合唱」(56年5月ライヴ)
オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管、
グレ・ブロウエンシュティン(S)、アニー・ヘルメス(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、ハンス・ウィルブリンク(Br)
クレンペラーはコンセルトヘボウ管と非常に密接であり、複数に渡るベートーヴェ
ン・ツィクルスを開催するなど活動も意欲的でした。その割りにこのコンビのディ
スクは少なく、当盤は貴重です。特に第7番は、51年の珍しい演奏が採用されており
ます。「第9」もこの巨匠のベストとも呼ばれる決定的名演。フィルハーモニア管の
音色に個性の弱さを感じるファンは必携のアイテムです。音質も年代を考えれば非
常に良好です。
MR2065/66 2枚組 3380
モノラル
チャイコフスキー:
交響曲第4番(29年6月スタジオ)、
交響曲第5番(39年11月ライヴ)、
大序曲一八一二年(40年4月スタジオ)
弦楽セレナード(38年11月スタジオ)
メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管
メンゲルベルクの極めつけチャイコフスキー!しかもいずれも希少な演奏が集まり
ました。第4番は意外や唯一の録音で、この頃から既に濃厚な味わいです。第5番は、
珍しいライヴ録音で、雰囲気満点で、ベルリンフィルとのテレフンケン録音と一味
違った名演。そしてロマンティックの極みとも言えるのが、弦楽セレナードでまさ
に涙なしには聴けない、心の嘆きが聴きものです。大袈裟な大序曲一八一二年も副
題通りの凄まじさです。