goo blog サービス終了のお知らせ 

ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

モミジバヒルガオ

2017年06月27日 | 草木:蔓蔦

 昨日(8月27日)友人の新築祝いがあった。友人Kは小学校、中学校、高校が一緒の同級生で、高校の頃から続く養老会(養老の滝で酒を飲む会)のメンバーでもある。昨夜はその養老会のメンバーの多くが集まった。話は尽きることなく、楽しい宴会となった。
 Kの新居は那覇新都心という、今もっとも人気のある地区にあり、中心からは少し離れた、新都心の中では比較的緑の多い場所にあった。将来は両親も一緒に住む予定をしているようで、玄関から各部屋、トイレ風呂場などの出入り口はバリアフリーになっていた。
 新居に移る前、K一家は、私の住んでいるアパートの近くにある公務員用の団地にいた。たまに、近所のスーパーで出くわすことも会ったのだが、そういえば今年は1度も見かけなかったのだ。訊けば、今年の3月には移ったと言う。養老会も一昨年の暮れ以来集まることが無かったので、その情報は多くの仲間が知らなかったようである。
 アパートのすぐ近くにある小学校、その隣に公務員団地がある。小学校の東門から西門を抜けて公務員団地の敷地内を通り、農協方面へ向かうのは私の散歩道の一つ。月にたいてい1回は通る道。小学校の西門の手前右側は幼稚園になっており、幼稚園の正面、西門の左手側はメッシュのフェンスが張られていて、向こう側がKの住んでいた団地になっている。フェンスのこちら側には花壇があって、子供たちの植えた草花がそこにある。

 ある日、小学校の花壇にはよくありがちな朝顔の花を見つけた。花はフェンスに絡みついて咲いていた。近寄って見ると、花は朝顔に見えたのだが葉が違っていた。写真を撮って調べる。モミジバヒルガオという名であることが判った。そうか、あれはモミジの葉であったか。なるほど、植物の名前をつける人は風流を解する人なのである。
 調べる時、私はある程度名前を予想して調べた。無粋な私の予想ではカワリバアサガオであった。モミジバなどと粋な名前は思いつかなかったのであった。
 
 モミジバヒルガオ(紅葉葉昼顔):フェンス・パーゴラ
 ヒルガオ科の多年生蔓植物 原産分布は北アフリカ 方言名:無し
 葉がモミジに似ているのでモミジバという名。台湾から導入されたことからタイワンアサガオともいう。陽光地を好むが耐陰性もあり、土壌も選ばないので生育環境は広い。
 茎が他の樹木や棒状のものに巻きついて伸びる。枝先に近い葉の脇から花を見せる。成長が速く年中青々とし花を見せてくれるので壁面緑化に向く。朝顔型の薄青紫の花。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2005.8.28 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


メキシコサワギク

2017年06月27日 | 草木:蔓蔦

 数年前の6月、梅雨時だがよく晴れた日曜日、散歩を兼ねながら片道約20分のスーパーまで買物に行った。その途中、1人の爺さんに出会った。電柱があるせいで、人1人がやっと通れる幅しかない歩道で、もちろん私は、若輩者が大先輩へ道を譲る、そんな心構えでいたのだが、爺さんに先を越された。電柱の前で爺さんが、私が通るのを待っていてくれたのだ。「すみません」と爺さんに会釈をしつつ、恐縮しつつ通り過ぎた。爺さんは、「いや」と帽子に軽く手をあてて、会釈を返した。
 沖縄口(ウチナーグチ=沖縄方言)の敬語には2種ある。身分(たとえば、農民が武士に向かって)の敬語と、長幼(若者が年配に向かって)の敬語がある。年寄りの農民は、若い武士に向かって身分の敬語を使う。若い武士はまた、年寄りの農民に向かって長幼の敬語を使うのだ。つまり、伝統的に沖縄は、年寄りを大事にしているようなのだ。
 その伝統を私の遺伝子は正しく受け継いでいるので、(平民で若造の)私に対する爺さんの態度には、とても恐縮し、爺さんの寛大な心に、守礼の邦(琉球国の別称)ここにあり!と、いたく感激し、幸せな気分になったのであった。

 ところが、その幸せな気分は、ほんの10秒ほどで消し飛んだ。
 爺さんの後にすぐ続いて、むこうから1人の中年女性と2人の若い男が並んで歩いてきた。ニコニコしながら歩いてくる三人は、並んで歩いているので歩道の幅をふさいでいた。当然、並んで歩いている3人の中の誰か1人が、道を譲るであろうと思ったのだが、譲る気配が無い。しょうがなく、まぁいいか俺が譲るかと、先ほどの爺さんのお陰ですこぶる気分のいい私は、すこぶる寛大な気持ちで、歩道の端に、爪先立ちぐらいの窮屈な格好で立ち、3人の通り過ぎるのを待った。「ありがとう」まではいかなくとも、会釈のひとつくらいは少なくとも期待しつつ待っていた。
 若い男の中の1人が、「よろしくお願いします」と言いながら、私にチラシを1枚手渡した。「よろしく」と、中年(遠慮して言っているのだ。私の率直な感覚では初老)の女性が名刺を1枚、私に手渡した。「すみません」も「ありがとう」も会釈も無し。
 チラシを見ると、初老の女は近くに迫った市議選の候補者のようであった。つまり、公職選挙法では禁止されている、公示前の選挙運動をしているのだった。

 人妻の浮気、人夫(ひとおっと)の浮気、女子高生の援交、成人前の飲酒、煙たがられる喫煙、ヒステリックに嫌がられる捕鯨、食鯨(沖縄では、嬉々としてイルカを食う食文化が、今でも何はばかることなくある)等々についても私は寛大なので、公示前の選挙運動ていどに腹を立てるということはない。だが、道を譲った者に対して「ありがとう」の一言も無しに、さも、私は偉いのだという態度で、自分の宣伝ばかりしている市議候補のオバサン、もとい、バアサンには腹が立った。ゴミ拾いのボランティアならまだしも、選挙違反の運動じゃねぇか。そこのけそこのけという態度で、「よろしくお願いします」もなにもないもんだ。お願いされたって、知るか!つーんだ。と、私はいたく憤慨した。

 私が窮屈に立っていた場所には、フェンスに絡まったメキシコサワギクが、鮮やかなオレンジ色の花をいくつも咲かせていた。窮屈に立っていることが全然苦にならないほどにきれいに咲いていた。その花を横に見ながらいたく憤慨した私は、市議候補の後姿に向かって「テメエら、もし、さっきの爺さんがいなければ、もし、メキシコサワギクが咲いていなければ、テメエの顔写真の載ったチラシをその顔に投げつけてやったところだ。爺さんと花に感謝しろ!」って怒鳴ってやった。もちろん心の中だけで。
 その約一ヵ月後、投票日があった。バアサンはトップ当選だった。まあ、世の中とは概ねそういうものだ。私の好き嫌いで動いているわけじゃない。でも、何だか悔しかった。
 
 メキシコサワギク(墨西哥沢菊):法面・壁面
 キク科の常緑蔓植物 原産分布はメキシコ 方言名:無し
 乾燥に強く、耐潮風性もあるので、海岸近くの壁面緑化に向く。直射日光のよく当たる場所で花つきが良い。本土では1、2年草となっているが、沖縄では多年草となる。
 花は、同じキク科のガーベラに似た形をしている。鮮やかな橙色の花は群がって咲くので、よく目立つ。開花期は5月から9月。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2005.4.23 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


ムラサキアリアケカズラ

2017年06月27日 | 草木:蔓蔦

 「買い物があるから車運転して。」と言う女房に付き合ったり、
 「野球の試合があるから観に来て。」と言う息子に付き合ったり、
 「この企画書、明日までに仕上げてくれ。」と上司に命じられたり、世の中の働くお父さんには大変な生活を送っている方も多かろう。しかし、私には「あーしろこーしろ」と言う女房子供はいないし、職場の社長も無理な注文はしない。ただ、同僚を助けるために自主的残業はある。しかしそれも、ほんの稀である。よって、私には世の中の多くのサラリーマンお父さんに比べると自由な時間はたっぷりある。
 自由な時間はたっぷりあるが、植物や動物、沖縄の歴史や文化、風俗などの調べ物をしたり、それらを文章にまとめたり、絵を描いたり、作詞作曲をしたり、日々三食の炊事をし、掃除や洗濯をし、週末は散歩をしたり畑仕事をしたり、ちょこちょこと付き合いがあったり、などなどして、毎日はあっというまに過ぎていってしまう。
 そういった日常なので、旬の花の写真を撮り、それを調べて、文章を書いて、HPに載せるまでに長い時間がかかる。旬の花はたいてい1、2ヶ月遅れとなる。最近紹介したリュウキュウアセビやギイマなども1、2ヶ月遅れの紹介であった。

 ムラサキアリアケカズラは、黄色花のアリアケカズラを紹介した時から存在は知っていた。が、なかなか発見できずにいた。今年の6月になって、年に数回は通る散歩道で、家から徒歩5分程度の場所にある民家の庭で見つけた。
 本種もまた、写真を撮ってから2ヶ月遅れの紹介となったのだが、しかし、本種の開花期は5月から11月となっている。まだ旬なのである。開花期の長いのはいいね。
 
 ムラサキアリアケカズラ(紫有明蔓):フェンス・パーゴラ
 キョウチクトウ科の常緑蔓性低木 ブラジル原産 方言名:なし
 アリアケカズラはアラマンダとも言うが、アラマンダは属名のAllamandaから。本種も同属で、花色が紫色であることからムラサキアリアケカズラ(紫有明蔓)という名前。当然の如く、ムラサキアラマンダという別名もある。
 アラマンダの仲間ではオオバナアリアケカズラをよく見る。街路樹、公園、民家の庭で大輪の、鮮黄色の花を咲かせているのは概ねそれである。本種は植栽されている数が少ない。赤紫色の花が地味だからだと思われる。開花期は5月から11月。
 ツル性なので、フェースやパーゴラに巻きつかせて楽しむ。成長が速く、萌芽力も強いので、適宜刈り込んで、生垣風に仕立てることもできる。陽光地を好む。
 『沖縄都市緑化図鑑』に「花や葉の大きさは、アラマンダ属の中では小さい。」とあったが、私が見たものはそうでもなかった。「花径5~7センチ」ともあったが、少なくとも8センチはあったように思う。もしかしたら花の大きな園芸品種かもしれない。
 
 花
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2008.8.19 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行


マンデビイラ

2017年06月27日 | 草木:蔓蔦

 実家のトートーメー(仏壇のこと)のある部屋は、西側の一面がその幅いっぱいの掃出し窓になっていて、窓の外は奥行き120センチほどのベランダとなっている。部屋は畳間で、6畳の広さがあり、祖母が生きている頃、そこは祖母の部屋でもあった。
 東京暮らしから帰って実家に住むようになってから、祖母の部屋の西側の窓がいつも障子で閉じられていることに気付いた。トートーメーがあるということだけでも何か暗い雰囲気があるというのに、外の光も入ってこないのでは年寄り独り、さらに孤独を感じて気分も暗くなるのではないかと思い、私は毎朝その障子を開けてやっていた。
 数日経って、正確には覚えていないが、午後4時頃だったか、たまたま祖母の部屋に行ったら、朝開けたはずの障子が閉じられていた。何故か?はすぐに判った。西日だったのである。祖母も、暑さを我慢するより暗さを我慢する方が楽なのであった。
 私は親孝行息子でも無いが、ジジババ孝行孫でも無い。その時はほんの気まぐれで、「よし、帰郷記念だ。オバーのために明るくて暑くない部屋にしてあげよう」と思い、ベランダの改造に取り組んだ。改造といっても、ベランダにプランターを並べてツル植物を植え、庇の高さまでメッシュを張り付けるだけのこと。夏までにはツルが伸びて、西日を遮ってくれるだろうという計画。作業は1日で終わる。

 私が選んだツル植物は、園芸店で鉢物として売られていたマンデビイラ。その性質を私は理解していたわけではない。花がきれいだったから選んだのだ。失敗だった。
 マンデビイラは夏になっても遮光としての役割を担えるほど成長してはくれなかった。分枝が少なくて、葉の数も少ない。メッシュに絡まってはいるが、スカスカ。花がきれいなことに間違いは無かったが、遮光の役にはほとんど立たなかった。
 
 マンデビイラ:フェンス・パーゴラ・鉢物
 キョウチクトウ科の常緑蔓性木本 南アメリカ原産 方言名:なし
 マンデビイラは学名の属名。ずいぶん前から園芸店で販売されているのに和名が無い。ラッパ状の鮮やかな桃色の花がきれいで目立つ。○○アサガオとか、○○カズラとか名前がつきそうなもんだが、マンデビイラなんて覚えにくい名前のままとなっている。
 巻きつる型で、他のモノに絡みつきながら伸びて、広がる。枝の先にまとまって花をつける。全体の花の量はそれほど多くは無いが、色が鮮やか。開花期は4月から12月。
 陽光地を好む。成長が遅いので、辺り一面を覆うまでには時間がかかる。葉も照りがあってきれい。園芸点では行灯仕立ての鉢物としてよく見かける。

 追記(2006.3.26)
 『沖縄園芸百科』によると、マンデビイラの和名はマンデカズラとのこと。さらに、元の名をディプラディニア・アモエナと言ったらしい。そういえば、私がオバーのために買った当時は、ディプラディニアという名前であったことを思い出した。

 記:島乃ガジ丸 2005.8.27 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


マイソルヤハズカズラ

2017年06月27日 | 草木:蔓蔦

 記憶力の弱い私だが、まだ実物には出会っていないけど図鑑を見て覚えている植物もいくつかある。マイソルヤハズカズラもその一つ。何故覚えているかって?本種は特徴があるからだ。花房が50~100センチもあり藤のように垂れ下がる。その房に花が多くつき、花の一つ一つもまあまあ大きい。花は黄色でそれを包む苞は鮮やかな赤褐色、それがよく目立つ。花の形も独特。これだけ特徴があれば、いかな私でも記憶に残る。
 マイソルヤハズカズラという名前も覚えやすい。マイソルって何のこと?なのだが、「私の剃る」という名前の髭剃りと覚えた。ヤハズカズラはその名の同属植物があり、同じく同属のベンガルヤハズカズラと共に何度も見ていてよく知っている。

 図鑑の写真でその姿を覚えており、名前も覚えている。花は特徴がある。見ればそれとすぐに判るはず。だけど、長い間紹介出来なかった。出会えなかったのだ。
 今年(2012年)の6月、辺野古、高江のテント村激励に出かけた。その帰りに立ち寄った東村の「山と水の博物館」、そこのパーゴラに目立つ花を満開にさせている房がいくつも垂れ下がっていた。「あー、あんただよね。」と呟いた。
 
 マイソルヤハズカズラ(まいそる矢筈蔓):パーゴラ
 キツネノマゴ科の常緑蔓性多年草 インド南部原産 方言名:なし
 名前の由来は資料が無く不明。ヤハズカズラは既に紹介済みで、矢筈は「矢の上端の、弓の弦を受ける部分」(広辞苑)のことで、葉の形がその矢筈に似ているからその名がある。蔓性だからカズラとつく。マイソルは学名のmysorensisから来ていると思われるが、マイソルはMysore(マイソール)と書いて「インド南部の都市」(広辞苑)のこと。本種はインド原産で、マイソール地方に多いからということかもしれない。
 花序がフジのように長く垂れ下がるので棚作りに向く。その花序は50~100センチの長さになり見事な景色となる。その花序に花が連なって多くつく。花の黄色と苞の赤褐色の対照が美しく、開花期は3月から10月。ベンガルヤハズカズラも同じ仲間。
 ちなみに学名は、
 マイソルヤハズカズラ Thunbergia mysorensis T. Anders.
 ヤハズカズラ Thunbergia alata Bojer
 ベンガルヤハズカズラ Thunbergia grandiflora Roxb.
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2012.12.1 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行